11/23闘龍門越谷桂スタジオ大会観戦記
■団体:闘龍門
■日時:2001年11月23日
■会場:桂スタジオ
■書き手:ダイス
桂スタジオという会場は、東武線の蒲生駅から不安な気持ちになるぐらい長い商店街をまっすぐ歩いて、コンビニが2軒並んでる十字路を右に曲がって、やはり不安になるぐらいまっすぐ歩いたところにある。駅から徒歩15分。関東の常設会場では希に見るアクセスの悪い会場だが、いつものとおり満員だった。まあ正規のチケット売場でダンピング販売とかしてたけどな。「3列め○千円でいいよ」っていうから言い値で買ったけど、全部で5列しか椅子ないしなあ。
5分押しで『いつも何度でも』から『闘龍門のテーマ』がフルコーラス流れると18時15分。駒沢大会はどうあがいても試合開始予定時間に着けそうもないので12月10日もこんな感じでよろしくお願いします(笑)。

本日の対戦カード発表。セミが了vsモッチー、メインがCIMAvs堀口と、闘龍門にしては珍しくシングルが二つ、そして6人タッグがひとつもない。相変わらず神田、チョコ、SUWA、市川と欠場者だらけでカード編成苦しいのかなと邪推したところに「クレイジー・マックス!」の声。一気にボルテージのあがる女性ファン。この嬌声を聞くために闘龍門に通ってるような気もするよ。
「こんばんは、あいかわらず3人のC−MAXです」フジイさんが了とのタッグを組んだこと、TARUさんに新たなライバル大柳があらわれたことなどを語った後、駒沢のモッチー戦への意気込みを語る「あいつらはやってはいけないことを、触れてはいけないことをやった。ケガで欠場を続けているウルティモ・ドラゴンに手を出した。その落とし前をつけるために俺は駒沢のリングにあがります」
そこへリングサイドのハゲ親父に手かざしで毛髪力を与えながらマグナム率いる正規軍登場。
「CIMA、お前の言うとおりだ。珍しく気があっちゃったな、まあ俺はセミでマルビンと遺恨の無い清く、正しく、美しいタイトルマッチをやるけどその後は手伝ってやるよ」
「お前は坊主になってよかったなあ、駒沢はランバージャックやお前らやることわかってるな」
「俺だって堀口は許してねえよ」
そこに、真新しい黄色のスカジャンにサングラスをかけた堀口を含むM2K登場。チョコはいないけど神田はちゃんとお仕事している。大丈夫かあ?
リング下からモッチーがマイクをとる「俺の描いたシナリオどおりになってきたよ。C−MAXとM2Kどっちが本当のルードか教えてやるよ、だいたいこの前だって弟子のお前達が言えないことを弟子じゃない俺が代弁してやっただけだ。まあそんなことはどうでもいいや、CIMA駒沢ではお前一人で丸坊主だ。お前のシュバインは食らわない、そして場外で俺の最強ハイキックで両リンだ」
「まあいい、今日はシュバインで堀口をKOや」と言い残してC−MAX退場。
「じゃ、俺達もリングに上がろうか」と言ってM2Kもリング上へ。
「そんなことより了、マグレとは言え仮にも俺から3カウント取ったくせにT2Pでミラノに完敗したらいじゃねえか、お前は闘龍門代表で行ったくせにこの恥さらしが」
ここで元気もしゃしゃり出る「お前情けねえな、恥さらし、まあ今日はうちのリーダーがやってくれるよ。ねえ、リーダー」あまりの腰巾着ぶりに場内爆笑。
そんなこんなでMC終了。いやあ、元気素晴らしいな。

第1試合 望月享&ダークネスドラゴンvsドラゴンキッド&アパッチェ
ゴングを待たずに場外へ。この前の後楽園ではなんか動きがスローモーだったが、今日はいつものように通常の団体の3倍のスピードで動き回る。でもこの試合の主役はアパッチェ。リング中央に立つススムとクネスの間を凄いスピードで3往復。唖然とする二人の中心にピタっと止まると、くるっと回って欽ちゃんジャンプ。思わず一緒に飛んでしまう二人。友情が通じたかススムと握手をし、さらに抱き合うアパッチェ。そしてパンチをたたき込むアパッチェ。爆発的な歓声があがる。
相変わらず言語化不能の攻防の後、今日はススムの横須賀カッター炸裂。今日は定番のウルトラウラカンで丸め込まれじゃなかかった。
○ ススム(14分14秒 横須賀カッターから片エビ固め) アパッチェ×

第2試合 三島来夢vs近藤修司
 毎度おなじみ新日前座。いや、休憩前の第3試合ぐらいかな。後楽園の三島はけっこうよかったんだけど、やっぱりシートがよかったんだな。近藤のフィニッシュ、ゴリラクラッチはテキサスクローバーホールドの変形みたいな技。
○ 近藤(7分59秒 ゴリラクラッチ)三島×

第3試合 マグナムTOKYO&新井健一郎vsビッグ・フジ&TARU
 マグナムの長い入場が終わると「やっと終わったよー」と言ってリングに戻るフジ。試合の方はアラケンが体格で優るC−MAXに捕まって、その間マグナムはリングサイドで女性客とダベっているという展開。なんじゃそりゃ。マグナムも見事なドロップキックや「今日も元気に振っちゃいますよー」と宣言つきでの腰振りフランケンを見せるが、TARUさんと場外でもみあってるうちに、アラケンが沈む。目の前で場外戦やってたんでフィニッシュは見逃した(笑)。
○ フジ(12分38秒 のど輪エルボーから片エビ固め)アラケン×

第4試合 斉藤了vs望月成晃
 了がいつものように自転車で入場、すると堀口が全力疾走であらわれて、後ろからサーフボードで殴る。さらに、リングに上げた了にモッチーと二人でサーフボードによるクローズラインをぶちかます。観客の悲鳴の中ゴングが鳴った。先制攻撃でダウンを奪われ、フラフラのまま、入場コスチュームのジャージも脱げずにいたぶられる了。反撃するもなかなかペースを奪えず、サイクリングヤッホーも下からの金的で切り返される。モッチーは余裕しゃくしゃくで、ツイスターからフォールの体勢。しかし、カウント2でカバーを解き、場外へ。MCでの予告通り、最強ハイキックの試し斬りから両リンを狙う。しかし、了のダッキングでハイキックは鉄柱に。その隙にリングへ戻ろうとする了。しかしモッチーもエプロンの了にしがみついて離さない。カウントは既に18。もはやこれまでかと思われたそのとき、一陣の風があらわれた。なんとフジが了の自転車でモッチーをはじき飛ばした。間一髪、了はリングに転がり込み、策におぼれたモッチーは一人場外に取り残された。
○ 了(8分42秒 リングアウト)モッチー×
モッチーがこのまま済ますわけもなく、ハイキックで了を倒す「両リンは逃したが、これが俺の最強ハイキックだ。駒沢ではこれで両リンだ。お前ら俺の最強ハイキックを見に来いよ」
そして了はフジにお姫様だっこでかかえられて控え室へ戻っていくのであった。

メインイベント CIMAvs堀口元気
 『サンダーストーム』のようなイントロのついた『サーフィン・USA』リミックスで元気入場、客席にツバを吐き、髪の毛をとがらせて入場。大事にしろよ。対するCIMAの入場。華があるなんてモンじゃいね。場内のテンションがあっという間にK点を越える。
ゴングが鳴るとCIMAがセコンドのM2Kに手を出すなよと牽制すると、肝心の元気に背後から殴られる。そのままM2K総出で場外戦、TARUやフジのサポートもあり、なんとかリングに戻る。CIMAが元気の髪をひっぱるとどんな攻撃を受けたときよりもあわてるM2Kが楽しい。いちばん大事なものに手をかけられた堀口が、怒りのビーチブレイクに行こうとするが、CIMAはサルモネラで切り返す。さらにブルーボックスで乱入しようとしたススムを返り討ちにし、コーナーの元気に投げつける。ビーナスからアイコノクラズムを決め、いよいよトドメのシュバインの体勢に、しかしそこで黙ってるM2Kではない。リング上になだれ込むと、モッチーがパウダー攻撃から最強ハイキック。そして元気がビーチブレイク、元気にもダメージがあったか、カバーにはいけなかったが、なんとそのまま10カウント!
○ 元気(9分59秒 ビーチブレイクによるKO)CIMA×

モッチーが我が物顔でマイクをとる「俺はCIMAより、今日の両リン予告を破ったフジの方が憎い、どうせCIMAはビーチブレイクで欠場だ。駒沢はフジとやる。それから了、出てこい」
よろよろとした足取りで出てくる了に「そんなにつらいなら出てくるんじゃねえよ、お前一応チャンピオンなんだろ、駒沢で元気とやれ」
元気「おいチャンピオン、リーダーの言うとおりNWA世界ウエルターを賭けてやろうぜ、何か言えよ、しゃべれねえのか、おら逃げんのかよ…」
ここで流れる『セ・パラドス』校長登場。
「リングにあがると何されるかわからねえからここ(本部席)からしゃべるけど、お前ら、なにかってに決めてるんだよ。CIMAはそんなに弱くない。俺もビーチブレイクくらったけど、もうなんともないよ。だいたい駒沢はチケット売れてないんだ、お前とフジじゃ大変なことになるよそれから堀口、後で控え室でおぼえてろよ」シュートな発言が入り交じった微妙なマイクに場内がリアクションに困りながらも了と堀口のウエルター戦が決定。
そしてCIMAが「望月、お前がいつも言ってるように大事な試合だけ勝てばいいんや、お前をシュバインで病院送りにしてやる、そしてその歳に似合わない薄汚い金髪を丸坊主じゃなく、五厘刈りにしてやるよ」

ビッグマッチのメインを張る二人がどちらも敗れるという波乱の展開だが、今日のセミとメインの乱入は、どれも見事なタイミングだった。駒沢では最初からリングの周りをぐるりと選手達が取り囲む。これは凄い物が見れそうだ。

……でもさ、決まった物はしょうがないけど、やっぱり平日の夜に駒沢(最寄り駅から徒歩20分)じゃ、そりゃ客入りもきついでしょ。




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