NOAHのビッグマッチはいまいちショボイという印象が…
■団体:NOAH
■日時:2001年10月19日
■会場:横浜文化体育館
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 前週の千葉公園大会後、「NOAHにおける大谷」に俄然興味が増し、16日後楽園ホールで秋山とぶつかるのも見たかったが仕事で断念、この日は急に招待券が手に入っての観戦。
 横浜文化体育館、観衆4,000 人はたぶん発表どおりでしょう。空席はチラホラあるものの、フロアにはパイプ椅子をギッチリ過密に並べている。同じ文体、6月のリングスの興行とはえらい違い。NOAHでも、前週の千葉公園大会はフロアはゆったりしていたのだが。
 ステージからリングまで、やや長めの花道が設置され、スモークもくもく。メインの前には爆竹も鳴る。
 全般的にこの日の試合、あんまり印象が残っていないので、TVの映像を参考にして書きます。

第1試合 ラッシャー木村 、○百田光雄(9:27 切り返し合いからエビ固め)永源遥、×菊地毅
第2試合 ○井上雅央、KENTA(14:35 アルゼンチン式背骨折り)リチャード・スリンガー、×スーパースター・スティーブ
 ほとんど覚えてない。
 2試合目、友人が「雅央の試合見なくちゃいけないのか〜」と嘆いたあと、「あ、凸さんは雅央擁護派なんでしたっけ?」と尋ねてくる。「まあ好きって言ってもさ、ダメだろうがカッコ悪かろうが、その存在まるごとが好き、みたいなのもあるからさ」とかなんとか、あいまいに誤魔化す。ぼくは、ダメな方、中途半端な存在の方に感情移入するところがあるので。既にしてスターである存在よりは、ダメとは言わないまでも発展途上の人、また、過程で伸び悩んでいる人を応援することが多いです。

第3試合 ○志賀賢太郎、橋誠(14:47 スクールボーイ)杉浦貴、×青柳政司
 志賀があい変わらず弱々しい。杉浦が、スタンディングのヘッドロックから無理やり腰に乗せて強引なヒップトス→グラウンドヘッドロックという動きを何度か繰り返す。
 ふと思う、杉浦が強引な(巧くはないと思う)攻めを見せられるのも、志賀が見かけより頑丈で、きちんと受けられるからではないのかと。
 それは相手が橋に変わった場合、もっとはっきりするような気が。橋の胸板、ちょっとタプタプしているもののますます分厚くなっており、体つきそのものが腫れぼったい感じ。7月の武道館、後輩である杉浦に完敗、「誰が見てもこっちが負けるわけないでしょ」とまで言われてしまった橋への応援に力が入る。最近の橋は、8469(ハシ・ロック)という変な関節技やゴリラーマンスープレックス(フィッシャーマンの変型)などという新しい技も開発して、やる気を形にして見せてもいる。
 橋ばかり声援していて、友人に「志賀は応援してあげないんですか」とツッコまれたので、いちおう「シガァ!!!」と叱り口調で声援しときました。

第4試合 ○森嶋猛、力皇猛(13:25 ラリアットから)本田多聞、×泉田純
 あんまり覚えてない。
 ワイルドII 躍進のきっかけとなった抗争相手・泉田があっさり負けてしまったのが少し意外だったかな。

第5試合 三沢光晴、小川良成、○佐野巧真、丸藤正道(24:04 ノーザンライトスープレックス)マイケル・モデスト、ドノバン・モーガン、×ブル・シュミット、バイソン・スミス
 日本人組、花道をまず丸藤と小川がポーズ決めながら入場、途中で振り返り佐野を呼び込む。3人になったところでまた入場口を指差し、しかめっ面の三沢が現れる。花道があると、なにより選手が気持ち良さそう。
 試合は… 三沢が出てこなさすぎ。佐野もそれほど出番無し。小川と丸藤、2人で連係等よく働いていましたが。

第6試合 大森隆男、×浅子覚(19:26 コブラホールドから片エビ固め)池田大輔、○大谷晋二郎
 大谷、例によって刀を振り回しながら入場。しかしこの日のパートナー池田大輔は、大方の予想通り、ビッグマッチでのみ使用のアイテム、身長ほどもあるベルセルクの剣を担いで登場。花道で向き合った大谷、まず池田の剣に驚き、おもわず自らの腰のあたりで握っていた火祭り刀と見比べ、「俺のはちっちゃいな…」とショボンとする。このパントマイムに、身につまされる思いをした男性は私だけではなかったはず。
 試合は… 大谷不発、いまいち敵のノーフィアーとも、味方の池田とも、バラバラなままに試合が進んでいった印象。本領発揮できず。
 試合後、これもやや予想通りか、池田と大谷仲間割れ。

セミ GHCジュニアヘビー級選手権試合
×金丸義信(王者)(17:35 雪崩式みちのくドライバー2から)○高岩竜一(挑戦者)
 これ、会場で見た印象がほんとうに良くて、高岩史上はじめての名勝負かと思ったぐらい。思わず「たかいわ〜」と声援してしまい、友人に白い目を向けられたほど。
 TVの映像を見返して、それほどとまでには思わないものの、噛み合ったいい試合だった。
 ラリアット食らって1回転、エプロンで首絞められてロープに足の先をひっかけたまま宙吊り、エプロンからダイブしたのを受け止められてそのままデスバレー、と、金丸のベタなぐらいわかりやすい受身が高岩のパワーを引き立てる。
 高岩も、ムーンサルトにいこうとして後ろ向きにポストに登った金丸へすばやく近づいてパワーボムに抱え上げたり、バックをとって飛んでくる急所蹴りをよけたり。書くと、なんてことのないよく見かける攻防だが、他ならぬ高岩にこうしたスピードの必要な切り返し合いができるなんて。やっぱり相手が金丸だったからか。「噛み合い感」を増していた。
 終盤の大技の打ち合い、金丸がデスバレー、高岩が垂直落下式ブレーンバスターと、得意技の掟破り合戦をしたのも、今やベタではあるけれども、ちょっとした驚きでありました。

メイン GHCタッグトーナメント決勝 時間無制限
×秋山準、斎藤彰俊(11:39 雪崩式チョークスラムから)○ベイダー、スコーピオ
 タッグでの秋山。今年前半まで、スペシャルなときにはベイダーや田上などパートナーを活かそうとして自分が1歩引いたり、後輩と組んでもいろいろ頭で考えて動きを工夫したり、が見る側にも伝わっていたと思う。
 しかし、前週の千葉大会、そしてこの日は、三沢みたいな感じ。出番が少なくパートナーを働かせてばかり。勝つときはおいしいとこどりなんだけど、負けたのでは… 一方的に敗れる。

 自分としては、この日はセミだけ。NOAHはやっぱり、ディファか後楽園の方が面白い気がする。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ