全日10・27武道館
■団体:全日本
■日時:2001年10月27日
■会場:日本武道館
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 全日本は久しぶり、1月のドーム以来。武道館となると去年の10月天龍vs川田以来1年ぶり。招待券でリングサイド前から2列目で観戦という幸運に与りました。
 客入り、最終的には満員に。ただ、そのうちの招待券比率がいかほどのものかわかりませんが…

第1試合 ○ジャイアント・キマラ(8:58 体固め)×キム・ドク
 とにかく近くで見ているので、ふだんは見過ごしがちなキマラの細かいネタ(相手のチョップ食らっていちいち小刻みに全身をブルブル震わす)がよく見られて感激。「ウナラ〜」もよく聞こえる。
 相手のドクがまた、負けないくらいデカイ。それで十分。

第2試合 田中将斗、土方隆司、×平井伸和(11:53 片エビ固め)○ジョージ・ハインズ、ジョニー・スミス、宮本和志
 宮本が意外なくらい人気があり声援が飛ぶ。ハインズ、スミス並み。
 土方ものびのび試合してる。

第3試合 スティーブ・ウイリアムス、○マイク・バートン、マイク・ロトンド、ジム・スティール(13:51 片エビ固め)長井満也、荒谷信孝、奥村茂雄、×相島勇人
 日本人組のぎこちない連係、押さえたロトンドに長井がミドルキック、そのまま荒谷ノド輪落し+奥村裏投げ、相島ダイビングヘッド、のあとに、さすがに空間を大きく見せる外国人組の連係、ウィリアムスの雪崩式フロントSPX、スティールのフライングボディプレスからバートンがダイビングエルボー、とつないでフィニッシュ。
 相島はなんだか雰囲気にも溶け込んで、よくなったね。

▽全日本対WAR決着シングルマッチ5番勝負
 全日本側の選手登場順を告げる役割として馬場元子社長がリングに。大声援。正直、この日の一番人気だったのでは?(二番は京平)しかし冗談抜きで、天龍、ケア、川田、武藤、蝶野、どの選手に対してもノリ良く大きな声援が飛んでいた。他のWARの選手はアレだったけど。
 カード発表をおこなった竹内宏介氏の血管が切れそうな絶叫ぶりもまた、場を盛り上げる上で大きかった。

▽全日本対WAR決着シングルマッチ5番勝負(1)
第4試合 ×太陽ケア(11:35 片エビ固め)○天龍源一郎
 双方がエントリーしてきた一番手はこの両者。発表に沸き返る館内。
 蹴りとチョップの応酬がいつしかグーパンチの打ち合いに。天龍のそれが相手の頬を打ちぬくのに対し太陽のそれはさらにえぐく顎を狙っている。
 ド迫力の打撃戦、耐久戦、いつもながら天龍のスタイルが年を経ても変わらないのに感心する。
 場外、よく見えなかったのだが天龍のセコンド平井に太陽が激怒。横のR君によると、天龍に何か渡したらしい。
 試合が進み、太陽攻勢のときにやっぱり飛び出した天龍の毒霧、さらにノーザンライトボムでWARまず1勝。

▽全日本対WAR決着シングルマッチ(2)
第5試合 ○白使(10:42 ファルコンアロー<ブレーンバスター落し>から片エビ固め)×北原光騎
 天龍、ケアの登場が1戦目で、沸かせたのはよかったものの、以降の3戦は中だるみ。対抗戦、WARスタイル、殴る蹴るに反則。WARは天龍の毒霧に続き北原はパイプイス持参、安生はメリケンサックを出した。他にも締め技ねじり合いが中心、テンポが、遅いほうに合わされてしまったのでタルく感じたのか。
 その中でも1人抜きん出ていたのは白使かな?入場時、トップロープに上がって装束を1枚1枚脱いでゆく、なにやら大物ストリッパーのよう。動きにも色気があってよい。

▽全日本対WAR決着シングルマッチ(3)
第6試合 ×アブドーラ・ザ・ブッチャー(7:27 体固め)○安生洋二
 ブッチャーが全日側安生がWAR側の対決。ブッチャーがレフェリーのウォーリーにはじめからやたら絡んでいて嫌な予感はしていたのだが… 
ウォーリーが地獄突きでダウンしている隙に安生のセコンド田中将斗(地方巡業で連日ブッチャーと戦っていたらしい)乱入、メリケンサックで殴りかかる。凶器が安生の手に渡ってブッチャーを一撃、無理やり起こされたウォーリーが3カウント。怒って控え室から駆けつけるキマラ、それに気づいて脱兎のごとく逃げる安生(笑)。怒りの矛先はウォーリーに向けられ、ランニングエルボーを食らってしまうウォーリー(笑)。

▽全日本対WAR決着シングルマッチ(4)
第7試合 ×渕正信(15:55 ボディプレスから体固め)○嵐
 ビールを買おうとまだ開いてる売店がないか場内を探し回っていたので見てません。渕粘ったみたい。ここまででWARの3勝1敗。

▽全日本対WAR決着シングルマッチ(5)
セミ ○川田利明(18:5 前蹴りから片エビ固め)×冬木弘道
 冬木黄色いパンツ黒い肘パット。川田のコスチュームも同じ色使い、そして黄色い紙テープ大量に飛ぶ。WAR側セコンドには天龍。
 開始直後、川田の表情にひときわヤル気が見られないのでは?とR君に尋ねると「いつものことじゃない?」とつれない答え。
 冬木、コーナートップからのフライングクロスボディ、ロープワークでのスライディングレッグシザースと、通常より素早くやる気にあふれた動きを見せる。と言っても通常の冬木をそんなには知らないのだが。
 チョップ、蹴りを受けて大げさに顔をしかめ、両手バンザイ「ア゛〜〜」と奇声をあげて耐える冬木、これは通常どおりと思うのだが、川田の攻撃になぜかマッチ。
 先にストレッチプラムを出したのは川田、でもあまり決まっていない、ロープに逃げられる。その後満を持して冬木スペシャルが炸裂、角度が反対側で表情が見られず残念。
 終盤川田猛攻、ジャンピングハイ、高角度バックドロップ、しかし何度も何度もハネ返す冬木。ついに敗れはしたものの、よく頑張った。四十過ぎのベテランに「よく頑張った」もないか。でも最強タッグ、天龍のパートナーでリベンジを期待。

メイン 三冠ヘビー級選手権
○武藤敬司(王者)(22:52 体固め)×蝶野正洋(挑戦者)
 蝶野のセコンドにウィリアムス、ロトンド、バートン、スティール。ほかの3人はともかく、ウィリアムスは蝶野の手下みたいなアレでいいの?
 序盤で早くも痛めたのか、足を引きづり気味の武藤。蝶野がラフ攻撃、グラウンドでも優勢。武藤の反撃は例によってのドラスク、足4の字だが、蝶野はコンプリートショット(外道がやる技。河津掛けの裏返し版、DDTみたいに額のあたりを打ちつける)も2発ほど見せ、攻勢を譲らない。
 エプロンの蝶野にセカンドロープを足場にしたシャイニングウィザード!で武藤がペースを取り戻すかに思えたが、リング内サイドのシャイニングをブロックされ逆にシャイニング・ヤクザキックを食らってしまう!!ムーンサルトも躱されて両膝にダメージを負わされてSTF。これがガッチリ決まり武藤ピンチ、大武藤コールまき起こる。
 大詰め、シャイニング・ウィザードとシャイニング・ヤクザキックの打ち合い、蝶野はワザと片膝ついてポンと自分の膝を叩き「打って来い!」とアピール、ただしお互いガードし合って2度も3度も応酬する。面白かったけど、一撃必殺のシャイニングが水平チョップの打ち合いみたいになっちゃったのはどうなん?
 最後の最後、武藤にはまだコレが残っていた電光石火のフランケンシュタイナーで防衛に成功。このところで何度目か分からないほどしょっちゅう見せられてきた武藤vs蝶野戦のなかでも一番面白かった。リングサイドの見易い席のおかげか?川田vs冬木ともども、満足度の高い興行となりました。




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