本当に大丈夫か、こんな試合していたら5年持つ団体が3年で・・・彼らはレミングかピクミンか?
■団体:闘龍門
■日時:2001年10月14日
■会場:岡山卸売りセンターオレンジホール
■書き手:ノリリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

行って来ました、La Gran Pelea〜さよならSAITOシリーズ〜闘龍門・岡山大会。今年2度目の岡山。前回はディファ有明の大会の翌日で全員へろへろ。CIMAは足を引きずるし、自転車でこけるし、FUJIは休場だし。マグナムは寒いし・・・東京で人気の闘龍門を堪能できたとは言えなかった。
今回も、2週前の太田区体育館大会からディファ有明の間の中だるみの興行で、CIMAいない、SUWAいない、ストーカー市川いない、チョコフレーク・・・元々いないも同然・・・大変な状況だ。リングサイドチケットの値段が前回1万円から6000円に落ちているし、タイガースショップ岡山での券売は5日前で50%だし、筋の悪い店に割り引き招待券がばらまかれているし・・・悪い条件が満載。しかし、悪い状況満載の方がえてして興行は面白いものだ。

岡山市卸売りセンター・オレンジホールはインディー御用達の会場で、フルにイスを並べると1200席くらい。しかし、この日は半分くらいしか並べてない、500〜600人くらいの入り。前回2月に較べると2/3程度の入り。

第一試合:○ 望月享 vs 新井健一郎 X   11分11秒 横須賀カッター
M2k全員でキックボードに載って入場。アラケンは何故か阪神今岡のユニフォーム・しかもビジター用で入場。最初はまじめにグラウンドで手を取り合ったり、アームホイップをしたりしていたが、すぐに動き出す。アラケンの回転エビ固めをダブル金的チョップで望月が返したり、股間へのダイビングヘッドバット(追突注意2か?)をアラケンが放ったりして、キンタマを的に絞った攻防になる。これは面白い・・・んだけど、場内大爆発となる前に、”ダークネスドラゴン(クネス)がレフェリーの注意を引き、神田が青ボックスでアラケンを一撃”というお約束の後、横須賀カッターでピン。第一試合だから当然なのか?当然のように試合後はM2kでアラケンをリンチする。
すると、当然正規軍全員が救出に駆けつける・・・んだが、テーマミュージックはマグナムなのにマグナムは一人だけおっとりと場内の女の子と写真を撮ったり握手をしながら入ってくる。いいぞ!>マグナム
モチフス『出たな、アイスラッガーのないウルトラセブン。このハゲ』
マグナム『お前のこと行ってるぞ、堀口』
マグナム『え、俺か? おう、おれはウルトラセブンあこがれてたんだよ。お客さん、見てください。マグナムは全力で5mmはやしましたあ。』と全くめげてない。
明らかにマグナムの1本勝ち。
モチフス『そんなことはどうでもいいんだよ』と話題を変えようとすると、場内がやりこめられたモチフスにくすくす。『なにがおかしい(怒)。そんなことよりよ。このシリーズ俺たちの勝ち越しだ。28日有明ディファ。お前らのUWA6人タッグ選手権をかけろ』
・・・とアピールしたんだけど、岡山の客にはPPVも生放送もない・遠くで行われる6人タッグマッチなんかなんの関係ない。当然客の反応は鈍い。
マグナム『そのことだけどよ。金網では確かにお前に負けたけど、シングル3連勝中。どうってことないね。だから、タイトルマッチはおれの髪の毛が生えるまでちょっと待ってくれ』
モチフス『おいおい、いい加減なエースだな。それじゃあこのM2kが代わりに二つのことを約束しよう。今日のメインはなさけない正規軍に代わって、ダブル望月と神田のオリジナルM2kが両者リングアウトできっちり締める。それから、今欠場しているSUWAを今シリーズ中にM2kにいれることを約束します』
ここで、C-Maxの音楽が鳴って、FUJIとTARUが入場。う〜〜〜。SUWAとCIMAがいないとしょぼいな。しかもこの二人入ってきてもリングサイドで、リングの中に入らない。
TARU『おい、SUWAはM2kにはいかせない。絶対に呼び戻してみせる。』
ここで神田が例の意味不明のマシンガントークをFUJIに浴びせる。FUJIも応戦。面白いことにガオラではさっぱり分からない神田のマイクが会場にいると何を言っているか一言一言よく分かる。『ばかやろまがやろこのやろ。ばかやろまがやろこのやろ。FUJIおまえなんかにまともな試合はさせねんだよ。全部ぶっ壊してやる。このばかやろまがやろこのやろ』・・・ここでM2kが神田を抱えて退場。長い出番ご苦労さんでした。
TARU『FUJIもあんなのを相手するな。お前がそんなだからSUWAがおこって出ていったんだぞ』
FUJI『それは違います。SUWAがおこったのは斉藤了、お前のせいだよ』
了『<voice size=7>藤井さん。おかげさまで2冠を取ることが出来ました。有り難うございました</voice>』場内歓声
FUJI『そんなに感謝するんなら、タイトルのどっちかに挑戦させろ』
了『<voice size=7>それはできません!藤井さんは体重オーバーで挑戦者の資格がありません</voice>』。了のマイクはいつも圧勝
TARU『そうや、おれらも中はいろや』とFUJIと一緒にやっとリングに上がる。律儀なTARUはまったくヒールらしくなく『このシリーズはCIMAが入院、SUWAが行方不明。大変申し訳ありません。その分この二人で頑張ります』これで、ヒールと言うより企業の苦情処理係のような風情の二人が退場。
最後に残ったマグナムが『今日はメインまで正規軍がしっかり締めます』とマイクコーナーを締める。

第二試合:○ クネス vs 三島来夢 X 8分01秒 
クネスにM2kが付いてこない。一人で入場。これは三島来夢が闘龍門のメンバーと認められてないからだ。確かにかれは永田に似ているが、2回り小さい彼には永田の迫力は丸でない。三島はコブラツイストや卍を出す。闘龍門で新日型のグランドレスリングをやられてもまるっきり退屈なだけだ。トリッキーなルチャのグランドを見せてくれるのならともかく・・・それがやりたいのなら無我へいけ>三島。

第三試合: SAITO vs 神田裕之  九分15秒 両者リングアウト
こんどはM2kが全員で入場。対してSAITOも了や堀口と一緒に入場。
SAITOもグランドを使うが、三島に較べると遙かにトリッキーで面白い。SAITOスペシャルやハンドグリップを足できってはずすムーブなどでアクセントがつく。
で、結局場外乱闘で両者リングアウト。モチフス『斉藤、サヨナラ斉藤シリーズなのに、お前これまで全部負けてるそうじゃないか。よかったな、初の引き分けだ。これで明日からはまた全部負けてくれ』

で、休憩。岡山は世界で一番シブい町なのでだれもTシャツを買わない。

第四試合: ○ ビッグフジ・TARU vs アパッチェ・堀口元気 X
まず最初に、アパッチェに声援が起こる。起こったC-Maxが帰ろうとすると、仕込みの客がTARUコール。ニコニコしてリングに戻るTARU。一人すねているFUJI。仕込みの客がまたFUJIコールを煽る。FUJIもニコニコしてリングへ。今度はアパッチェと元気が帰ろうとするが・・・とレフェリーの怒られるまで続ける・・・と、よくあるコントを一席。いつもはストーカーとTARUがやるやつだ。これはそんなに面白くないが、元気の髪の毛を抜いたり、こすったりする攻防は面白かった。
試合はまあ、休憩前よりはかなり迫力があった。元気のサルトは特に飛形点がよかったし・・・一通り、攻防が進んで、TARUのタルドリラーを元気がリバースDDTで返す。お!終わりはどうすんの?と、会場の隅を見ているとM2k登場。FUJIと神田が乱闘、のこりおM2とクネスが試合に介入するけど、TARUが蹴散らしてタルドリラーで、元気をピン。

とまあ、ここまでは1:★★、2:★、3:★★、4:★★★ (★5つで満点)と、地方興行ではありがちな今ひとつ興行だった。選手も減っているし、実質エースのCIMAもいないし、中弛みの時期だしまあしょうがないかなとおもっていたんだが・・・

第五試合:○ 望月・望月・神田 vs マグナムT・斎藤了・ドラゴンキッド X
一九分22秒。横須賀カッター(仮)
このメインが地方興行とは思えない力の入った攻防となった。岡山で見た試合の中では最高じゃないかな? 出した技は一通りで、決して新しいスポットを出したわけではないのだが、今の団体の能力をフルに自力を出したメインだった。こんな事は地方ではほとんどない。詳細な動きを全部書くことは出来ないし、覚えていないし、覚えるのも不可能。最後はまた横須賀カッター(仮)で斉藤をピン。満足のメインで、それまでの低張さが消えて満足なメインでした。この結果、28日のDifferでUWA6人タッグをかけることにきまる。
毎週地上波のTVで放送している団体ならともかく、月一の団体では客の方が興行流れを把握するのは不可能だし、年二回しか来ないのでは選手の方が客席をつかんでいじるのも難しいだろう。実際、いくつかのシーンで客は退いていた。と言うわけでMCから休憩まではいい雰囲気ではなかった。
ここいら田舎では複雑なマイクアングルではなくて、コントはありがちなやつの方が受けるようだ。その中で、マグナムがおおらかでお馬鹿で分かりやすいキャラと、無意味ににぎやかな入場、試合中もメリハリの利いたさぼり具合で存在感が出ていた。試合をさぼってリングサイドのギャルにホスト業務をやっていた。この大会ではマイクもとぼけた受け答えをまじめにこなしてまあまあだった。エースの面目躍如だ。
メーンの試合は素晴らしいものだった。目のすれてない地方でも通用する・・・のだが、『プロレスでは必死でやるのではなくて、適当にやって必死にやっているように見せるのが大切』というある人の至言にしたがって見ると、怪我人続出の今の闘龍門はちょっと問題だ。
このような試合をやっていれば、東京だけでなく地方でもブレーク必至だが、その前に選手がちびてしまって沈没も必至だ。




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