北斗引退、浜田初参戦のGAEA
■団体:GAEAJapan
■日時:2002年4月7日
■会場:横浜文化体育館
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 満員。

 第4試合、飛鳥、桜井亜矢(クラッシュJr) vs ラスカチョ。案の定血だるまにされる桜井(昨年のアルシでの美幸涼デビュー戦を思い出す)。試合後、「相棒はどうした!こんな弱いの出してくるな」と飛鳥に迫るラスカチョ、「お前らにクラッシュ2000はまだ早いんだよ」と返す飛鳥。

セミ AAAWタッグ選手権試合
尾崎魔弓、○KAORU(挑戦者)(22:01エクスカリバーから)×シュガー佐藤、永島千佳代(王者)
 シュガー佐藤、膝の故障から1年ぶりの復帰戦にして、王者としての防衛戦。
 挑戦者組のD-FIX、前回の大箱興行(12月の川崎)に比べて、露出の少ないおとなしめのコスチューム、上がTシャツふう(背中は開いていたが)。対する王者組も、佐藤は白に黒を、永島は黄にオレンジを、それぞれ従来のイメージカラーに加えてあしらった新コスチューム。
 この試合、面白かった! 連係で上回った挑戦者組、荒れ狂うシュガーのぶちかましに対抗して、KAORUが尾崎を背負い2人分の体重で体当たりしたり、KAORUが敵を肩車してスワンダイブ式に尾崎が飛びつきDDTを放ったり。永島は今日も大車輪、くるくるラナ、ファイヤーバード式のフットスタンプにもトライ。(デジャヴはちょっともたもたしてるので、どうかな?)
 終盤、この両チームならではの切り返し合いでスリリングな場面が続出。永島が尾崎とセコンドのポリスに捕らえられ、1対1になった
KAORUと佐藤。KAORUのエクスカリバー連発に、カバーを1で返してライガーボムを打ったり、掟破りにエクスカリバーで返したり、粘る佐藤。対して、抱え上げられたところに毒霧を吹き、あきらめず何発も切り札を切っていったKAORUに軍配が上がった。挑戦者奪冠。
 この日のベストバウト。

メイン 北斗晶引退試合試合
○北斗晶、里村明衣子(22:51ノーザンライトボムから)長与千種、×浜田文子
 北斗というレスラーに、あまり思い入れがないので、やや浜田よりの視点から。
 入場は、浜田、里村、長与、北斗の順。浜田、テーマ曲が変わったのでいまいち違和感。(この日、ポリスウ〜メン、ラスカチョも(こちらは権利関係で?)テーマが違ってた。)水着は去年までのものの青モードで、蝶でなく十字が入ったもの。里村も新コスチューム、従来の赤に黒をあしらったセパレートタイプ。里村の入場曲はカッコいい。長与は牛若丸みたいな衣装、下は空手着風。
 『オーロ・デ・レイ』がかかる、ステージの宙から北斗が今までに着用したガウンの数々が吊り下げられ、般若風の面に連獅子風の髪をつけ和風の豪華なガウンで北斗登場。真っ黒な紙テープでリング埋めつくされる。ベテラン2人が派手、若手2人が地味。
 これまで常に、自分が一番目立つ環境で試合をさせてもらってきた浜田にとり、これほどまでに光を消されたシチュエーションははじめてだろう。象徴的なのは、試合に初めて参加した場面。花道で長与ともつれる北斗に向かい、ロープを走ってダイブしようとしたところいきなり里村にカットされる(笑)。ファーストインパクトで見せ場を作らせてもらえるのかと思いきや… その後も、浜ちゃんカッターやミサイルキックはスカされる。ムーンサルトやケブラーダはなんとか放てたものの、キレが無く映る。体重増のせいか、それとも今まで僕がよく見ていた後楽園ホールとの、会場の規模の違いだろうか。フィニッシュを取られたのも浜田。GAEAは浜田をどう使おうとしているのだろうか。しょうしょう気になる。
 長与、嵩ばったコスチュームのせいか、やけに巨大に(アジャぐらい)見えた。動きもスローモー。
 北斗と里村の連係が良く、Wのストラングルホールドで手を握り合って力を込めたほど。里村に関しては、とくに浜田のムーブを邪魔したりスカしたりの意地悪な動きが目立った。
 浜田と里村、これ極端に悪い言葉を使えば“デクノボー”対決だと思う。もちろん技の数、テクニックが付足しているというのでなく、なんか表現方法が単調な者同士、と言いましょうか… 浜田のシングルマッチ、僕が見た中で最も良かった日向戦も相手に助けられてのものだと思ったし、他、アジャ、大向、トーナメントでの吉田戦、下田戦、GAMI戦、どれもイマイチだった(1年以上前の試合ばかりですが)。
 対しる里村は、去年の北斗戦、アジャ戦、相手に助けられている点はあるものの、その熱血キャラはだんだん立ってきているようにも思う。次回4・14の永島戦も、多くを相手に頼るではあろうが好勝負が予想される。里村 vs 浜田 が実現したとき、両者のいろいろな意味での力量が問われるだろう。すこし意地悪な期待がある。
 
 試合後のマイク、北斗「14日に発表しようと思ってたが今言う、ノーザンライトボムは長与、お前に譲る! 後輩から先輩へ、なんて面白えだろ」らしいなあ、ヒネリが利いてるなあと思う。長与しばらく沈黙、「なんか言え!」客席の声に「さみしいんだよ、何も言えないんだよ」と女優らしく芝居がかった一言。
 引退セレモニー、花束贈呈の際、志願して張り手を食らう選手たち。広田、尾崎らに羽交い締めにされ無理矢理張り飛ばされたポリス、やられてすかさずローキックを返した里村。泣き崩れる下田、三田。長与はノーザンライトボムをいったんは辞退し里村を推薦したものの結局「使っちゃうよ!」。
 最後の挨拶は、「ファンにメッセージというより、これからも試合し続ける選手たち、ぜったい死ぬな!」。今度は、金、銀、黒の紙テープが舞う。
 すべて終わり、花道を引き上げようとしたその先のステージ上には、佐々木健介と愛息が待ち受けていた。それを見て、こんな僕も、ちょっと暖かい気持ちで観戦を締めくくりました。




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