闘いのワンダーランド
■団体:闘龍門
■日時:2001年11月8日
■会場:後楽園ホール
■書き手:リー監督 (ex:リー監督の「た・い・く・つ」

 今の新日は「闘いのワンダーランドではない」が、その言葉の厳密な意味で闘龍門は「闘いのワンダーランド」である。もちろん、その定義を変化させたのはWWFに代表されるアメリカン・プロレス。闘龍門は贅沢にも世界のプロレスをミックスさせた、インターナショナル・スタイルを標榜し実現させている。もはや観戦記など書くだけ無駄なのかもしれない。

 満員。超満員ではないが間違いなく満員。どこからこんなにゾロゾロと人が集まってくるのか。しかも、若い。素晴らしい。

 市川とTARUは怪我による欠場。SUWAは暴れ過ぎて謹慎欠場・・・じゃなくて行方不明。

 最初に書いておくが、今日の闘龍門はあまり面白くなかった。そりゃ第1試合とメインは凄いし、最後の校長ストレッチャージョブも「そこまでやるか」の驚愕シナリオ。さらに12/10の駒沢では恐ろしいことが待っているのだ(多分)。2010年にはモノリスが木星を喰い散らかし爆発させて、第2の太陽が登場するのだけれど、その前に2001年も大変なことになりそうだ。

 第1試合が、堀口元気・ドラゴンKID・マグナムTOKYO 対 ダークネスドラゴン・望月享・神田裕之 と発表されたところでM2K登場。神田が怪我していて試合が出来ないはずなのに、どういうことだと怒るリーダー・望月成晃。正規軍が出て来て「3-2でもいいからやろう」と、どうでもいいような繋ぎをしているうちに浅井校長の登場。「治った」という報告があったから試合を組んだとのこと。

モッチー「試合無理っすよ。まだ治ってないんで」

 要するに誰かが変な報告をしたということらしい。敢えて苦言を呈するなら、報告係を誰にしておくのかをきっちり決めてボケのネタを考えるべきだと思うが、それが出来ていない。

校長「わかった。休めよ、神田。でどうするんだよ。3-2でやるのか。困ったな。3人なら堀口が一番、格が落ちますよね」

会場が「えええええ!」。

校長「KIDとススムの対戦、観たいよね。マグナムとクネスも観たいよね。じゃ堀口(が抜けるべきだろう) 」

また会場が「ええええええ!」

校長「じゃモッチー、出るか?」

 会場から「校長出ろ!」に「出ません」と反応する校長。さらに会場から「岡村社長!」には「岡村が入ると、試合面白くないから」・・・・ひいいいいい。というわけで抜けるのは堀口元気。その本当の意味はすぐに判る。

 次はセミの話題へと移行。CIMAもチョコも復帰戦なのだ。チョコが復帰の挨拶をしようとしたところへクレイジーマックス登場。マグナムが「着替えがあるから」と引っ込むのもやや不自然。ドタバタあってメインの話題へ。「エックス」の正体はメインの入場でのお楽しみ、とモッチー。いつの間にかC−MAXのコーナーに斉藤了がいる。

 CIMAは11/21発売のビデオ「天下三分の計」の宣伝。おお。このビデオは楽しみだ。なんといってもあの戦慄の6人タッグ3WAYがノーカット収録だぜ、ベイビー。オイラは2本買うつもりだぜ。みんなも買ってくれよな。と私も宣伝してみました。買わないと不幸になるよ。

 面白くてくだらないCIMAとフジのコントを交えながら、斉藤了が「合体クレイジーファッキン」をやって、前説の締め。今日の前説は少し長いなあ。

 
(1)望月享・ダークネスドラゴン 対 ドラゴンKID・マグナムTOKYO

 マグの入場。ぐぇっぷ。第1試合なのにメインイベントだ。これは観戦記など読んでいる場合ではありませんぞ。会場で観ましょう。

 ススムのびっくり日本新記録を狙った、超々滞空時間の長いブレーンバスターにはビックリ。あれはKIDもかなり疲れる技だろうなあ。それからススムはKIDに対してロープに擦り付ける目潰しを敢行。3本のロープを1つずつ下がってやるのが新しいセンス。

 15:31ドラゴンラナでKIDがススムをピン。ススムは頭から落ちた。恐ろしい。

(2)新井健一郎 対 スペル・シーサ

 5分間のエクシビション。SAITOのテーマでSAITOに連れられて入場したスペル・シーサは沖縄出身の新鋭・・・らしい。覆面をして、体型が判らないようにジャージを脱がない。SAITOの弟子だけに逆立ちなんぞもやっていた。これは推測だが、今後はSAITOが・・・。まあいいや。

(3)リッキーマルビン 対 アパッチェ

 勝者がマグの英連邦ベルトに挑戦するらしい。

 マルビンもアパッチェも凄い動きだが、コケたり当たりが浅かったりしてイマイチ。それでもアパッチェはしっかりと試合を作っていた。
10:27、超高速ラ・マヒストラルでマルビンの勝ち。

・休憩

(4)CIMA 対 チョコフレークK-ICHI

 CIMAがコールされるとものすごい紙吹雪のような紙テープ(編集部注:本当は紙テープって書きたかったが間違えたらしい)。今まで観た闘龍門興行の中でも一番多かった。さすが真のエース。チョコがCIMAの足を蹴る時は、膝に影響がないように尻に近いところを狙っていた。治っていないのね。

 59秒。新技「シュバイン」でCIMAが秒殺勝利。駒沢までどれくらい治るのだろうか。

 ススムに続き、チョコまでが担架で運ばれる。

(5)ビッグバイシクルブラザーズ(ビッグフジ&斉藤了) 対 望月成晃 堀口元気

 最後に登場の「エックス」は、なんと、堀口元気。・・・予想通りだ。嘘だと思うなら前回の私の観戦記を見てね。

 ちなみにビッグバイシクルブラザーズの入場曲ではクイーンの「バイシクルレース」を最初に持ってきていた。後は2人の入場曲のミックス。

 これもまた第1試合に続いて凄い試合。とにかく、ビッグブラザーズに対する観客の反応は凄まじい。M2Kのロゴをコスチュームに入れた元気の生意気な態度にも好感。

 途中で神田がブルーボックスなどで乱入するも、その度に首が痛いようで、東口の裏まで行ってしまう。可哀相だ。そうまでして乱入しなければならないとは・・・。ブックを遵守するプロレスの厳しさを目の当たりにしてしまった。

 15:23、了がモッチーを丸め込んで了の勝ち。会場大爆発。ひいいいい。


 試合後、いつものようにM2Kがリング内リンチ。そこへCIMAがやってきてその場を押さえる。なんだかんだで、12/10の駒沢はCIMAとモッチーの一騎打ちが行われることが決定。髪切り&ランバージャックデスマッチ。両リン狙いを封じる校長の思惑だが、「リングの外にはM2Kもいるわけだし」と両リンで自分の髪を犠牲にしてまで、CIMAの髪を切らせたいらしい。あへえ。最強ハイキック 対 シュバイン の対決であることを両者が宣言。

 
 それはそれとして、まだ最後があった。

 
 校長がもう試合に出られない、と医者に言われたらしい。言葉に詰まる校長に替わり、岡村社長がリングに上がって涙の演出。そこへ「バッドエンド推進委員会」(そんなこと言ってないけど)のモッチー登場。

モッチー「選手をあきらめたのか。そうならプロデューサーも辞めてくれねーかな。とっととメキシコへ帰って。この時節柄、飛行機に乗ってもう日本に来なくて良いから。オレがプロデュースしてやるよ」

 リング上は大混乱。M2Kが校長を袋だたき。元気が校長にビーチブレイク。ひええええ。CIMAが大激怒。モッチーは来年から自分がプロデューサーになることを宣言して、興行はお終い。

 素晴らしい。実に素晴らしい。駒沢に行かなければ・・・。




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