10/8全日本後楽園ホール大会観戦記
■団体:全日本
■日時:2001年10月8日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ダイス
たとえ世界に何が起ころうとも、そこにプロレスがあるならば会場へ向かうのがプロレスファンの
正しい姿。というわけで、行ってきました後楽園ホール。ドーム用のダフ屋をかわし、ホールに
着くと、開始15分前で指定席は売り切れ。結構な雨も降っているのだが、プロレスファンは
たくましいね。

第1試合 渕正信 vs 宮本和志
「デンジャーゾーン」で二人同時に入場。渕先生のグラウンド教室。んー、ノアのベテランは
ああいう世界だし、新日のベテランはリストラが進んでるしで、ベテラン対グリーンボーイの
勉強のような試合が見れるのは、日本に団体数あれど、ひょっとしてこの組み合わせだけ
なんでしょうか?
宮本の無駄な力とアピール入りまくりのヘッドロックとか面白いものも見れたけど、渕がそれ
以上に珍しい、下から両腕をとった初めて見る関節技で勝利。

○ 渕 (7分47秒 腕固め) 宮本×

第2試合 土方隆司 vs ジム・スティール
あのバトラーツから回状を出された土方もどうやら全日に定着した模様。うまくやったなあ。
試合の行方ははやる前から見えているが、スティールのカナディアン・バックブリーカーで担ぐ
→そのまま降ろす→DDT。そしてまた担ぐ→降ろす→ラリアットという意味不明な連係に唖然。

○スティール(11分55秒 ターボドロップ2〜片エビ固め)土方×

第3試合 田中将人&平井伸和&愚乱・浪花 vs
         アブドーラ・ザ・ブッチャー&ジャイアント・キマラ&相島勇人
日本人組は田中のテーマで入場。キャリアで優る二人の心境はいかに。対するブッチャー組、
入場するなり、リングに上がらず北側客席で浪花を血祭り。キマラもそれに続き、リング上は
平井と相島でスタート。なんかねえ、荒谷もメチャクチャ言われてるけど、それでもセミやメインで
天龍や川田と絡んでるんだから平井よりはマシだよなあ。田中とキマラの絡みはスピードの違いで
微妙にリズムが狂うのだが、平井の歳でキマラと息の合った攻防をしてたらまずいだろ。
試合は皆の待ってたエルボードロップで美しく終わったが、試合中に誤爆があったブッチャーと
キマラの仲間割れのボーナストラックが付いてお得な感じ。リングサイドのカメラマンに手を出し、
仲裁に入った相島を吹っ飛ばしながらも、退場時に御婦人と記念撮影するブッチャーは素敵だ。

○ブッチャー(13分24秒 ジャンピング・エルボードロップから体固め)平井×

第4試合 太陽ケア&長井満也&奥村茂雄 vs
         スティーブ・ウイリアムス&マイク・バートン&マイク・ロトンド
試合前あまり見るべきところが無いと思い、実際ダレて見てたが、長井の動きに目が離せなく
なってしまった。彼はリングス出身で、確かにいわゆるプロレスをやってきた選手ではない。
けれどもそれなりキャリアを積み、上手いとは言えないがそういう部分も含めてそれなりに味の
ある選手にはなってきたと思っていたのだが、なんだか今日は様子がおかしい。長井は打撃を
多用する選手だが、今日の彼のキックやその他の打撃技からは音がまったくしない。他の選手の
チョップの音が高々と響く中、彼の蹴りは全く無音なのだ。またコーナーに相手選手を詰めての
対角線を走ってのエルボーというお馴染みの連係でも彼はあまりにも「ふわっ」と言った感じで
当たり、場内の失笑を買っていた。そんな感じで試合は低調だったが、プロレスが何で出来て
いるのかということを考えるとき、今日の長井の動きは大いに参考になるように思う。

○バートン(20分8秒 ラストライドからエビ固め)長井×

第5試合  世界タッグ&アジアタッグ ダブルタイトルマッチ
     天龍源一郎&安生洋二&北原光騎&嵐 vs
        川田利明&荒谷信孝&ジョニー・スミス&ジョージ・ハインズ

PWF会長ハンセン代読の竹内さんのタイトルマッチ宣言で場内大いに盛り上がる。全日組がこの
試合に勝った場合、天龍or安生から取ったら世界タッグ、北原or嵐から取ったらアジアタッグが
全日組に移動。なお全日組の組み合わせは日本人組と外人組となる。てことは、うっかり荒谷が嵐に
勝ったりすると川田がアジア王者になっちゃうわけか、それは見たい気がするなあとか思っていたら
レフェリージャージを着た冬木が登場、マイクを握って「俺がレフェリーをやってやる」とか言うと、そこへ
川田が蹴りをぶち込み、紙テープが乱れ飛ぶ中試合が始まった。
場外で川田と冬木がやりあっている中、天龍が椅子を取ろうとリングサイド席に手を伸ばすと、その
お客さんが、天龍に椅子を譲らず、それどころか中指を立てて応戦!天龍ここは引き下がる。
リング上では憎々しい表情をたたえた嵐と北原がかわるがわる荒谷をいたぶる。やはりこういう
乱ペースの試合ではスミスもハインズもイマイチ目立てないし、WARサイドも外人二人は眼中に
無い。冬木を叩き出した川田もリングに戻り、本当に心の底から仲の悪そうな感情むき出しの
ぶつかり合いが続く。北原、嵐が相手だとなにもできない荒谷も天龍が相手だといきなり目の色が
変わり、動きがよくなるのは不思議だ。
そうこうしていると今度は試合用タイツに着替えた冬木が再び乱入。しかし、リングには届かず
渕を中心にしたセコンド陣に取り押さえられ、再び叩き出されるのであった。うーん、冬木の動きには
期待していたのだが、これじゃあ株を下げただけだな。
試合は安生の天龍へのパンチ誤爆(まあ、するだろな。伏線も張ってたし)などもあり、川田のアジア
戴冠も見たかったのだが、残念ながらWAR側の防衛となった。
試合自体もまあまあ面白かったのだが、冬木の乱入が悪い方に出て8月に同じく後楽園でやった
6人タッグに比べると若干低調ではあった。


○安生(15分30秒 顔面ニーリフトから片エビ固め)荒谷×

ドームへのハシゴ客の事を考えてか12時30分に始まった興行が2時30分には終わってしまった。
もともとドームへ行く予定も無い私は人波に逆らいDDTステーキ(美味!)で食事をして、神保町へ
向かいました。終わり。




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