JWP4・14キネマ大会
■団体:JWP
■日時:2002年4月14日
■会場:東京キネマ倶楽部
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 この日、わずか徒歩1〜2分の会場まで、欠場中の春山香代子が駅から案内する、という企画あり。恥ずかしいから嫌だなあ、と思っていたのに、駅についたのがその待ち合わせ時間と重なってしまい、とぼとぼ春山に連れられて会場入り。
 なぜかキネマ倶楽部満員(あとで、GAMI目当ての観客の多いことがわかる)。

第1試合
○宮崎有妃(NEO)、ラウンドガール(アメリカ)(17:22駅弁固めを押し潰して)×米山香織、チョコボール向井(フリー)

 JWP認定タッグ王座を狙う米山。大物パートナーを物色しており、前回3月の板橋大会では大阪プロレスのえべっさんを連れてきたがあえなく敗退。今回はチョコを持ってきた。
 相手チーム、3年前のボリショイデビュー10周年記念マッチ以来、2度目の来日という触れこみのラウンド・ガール。『ライク・ア・ヴァージン』に乗り、必要以上にシナを作り、最前列の観客に「赤まむしドリンク」(正式には「レッド・スネーク・ドリンク」らしい)を配りながら、ゆっくりと入場。水着の下には大量のパットを装着、必要以上に胸の谷間を強調。覆面の下の正体は「渡●え●か」と思われる。あきらかなチョコ要員。
 米山との絡みでは、「チャイルド?」「オゥ、スモールバスト!」と言い放ち怒りを買う「作り物のくせに!」。ロープワークでうつ伏せに寝そべり肩を起こし、親指をくわえるポーズ。
 ついにチョコ登場。ラウンドガールのボディシザースで、なぜかイキそうになる。スクールボーイで丸め込みついでに軽くクンニる。
 宮崎に替わる。チョコと宮崎、FMWで因縁があり、昨年12月のミックスドタッグではなんと宮崎がフォールを奪っている。じつは宮崎も、堂々エロ対応の出来る大人の女性であり(2ちゃんねる等参照)、コーナーへ後向きに上ったところチョコに追いつかれ、バックからピストン連射を受けてしまう。
 試合は、チョコが米山に駅弁固めの競演を指示したところ、体の小さい米山は相手を支えきれず、押し潰されてそのままフォール負け。
 米山「えべっさんといいチョコさんといい、試合中によけいなことばっかり考えてるから負けちゃうんですよ〜」チョコさんは男優だけに滑舌に優れ(ちがうか?)、適切なフリをしてくれました「ところでヨネちゃん、来週のキネマに、逗子からご両親が見に来るんだって?」米山「そうなんですよ〜 だから次こそは、本当に大物パートナーを連れてきて… (観客に)誰だか知りたいですか?」凸「知りた〜い」米山「バイオモンスターDNAです!」凸「(失笑)」米山「故郷の逗子から出てきて3年この米山香織…(以下おなじみの台詞なので略)来週は“モンちゃん”と組んで必ず勝ちます!」
 前回も書きましたが、米山の試合がお笑いだけになっちゃうのは勿体ないです。1日2試合組んででも、シリアスな試合も見たい。


第2試合
○元気美佐恵(NEO)(12:47カベルナリヤ(変形背骨折り))×市川狐火名

 どこかの掲示板で見たのだが、アキュート冴に「歌舞伎キャラをやってみたら?」と勧めたのは元気らしい。その真偽のほどは私にはわからないのだが、そうだとすれば満を持しての生みの親との対戦である。
 元気もやる気まんまん。ゴングが鳴って、回りをまわる市川に「コイツの歩き方気持ち悪い」。「わしはそなたのような大きい相手とはやったことがござらぬ。怖い。いやじゃ。でわ。」と言い残し帰ろうとする市川を呼び止め、「手加減するから」。「痛くしない?」「ウン、しない」ところが再開するやフルスロットルでブッ飛ばす元気、「痛くしないと言うたではないか〜」。
 その後も、おちょくるようにリングを降りたり上がったりする市川を追いかけ回し、エプロンをくぐってリング真下、2階バルコニー、ステージ上カーテンの陰と、かくれんぼに付き合う。非常に息の合ったかけ合いで試合が進む。楽しんでやってくれた元気選手、ありがとう。3月板橋での、アキュート冴としてのベストマッチに引き続き、この日は市川狐火名としてのベストマッチだったと思う。
 コーナー最上段からフットスタンプを打とうとし、リング上起き上がろうとする相手に「寝てろ〜」と気を送って倒す市川の持ちネタが、この日たくさんいた初めて見たであろう観客にけっこう受けていた。

第3試合
○田村欣子(NEO)(17:50エルボーから)×倉垣翼

 先日、再オープンしたばかりのJWPの道場に、メキシコEMLLのコーチ、メモ・ディアスがDEEP帰りに立ち寄り、ジャベを教えていったらしい。
 わずかな間ではあったがその成果なのか、それとも道場が出来たこと自体による研究の表れか、グラウンドで腕や脚を取るのに今まで見せなかった動きを取り混ぜていた倉垣。技術の進歩があったよう。
 そこで変な取り方をされたのかキツイ攻めがあったのか、イラついたように厳しい打撃技を返していった田村(この人はしかし、いつも不機嫌そうにハードな試合をするので、どれだけ通常と違っていたのか実を言うとわからないが)。
 アルゼンチンバックブリーカーなど締め技、急角度バックドロップの投げ技、ムーンサルトなど飛び技、終盤唐突に出して効果的だったヘッドバットなどの打撃技と、レパートリーも広く、試合運びも以前よりは格段にスムーズになっている倉垣。JWP平成6年デビュー組の同期リーグ戦を経て、この日は全女における同年デビューの先行者・田村にも格的に見劣りしない、えぐい攻めにも力負けしない一進一退の熱戦を繰り広げた。一時期脱落してブランクのあった倉垣だが、ここ最近の追いつきぶりは本物っぽい。

メイン
○コマンドボリショイ、GAMI(アルシオン)(21:56ドラゴンスープレックス)日向あずみ、×輝優優
 米山と同様、タッグ王座奪回を狙う日向。こちらはシリアスに、パートナーに輝を指名。近年ずっと、対立・反目しあっていたJWPの両エース3年ぶりのタッグ結成、その試運転がいきなり現タッグ王者との前哨戦。
 GAMI登場で場内これまでと異質な盛り上がり。ここでようやく、この日満員になった理由がわかる。
 じっさい、GAMIが1人入ると、いつものJWPとは異質な緊張感と期待感で、試合が引き締まるんだよなあ。このタッグマッチも、序盤はGAMIの独壇場、メガホンを使ってのカットプレー、いなし、すかしで敵を手玉に取りまくる。ReDRΛG連係の、セコンド・観客を利用した“手つなぎコブラ”も見せた(セコンドとして参加した元気が嬉しそうだった)。
 しかしこの試合、中盤にさしかかり雲行きが怪しくなっていく。日向の指示に輝が応じない。ピンチにもカットに入らず。それまでのややコミカルな空気が、少しずつ不穏なものに。
 2人がかりに捕まり痛ぶられる日向、いよいよ限界かというときにようやく輝がカット、凄まじいエルボースマッシュで敵2人をなぎ倒す。
 その後は連係も見せていた日向・輝だが、終盤、息の乱れから輝のキックが日向を誤爆。ブチ切れた日向、逆に輝を見殺し。2対1となった輝フォール負け。エースタッグあっけなく空中分解。
 一直線に控え室に戻る日向。それを追って、この日の敵でありチャンピオンではあるがJWPのまとめ役でもあるボリショイがリングを後に。コーナーに崩れ顔を覆ったまま動かない輝。観客はGAMIに締めのマイクを要求するが元気がない「… まいど… なんや大変な状況に…」「言うことがないのでアルシの宣伝をします。4・29後楽園、5・11NK…」「ユウランラン、君も元気だしや」さすがに細かく笑いはとってくれる。
 ボリショイが戻ってきて、来週のキネマ倶楽部で日向本人の口から説明させると告げる。GAMI「ほなサイ…」最後に春山がリングに上がり「来週も来て下さい!」。

 興行を通じて、前2試合のお笑いは上出来、セミで好試合。メイン、本来は敵であるはずのボリショイがなぜか日向側についたのがやや瑕瑾に感じられたものの、今後どうなるか予測をつかせないという点ではまあ合格では。全体として面白かった。この日、昼のGAEAに続いて、良いものが見られました。

 次回4・21(日)東京キネマ倶楽部大会(17:00〜)カードは 1.日向あずみ vs 倉垣翼 2.輝優優 vs 渡辺えりか 3.市川狐火名 vs アキュート冴(!) 4.カルロス天野、倉垣翼 vs 米山香織、“バイオモンスター”DNA 5.日向あずみ、コマンド・ボリショイ、渡辺えりか vs 輝優優、アキュート冴、米山香織。また次回も、春山による鶯谷駅お出迎えはあるそうです。




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