2001.11.23 FMW 横浜文化体育館
■団体:FMW
■日時:2001年11月23日
■会場:横浜文化体育館
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

マ「mayaです。どうも。お久し振りです。」
殿「それで行ったのか?」
マ「別に行く気は無かったんですけど、たまには殿に今月はもう何もありませんというメールを送ろうと思ってメールボックスを開けたら、当日に殿の行くのか行かないのか、書くのか書かないのかはっきりせいというメールが入ってまして。」
殿「なんか、とってつけたような話やな。」
マ「この日にFMWがあること自体も忘れていたのですが、せっかくだから行くことにしました。」
殿「よう言うわ、この間一日で飛鳥と天龍を見られるのはお得だと言うてたやろ。」
マ「そんなこと言いましたっけ。」
殿「それよりも、ドレス剥ぎマッチ下着無しに興味があると言うてたで。」
マ「なんか、言っていたような気もしますが。」
殿「あんたは、ベラベラ喋るわりには、言っているそばから忘れてまうんやな。そういうことだと・・・」
マ「また説教ですか。」
殿「まあ、ええわ、それでどうやったんや。」
マ「初めに断っておきますが、私はFMWのことをあまり知らないので・・・」
殿「FMWというかプロレス自体分かってへんわ。疲れるやっちゃなあ。」
マ「相変わらず厳しいですね。はっきり言ってFMWはあまり好きじゃないんですよ。いい悪いは別にして、嗜好の問題なので。だけど、FMWの掲示板とかを見ると結構目が肥えた人が多くて時々読むのですが、結局実際見ると何が面白いのか良く分からないのです。それで、PPVがあるので開始時間キッカリで始まりましたが、この時点でアリーナ3割2階席は5割という感じでした。最終的には2階席は9割ぐらいになったのですが、アリーナは4割くらいですかね。GAEAの川崎もこんな感じなんでしょうね。(主催者発表4900人)」
殿「そんな、入んのか。だけど、天龍じゃ今時客入らへんで。」
マ「まあ、そうでしょうけど。そのくらい私も知ってますよ。あと、ライティングとかは思ったほど派手では無かったんですけど、真撃みたいにゴテゴテし過ぎるほどより、あのくらいの方がセンスがあっていいですね。闘龍門の大田区は例外としてもあの位なら十分かなという感じです。第一試合はサン・ポールとチョコボール向井のシングルです。サン・ポールというのは、今日デビュー戦らしいんですが、外人でちょっとアンディ・フグ似でしたね。」
殿「それで、試合はどうやったんや。」
マ「まあ、デビュー戦ですから。それにしては良くやったという感じですかね。以上。」
殿「それで終わりか。」
マ「それ以外言い様がないですもん。」
× サン・ポール(6分47秒 ラクダ固め)チョコボール向井 ○

マ「次は佐々木義人の親父軍団と吉田専務の親衛隊軍団です。大矢、佐々木、佐々木の親父対NOSAWA 牧田理 吉田専務です。一応スクリーンで今迄の成り行きが流れるのですが、なんか良くわからないし、そんなに面白くないし、どうでもいいなという感じですね。しかも出待ちの通路から乱闘が始まってそのまま試合になってしまったので、誰が誰だか良く分からなくて。」
殿「そりゃあんたの勉強不足や。」
マ「それでも、佐々木の親父と吉田専務はそれぞれ素人の割にはいい味を出していました。普通素人を出すと外すもんですが、さすがにこのへんは手慣れたもので結構面白かったです。ただ試合的に面白かったのは、この二人が軸になっている展開だけですけども。」
殿「そりゃそうやろ、他は誰だか分かれへんから。」
マ「ただ、試合後の寸劇は長いし良くわからないし、セリフが棒読みなので私だけじゃなく、客はみんな惹いてましたね。『That’sエンタメ・レスリングショー・スペシャル』ですからなんかしなきゃいけないというのがあるかもしれませんが、あれだとねという感じでした。」
殿「最近、ネタも少なくなってしもうたしな。」
大矢剛功 ○佐々木義人 佐々木の親父(正人) (8分08秒 原爆固め) NOSAWA 牧田理× 吉田専務

マ「次は期待のドレス剥ぎマッチ下着無しです。美玲とMAKIKOがやるんですが、どっちがどっか良く分からないんでですけど、まあこの際そんなことどうでもいいですね。一応雁之助の愛人の座をどっちが取るかというアングルがあったみたいですが、それもどうでもいいですね。」
殿「これをお目当てにしてたんやろ。」
マ「まあ、そうなんですけど、なんか話しが違うというか。」
殿「大体、そういうもんやで。」
マ「まあ、いつも裏切れながら、つい期待してしまうんですが、これもいつものパターンでしたね。お客さんの野次の方が面白かったですけ。なんかストリップ劇場のお客さんみたいで。」
殿「客の方が餓えているんやな。」
マ「そんな感じで。なんか場末の雰囲気があって良かったですけど、下着はちゃんと着ていたのでそれなら普通じゃあないかという感じで、まあ、こういう所がFMらしいところですね。基本的に宣伝以上のことはない。期待するほうがバカだという感じで、試合後にまた棒読みの寸劇をやって、客はまた惹いてました。とんだスカでした。」
×美玲(2分35秒 ドレス剥ぎ)MAKIKO○

マ「次はリッキーフジの結婚式で、リング上に椅子が配置されて荒井社長が神父さんをやってました。なんかまた寸劇が始まりまたかよと思ったのですが、主賓の登場というところで、最初におそろしゴリラとサバイバル飛田が出て来たのが個人的には受けてしまいました。あと、怨霊とか悪霊とかも出せば結構可笑しかったと思ったのですが、フライングキッド市原、ハッピー池田、ヤス・ウラノ、マスク・ド・スモゥ、足立知也、GAEA川崎出場が決った菊澤光信という面子でした。」
殿「GAEAはどうでもいいねん。」
マ「まあ、それでまた寸劇が始まるんですが、今回一応オチもあって少し笑えたのですが、長いですね基本的に。セリフの喋り方も台本があるのがミエミエ出し。」
殿「プロレスは基本的に台本があるんや。」
マ「まあ、そうなんですけど、それを悟られないようにやるのがプロレスなんですけど、あれだけタドタドしいとやっているレスラーもきついかもしれませんが、見ているこっちはもっときついですね。もう途中で飽きてしまいました。それで、結婚式からバトルロイヤルになりましたが、その過程も話しましょうか?」
殿「もう、ええわさっさと次に行け。」
マ「救いは寸劇の時間を考えて試合時間が短い所ですね。ただ、サバイバル飛田はなんとなく良かったです。埼玉プロレスは見に行こうとは思えないけど、またどっかで出たら見てみたいと思いました。」
試合結果(退場順):ハッピー池田(0:25)、おそろしゴリラ(1:15)、足立知也(1:43)、ヤス・ウラノ(1:50)、マスク・ド・スモゥ(2:02)、リッキー・フジ(2:35)、フライングキッド市原(3:39)、サバイバル飛田(4:03)、菊澤光信(4:23)勝者:新宿鮫

マ「ジミー・スヌーカ ジェイソン・レイとGOEMON 怨霊の『レジェンド・オブ "スーパーフライ" タッグマッチ』です。」
殿「なつかしいな。今度ホーガンの新団体に加入すんやろ。」
マ「そうみたいですけど、あれだとホーガンも前途多難という感じですね。」
殿「あかんかったか。」
マ「GOEMONと怨霊も試合中にどう受ければいいのか悩んでいました。GOEMONがスヌーカーにフライング・ボディ・アタックをかわして会場からブーイングを食らってましたが、あんなノロノロコーナーに上がられたら食らうのも白々しいという感じですね。足は揃っていたし。だけど成功したとしても今時フライング・ボディ・アタックでホールを取られてもね。怨霊にはもう少し出来る相手を当てて欲しいです。」
殿「何も言わんわ。」
マ「この後、スヌーカを交えて吉田専務絡みの寸劇があったんですが、別にいいですよね。ただでさえサムイ展開が多かったので会場が凍ってましたけど。やればやるほど裏目に出る感じです。」
殿「まあ、なんとなく分かるわ。」
ジミー・スヌーカ ×ジェイソン・レイ(5分34秒 セントーンボム→体固め)GOEMON○ 怨霊

マ「やっと私の心のメイン、飛鳥、京子組対ラスカチョです。」
殿「幸せなやっちゃなあ。」
マ「京子と飛鳥の入場で会場が今日初めてどよめいたんですが、何があったのかなと思ったのですが、どうやら飛鳥の登場でどよめいたみたいです。」
殿「ホンマかいな。主観が入り過ぎてないか。」
マ「ほんと〜うですって。私の回りの人が『やっぱ飛鳥はカッコイイな』と言ってましたもの。FMWですから初めて見る人もいたんじゃないです
か。」
殿「まあ、ええわ。それで試合は。」
マ「この日の中では、やっとまともな試合を見れたという感じですけど、まあ思ったほどじゃなかったですね。なんとなくマッタリしていて。飛鳥はいつも通りでしたけど、ラスカチョはデスマッチ絡みや金網だと面白いんですけど、普通の試合だとイマイチですね。まあ、この4人だったらハードコア・マッチも出来るでしょうが、この日は前座だから遠慮したんでしょうね。」
殿「mayaさんも飛鳥はヘタなのをいい加減気付いた方がええんとちゃうか。」
マ「いいんですよ飛鳥はヘタでも。主役だから。回りが盛り上げれば。それがショービジネスの基本ですよ。大体俳優でも主役に上手い奴なんてほとんどいないですよ。」
殿「そうなんか。」
マ「ジュニアは別にして、主役がチョコチョコ動くと重みが無くなりますから。天龍が藤波みたいにちょこちょこ動いたら興醒めしますでしょ
う。」
殿「ワシはそもそも天龍自体に興醒めしているけど、確かに天龍にチョコチョコ動かれたらかえってウザイな。だけど、それだから藤波は主役になれないのか。」
マ「まあ、チョコチョコ動き過ぎるんですよ、全てにおいて。それで飛鳥は三田のえっちゃんにアイコノクラズムを使っていましたよ。」
殿「あれは、いかんで。受け身取れへんやろ。受け身取れへんもん。相手が壊れるで。」
マ「まあ、高瀬じゃヤバイかもしれませんけど、三田ならどうにかするでしょう。」
殿「確かに三田ならどうにかするな。」
マ「大体、三田は既にある意味どっか壊れている感じがするし。今更多少壊れても一緒でしょう。」
殿「あんたと一緒だわ。」
マ「まあ、試合自体は大したことなかったんですが、試合中に下田に飛鳥が『このババア』と言われたのが何とも不憫ながらも可笑しかったです。」
殿「だって、飛鳥はババアだからしゃぁないやん。」
マ「確かにそうですけど、なんか下田には言われたくないという感じもするんでけど。」
殿「どっちもどっちやで。」
マ「試合後に下田が『チクショー、クソばばあ、いつまでやるんだよ』と言ったら、飛鳥が『ばばあ、ばばあ、言うんじゃねえよ。30越えたらみんな一緒なんだよ!』というのが妙に受けていましたね。今迄の寸劇もこれだけで持っていかれたという感じです。やっぱ主役は主役ですよ。ヘタでも。」
殿「全くmayaさんの身びいきはかなわんな。」
マ「ヘタ好きですから。」
○井上京子 ライオネス飛鳥 (15分00秒 飛びつき回転エビ固め)下田美馬× 三田英津子

マ「ここで休憩です。正直言ってここまで良く起きてたなと自分を褒めてあげたいですね。」
殿「勝手にせい。」
マ「そういえば、休憩前に元川の挨拶がありました。この日はPPVの解説をしてたらしいのですが、首の手術は成功したらしいですよ。良かったですね。」
殿「はよ、次行け。」
マ「休憩中に女性のMCがあったのですが、噛みまくりで聞いてられませんでした。なんか素人丸出しで。FMWの最大の弱点は喋れる奴がいない所ですね。セリフもちゃんと覚えられないし。闘龍門の場合、校長以外全員喋れてちゃんと自分の役割を分かっているのですが。エンタメ路線としては致命的ですね。」
殿「キッドがいるで。」
マ「だからキッドには喋らせないんです。あとは久し振りに飛鳥が見れて良かったなという感じですかね。」
殿「最近、GAEAには出て無いもんな。だけど、Ozで出たやろ。」
マ「だから2カ月振りです。」
殿「それで久し振りなんか?」
マ「私にとっては。前に8日間で3回見たことがありましたから。」

マ「後半戦は『WEWタッグ選手権王座決定戦』で、ミスター雁之助、マンモス佐々木 vs "バイオモンスター" DNA、ドクター・ルーサーです。場外戦からスタートしました。相変わらず何も期待してなかったのですが、マンモス佐々木が結構良くなっていましたね。」
殿「渋い所に行くな。」
マ「試合も他のFMWの試合の中ではグレードが上がりました。あくまでも今迄の中ではですけど。まあ、マンモスを発見できて良かったな、という感じですかね。」
○ミスター雁之助 マンモス佐々木(12分56秒 雁之助クラッチ) "バイオモンスター" DNA ドクター・ルーサー×

マ「次はセミで金村とサスケのタイトルマッチです。またサスケかという感じですね。」
殿「しょっぱいくせして、よう出てくるな。」
マ「基本的に私は金の字だけは好きなんですけど、この試合はどれだけサスケが受けられるかの問題ですからね。」
殿「アカンやろ。」
マ「2階から落されていましたので、役割は一応果たしたと思うのですが、サスケが失神しているのは三味線なのかガチなのか良く分からないので、見ていられませんね。」
殿「まあ、出稼ぎせなアカンのはしゃぁないと思うけど。」
マ「そろそろいい加減にしろと思うのですが、金の字はダッチワイフでも活けるタイプのような気がして、なんか可笑しかったです。白鳥を扱っていたえべっさんと一緒ですね。だけど、サスケもそろそろ自分の商品価値を考えて欲しいですよね。ウルティモ・ドラゴンみたいにブッカーに専念した方がいいんじゃないですか。ヘビーとジュニアは競技年齢が違うんですよね。今度やるタイソンは35歳だし、ルイスは36歳ですから。ヘビーはある程度年を取っても出来るんですが。動けないサスケはもういいんじゃないですか。」
殿「もう、この試合自体もうええわ。」
マ「ただ、ここまでで分かったのですが、怨霊、マンモス佐々木、金の字自体は面白いので、マッチメーク次第ではもっと面白くなるのに、そのキャラを活用していませんね。闘龍門なんて個々のキャラクターを背伸びし過ぎじゃないかと思えるほど使うのですが、FMWはそれを活かしてない。もうすこしヒネればどうにかなると思うのですが。」
『WEWシングル選手権試合』 ○金村キンタロー (15分48秒 サンダーファイヤー→エビ固め)ザ・グレート・サスケ×

マ「メインです。試合前のビデオを見て、FMWはガルーダを売出したいのがミエミエでひょとしてこれは冬木がガルーダからジョブだと思ったんですが、結果から言うとガルーダにハヤブサの代わりをやらせるのは少し無理かなと。ガルーダが悪いというより、ガルーダをメインに抜擢して天龍に当てさせたFMW側に問題がありますね。」
殿「やっぱ天龍は付き合わんか。」
マ「付き合うどうのこうのより、最初の逆水平で腰が抜けてましたね。それでも、結構見れたのは黒田が天龍の攻撃を一通り全て受けていたの
で。」
殿「黒田じゃ荷が重いやろ。」
マ「そう思ったのですが、これが結構頑張ってガルーダがショボイ分を一手に引き受けて、一応形を作った感じです。今迄個人的には黒田なんて好き嫌いの範疇にも入っていなかったのですが、あそこまで受けるのを見ると感心してしまいました。場外でビール瓶で額を破られたし。」
殿「まあ、天龍は無茶するし、あまり考えてないからな。」
マ「一緒に働きたくない上司と大仕事をどうにか仕上げなければならない中堅社員という感じで、黒田のキャラでは無いとは思うんですけど、良かったですね。」
殿「新入社員は役に立たんかったわけやな。」
マ「まあ、今回は黒田がフォローしたから今回は見逃してあげましょう。ただ、FMWでの天龍というのは少し無理がありますね。飛鳥のアルシ状態と同じで。強い弱いとかじゃなくて存在感が圧倒的ですもの。」
殿「また、身贔屓やんけ。」
マ「確かにそうかもしれませんが、結構凍りかけた会場を飛鳥と天龍の入場だけで暖めたというのはありましたよ。歌舞伎と一緒ですね。見世物なんですから、どう見せるかが。ということで、この日はマンモス佐々木や黒田の頑張りは新しい発見として良かったのですが、はっきり言わせてもらって、飛鳥や天龍の存在感には勝てないという感じでしたね。なんだかんだ言って、闘龍門やGAEAが面白いのは各選手のキャラに気を使っていますね。GAEAなんか前にインタビューで杉山さんが、フリーの選手は仕方無いけどGAEAの選手は基本的にファンとの接触を避けていると言ってました。これは、選手は商品だから見に来てくれるファンと同じ次元にはしたくないらしいです。」
殿「売店で売り子をやっているのにか?」
マ「あれが、最大限の譲歩なんだと思いますよ。その代わり売店でも握手や写真撮影はOKなんですけどサインはNGなんです。選手は商品だからファンとは距離を置くという考えですね。その代わり会社が認めたサイン会やファン感謝祭みたいな時にはとことんサービスするということです。そうやって選手の希少価値を高めているのですが。」
殿「確かにGAEAはエンタメ業界が進出した訳だから、そのへんのこだわりは厳しいんやろな。」
マ「そうなんです。エンタメやるには、まずはキャラ立ちをさせなきゃいけないんです。それを闘龍門やGAEAは分かっているし、この日はFMWのエンタメ路線はことごとく飛鳥や天龍に持っていかれたという感じがするのですが。」
殿「FMWのエンタメ路線自体あまりアングルが練られてないしな。」
マ「まあ、この日の結論は飛鳥や天龍の存在自体がエンタメですね。CIMAやマグナムのキャラを苦心している闘龍門もエンタメだと思いますし。」
殿「だけど、飛鳥と天龍はヘタやで。」
マ「だから主役はヘタでもいいんですよ。回りが盛りたてれば。」
殿「目茶苦茶な論理やな。」
黒田哲広 ×ガルーダ (23分33秒 ラリアート→片エビ固め)天龍源一郎(WAR) 冬木弘道○




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