大日本プロレス観戦記。
■団体:大日本
■日時:2002年3月8日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ほいほい@爆発(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
今日は、赤まむし(葛西、ウインガー、非道のユニット名)による赤まむしの為の興行。
3人がそれぞれ希望のマッチメークで試合をする。
が、やはり客足が悪い。
それもそのはず、つい1週間ほど前に横浜文体でビッグマッチを終えたばかり。
さすがに厳しいものがある。入りは悪く推定800人。
現在のプロレス団体の苦悩が見え隠れする。
売りであるデスマッチは毎回毎回出来るわけではないし。煮詰りつつあるのは確かなのだろう。

今日は一つ一つの試合にサブタイトルがついている。
ちょっと可笑しく、そして穿った視点を与えてくれる。なかなか面白い配慮だと思う。



第1試合 シャドウWXvs山川竜司

ソルティー(しょっぱい)・ボブワイヤーボードデスマッチ

初っ端からWXのテーマ曲が消え、困惑の表情を浮かべる。
山川の入場テーマは途中からラジオ体操に変わる…?
この学芸会的なのりを作ってしまったのはすべて葛西。これですべてが壊れてしまった。
とてもデスマッチをやっているとは思えないほど、静まり返る場内に二人の声が響き渡る。
が、この二人の威勢の良さは声だけで、チンタラタラタラと副題の通りのしょっぱい試合をしてしまった。
黄金カードと言われたのはもう過去の幻影にすぎないのか?
ここで凄い試合されても困りものだけど、ここまでヒドイのも困りもの。

△WX(10分00秒 時間切れ引き分け)△山川



第2試合 ジ・ウインガーvsマルセラ

現リーダーがどうしても(試合を)やりたかったマッチ

冷えた場内を暖めるべく、ウインガーがマルセラの…。
攻撃をひたすら受けまくる。
「こんなに強いと思わなかったよぉ〜。」
という声も悲しいかな、よくとおる。
試合はあっさりと、ウインガーの駅弁固めから垂直落下式ブレンバスターでけりがつく。

しかしながらここで試合は終わらない。
観客の希望を叶えるべく「お楽しみはこれからだぁ〜。」とどこかで聞いた事のあるセリフ。
マルセラをコーナーに逆さ貼り付けにすると、寝転がったウインガーは視姦。
これからいよいよ…?と思った瞬間、ファンタスティックがマルセラを無事に保護。
皆が望んでいたような事は起こらず…(笑)

○ウインガー(5分40秒 体固め※垂直落下式ブレンバスター)×マルセラ



第3試合 ウイリー高山vs塩田英樹

元ニセ空手家 vs REX JAPAN

空手バカ1代のテーマにのり、ボウズ(葛西)とメガネ(マスクを取りメガネをかけたウインガー)を引き連れてくる。
小粒な格闘技集団、REXはいつも通り多数のセコンド陣。誰一人として顔と名前が一致しない(笑)
マイクを持った塩田「お前の蹴りはハエが止まる。」と是またどこかで聞いた事のあるセリフ。
そして格闘技集団らしからぬ、奇襲。
格闘技集団を名乗っている割に、奇襲や乱闘ばかり(笑)
ようやく、ソレガシもREXの楽しみ方を解ってきたみたいだ。
1分間、塩田に攻めさせた後、正拳と強烈な蹴りで高山の完勝。
スカッとするような試合もやれば出来るんだねぇ。

○高山(1分16秒 T・K・O※ハイキック)×塩田



第4試合 葛西純vsMEN'sテイオー(Inラビちゃん)

ハンディキャップ着ぐるみマッチ

ピンクの着ぐるみ姿で登場してきたテイオー。見ただけでは誰だかわからない。
それにしても、すごいノリノリだ。かわいらしく手を振る姿は、隣の遊園地にいてもおかしくない。
あまりの客受けの良さにしょぼくれる葛西。
「こんなんだったら、オレがやりゃ〜良かったよ…。」
あまりに気落ちする葛西は試合する素振りを見せない。
すると、着ぐるみの顔を取ったテイオーが真顔で「暑いんだから、早くしろよ。」
ラビちゃんを寝転がした葛西は、すぐにパールハーバースプラッシュ狙い。
がここでラビちゃんは、バナナを取り出し、投げる。それに反応しバナナを取りに行く葛西。
こんな面白さを見られるのはここの場所以外にはない。1度見て腹抱えて笑うベシ。

ラビちゃんテイオーは、動きにくいカッコをしながらもコブラツイスト、ドロップキックをうまく決めていく。
コーナーに上がったラビちゃんを見た葛西は猿の知恵を使いニンジンを投げるがそれには引っかからない。
猿の知恵よりうさぎの知恵なのか…(笑)

葛西がフライングメイヤーを狙うが、ラビちゃんの首が取れてしまい、驚いている所を丸め込まる。
いやぁ、もう最高です。この日のベストバウト。
今日、この試合が見られて自分はなんて幸せ者なんだろう。

○テイオー(5分35秒 スクールボーイ)×葛西



第5試合 ファンタスティック&伊東竜二&沼澤直樹vs大黒坊弁慶&松崎駿馬&佐々木義人

Jrのしょっぱい体にお仕置きマッチ

若手のチャレンジマッチらしくキビキビと攻めるジュニア組。
それに負けず劣らず良い動きを見せたのは佐々木。
人間、本当に厳しくなった時に奮闘するというのは、事実だったのか。
その割にはちょっと長過ぎでした。

○佐々木(18分42秒 ジャーマンスープレックスホールド)×沼澤



第6試合 アブドーラ・小林vs関本大介

うるさい豚をぶっ潰せ

関本の赤まむし入りを疑う、アブ小。
BJWらしく、リング内外で所狭しと暴れ回る。
アブ小の机、イスを使った攻撃に対し、関本はアルゼンチンで対抗。
意外と熱の入った攻防が見られる。
そこに水をさすかのように、こっそり葛西がリングサイドに忍び寄る。
せっかくこっそりと入って来たのに、観客の少ない場内にはSAMURAIの実況をしていた登坂部長の、
「あぁ〜葛西が来ましたぁ〜。」との声が響き渡る。
それを聞いた観客は一様に「聞こえちゃうよ。静かに静かに。」と逆志村後ろ後ろ状態。
ああ、こらあかん。
アブ小を羽交い締めにした葛西は関本に攻撃するよう促す。
も、お約束通り関本にスピアーを食らって退散。しっかし、良く働くなぁ。
終始腕を攻め続けていたアブ小がシャイニング・コブタからの腕固めで勝利。

アブ小「関本、赤まむし入りを疑ってしまって、スマンカッタ。」

○小林(15分06秒 腕固め)×関本



第7試合 葛西純vsBADBOY非道vsジ・ウインガー

赤まむし 真のリーダー決定 3WAYダンス

神妙な面持ちで入ってくる3人。
いよいよこの時が来たか。と言わんばかりの表情。
オレ達はキチンと決着をつける。と言わんばかりにレフェリーを投げ飛ばし、いざゴング。
………。
「せーの!じゃんけんぽん!」
葛西のチョキの前に、涙を飲む、非道とウインガー。

葛西「ただいまの試合、20秒チョキで葛西選手の勝ち。本日の試合はすべて終了となりました。」
あまりのくだらなさと面白さに笑うしかない観客。

とここに着ぐるみ姿のテイオーが登場
「お前ら、こんな終わり方はないだろ。ちゃんと選手をブッキングしておいたから。」

南階段口から、金村登場。呆気に取られる観客をのせるようにブリブラダンス。
金村は、大日本にいる姿が良く似合うなぁ。

テイオーと山山川を加えた6人タッグが開始。

○葛西(0分20秒 ジャンケン チョキ)×ウインガー×非道



第8試合 葛西純&BADBOY非道&ジ・ウインガーvs山川竜司&金村キンタロー&MEN'sテイオー

赤まむしが山川を捕まえ、机、イス、竹刀を使いながらいたぶりまくる。
ここまで受けられるようになればもう大丈夫か。
どこを見て良いのかわからなくなるような乱戦の最中、葛西が南の階段の所で机をセット。
階段上の葛西のそばに行き、一緒にシェー!
あぁ〜、ダメだ。もうメジャーは見られないかも(笑)
今日は色々と大変だったテイオーがウインガーからピン。

葛西「今日はフォールも取られて散々だった岡野先輩にリーダーの座は譲ります。」
結局そんな落ちかい。と突っ込みたくなるような興行だった(笑)

○テイオー(16分10秒 エビ固め※ミラクルエクスタシー)×ウインガー

やっぱり、葛西の面白さは飛び抜けてる。
が問題はこれに続ける選手がいない事。選手層が極端に薄い事。
上げればきりがない。
けど、ここにはここにしかない、ここにしか出せない面白さはある。
CZW外人勢が戻ってくれば、もっともっと期待出来るんですけど…。
そこに絡んで来ない選手達が、奮起しないとダメですねぇ。
頑張れ、葛西以外!




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