2001.12.10闘龍門観戦記
■団体:闘龍門
■日時:2001年12月10日
■会場:駒沢オリンピック公園屋内球技場
■書き手:ほいほい@爆発(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

寒風ふきさすぶっていうのは、今日みたいな日の事を言うんじゃないでしょうか…?
寒い!うえに遠い!駒沢。
立地条件が悪くしかも平日。
さすがの闘龍門もこの悪条件では満員にする事は出来ず、場内7,8割の入り。
それでもこれだけ入ってるんだから、やっぱり凄い。
しかしながら、暖房もない風の吹き込む場内は寒い寒い。
でも、闘龍門ならこの寒さを吹き飛ばしてくれる。くれるであろう。くれるかな…?
ヤバイ。寒さに負けてる…。
闘龍門のプレOPテーマの「いつ何度でも」が寒気を倍増させてくれた。

今日の欠場発表は、神田とチョコ。
何故かSUWAが入っていない…という事は、来るのか。
紙面であれだけ行かないと言ってたのだから…今日も連絡つかずにって言って欲しかったな。

今回は第1試合後MCのパターンのようだ。


第1試合 望月享&ダークネス・ドラゴンvsドラゴン・キッド&スペル・シーサー

今年、一番伸びた選手は、望月享じゃないかとソレガシは思う。
試合運びのうまさ、うまい間の取り方と受け、そして見る者を反応させる表情。
外れナシ、抜群の安定感。
自分でも、こりゃいくらなんでも誉め過ぎだろうとは思いますけど…。
そうしたくなるほど、今年は良かった。
今や、享とキッドの絡みは黄金カード。
その絡みを第1試合で見せて盛り上げるという事が、最近は多くなったようだ。
だが、今日は疲れがまだ抜けてないのか、寒くて身体が動かないのか、3人にはあまりキレは見られない。
デビュー戦のシーサーは、前回後楽園で見せたようなぎこちなさは全くなく、
中身が違うじゃないかと一瞬で思わせるほど、なかなかの動き。(休養十分って事か)
まるでSAITOそのものな動きで、倒立のオンパレード。
多少、マスクマンっぽいエッセンスを散りばめていたものの…やはりどう見ても…。
いや、野暮な事は言うもんじゃないですね。これからです、これから。
SAITOオリジナルオールド、ヨシタニック(ドンピシャで決まると素晴らしい。今回はペケ)で、
享からピンフォール勝ち。

う〜む、やっぱり良いな、享は。

○シーサー(15分02秒 ヨシタニック)×望享

いつの間にかいたモッチー。
開口一番、シーサーに向かって
「お前、SAITOじゃないか!いくらなんでも復帰が早過ぎ。あの大仁田厚だって1年は間をあけたんだから。」
これにいちはやく反応したのがキッド。
「マスクマンの正体をばらすのはタブーだぞ。」
と相変わらずなマイクに場内クスクス。
モッチー「キッド、お前の正体言ったって誰もわからないぞ。」
と言われてしまう、中村@元FMWレフェリー、キッド。
キッド「それじゃ、ダークネスの正体ばらしても良いんだな?これだけ試合してれば誰が正体だかわかるぞ。」
モッチー「あ、いや、それだけはやめてくれ。」と哀願。

ここでC-MAX登場。
CIMA「それじゃ、オレがダークネスの正体ばらしちゃいます。………やっぱり、やぁ〜めたっ。」
と、ここから今日のメインの試合形式を丁寧に説明。
両リンを狙うモッチーと完全決着を目論むCIMAの図をわかりやすく教える。
この辺の丁寧さは毎度の事ながら頭が下がる。
きっちり見所も教えてくれるから、あまり詳しく知らない人もとっつきやすい。
尚且つ、知ってる人でも楽しめる。
他の団体にはない味があり、観客を楽しませよう喜ばせよう、そしてまた見に来させようという気持ちが、
ありありと見えるから、いつもいつも好印象。
なので、ついつい次の興行のチケットを買ってしまう。
ちょっとでも興味のある人は、生で見るべし!です。

マグナム率いる正規軍のコントは寒過ぎたので割愛します(笑)


第2試合 ストーカー市川vs X

久々の試合のストーカー。
いっちゃんがいないと、どこか堅苦しい感じがしてしまう。
試合を見ればあぁいつも変わらないなぁ。いつも通りだなぁと思ってしまうんですけど。
いないと、いないで寂しい。
小ネタを挟みながらリングインするとマイクを持ったストーカー。
「今日、対戦予定だったXが怪我して入院してるんです。だからボクの試合はありません。」
と、そこに試合コスチュームを着てないTARUさん登場。で、そのまま対戦。

…なぁ〜んだ。淡い期待をしちゃったよ。大柳が出てくるんじゃないか?とか。
久々につぼ原人とやるんじゃないか?とか…もしかして、先頃チラッと試合したヨネ原人が出てくるんじゃいか?とか。
TARUさんならTARUさんって最初から発表すれば良いのに…2試合でも誰も文句言わないんですから(笑)

とまぁ、いつも通りなストーカーの試合。
復帰戦という事もあり、見事なトペコンを決める。
も、やはり寒いせいなのか?すぐ次に試合があるからか?TARUさんもあまり付き合わず、
BTボムのように抱え上げ、自ら回転し落とす、TARUコプターでお終い。
やっぱり、いっちゃんはかかせない存在。
たまにはストロングなのも見たいですけど(笑)

○TARU(6分28秒 体固め※TARUコプター)×ストーカー



第3試合 ビッグ・フジ&TARUvs新井健一郎&三島来夢

TARUさんは一応2試合目、そしてフジもお仕事がありそうなので、単調かつ早めに切り上げ。
何故か、JAPANで試合をし続ける三島がボコボコのボロボロにされる。
この選手…良いとこ全く見られないなぁ。顔えなりかずきだし…。
うぅむ。これは厳しい人材不足といったところでしょうか。
怪我人だらけだし、しょうがないのかな。
寒かったので、早く終わってちょっと嬉しかった…(苦笑)

○フジ(4分52秒 片エビ固め※ノド輪落とし)×三島



第4試合 斉藤了vs堀口元気

悪い選手じゃないのにいまいちパッとしなかった堀口。
ルードturnした前回後楽園でも、たいしたインパクトは残せなかった。
が、今日は違う。
ハゲぇ〜、ハゲぇ〜と罵られながらの入場にも不敵な笑みを見せる。
試合でも憎々しい表情、そして張り手などで、ルードっぷりをアピール。
見た目たいした変化はないんですけど、凄く変わった気がする。
漸く、ここにきて堀口のキャラやら個性やらの歯車が噛み合って来たようで。
ビバ!M2K!って感じです(笑)

両者の動きがうまく噛み合った攻撃の数々。
そして後半になるとM2Kの乱入。どれも流れが絶妙過ぎる。バッチグー。
フジが二人乗りママチャリで助けに来ると、元気を取り戻した斉藤了。
秘技メッセンジャーで堀口を丸め込み勝利。
いやぁ〜、良い試合だったなぁ〜と思ったのも束の間。

SUWAが乱入し、その余韻を吹き飛ばす。
「オレはもうクレイジーじゃねぇ。」
そう言い放つとフジと一色即発状態。
早速、今シリーズ(まだまだあるのよ、闘龍門のシリーズ)一騎討ちが決定。
これは来年のビッグマッチでCIMAvsSUWAの決着戦を見越しての事でせうか?

良い試合の印象を掻き消されてしまって、ちょっぴり残念でした。

○斉藤(12分54秒 メッセンジャー)×堀口


休憩前、来年のT2P興行の宣伝。
また、TARUさんが大柳との試合をアピール。
TARUさん絡まない大柳も見てみたいな。

と、堀口がひょこひょことやって来る。
「校長、この間はスイマセンでした。さっき負けて鬱憤たまってるんで、今ここで一騎討ちしてもらえませんか?」
校長を抱え上げた堀口は、ビーチブレイクの態勢。
が、これをパワーボムで切り返す校長。
校長の復帰がにわかに現実味を帯びてきました(笑)

堀口を一蹴した校長、「あさって最後の手術を受ける事にしました。」
もし、校長が帰って来たらストーリーも厚みを増すでしょうねぇ。
個人的には、闘龍門絡みじゃなくても良いので、校長の復帰、見たいです。


第5試合 マグナムTOKYOvsリッキー・マルビン

下手したら場内の寒さをより感じさせる事になるかもしれない危険極まりないカード。
どちらも受けが下手。
こういうギャンブルをするぐらいなら、安心して見られるアパッチェ出してた方が無難だっと思うんですが…。
やはり悪い予感的中というか何と言うか。
何しろ噛み合わない。噛み合わないものだから、中途半端な間があいてしまう。

ふむふむ。リッキー・マルビンはやっかいな存在。
飛び技はキレイで文句を言う事はないですけど、底が浅い。
何だか高級料理店で出てくるようなステーキのよう。(美味しいんだけど、小さいから物足りないみたいな)
彼をシングル戦でうまく使うには5分以内のハイスパート満載の試合が良いのではないかと。
J-CUPでのCIMA戦のような。

そんなこんなで特におぉ!っと思う所もなく、あっけなくマグナムのバイアグラでピン。
場内をより一層冷やしてくれた…が、これによりメインへの期待が高まった、
という点では良かったのか。

試合後、マグナムのダンスタイムに乱入したSUWAがマグナムに握手を求める一幕あり。
マグナムが握手をした時、おぉぉぉぉ!と興奮してしまったが、そんなはずもなく、
やっぱりルードなSUWAはFFFを決め去っていった…。
今後何かあるのかなぁ?

○マグナム(13分12秒 片エビ固め※バイアグラドライバー)×マルビン



第6試合 望月成晃vsCIMA

まず、セコンド陣が入場しリング外を固める。
この試合はランバージャックマッチ。両リンを封じるという見せ場のポイントを作る。
新しい白いコスチュームなCIMAにもはやルードとしての匂いは微塵も感じない。
緊張感漂う中、ゴング。

序盤は静かな展開。
じっくりとしたレスリング…これから起こる壮大ムーブの序曲のよう。
CIMAがリング下に落ちると、M2Kの面々がいたぶる。
モッチーが落ちると、すぐにリング内に上げられる。
これだけでも十分に面白い。が、面白いスポットはこれから。
リング内にM2Kの面々を呼び寄せると、CIMAをコーナーに振り串刺し攻撃。
堀口、ダークネスの攻撃、それに続けとモッチー。だが、これはかわされる。
すると、今度はC−MAXの対角線攻撃、CIMA、TARU、フジ…そして、正規軍も入り乱れ、
8月の3WAY以上に豪華な攻撃の数々。
シングルだからじっくりやる。というような概念はもはや通用しないのか。

モッチーが最強ハイキックをCIMAに見舞う。
ダウンしたCIMAをリング外に出し、両リンを狙う。
これを阻止しようと入ってきた岡村社長は、M2Kに取り押さえられる。
が、黙っていなかったのは校長。
校長が両リンを阻止し、CIMA、モッチーをリング上に上げる。
リングに上がったモッチーは掟破りのシュバインを狙う。
が、これは返され逆にCIMAに左ハイキックをもらい、シュバインに沈んだ。
どこか精彩の欠けていたCIMA、やはりまだヒザ良くないようで(当たり前か。)
今にして思えば、その為のランバージャックだったような気さえする。

モッチーは潔く自分で頭にバリカンを入れ、そしてC-MAXのメンバーもモッチーの頭を刈る。
見事なまでにキレイな坊主頭。
そして、四方に礼をし立ち去るモッチーは着ていたM2KTシャツを脱ぎ捨てる。
場内はちょっと騒然としたが、皆一様にリングで勝ち誇るCIMAに釘付け。
ソレガシは、寒さとやっぱり負けたモッチーの姿を見て氷付け(凍死)

約1年ぶりのクレイジーファッキンでのしめは、暖かい満足度の高い思いを植え付けた。

○CIMA(15分56秒 片エビ固め※シュバイン)×望成


ビッグマッチ、しかも年末の総決算の興行でハッピーエンド。
そして、モッチーは1年越しでの坊主。
異様な盛り上がりを見せた。CIMAが勝った瞬間、場内が総立ちになったほど。
でも、つくづく思った今のC-MAXならびにCIMAは、天使なんだな、と。
校長という神が存在し、M2Kという悪魔がいる。
それにより関係が際立って見える。(正規軍は…妖精みたいなものだろう)
この構図がはっきり、誰にでも一目でわかるから面白いというのがある。

でも、これは今年までかな?と思える節がいくつもあったし、
軍団抗争を長々をいつまでも続けるのは…と校長もどこかで思ってるんじゃないでしょうか?
それよりも何よりも、今の怪我人だらけの状況を何とかしないと…。
客が入らなくて潰れるというパターンはあるけど、客が入るのに選手がいないという状況になるかもしれない。
来年からは、ちょっと抑え気味にしないと…危ういんじゃないかなぁ?

それを考えると夜も眠れません。




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