DEEPなDEEP。
■団体:DEEP2001
■日時:2001年12月23日
■会場:ディファ有明
■書き手:ほいほい@爆発(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

DEEPのマッチメークにはちょっと期待していた。
名前がなくても強い選手を連れてくる所。と頭の中にインプットされていた。
ところが今回は、日にちの変更あり、会場の変更ありで、違った意味でのDEEPさが見えてきた。
なるほど。こういうカードもありか、と。
期待し過ぎていた分だけ裏切られた感じがしたが、会場を考えれば十分。
これからもこんなスタンスを貫いて欲しい。

9割ぐらいの入り。
コレ!といった強烈な目玉がないのに、これだけ入れば上々かな?
次は名古屋か…。東京でやるんだったら、どこへでも行くんだけどなぁ。



第1試合 佐藤伸哉vs美木航

序盤から、安定感のある動きを見せる佐藤。
逆十字をきめらrそうな場面もあったが、ゴングに救われた美木。
2Rに入ると落着いたのか、きちんとポジションを取ってから、逆十字で1本勝ち。
勝った後にフェイントトペを見せようとするも、ロープユルユルの為、きまらず。カッコ悪い…。
冨家に教えてもらったんだろうか?

○佐藤(2R 3分07秒 腕ひしぎ逆十字固め)×美木



第2試合 大石幸史vs村浜天晴

さすがはRJW出身の大石。タックルを取るのはさすがにうまい。
が、そこからの決め手に欠ける。
面白い試合をする。という芸人魂のフレーズを掲げている村浜だが、下からちょこちょことは、
動くものの、試合を動かすまでには至らない。
唯一の見せ場となってしまった、下からのヒザ十字も逃げられ、防戦一方。
タックルを取り続けた大石の判定勝ち。
みのるは何にも言わなかったのかな…?

○大石(3R終了 判定 2−0)×村浜



第3試合 冨家飛駈vs長南亮

何ともまぁ地味な新旧抗体の縮図。
3Rを通じて、打撃で攻める長南。それを凌ぐしかない冨家。
悲しいけど、これが現実。
見せつけられた現実の前には、虚しさしか残らないのね…。

○長南(3R終了判定 3−0)×冨家



第4試合 美濃輪育久vs大久保一樹

1年でこんなに飛躍的人気が出るのも珍し…くはないか。
今や圧倒的な人気を誇る美濃輪。
ガチの日本版、ピープルズチャンプと言ってもいいでしょう。
1R、いきなりタックルにいった美濃輪。強引に大久保の身体を抱え上げ、投げ狙い。
2回目のトライも失敗するが、前から危なっかしく落ちる大久保。
すかさず足関を狙った美濃輪だが、マウントを取りそしてバックを取ると腕十字狙い。
裏十字のような形で見事な1本勝ちの完勝。
来年も美濃輪から、目が離せなそうだ。

○美濃輪(1R 3分38秒 腕ひしぎ十字固め)×大久保



第5試合 上山龍紀vsラバーン・クラーク

これは何気に好カード。
今の上山の実力を測るにはもってこいの相手かもしれない。
紫のレガースを付けて来た上山。原点回帰のような意味合いがあったのだろうか?
スタンド、グラウンド共に小気味良い動きを見せる両者。
中盤、スタンドになると振り回しの打ち合いを見せ、クラークが倒れる。
TKOが宣告され、上山、強いなぁ〜。と思ったら、バッティングがあった為、試合再開との事。
なんじゃ、そりゃ?
1回勝った気分を味わった上山、試合再開後も緊張のきれる事無く、
テイクダウン⇒パス⇒マウント⇒逆十字とクラークを攻めたてる。が、ここで1R終了。
ヘロヘロになったクラークサイドから、タオルが投げ入れられTKO勝利。

すっきりとした形ではなかったにしろ、上山は成長を見せつけた。
これを機にパンクラスに本格参戦すると面白い存在になりそうな感じ。

○上山(1R終了 T・K・O)×ラバーン



第6試合 坂田亘vs窪田幸生

おぉ、これまたいつになく偉そうだな、坂田。
一国一城の主なんだから、これぐらいの威厳を見せて当然か。
窪田のブン回しパンチを警戒する坂田。
組み付いてネチネチとヒザ。見事、急所に当ててしまう。
これで動きの落ちた窪田。バックを取られ、寝かせられるとキレイにバックマウントを取られる。
ここまでポジションを作ると、後は坂田の独壇場。
右、左と打ち分けんがら、的確に頭に当てていき、全く動かなくなった窪田をみてレフェリーがストップ。

坂田は強かった。環境が人を作り上げる…の良いパターンかもしれない。
このキャラをうまく活かせば、格闘技界の大ヒールになれる可能性があるとソレガシは思う。

○坂田(1R 4分05秒 T・K・O)×窪田


ここで、ドス・カラスJrとルチャ協会会長が入ってきて、これからもDEEPに参戦する事を表明。
そして、佐伯社長と謙吾もリングに上がり、来年3月ドスとの再戦決定を発表。
謙吾はプロレスラー!って感じだなぁ。
VTよりもルチャルールで闘った方が面白そう…。


第7試合 大刀光vsエル・カネック

日本の期待を大きく背負った(?)大相撲出身のタチ関。
にっくきメキシカンを倒す為に…大声援が…。
アレ?飛ぶはずもなく、みなの注目はカネックの初VTという事柄だった。
日本人が外人を倒して大喜びなんてのは、この現代においては無意味な事なんだね。

冗談はここまでにして、と。
相撲甚句で入場のタチ関。相撲っていうのは、この上なく日本を意識させるのにな。
今や、和の精神なんて日本人よりもブラジル人を始めとする外国人の方が強く意識してるんだから、
どうしようもないなぁ(笑)サムライ、武士道なんて、日本じゃ誰も言わない。はぁ。
カネックはUWA世界ヘビー級のベルトを肩にかけ入場。
やや、萎んだかんは否めないが、正真証明、あのカネック。一体、どんな試合をするんだろう?

1R、開始直後から余裕のローを見せるタチ関。
コーナーに押し込むと、テイクダウン。マウントを取り、ぎこちなさそうなパンチを浴びせる。
バックを取ったタチ関、スリーパーを慣行。が、やっぱりこれもぎこちない。
ふと見ると、カネックが何かアピールをしている。
んんん?どうやら、チョーク入ってるぞ!とアピールしているよう。カネック最高!
何とか、抜け出したカネック、疲れの見えるタチ関が寝た時を勝機と見たのか、
サイドからパンチの連打。立膝でなおもパンチを連打。
頭を抱えて防御するしかないタチ関を見て、レフェリーがストップ。
この試合ばかりはもう何も言う事はない。
VTの中でルチャ的なムーブを見せた、カネックの完璧な勝利。
カネックに勝利の女神とメヒコの風が舞い降りた。

○カネック(1R 4分55秒 T・K・O)×大刀光



第8試合 矢野卓見vsランバー・ソムデート・吉沢

試合前、自信なさげなヤノタクの声を聞いてしまった。「負けるかも。」と。
これを聞いてしまった事により、このカードが俄然面白みを増した。
植松らと寝技の練習をしているランバー。打撃には自信のないヤノタク。
噛み合わないかと思われたが、何だかそわそわしてきた。

M−16ライフルを持ちながら入場して来たランバー。
ヤノタクは、喧嘩骨法のテーマで入場。
色の違う両者だが、それぞれに大きな特色があるのが、入場だけでも伺える。

1R、開始早々組み付いて引き込むヤノタク。
いきなり両者の足取り合戦。ヤノタクがヒールを狙うと、ランバーは得意のアキレス。
持ち前の身体能力の高さで、何とか切り抜けたランバー。
スクートポジションになると、ヤノタクの足に強烈なローを何度も放っていく。
今まで、何度となくこのポジションでのローを見てきたが、ランバーが最強。
これがムエタイの底力なのか。

2R、ヤノタクの攻勢が始まる。
バックを取ると、しっかりクラッチしスリーパー狙い。
しかし、ちゃんと練習している成果の見えるランバー、見事な防御を見せる。
焦れば焦るほど、きまらなくなっていくスリーパー。
気がついてみれば、2R終了のゴング。
ヤノタクのしつこい攻めを振りきったランバーの姿は、英雄のようにさえ見えてしまう。

3R、スタミナ切れとランバーの放つローで、フラフラなヤノタク。
必死に組み付いていこうとするが、ここでランバーは何と!ギロチンを慣行。
何とか首を抜いたヤノタクは、ないスタミナを振絞るかのようにジャイアントスイングを見せる。
が、もう万策尽き果てたか?(いや、単にスタミナきれただけだと思いますけど。)
諦めたように、寝転がりローをもらい続け、ゴングが鳴るのを待つのみ。

結果、終始良い動きをし続けていたランバーのフルマーク判定勝ち。
二人共本当に良かった。面白かった。
ミスマッチだと思っていたけど…こういう確信があったんですか?>社長
ランバーは面白い存在になった。(DEEPにとって…いや総合において。)
けど、55`の選手って、修斗のバンタム級以外思い付かないなぁ。

○ランバー(3R終了判定 3−0)×ヤノタク


第9試合 村浜武洋vsビクトル・ラバナレス

1Rに、3ダウン5ロープエスケープ出来るUWFチックな特別ルール。
ラバナレスは、ボクシンググローブを着用し、異種格闘技戦の雰囲気を醸し出す。

誰もが期待していたであろうボクシング世界チャンプとシュートボクサーの殴り合い、
それを一切やるつもりのなかったような村浜、開始早々にタックルを取ると、ハーフで押さえ込みながら、
クルッとまわってヒザ十字葬。
思いの他、あっけなく終わってしまった。
VTは勝つ事が大前提。だけど…これでええのんかな?

○村浜(1R 0分40秒 ヒザ十字固め)×ラバナレス

思ってた以上に、面白かったDEEP。
なかなか伝わりにくい部分もあるだろうけど、面白い存在。
来年、1歩間違うと台風の目になる可能性は十分に秘めている。




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