悪魔ビンス、nWo 復活を予告!
■団体:WWF SmackDown
■日時:2002年1月24日
■会場: 
■書き手:ひねリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

どうもです。なんか今週のSMACKDOWNでちょっとした動きがあったらしいので、RAWじゃないけどここはひとつヴィデオを観てレポートすることにします。日本ツアーも売り切れの盛況で、WWFへの注目も高まっているようだし。

まず、いつものように最近の流れをおさらいしましょう。リング外の出来事として、ナッシュ、ホールの旧WCWの大物勢がWWFと最近契約を結んだというニュースはご存じの方も多いと思います。なんか、ナッシュは月に12日以上働かなくていいという、他のWWF選手が誰も得てない条件で、ホールの義務はさらにそれ以下だとか。また、ホーガンの契約も済んだとかいう話も。

リング内のほうでは、5日前の日曜に今年初のPPV、ロイヤルランブルがあり、俺はいつものように酒場で観ました(けっこう盛況で、いつもより人が多かった)。3月17日のレッスルマニアのメインへの出場権を掛けたメインのロイヤルランブルでは、予想どおり復帰間も無いトリプルHが優勝。ジェリコとロックの世界タイトル戦は、またもや綱渡りで泣き虫悪役王者ジェリコが勝利。最近この二人はずっと当たってるんで、無難に平均点以上の試合をしてました(正直俺は食傷気味だけど)。日本でもいい攻防を見せてくれることでしょう。でも個人的には、試合よりも、ロックがウォールオブジェリコを腕立てで耐えてる時に、JRが「ロックがスコーピオンキングみたいな恰好しているぞ!」と突っ込んだのが爆笑でしたね。ほんとにそーなんだもん。ピンと来ない人、ロック様ご出演の映画 The Mummy Returns(日本公開名知らない)を観ましょう。

同PPVのビンスvsフレアーの一騎打ちは、ビンスを見事に引っぱって試合を作ったフレアーが四の字で完勝。しかし翌日のRAWでビンスは、フレアーに対し必殺の悪魔顔(それにちょっとサイコ犯罪者テイストが加わっている)で不敵に笑って「今に、この私でさえ後悔するようなことをしてやるからなあぁ・・・みてろよ・・」と謎の言葉を残して消えて行きました。あとロイヤルランブルから、ヴァル・ビーナスとゴッドファーザーがかつてのキャラで復帰。さらに一回限りの参戦といわれていたミスターパーフェクト(カート・ヘニング)とゴールドダスト(ダスティン・ラネルズ)もとりあえず継続参戦となったみたいです。俺ゴールドダストってダメなんですけどね。あのキャラ何が面白いんだかさっぱり分からんし、試合もつまんねーし。ま、本日のレビューに言ってみましょうか。

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番組開始。前回のRAWでの、悪魔ビンスの謎の笑いのおさらいクリップ。

会場からの中継開始。2月末のPPV、NO WAY OUT における、ジェリコへの挑戦者決定4人トーナメントを本日から行うことを予告。今日はストーンコールドvsブッカーT、ロックvsアングル。普通に考えれば、このトーナメント取るのはストーンコールドですね。いくらなんでももうロックvsジェリコはやらんだろ、こっちでは。

RVD vs リーガル。
リーガルは、前回のPPVでエッジに勝ってインタコンチ王者になってるんですが、個人的にはエッジとの抗争自体なにも興味をそそらないし、ヒールのリーガルがブラスナックルを駆使するという仕掛けもくだらなすぎるので、全部早送りでまともに観てません。今日の試合は、ちょっとびっくりの一方的なスクワッシュマッチ。一分くらいでRVDの圧勝。さらにエッジがリーガルを襲う。ここは早送り。

薄暗い控え室で、鏡に向かって笑うビンスが、鏡に映る自身の姿に向けて静かにささやく(以後カメラは、鏡に映っているビンスの姿のみを捉える)「お前は、私がなにもしないと思っているのだろう。お前は間違っているのだよ。私に他の道はない。今夜、私でさえ後悔することを行うのだ。行うのだ・・・」鏡はビンスにとって、自らの暗黒面をそこに映して再確認するための重要なアイテムです。かつても、妻の不幸を聞いてうなだれたかに見えたビンスが、鏡に向かって悪魔の笑い顔で復活するという名場面がありましたね。

ラキシ vs ボスマン (なぜかレフがジャクリーン)
最近レフェリーの公式ライセンスを取得したことになったジャクリーンが、ボスマンの反則を体を張って大声で厳しくチェックする。その姿を見せるための試合。試合やるよりは面白いかも。>ジャクリーン 試合はラキシの順当勝ち。

先週のRAWで、トリプルHが横でキーキー騒ぐ妻のステフをシャラップと一喝したシーンの再現。復帰がトリプルHをベビーにしちゃったので、不動のヒール、ステフとソリが合わない。ステフは夫のようにガチで怪我するか、高田の奥さんみたいなことにでもならない限り、ずっとヒールか?

廊下のコーヒースペースで、リリアンとステフがかち合う。もし旦那さんとなんか問題があるなら、私はいつでも相談に乗るわと優しさを見せるリリアンの胸に、ステフが笑いながらコーヒーをぶっかける。リリアンぎゃーと悲鳴。おっぱいやけどか?

タズ&スパイク組(王者)vs アルバート&スコッティ組のタッグタイトル戦
両方ベビーで、しかもなんのために組んでんだか良く分からんチーム同士の対戦だけど、内容はいい。タズミッションでクリーンに決着。序盤にアルバートがスパイクにジャイアントスイング。この技WWFで観たのはじめてかも。

控え室で、ステフとトリプルHが口喧嘩。最後にステフが「あなたに関しては(トリプルHはお前には値しないと言った)パパは正しかったかも」とイヤミを言うと、トリプルHが「お前に関しては、(ステフをアバズレと呼ぶ)みんなが正しいのかもな。」と返して去って行く。取り残されべそをかくステフ。

ロック様インタビュー。PPVではジェリコの反則にやられて、またもタイトル取り損ねてご機嫌斜めのロック様は、インタビュアーのコーチに
チャールストンを踊ることを強制。さんざん踊らせて笑いものにしておいて、最後にケツを蹴っぽってコーチは惨めにフェードアウト。さらに独演会でレッスルマニアのメインでの勝利を予告。それより、ジェリコのことを「地球上を徘徊する最もでかい猿の肛門(monky's ainus)」と呼んだことが気になった。ロック様キャラが肛門と強い親和性を持つのは誰の目にも明らかなんだけど、エイヌスという言葉を直接使うのは珍しい(一、二回記憶にあるけど)。いやま、俺の個人的興味なんだけど。

夫婦喧嘩でストレスのたまるトリプルH、廊下でクリスチャンをやつあたりでぼこぼこに。

悪魔ビンスが、鏡の前で自分に語りかける。「リック・フレアーがリーダーシップを取ったならば、WWFは末期ガンに犯されたも同然だ。お前(自分)は、お前の成すべきことを分かっているよな・・・(邪悪な笑い)」単純な手法ですが、一体なにしでかすのか、こっちの興味を引っぱってくれます。

ロイヤルランブルで、メイヴァン(タフイナフ優勝者)が後ろからの不意打ちでテイカーを落として失格にした大金星のシーンと、その後怒ったテイカーにぼこぼこにされるシーンの再現。このシーンは前回も流れたし、さっきのロック様インタビューでも、ロック様はこのメイヴァンの殊勲に触れてた。メイヴァン再びプッシュを受けてる、かな?

オースティンvsブッカーTの、挑戦者決定トーナメント一回戦。
中盤に行われるメインイベント(=長い試合)No1。いきなり殴り合わず、組み合ったり離れたりの攻防からはじめてるゆっくりムードだけど、大技の攻防は短めに切り上げて終了。たまにはオースティンじゃなくRVDとかTAJIRIとかストームとかにこのくらいの時間を割り当ててくれよ(って今のWWFの客は受け入れないか)。試合はもちろんスタナーでオースティン勝利。

フレアーインタビュー、上機嫌でWhoo Whoo言い、踊りながら、自分のWWFの善のオーナーであることをアピール。

ケイン&ビッグショウ vs ダドリーズ(withステイシー)のテーブルマッチ。
ビッグショウがババをロープに振ったら、エプロンのケインにぶつかってケインが場外転落。ちょうどそこにあったテーブルに落ちて負け。ビッグショウとケインの因縁を手軽に作る。

悪魔ビンス@鏡。今度は悲痛な表情で「まさか、こんなことが、私の世界が崩れ落ちることになるとは・・・しかし、これは私の生活だ。私が築いたのだ。誰も助けを借りずに。誰にも奪わせない。(だが)ある者がWWFにガンを植え付けた・・・(泣き顔で嗚咽を漏らす)・・・よし。気を確かに持て。これは、最悪だ・・・(とうなだれる)」ここで発言の最後に悪魔の笑いで復活するかと思ったけど、それはまだでした。

ゴールドダストのクリップ&インタビュー。ごめん全く興味が涌かない。絶対これは10年前に終わってるキャラだよ。

ビリー&チャックin控え室。ごめん全く興味が涌かない。絶対これはやる前から終わってるキャラだよ。

アングルインタビュー。アングルがなにかをしゃべるごとに、観客が「What!?」大合唱で、アングルは苛立ち、立ち去ろうとしては戻って来て「この言葉は私の生活を興廃させているのだ」「What!?」「もう一度その言葉を言ってみろ。私は出ていく。」「What!?」アングル怒って出ていく。
オースティンに次いで「What!!」をうまく使ったのはアングルでしたね。

トリッシュvsジャズ。PPVの同カードは、酒場で観てたので早送り出来ずにつらかった。今日はできる。ジャズ圧勝したみたい。この人はほかの女子選手よりはちょっといいんだけど。

ビンス@鏡。「私はこれが理を成さないこと、普通でないことは分かっている。しかし、これは行われなくてはならない。(拳を強く握って自分に言い効かせつつ)もしお前がものごとに執着するなら。 強く執着するなら、お前もこうするはずだ!・・・行うのだ!・・・そしてお前は文句を言わないだろう・・・(笑いながら)おお、来たぞ!(フェラチオを満悦しているような顔で)気分が、良くなって、来たぁ!」すげえなあこのアホ親父。今日は特に丁寧に、フレーズごとに表情とジェスチャーを作り替えてる。

ロック vs アングルの挑戦者決定トーナメント一回戦。(解説、王者ジェリコ)
メインNo2なんだけど、この試合のほうはいきなり大技連発で、その後ニアフォールを延々と繰り返す形で進行。最後はロックがサソリで勝ちそうになったとこで、ジェリコがレフェリーを引きずり下ろし、そこのテイカーが乱入してロックにチョークスラム。アングル勝利。鳴り響くアングルのテーマに合わせて、観客が「You suck!!」の大合唱。これで次のPPVはテイカーvsロックでしょう。意外に新鮮な顔合わせなので面白そう。

ストーンコールドが廊下で、決定したアングル戦についてインタビューを受けているとこに、アングルが襲い掛かる。なんとこの乱闘で勝ったのは、ゴミ缶のフタでブン殴ったアングル。

ビンス@鏡の前の最終幕。
「(両手を合わせて祈りながら)WWFは、死んで行く。WWFはガンに侵されている。フレアーが植え付けたガンに。WWFは私のものだ。私が作ったのだあ!。(拳を握って)私は、フレアーには自分が作ったものを殺させはしないぞぉ! なぜなら、私が殺すからだ! 私が自分の作ったものを殺してやる! 私は、WWFに、致命的な薬物を、注入してやるのだぁ! もし誰かが私の創造物を殺すなら、私がやってやる!」

ここで今までずっと鏡に映るビンスの姿を捉えていたカメラが斜め後ろに引いて、今までカメラに背を向ける形でイスに座ってたビンスがくるりと回転する。ビンスの顔のドアップと共に、鏡にはイスの背が映る。そこには白地で「nWo」の文字が! そして邪悪神ビンスがゆっくり強く、最後の言葉を吐き出す。

「私と、エヌ・ダブリュー・オーがな・・・」

そしてカメラが再び鏡の「nWo」の文字をアップに映し、終了。

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ということで、終始ビンスで持たせて、最後にナッシュ、ホール、ホーガンによるnWo再結成が予告されたSMACKDOWNでした。各試合内容は別にどうってことなかったけど(結果はほぼ全試合予想可能だったけど、まあふつうにいい試合が多かった)、番組全体を一本筋になるテーマが貫いてるとやっぱいいですよね。俺はビンスと鏡の組み合わせがかなり好きなので、特に楽しめました。

で、今後の展開なんですが、まあ次のRAWでストーンコールドがアングルに勝つのは間違いないとして(ホントか?)、PPVのジェリコvsストーンコールド、どーなりますかね? ふつうに考えれば、ジェリコがレッスルマニアのメインを張るとは考えにくいので、おそらくNO WAY OUT でストーンコールドが勝って、3月17日のレッスルマニアのメインは、オースティンとトリプルHとの激突。残念ながらジェリコの日本での試合はノンタイトルマッチになる・・・ってなりそうです。でも今日届いたオブザーバーは、別の可能性の方を強調してました。それによると、トーナメントを取るのはストーンコールドだけど、PPVではジェリコが勝って、レッスルマニアはジェリコvsトリプルH。で、今トリプルHと喧嘩してるステフが長年の宿敵ジェリコと結託して、打倒・夫を目指すという夫婦の戦いのストーリーをつくる(でも最後はステフが裏切って結局もとのサヤに戻る)と。これなら、日本でのジェリコvsロックはタイトルマッチになっていいですよね。

今日結成が予告されたnWoの動きも一応注目ですね。個人的にはナッシュやホールやホーガンがWWFの誰と戦おうと、あんま興味ないんですけどね。ビンスvsホーガンならちょっと面白そうだけど、組むみたいだし。ま、今回はこんなとこで。




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