ビバ☆メヒコ!!!
■団体:DEEP2001
■日時:2002年3月30日
■会場:愛知県体育館
■書き手:SMAP
3月30日…
不景気とは言え一応期末の大詰め。当然俺の仕事もクソ忙しい。
そんなクソ忙しい期末の土曜日、周りの冷たい視線を振り切り、愛知県体育館(以下県体)行って来た。
前回の新日(3月17日)の時にも書いたが、県体は名古屋城にあり、城内の桜は満開。
本当に今が見頃となっていた。
しかし、桜になど見る間なく会場へと急いだ。当日仕事終わりが17:45となり試合開始の17:30をかなりオーバーしてしまった為だ。
そのため会場到着が18:00となり、第3試合の途中からの観戦となった。
(特に第一試合は後から『和田レフリーの試合良かったよ』と聞き悔しい思いをした)
会場に入ってみると、客入りは6割程度。俺がGETした2F自由席でも半分も埋まっていなかった。しかも、特設花道を作っていた為、1/4は客席として使用していないのに…
当初の予測以下、もうちょっと埋まると思ったんだけど。
やはり、地方での総合系興行はプライド、K−1を別としたらこれほどのオオバコを埋めるのは難しいと思うな。
最終的には7割程度は埋まっていた。

第三試合も席を何処にしようか迷っていた為殆ど見ていない。
判定になった事だけは何となく憶えている。

第三試合終了後、破壊王の登場。会場がいっせいに沸く。
橋本!!!応援でなんか県体に来るんじゃないよ。試合をしにこいってんだ。
なにやら、プライドにおける猪木的立場とみた。本人もそのつもりみたい。
しかし、猪木ほど盛り上がらず、むしろ登場当初より盛り下がり気味。
橋本『じゃあ何時ものヤツいきますか!!』(オイオイこんな中やるのかよ)
橋本『1・2・3・ダーーー!!』(サムーー…)
拳を上げる人もまばら。こんな状況下でもやらなきゃならないなんて破壊王も大変だなぁ。

っと言うわけで第四試合から…

4.×秋山賢治(禅道会)VS長南亮(U-FILECAMP)○
  (1R 4:22 KO)
U-FILECAMPと言えば今話題(?)の田村の所。
試合はその長南が終始圧倒。一方的に攻める。最後はパンチの連打でKO。
あまり憶えていない…

5.○滑川康仁(リングスジャパン)VS渡辺大介(パンクラスism)
  (3R判定2−0)
この日唯一の『リングスVSパンクラス』一昔前なら大騒ぎなのだが…
観客の声援は滑川に多く送られる。
今日の客(と言うより名古屋の傾向かもしれないけど)リングス勢への声援が多い。
その反面、パンクラス勢への声援は薄く、唯一後出の近藤があった程度。
試合は滑川が押し気味進めるも捉えきれず。渡辺が上手いのか滑川が下手のか…しかし印象的には滑川が積極的に攻め、渡辺がそれを受けるといった展開。打撃も少なくグラウンド中心。3Rになりようやくスタミナ切れの滑川を渡辺が攻め込むも時既に遅し。
3Rが終了し判定へ。当然の事ながら前半の貯金が効いた滑川の勝利。

6.△佐々木有生(パンクラスGRABAKA)VSグスタボ・シム△(ブラジル・ファス・バーリトゥードシステム)
  (3R 判定0−1)
これまたパンクラス勢、あまり声援が飛ばない。
しかし、試合は結構面白く打ち合いになる。佐々木も果敢に攻める姿は中々。
しかし、このシムって選手、中々上手い。佐々木に決定的なチャンスを与えない。
フルラウンドのドローだが、それほど退屈はしなかった。
佐々木かぁ…憶えておこっと。

7.×村浜武洋(大阪プロレス)VSジョン・ホーキ○(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
  (1R 2:31 腕十字固め)
村浜って先日もK−1MAXに出て、今回はDEEP。普段は大阪プロレスと忙しいなあ。
と言うより、それだけ器用な選手ってなかなかいないと思うな。まあ最近は結果がでないけどね。
試合はと言うと、正直村浜は何も出来なかった、と言うよりさせてもらえなかった。
終始ホーキに攻められ最後は腕を決められTheEnd。
村浜がダメだと言うよりホーキが強い。だからしょうがないな…

ここで休憩に入る。
休憩中ラウンドガールの、『ミスコン』見たいな事をやっていたが…あまりたいした事がない(っと言っても街で見かければ『オッ!』っとなるのだろうけど)のでロビーへタバコを吸いに行く。
ココで思ったんだけど…今日の客筋、恐すぎ。目を合わせたら因縁吹っかけなれそうな連中の多い事。まあ、関係者筋がそうなのかもしれないけど、それ以外でもヤンキー系が多い。

8○横井宏孝(リングスジャパン)VSメモ・ディアス×(メキシコ/CMLL)
(3R 判定3−0)
ここより『ルチャドールVS日本精鋭軍対抗戦』
先ほどの滑川同様、リングス所属である横井に声援が飛ぶ。中には『リングス!!!』と声援を飛ばす客もチラホラ。やはり名古屋はリンヲタが多いんだろう。
っと言うよりも前田信者のなれの果てが多いのかもしれない。
試合は横井が優勢。特にスタンディングではメモを圧倒。って言うかメモは打撃に対する防御も心もとない。
これは対抗戦全般に言える事だがルチャ側の打撃系への攻撃に対する防御が甘く主導権を奪えないでいる。
グランドにおいても横井が圧倒。体の大きさではメモなのだが頭を下げて前に出て行くだけで精一杯。しかし、一本は取られず面目は保った(のかな?)
横井は一度もテイクダウンされずフルラウンド終了。判定は当然の如く横井の圧勝。

9.○鈴木みのる(パンクラスism)VSエル・ソラール×(メキシコ/CMLL)
 (1R 2:26 2度の金的による反則勝ち)
ココでお馴染みのソラール登場。しかも相手がプロレスファンにとってパンクラス内で船木に告ぐ知名度の鈴木みのるが迎え撃つ。非常に興味深い試合。
ある意味メインより注目度の高い試合ではないかと思われ…
まずソラール登場。メヒコ美人を先頭に華やかに入場。大きな声援が飛ぶ。(前記に書きそびれたがメキシコ勢には登場時メヒコ美人が先頭を歩く)
続いてみのるが頭からタオルをかぶり入場。意外にもソラールほどの声援は飛ばない。
試合は意外にも総合初体験のソラールが健闘。みのるを圧倒とまでは行かないまでもやや押し気味の場面も。観客もソラールの頑張りに反応し、ソラール一色の声援。はっきり言ってみのるは完全にヒール状態。
みのるはルチャ勢が打撃に弱いと見たのか普段やらない打撃で応戦。(汚いのか?)
そして問題の場面。ソラールの膝がみのるの金的に入り試合は一時中断。その間ソラールに対する声援、みのるに対する罵倒があちこちから飛ぶ。
『オイ!!喧嘩なら負けてるぞ!!』とか『そんな金的ぐらいかわせよ!!』など…
その間も試合は中断。マスク越しなのでわからないがソラール自身イライラしていたような気がする。しかし、観客の声援に気を良くしていたみたい。
ようやく試合開始と思ったら、ソラールにイエローカード。それを見て戸惑うソラール、怒るセコンドのドス、観客の大ブーイング。
その後も観客の声援はソラール一色、大ソラールコールまで起こる。
そして2回目の金的が入り。みのるの反則勝ちとなる。
しかし、ここでも客が判定に対しブーイング。しかし、勝者は明らかにソラール。
両手を挙げて勝利をアピール。その態度にパンクラス勢が激怒。10人以上両軍入り乱れての乱闘。(っと言っても揉み合い程度だが)殺伐した雰囲気になる。
その後も相手を挑発するように勝ち鬨を挙げる、ソラール&ドス。それに応える観客。完全に観客を見方にしたソラール。
逆にパンクラス勢には厳しい野次が飛ぶ。この興行、前記した通りパンクラス勢には厳しい声援ばかり…しょうがないと言えばしょうがないが。
はっきり言って、みのるはソラールを舐めていたと思う。そりゃ齢50前のオッサンだし。更に総合処女と来れば誰が見たってみのるの有利は明らか。
しかし、舐めて掛かるのはプロとしてダメだろう。結果として仕留めきれないばかりか押される場面も合った。一方のソラールは戦前の不利予測もなんのその、果敢に攻めていった。その頑張りに観客が反応しあれだけのソラールコールが起こったのではないだろうか。
兎に角、面白かった。いい物を見せてもらった。ビバ☆メヒコ!ビバ☆ソラール!!!
それと、みのるにはガッカリだな。(結構好きなレスラーだったのに???)

10.○坂田亘(EVOLUTION)VSトロ・イリソン×(メキシコ/KARATEスタジオ)
  (1R 4:05 腕十字)
さっきのみのるとは打って変って。坂田には声援が飛ぶ。(ソラールほどではないけど…)
やはり元とは言えリングスに暖かい名古屋である。
試合は、契約体重オーバーでいきなりイエローカードを食らうトロ。
このトロ名前通りトロい。まあしょうがない。体重はトロのほうがあるのだが…
あっという間に腕を決められ終了。
モニターに写る坂田の顔は中々良かったな。でも、セコンドが少ないのが気になる。

11.○近藤有己(パンクラスism)VSキックボクサー×(メキシコ/AAA)
(1R 1:58 腕十字)
近藤が入場すると声援が飛ぶ。この日唯一と言っていいパンクラス勢への声援だ。
雰囲気も凄くいい感じだ。
試合開始前クリーンに握手をし試合開始。
ゴングと同時に勢いよく飛び出すキックボクサー。いきなりバックブローを繰り出すも近藤慌てず組み付きテイクダウン。その後近藤がマウントになるもキックがガッチリと抱きついて離れない。しかし、一瞬の隙を見逃さず近藤が腕を取り十字固めでタップ。格が違いすぎるみたい。
試合後も握手とお互いの健闘を称えあい爽やかな雰囲気。
先ほどのみのるVSソラールの試合が殺伐としていた為余計両者が目立つ。
しかし、近藤は良いなぁ。中々かっこいい。

12.○謙吾(パンクラスism)VSドス・カラスJr×(メキシコ/AAA)
  (2R 3:56 チョーク)
この試合のみ試合前に煽りのVTRがモニターに流れる。
先に謙吾が登場。なんだか不似合いな『男の中の男』を連呼するラップで登場。やはり余り盛り上がらない。
一方好対照にドスJrは『スカイハイ』にのって登場。先を歩くメヒコ美人のマスクを被り華やかさ万点。当然観客も沸き返る。
しかし、『スカイハイ』は盛り上がるなぁ〜。俺もワクワクしちゃった。
試合は開始当初謙吾のパンチでぐらつくもその後はドスJrが謙吾を圧倒。タックルも早いしスタンディングもドスJrが有利。謙吾にとっては最初のみであまり勝機は見られず。
観客の声援もドスJrに多い。『ビバ!メヒコ!!』『ビバ!!ドスカラス!!』の声がそこらここらで聞える。
そしてこの日のハイライト謙吾のバックをドスが取るとなんとジャーマンで謙吾を投げ捨てる。しかも崩れず綺麗なブリッジ描く。これが見れただけでもう俺的には大満足。素晴らしすぎる!!!このときの会場は大盛り上がり。この日一番では。
(この時のセコンドのドスシニアなんか飛び上がって喜んでいたなぁ)
その後もドスが有利に進め1R終了。
2R開始、謙吾ローからパンチに出るもドスはうまくバックにまわって潰し上になるがすぐに何故かブレイク。ココでブーイングが飛ぶ。
その後謙吾が上になり膠着が続くもどうにかチョークでドスがタップ。
何とか謙吾は面目を保った形になったが、勝者は明らかにドスJr。
試合内容は完全に謙吾を圧倒していた。若いんだからこれからが楽しみだな。

対抗戦は日本勢の5戦全勝と言う結果になったが、完全圧勝の印象は薄い。
ルチャ側は総じて打撃系の攻撃に対する防御が甘い上に経験値が足らない。
しかし彼らの『ルチャドールの意地』は十分感じ取れた。
日本勢と違って彼らはルチャが本業であり総合は話のついでにしないかもしれない。
不利は誰が見ても明らか。しかし不利な中勇猛果敢向かって行く彼らには頭が下がる。

ようやくこれにて全試合終了。
当初は12試合のラインナップを見て『ゲーーー長い…』と懸念をしていたが意外にもすんなりと見れたし長さはあまり感じなかった。
しかし今回はパンクラス勢の株は総じて下げてしまった結果となったのでは。
対照的にリングス勢は評価を上げた感じ。それよりも今日の主役は『ルチャドール』だろう。
総合を生で見るのは初めてだが、中々面白かった。正直『食わず嫌い』な所も有った。
又、もう少し知識を入れていけばよかったかなとも思った。
7月にはプライドも名古屋で開催されるらしい。行ってみよう!
また好きなものが一つ増えたな。




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