最強!WWF。
■団体:WWF
■日時:2002年3月1日
■会場:横浜アリーナ
■書き手:ほいほい@爆発(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
チケットがすぐ売りきれたという事を証明するかのような人の群れ。
会場内は異様な熱気に包まれていて、暑いのなんの。
グッズ売り場は長蛇の列。
たまたま行ったら、人気ソフトか何かの売りだしの日で、あぁ自分がここにいるのは場違いだなぁ。
と感じた秋葉原の状態と酷似している。
場内に入るともっと凄い。やたらとボードは上がってるし、whatの連呼までしている。
皆が一体となって、本場の雰囲気にさせようと頑張っているのかな?(アメリカではどんな感じか解らないですけど…。)
何にしろ、ここまで試合前からハイテンションになっているのだから凄い。
WWFというこの空間自体が、ドラッグになっているのだな。

試合開始前に、何とシェーン・マクマホンあのテーマ曲にのってが登場。
皆、予期せぬ出来事が好きらしい。自分もおぉ!とちょっぴり興奮したくち。
こういう根回し…というか気の遣い方は、余裕があるから成せる業なんですかねぇ。
シェーンの通訳に出てきた、ウォーリー山口に、ブーイングを始める観客。
やはり、本場のような雰囲気で楽しみたい様子。
TVで見てるのに酷似した空間を作り上げるかぁ。何もしないでも観客がのってくれるんだから最高だよなぁ。
気を利かせたシェーンがウォーリーを排除。
求めているもの、求められているものの相違をすぐ修正させられる所は、素晴らしいの一言。

この最高の雰囲気の中から試合は始まっていく。



第1試合 ウイリアム・リーガルvsエッジ

日本を意識しまくりの堅い展開。
リーガルが何かをする度に、ブーイング。エッジが攻めれば大歓声。
試合内容云々に拘らずに、歓声を投げかける事が喜び。
が、最大級のブーイングを浴びせられるはずの、リーガルのメリケン攻撃はナシ。
エッジのクロスボディを返しながら丸め込んだリーガルの勝ち。
意識のすれ違いなんて何のその。今日は暖かい良い日だ。

○リーガル(14分41秒 片エビ固め)×エッジ



第2試合 リタvsマイティ・モーリー

両方共、ベビーだと声援がかけづらい様。
第1試合に比べると散漫な歓声。
あぁ、やっと日本人が日本人に戻ったのか…と思ってしまった(笑)
それにしても、みんな沸き所をきっちりと押さえている。
リタのツイスト・オブ・フェイトが出た時点で、次はムーンサルトだ。
とばかりにカメラの用意。
今日は、どの試合も決め技の瞬間は眩いばかりのフラッシュで見損なう時がちらほら。
これだけの人に至福の時を与えるWWFは最強だ。

○リタ(6分26秒 片エビ固め※ムーンサルトプレス)×モーリー



第3試合 ダイヤモンド・ダラス・ペイジvsハク

ここでやっと、待ち望んでいたマイクが。
DDP「It's a good thing…。」と言っている途中にやたら頭のでかいハクに襲われる。
この決めセリフを聞くだけでもうお腹いっぱい(笑)
イヤー?ウソー?マジー?と言っている間に、DDPが得意のダイヤモンドカッターでピン。
そしていつも通り、観客席を通りながら退場していった。
やっぱり、余所行きのものはあんまり見たくない。っていう気持ちは自分も一緒。
なので、何だかニコニコしたいような気分。

○DDP(5分37秒 体固め※ダイヤモンドカッター)×ハク



第4試合 ショー・フナキvsザ・ハリケーン

フナキはTAKAを引き連れて登場。
あれだけ出ないって言ってたのになぁ。かなりビックリ。
WWFで活躍する日本人が勢揃い。こんな時だけ、愛国心を感じてしまう。

活き活きとしているTAKAが、意気揚々と試合に介入。
そんなフナキとTAKAに愛のあるブーイング。
ハリケーンのマント装着のクロスボディにやんやの歓声。
きっちりとフナキヒールをアピールしつつ、ロープを悪用した丸め込みでピン。
自分の与えられた役割をきっちりこなしてるなぁ。

○フナキ(9分00秒 エビ固め)×ハリケーン



第5試合 ジェフ・ハーディー&マット・ハーディーvsビリー・ガン&チャック・パランボ

凄い人気のハーディーズに、タッグ王者なのに人気のない、ビリー&チャック。
どこからどうみても好対照な両チーム。
キャラがそれぞれきちんと立ってるっていうのは、やっぱ凄い。
あまり動きの良くないハーディーズ。ジェフのスワントーンもキレイじゃなかった…。
それをカバーするかのような(いつも通りですけど…。)、
ビリー&チャックのお約束お笑いムーブ。
「これって、やっぱり打ち合わせしてるのかなぁ?」なんて声が聞こえてくる。
WWFがカミングアウトした事実を知らないファンっていうのは、まだまだいっぱいいるんだろうなぁ。
TVでしか見てない人には、当然の事なのかな。
試合は、チャックのジャングルキックで倒れたマットに、是また倒れていたビリーの手を乗せピン。
全然、沸かなかった…というよりもあぁ〜っていう雰囲気でしたが、嬉しそうに手を叩いている自分がいました(笑)

○ビリー(9分20秒 体固め)×マット



第6試合 TAJIRIvsキッドマン

マネージャー、トリーの手を引きながら、いつも通りに入場してくるTAJIRI。
歓声が一際。東京ドームなどで試合をした事もあったけど、ここまでの大歓声を日本で浴びるのは初めてじゃないかな?
それに気をよくしたのか、いつもとはちょっと違うムーブを見せる。
一方のキッドマン、動きが重いながらも、それなりの試合をこなす。
新日本ジュニアさながらの試合。
誰もが期待していたであろう、毒霧ははかずに、バズソーキックでピン。
しっかし、試合が決まった時よりも、タランチュラやった時の方が歓声が大きいなんて。
それは日本でもあんまり変わらないかな?

○TAJIRI(11分48秒 片エビ固め※スティックキック)×キッドマン


ここでリック・フレアーのご挨拶。
しつこいまでに、フレアーウォークをやる姿は凄く新鮮に見える。
今まで日本で闘ってきた歴戦の強者達の名前を上げる。
日本に敬意を表している時にリーガルが乱入。
そしてフレアーに逆に4の字で制裁され、うまく観客を手のひらにのせる。
いや、今日の観客は、選手の出している手のひらに自ら乗りに行ってるような感じですが(笑)
そして、いっせいにWoooooooooo!と大合唱。何て言う心地の良さなんだ、この空間は。



第7試合 ババレイ・ダッドリー&ディーボン・ダッドリーvsビッグ・ショウ&ケイン

ダッドリーズ入場時に、ケイン用の炎が誤作動してしまう。
そしてケインがリングインすると、勿論炎は3本だけ…だが、ついでにロープが燃えてしまうハプニング。
こういう時ばっかり、日本の消防法のうるささを恨んでしまう。

序盤からwe want table!コールが鳴り止まない。
それにのせられたかのように、受けまくり、セルしまくりのダッドリーズ。
流石、一流のタッグチーム。一味も二味も違う。
この試合最大のお目当てな、ステイシー。終盤、試合に介入しビッグショーにお尻ペンペンされる。
その時にたかれるフラッシュの数といったら…もう。
レースクイーンとかを激写する時もこんな感じなのだろうか?(笑)
最後は、ビッグショー、ケインのダブルチョークスラムでダッドリーズをピン。
身体を存分に活かした、豪快な試合でした。

○ケイン(11分08秒 体固め※チョークスラム)×ババレイ



第8試合 クリス・ジェリコvsザ・ロック

まず先に、チャンピオンのジェリコが入場。
やはりトリはロック。この人の人気には、もう誰も勝てないんじゃないか?と思わせるほど凄い歓声。
後光が差しているなんて言われてたけど、ホントにそう。光がすべて吸い寄せられていくように見える。
これが本物中の本物かぁ。しびれるな。

序盤は静かな展開。後々のハイスパートを見せる為の前戯のように。
ジェリコは、逆ロックボトムや、逆ピープルズエルボー(不発)で観客のヒートをかう。
ロックがシャープシューターで攻めたてると、何故か(笑)ダッドリーズが乱入。
今回、乱入出来そうな選手ってダッドリーズぐらいしかいないもんなぁ。
ロックのピープルズエルボーも不発。あまり、じらさないで(笑)
色々なところにスポットが散りばめられていたこの試合は、
ジェリコのローブローから、ロープを使ってのエビ固めで王者ジェリコの勝利。
だが、本当の結末はここからだった。

○ジェリコ(20分53秒 片エビ固め)×ロック

意気揚々と引き上げるライオン道…もといジェリコを呼びとめたロック「Just bring it!」
のこのこ戻ってきたジェリコを罵倒し、からかう。日本人向けの簡単な英語を使って。
ここから、二人のマイク合戦…もといコントが始まる。得意のフレーズを織り交ぜながら。
個人的にはジェリコの「Living Legend,Lager Than Life!」が聞けただけでも満足だったんですが(笑)
ロックが「パイが嫌いなお前はオカマか…?」とののしると観客がそれに呼応するようにY2ゲイコール。
うまく観客を参加させながら30分にも及ぶロック様のショー。
ジェリコをロックボトムで沈めると、ここでまたもやピープルズエルボー。
だが、右にはエルボーサポーターはない…が、左にはあった(笑)と恍惚の表情をうかべながら技を決め、
そして〆はこの言葉。
「If you smeeeeeeeeeeel, what the rock is cookin'!!」の大合唱。

かくしてこの偉大なショーは紙吹雪きの舞う中、ロックがアメリカと日本の国旗を掲げるという姿で幕を閉じる。


誰もがにこやかで、誰もが満足して帰る事が出来た。
こんなに満足出来た興行は久しぶり。
少しはあれあれ?と思う部分もあったが、そんなのは吹き飛ばされてしまった。
観客を楽しませる術をきちんと心得ている。しかも全世界で通用するように。
やっぱり、凄かったWWF。
WWF最強!!
年1回だけで良いので日本に来て下さい。色々な意味合いを含めて、年1ぐらいが調度良いです。




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