4/14修斗下北大会観戦記(夜の部)
■団体:修斗
■日時:2002年4月14日
■会場:北沢タウンホール-夜の部-
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
第1部が終わって、なかなかの好試合続きに、ご機嫌のまま、下北を1時間ばかしブラブラ。
服や雑貨を物色してからカフェオレすすって、まったりしてきました。
で、タウンホールに戻って第2部観戦開始です。うーん、カードのせいかちょっと客減ったかな?


第1試合 ミドル級 5分2R
×堂垣善史(日本/パレストラ加古川)
○中山 徹(日本/インプレス)
判定0-3 (17-20,18-20,17-20)

1R
堂垣キック。中山はパンチ。中山タックルでテイクダウン。インサイドからパンチ落とす。
堂垣は下から腕十字と三角狙い。中山は前回弘中戦の二の舞はゴメンと必死で逃れる。
堂垣は手首掴んでコントロールするが中山は腕抜いてボディにパンチ。
堂垣またも腕十字狙いも、中山は腕抜いたまま振りかぶって、強いパンチ落とす。

2R
中山テイクダウン。堂垣グラウンドで思い切り中山の顔を蹴って減点1。

確かに中山はヒザをあげ、しゃがむような状態になった瞬間に蹴られていたが、鈴木レフリーは
グラウンドポジションと判断した模様。難しいが、これはこれで良いと思う。
ちなみにルールを参照すると、
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第24章 ポジション 第57条【ポジション】
選手が足の裏以外、身体のいかなる部位も継続的にフロアに触れていない状態をスタンド・ポジションという。
足の裏以外の身体の部位が継続的にフロアに触れている状態をグラウンド・ポジションという。
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って感じ。この『継続的に』ってのがポイントなんですよね。どうしてもグレーゾーンが出てきてしまう
わけで、やはり微妙な判断はレフリーに任せるってことになるんでしょうね。

中山ミドルからタックルでテイクダウン。堂垣は三角狙うも、読まれ凌がれる。中山パス狙いでハーフに。
重たいパンチ落とす。

強力なタックルと、パンチで攻め続けた中山選手の完勝。どうみたって地力がある選手なんだが、
やっと初勝利。そういえば今日は声援も多かった。これからもいけるのでは。欲を言えば、得意技である
怒濤のパス、そしてそこからの攻めをもっと見たかった。

堂垣選手、下からの仕掛けはなかなか積極的だったが、読まれて不発。展開を変えるぐらいの力がないと、
下からの仕掛けは厳しい。


第2試合 ブラジリアン柔術 青帯55kg契約 6分一本勝負
○星野育蒔(日本/米里倶人満)
×佐藤 歩(日本/パレストラ福島)
ポイント0-0 アドバンテージ1-0(パスガード)

マァ☆ティンはド金髪。赤いギ。佐藤選手は頭スペーヒーモデル。こっちは黒髪だから対照的。

佐藤はマァ☆ティンのギ掴んで引き込み。スパイダーガードに。マァ☆ティンはパス狙い。
左右に回ったり、かついだりしてパスを狙っていく。佐藤は足を利かせてパスさせない。
佐藤のセコンドが「相手イライラしてるよ」と声をかければ、マァ☆ティンが「してない!」と
切り返し、場内大受け(笑)。ここらへんは相変わらず。
マァ☆ティンは積極的に左右にパス狙い。佐藤は下から腕十字狙いも浅い。
最後終了直前、マァ☆ティンが足を潰し、パスしかけたところでアドGet。で終了。

パワーに回るマァ☆ティンがなんとかアドを1つGetって感じ。
うーん、個人的には特に見所なかったかな。レベルが特に高いわけでもないし。大きな展開があった
訳でもないし。やっぱ柔術マッチってかなりいいカードを組まないと盛り上がらないよね。特に女子は。
どっちが柔術やったら強いんだろう?って気持ちが強く持てないと興味が沸かないかも。
マァ☆ティンのファンは良かったのかな?どうなんだろう。

まあ2人ともかわいかったっす。そして近くで見たマァ☆ティンの目は相変わらず、凄い大きさ、
そして凄い力強さだった。


第3試合 ブラジリアン柔術 紫帯メイオペサード級 7分一本勝負
×草柳和宏(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)
○マルタイン・デヨング(オランダ/タツジン・ドージョー)
ポイント0-0 アドバンテージ1-1 レフェリー判定

会場にはいつのまにか懐かしい顔が。坂本さんはもちろんのこと、桜田さん、朝日さん、川口さん、
港(田代)さん、大河内さん、伊藤さんが顔を揃える。
どうも、初代シューターが多いなーと思ったら、そう言うことでしたか。

試合始まるも、お互い引き込まず、柔道の組み手争い状態。組んでも2人とも投げを打たない。
レフリーの中井さんが両者に消極的注意。再開するも同じ展開。痺れを切らした草柳が引き込み。
クロスガードに。クロスガードからもお互い大きな仕掛けなし。またも痺れを切らした草柳が
オープンガードに。マルタインはすかさず、パス狙い。草柳かろうじてタックルに。そのまま立つ。
最後草柳が、背負い投げ仕掛けるも不発。

両者消極的。特にマルタインかなり消極的な試合のまま終了。レフリー判定でマルタイン勝利。
それにしてもマルタイン攻めようよ。堅すぎ。プロ!柔術マッチなんだから。

両者退場かな?って思っていると両者に修斗グローブが渡される。
そして「草柳和宏修斗引退エキシビジョンマッチ2分1Rを行います!」の声が河内さんから。
パンフに書いてあったらしいけど、僕は全然知らなかったからマジでびっくり。
桜田さん等、初代シューターからは「マルタイン、リアルファイト(笑)!」
「マルタイン、KO(笑)!」と草柳さんにとっては暖かすぎる声援が飛ぶ。

実際エキシビジョンマッチが始まると、マルタインが凄い猛攻を・・・(笑)。
試合から遠ざかり、まるまる太った草柳さんに、フェイントを交えたかなり強烈なパンチが襲いかかる。
防戦一方の草柳さんはコーナーに詰まる。マルタインはヒザで追撃。酷い・・・(笑)。
草柳さんの必死のタックルも、マルタインは容赦なく切る。
桜田さんを始め、初代シューター達は大喜び。「ゼンさん、かっこわりーぞ!」「手を出せ!」
と野次を飛ばす。多少手は緩めたものの最後まで厳しい攻撃のマルタイン。
大人げないという意見多数(笑)。これぞ修斗って声も。

そして初代シューター達と、教え子であるルミナや大石さんをはじめとしたK’zの仲間がリング上で
記念撮影。そして胴上げ。
「これからは柔術頑張ります」とコメント。そして10カウント。
いじられキャラっぽい草柳さんらしい引退式でした。久々の暖かい修斗にじ〜ん・・・(T-T)。

そして休憩。
休憩後はルミナトークショー。相変わらず腰が悪いようで。心配だけど6月大会出るそうです。
大丈夫かな。最後は「今年は自分らしく、一本、KOを狙う試合をしていきます」とのこと。


第4試合 ミドル級 5分2R
○ザ・ばばんば(日本/パレストラ東京)
×マリオ・スタポル(ドイツ/パワー・アカデミー)
判定3-0 (20-18,20-18,20-18)

ばばんばは水色の毛皮(?)を着てゴージャスに入場。もちろんボディーブレードも。
マリオの腰には「柔術」の入れ墨が。

1R
ばばんばパンチ当てる。マリオの右目にヒットしたようで。マリオ激しく顔をしかめ、体をそらす。
この後ずっと試合終了までマリオは右目を気にして苦痛に顔をゆがませてた。既に心が折れかかってた
ようで、かなり気の毒だった。
ばばんばテイクダウン。インサイドからパンチ。パスし、ハーフに戻された後、アンクル狙い。
そしてヒール、アンクル、そしてアキレス、アンクルと徹底的に足関節を狙うが、マリオも凌ぎきり、
ばばんば極めきれない。

2R
ばばんばタックルでテイクダウン。パスするも戻される。インサイドからパンチ。マリオの下からの
蹴りがばばんばの急所に入り、中断も。ばばんばたまにパスするも、戻され、極めるまでにはいたらない。
攻めてはいるが、やや膠着。終盤は持ち上げてバスターも。

ばばんば完勝だが、どうにも最近煮え切らない試合が続く。うーんどんな対戦相手なら光ることができるのか。

マリオは結局ガードで凌ぎきっただけの試合だった。右目の負傷は不運だったが、特にいい印象ない。


第5試合 ウェルター級 5分2R
○鈴木洋平(日本/パレストラ東京)
×パトリック・ラファエル(オランダ/タツジン・ドージョー)
1R 3'20" TKO(グラウンドパンチ)

ラファエルがパンチを出すと、鈴木は右フックカウンターを返す。これが2回。早くも鈴木のスタンド
打撃ペースと思ったら、ラファエルが鮮やかなタックル一閃!見事テイクダウン。ラファエルは
すぐパス狙い。しかし鈴木すかさずタックルで起きあがり、逆にテイクダウン。ラファエルは下から
パンチ出す。しかし鈴木は大きく振りかぶった左右のパンチを繰り出す。そのパンチは次第に強烈に
ラファエルの顔面を痛打しはじめる。ラファエル防ぐことが出来ずにグロッキー。TKO!

鈴木は気合いの入った顔でガッツポーズ!見事国内試合では初のKO勝利。
前回は村濱選手に完敗したが、また波に乗って欲しい。やはりスタンド打撃と上を取ってからのパンチは
上手い。やはりレスリングで負けて下にならないこと。そして下になってもスタンドに戻ること。
上に行くにはそれがポイントだと思う。

ラファエルはタックルが素晴らしかった。あとは印象無し。


第6試合 フェザー級 5分3R
○マモル(日本/シューティングジム横浜/3位)
×吉岡広明(日本/パレストラ東京/4位)
判定3-0 (30-27,30-28,30-27)

久々に試合に登場のマモルはいつもどおり黒いガウン。髪の毛は短めのオレンジ色。

1R
両者パンチ交錯。マモル両差し。コーナーに押し込む。そして持ち上げテイクダウン。サイド取る。
吉岡戻す。アリ・猪木状態で両者蹴り合い。吉岡立ってスタンド打撃交錯。やや吉岡のパンチが優勢。

2R
吉岡の蹴り足取ってマモルがテイクダウン。 吉岡立つもマモル両差しからテイクダウン。吉岡下から
アームロック狙い。またアリ・猪木状態に。吉岡立つも、今度はマモルがパンチで押す。後ろを向いた
吉岡のバックをマモルが取る。吉岡は桜庭アームロック狙い。マモルはそのままテイクダウン。
サイドを取り、ボディにパンチを落とす。またアリ・猪木状態になるがマモルはまたも両差しから
テイクダウン。このラウンドは圧倒的にマモルのテイクダウンが目立った。

3R
マモルがテイクダウン。吉岡ガードに。そしてアリ・猪木状態。吉岡飛びつくもマモルはつき合わず立つ。
吉岡後ろ回し蹴りも見せるが、マモルがガード。そしてまたもマモルがテイクダウン。

うーん、このメモだと、試合経過を追ってもさっぱり見てない人には伝わらないな。
とにかく、打撃はお互い出した。やや吉岡選手が優勢で、左のパンチはいいのが当たりかけていた。
しかし組むと圧倒的にマモルが差し勝って、強力にテイクダウン。テイクダウンはするも、吉岡選手の
寝技を警戒して、マモルはさほど攻めない。パンチもほとんど出さない。次第に距離が出来て、
アリ・猪木状態に。隙を見て吉岡選手が立つ。まだ打撃交錯。この繰り返しだった。

結果的に吉岡選手の得意分野であるスタンド打撃と、下からの寝技は殺され、マモルがテイクダウンで
ポイントを稼いでいった試合に。
ポイントほど両者に差はない。特にダメージは差がないが、ある意味マモルの完勝だった。

吉岡選手、局面局面では決して負けていなかった。しかし最後まで自分のペースで戦えなかった感じ。
決して株は落としていないんだが、上位ランカー3人全てに負けている。これは厳しい現実。
もしかしたら今後バンタム転向も既に視野に入れはじめるのかも。

マモルは非常に力強かった。特にテイクダウンはお見事。しかしどんな局面でもアグレッシブだった
わけでなく、昨年までの勢いは感じなかった。個人的にはちょっと幻想小さくなったかな。


第2部はまあまあでしたね。個人的には草柳さん引退につきます。
僕的には草柳さんのベストバウトは文句無しに郷野聡寛戦。あの大逆転勝ち。ボコボコにされながら、
終盤なんとか抑え込んで、腕十字を極めた姿。大喜びでリング上になだれ込み、草柳さんを胴上げした、
ルミナや巽を始めとするK’zの若手。もの凄い印象に残ってます。
本当にお疲れさまでした。


最近の修斗のマッチメイクのついてコメント。

クラスBもおもしろいのはおもしろいんですが、やはり最近ランカーの試合が少なすぎる気がします。
まずはタイトルマッチが少なすぎる。1年にどれだけ行われていることか。以前みたいに選手層が
薄いならともかく、もっとタイトルマッチが組まれてもいいのでは。特に指名試合期限が2年というのは
長すぎると思う。もし適当な相手がいるなら是非ペケーニョのように年2回。最低でも年1回タイトルマッチ
を組んで欲しい。挑戦者に関しても上位ランカーのタイミングが悪ければ、あんま上位じゃなくてもいい。
そして次期王者挑戦者決定戦って感じで、ランカー同士の試合がもっと見たい。

あと、チャンピオンのノンタイトル戦っていうのももっと見てみたいですね。

というわけで、各階級王者に一言。

大石さんへ。
減量は大変でしょうけど、修斗のために早めにタイトルマッチをやってください。

ペケーニョへ。
いままでどおり頑張ってください。上位ランカー以外ともタイトルマッチやって下さい。

五味選手へ。
とっととバルパァー倒してきちゃって、三島さんと試合して下さい。

アンデウソン・シウバへ。
試合する気がないなら、とっとと王者を返上して下さい。

須田さんへ。
エリックのように滅多に試合をしない王者にはならないで下さい。




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