9/27修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2001年9月27日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

えー正直カードが小粒だったため、期待が薄かったこの大会。まあよくも悪くも期待通りでした(^-^;)。
まあクラスB中堅選手が勢揃いって感じ。クラスBの格付け興行って感じですね。
マニア的には最高でしょうね。

ところで今回はバッチリ第1試合から観戦してます。では観戦記を。

【第1試合】ウェルター級 5分2R
●小谷ヒロキ(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)70.0kg
判定 0-3 ※ 鈴木[メイン]17:20 横山[サブ]18:20 菅野[サブ]18:20
○石田光洋(日本/総合格闘技TOPS)69.4kg

石田選手、白ベースに水色ラインのきれいなスパッツ。

1R 石田タックル。小谷切ってバックを狙う。石田タックル。小谷アームロックで切り返す。
石田潰してサイドにつき腕十字狙う。小谷腕抜いて上に。すかさずアキレス狙う。石田足を取られながら
もバックからパンチを落とす。ここらへんの攻防はめまぐるしい展開で非常に良かった。
小谷のガードになり、石田はインサイドからパンチを連打。なかなか的確に当たる。小谷は下から三角狙い。
石田フェイントからの打ち下ろしパンチが上手くよく当たる。かなりの連打で繰り出し、小谷は防戦一方。

2R 石田きれいなタックルでテイクダウン。パンチをインサイドより上下に打ち分け、当てる。
小谷下から腕十字仕掛けるも石田腕抜いて凌ぐ。小谷隙を突いて得意のヒールを仕掛けるも石田は
体を捻って足を抜く。小谷も立ち上がるも、またも石田のタックルで下に。そのままゴング。

石田選手やっぱりレスリングやってただけあってタックルがいい。上からのパンチも上手い。
デビュー戦は急遽出場してアマゾンに負けただけだし。最近TOPSいいなー。
打撃がもっと出来れば注目かも。
小谷選手やっぱ下になったのがポイント?レスリング力かな。


【第2試合】バンタム級 5分2R
●石井俊光(日本/タイガー・プレイス)55.3kg
判定 0-3 ※ 鈴木[メイン]17:20 横山[サブ]18:20 菅野[サブ]18:20
○久保山 誉(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)55.9kg

1R 石井タックル。久保山跳びヒザ狙う。これは勢いがあって惜しかった。そしてそのままがぶる。
潰してサイドに。石井体起こしてタックル。久保山またもがぶってバックに回る。そして
バックマウント奪取し、4の字フックで後ろからパンチ、そしてスリーパー狙い。
久保山がずっと狙い続け、石井が凌ぎ続ける攻防が続く。久保山ずり落ちそうになったところを、腕十字に。
石井は落ち着いて抜いて、バックからボディにヒザ入れる。

2R 久保山スタンド打撃は押す。石井タックル。またも久保山はヒザを合わせつつがぶる。
久保山は完全に頭を両手で押さえコントロール。石井立つ。スタンドで石井攻めようとするも、蹴りを出し
滑って自ら転ぶ。久保山すかさず抑え込みサイドに。ハーフとなり、脇差しの攻防。久保山マウント奪取し、
バックにそしてパンチ。石井なんとか体を戻し、インサイドからボディへパンチ。顔面にもたまにパンチ。

久保山選手、スピードで勝り、終始試合をコントロール。力強さはないがバランスがいい。
石井選手、タックルにややスピードが無く、最近ほとんど切られてしまっている。
打撃を磨いてスタンドのイニシアチブを取らないと今後もきついか。


【第3試合】バンタム級 5分2R
○漆谷康宏(日本/RJWセントラル)55.8kg
判定 2-0 ※ 鈴木[メイン]20:19 横山[サブ]20:20 菅野[サブ]18:20
●赤崎勝久(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)55.2kg

漆谷選手、相変わらずのボサボサ茶髪。そして宇野薫商店スパッツの黒バージョン着用。うん、かっこいい。

1R 赤崎ロー当たる。漆谷もバランスいい。スタンド打撃はやや赤崎優勢か。しかし漆谷も左ストレート
当てる。漆谷左ストレートで踏み込んでから胴タックル。でテイクダウン。赤崎はガードに。
漆谷はさりげなく右手でアミールを極め、左手でパンチを落とす。少し当たる。

2R スタンドでお互いロー、パンチの打ち合い。互角か。赤崎のローはやはり当たる。漆谷きれいな
タックルでテイクダウン。赤崎蹴って突き放し立つ。またも漆谷タックルも赤崎今度はがぶって
そのまま細かいパンチを横から入れる。

やや判定にばらつきがあったが、1Rのテイクダウンからの攻勢がポイントになったか漆谷選手勝利。
でも20:18はちょっとないかな?って感じ。
漆谷選手はスタンドもグラウンドもできてバランスがいい。若そうだしまだまだ伸びそう。
赤崎選手今回も惜しくも負け、連敗継続。確かにテイクダウンはされがちだけど、スタンド上手いし、
スピードあるし、絶対8連敗するような選手じゃないのにな。
それにしてもデビュー戦が96年7月の池田久雄戦っていうのには驚く。自分も観戦してると思うけど、
さすがにほとんど覚えていない。


【第4試合】ウェルター級 5分2R
●高田和道(日本/WILD PHOENIX)69.9kg
TS 1R 3'03" ※ 腕ひしぎ三角固め
○川尻達也(日本/総合格闘技TOPS)69.6kg

来ました。個人的な裏メイン。うしをたおせとうしシューターの二人が最近密かに注目していた川尻選手の
久々の試合。肉体改造に成功し、明らかに実力アップした寝業師高田選手との戦いにはかなり
期待してました。で、期待通りの試合に(^-^)。今日の川尻選手はややモヒカン。

高田猛然と突っ込んで振りかぶっての右パンチ!川尻は臆さず突っ込んでタックル!でテイクダウン!
高田はガード。そして腕十字に。川尻は抜いて、抑え込みにかかる。高田は川尻の腕を両足に挟んだまま、
タックル気味に起きる。揉み合いから高田が上に。ハーフで抑え込もうとするも、川尻がガードに戻す。
するとあっと驚く川尻が下から一気に三角を極める!高田必死で暴れ逃げようとする。三角が極まらないと
見るや川尻は腕ひしぎ三角固めに切り換え完全に腕を伸ばす!!高田は相手の胴に両足をフックして
脱出を図る。しかし逃げられない!腕は異様な角度まで伸びきり川尻は様々な方向にねじ曲げる。
高田は暴れてタップしない。しかしとうとうレフリーストップ!吠え、モヒカンを誇示する川尻。

いやー強い。絶対強くなってる。うしシューターに1Rで極められた川尻達也はもういない。
某修斗関係者も「完全に化けた!」と断言。来るね上まで。次はクラスBのトップもしくはクラスAでも
いい。やはり怪我で杉江戦を流したのはもったいなかった。個人的に見たかった。
今回は見られなかったが、スタンドの打撃はかなり鋭い。そしてすんごい反り投げも見せたことがある。
体格もデビューの頃とは比べものにならないほど、筋肉が隆起しまくっている。
そして今回見せた下からの極め。いやー次回の試合が楽しみ楽しみ。

あと、高田の腕が異様な角度に伸びきったあともかなり時間が経ち、嫌な汗をかいた。
腕の折れるところなんて見たくないし・・・。もう少し早く止めて良かったのでは。


【第5試合】ウェルター級 5分2R
○鶴屋 浩(日本/パレストラMATSUDO)69.4kg
判定 3-0 ※ 鈴木[メイン]20:18 横山[サブ]20:18 菅野[サブ]20:18
●竹内幸司(日本/シューティングジム横浜)69.6kg

1R お互いロー。鶴屋のかけるプレッシャーが凄い。まず同じ契約体重とは思えないほど体格差が
あるように見えた。もろミドルとウェルターが戦ってる感じ。鶴屋はミドルのまま戦ってるように
見えるほど。竹内はもともとウェルターとしては細身だからなおさらそう見えるのだろう。
で、強いローを叩き込み、もの凄い圧力を鶴屋がかけていく。竹内は完全に押される。鶴屋の右ジャブ
というより右ストレートが当たる。距離がつまりお互い組み付くが竹内自ら引き込み下に。
鶴屋は怒濤のローを叩き込む。竹内は横浜ガードを狙うもふりほどかれる。そして鶴屋パンチ打ち下ろし。

2R 鶴屋ローそしてパンチを当てる。竹内はバックステップでかわしまくるというか逃げまくる。
鶴屋は挑発しながらも右パンチで追い回す。竹内も時には踏み込み、跳びヒザを狙い、左フックを当てる。
そして意表をついたバックハンドブローを放つも強いダメージは与えられず。その直後タックルを仕掛けるも
鶴屋が腰を落として踏み込むと逆に倒されてガードに。ガードから寝技に誘う竹内だが、鶴屋は意に介さず
ガンガン、ローを叩き込んでいく。残り20秒ほどで竹内立ち上がりパンチの打ち合いになるも
お互い決定打は当たらず。

とにかく圧力が違いすぎた。鶴屋選手が押しまくって竹内選手が凌いだという感じ。
鶴屋選手つえーって思ったらクラスA昇格。うんうん当然だね。ちょっと日本人空洞化が目立ってた
ウェルター級クラスAだけど杉江君も上がってきたし、またおもしろくなってきた。

竹内選手、今回は全くいいところがなく持ち味を出せなかった。うーんホント勝ち星に恵まれない。
個性があって好きな選手だが、正直行き詰まりを感じる。ここは南部選手に続きライト級転向
っていうのはどう?


【第6試合】ミドル級 5分2R
○ザ・ばばんば(日本/パレストラTOKYO)75.3kg
判定 2-0 ※ 鈴木[メイン]20:19 横山[サブ]20:20 菅野[サブ]20:19
●岩瀬茂俊(日本/総合格闘技TOPS)75.9kg

ばばんばは、いつものインディアンファッションにボディブレード。

1R パンチ打ち合いからばばんば組み付きテイクダウン。岩瀬はガードに。岩瀬ガードが上手い。
相手のももに自分のすねを当てコントロールするガード(マッハが得意なやつ)で、ばばんばに好きな
体勢を取らせない。腕も上手くホールドしそうそう殴らせない。そして体を起こしタックルを狙うも、
潰されまたガードに。岩瀬は下からの細かいパンチも目立つ。ばばんばハーフまで行くも、岩瀬は下から
アームロックを仕掛けガードに戻す。うーんガードのディフェンス上手いぞ岩瀬。

2R ばばんば組み付きスタンドでバックを奪いテイクダウン。岩瀬はすぐにガードに。ばばんばは
例のガードにややコントロールされるが、腕をふりほどき、ときたまパンチを落としていく。
岩瀬起きあがりタックルで片足取ってテイクダウン。サイドを取る。しかしすぐばばんばブリッジで上に。
岩瀬はガードに。ばばんばなんとかパンチを落としていく。岩瀬も細かいパンチ返す。岩瀬は足を
跳ね上げてのスイープも狙うも決まらず。

確実にテイクダウンを奪ったばばんばが僅差の判定勝ちに。リング上で新通販グッズ、アブスライドを
持ち出し、四方に向かって腹筋運動。手にローラーを持ち、尺取り虫のように体を伸ばしてから戻すやつ。
このアブスライド、実は僕も持っている(笑)。友人と話題になり安かったので思わず買った(^-^;)。
ちなみになかなかいいです(^-^)。楽しくあまり辛くなく腹筋と上半身の一部を鍛えられます。

ばばんば、テイクダウンは素晴らしかったが、上からあまり攻められなかった。もう少しパス、もしくは
強いパンチを落としたかったが・・・。すっきりしない勝ち方に本人もかなり落胆していたという話。

岩瀬選手、ガードのディフェンスはホント良かった。でもあまりにも下にいた時間が長すぎた。
しかしダメージでいえば、ドローの判定も十分あり得る試合だった。


【第7試合】ミドル級 5分2R
○和田拓也(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)75.9kg
判定 0-3 ※ 鈴木[メイン]20:19 横山[サブ]20:19 菅野[サブ]19:19
●ジェイ・バック(アメリカ/ヘル・ハウス)75.5kg

バックは厳つい顔に入れ墨入りのいかにも悪そうな白人(^-^;)。

1R 和田は鋭いロー。そしてミドル。しかし蹴り足を取られバックがテイクダウン。和田は足を取って
タックルするもバックはがっちりがぶる。そして潰してハーフからパンチ落とす。和田はタックル
しかけるが、バックはがぶりがぶりながらパンチ横から落とす。バックはいなして和田のバックを取ろうと
するも、和田は立ち上がり差し合いに持っていく。和田のタックルはまたも切られる。和田立ち上がり
今度はガッチリクラッチし、反り投げ一閃!テイクダウンし、サイドに。しかしバックは後ろから
三角のような形で足で挟み、距離を取る。和田はタックルを仕掛けるも、バックはしっかり切りバックに回り
右のパンチ連打。和田は立ち上がり、パンチの打ち合い。バックのパンチが少し当たったように見えた。
和田はタックルでコーナーに押し込む。でゴング。和田はいつもどおり髪をかき上げる(^-^;)。

2R 和田のロー当たる。和田はタックルでコーナーへ。そしてまたも反り投げ!バックはガードに。
和田は上体起こして重い右を落とす。バックはアームロック狙い。和田は細かいパンチも落とす。
和田パスして上四方に。そして腕十字狙う。バックは起きあがり腕を引き抜いたところでゴング。

これまた僅差だったが和田が判定勝ち。2Rは完全に和田のラウンドだが、1Rはバックのラウンドと
取っても全然おかしくないほど。僕的にはドロー。

ワダタク、打撃も鋭くなってるし、差しからの投げはお見事。でも低空タックルは切られまくりだった。
バック、結果は残せなかったがいい選手。スタンドでのバランスがいい。マジでまた見たい。

てなわけでまあまあの大会でした。バンタムもそろそろ充実してきそうですね。
また契約体重の変更による階級変更の余震がまだまだ続いてますね。ライト以下がどんどん層が厚くなる。
うーんミドル以上も頑張れ(^-^;)。
そんでもって次回以降は今年の全日本アマ王者がどんどんデビュー予定。
でもいまのクラスBは層が厚いから勝ち上がるのは厳しいだろうな。




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