2001.9.24 GAEA 後楽園ホール
■団体:GAEAJapan
■日時:2001年9月24日
■会場:後楽園ホール
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

長与の復帰で多少は客足は増えたが、相変わらず空席は目立つ。一時の超満員時のような訳にはいかなかった。この日特に変ったことは、今迄本部席には木村統括と中島リングアナが座り、キムカツが音響操作もしていたのだが、この日から音響用に専用スタッフと場内に流すビデオ・プロジェクター用のスタッフを本部席に座らさせ、キムカツは本部席に座らないことに。ハード強化ということであろうか。

1.×広田さくら(3分21秒、カバージョ)○中山香里

まずは広田のシングル2試合から。1試合目は最近恒例の中山戦。今日のネタはお祭り。今のGAEAの流れとは全然関係無い、あるのかどうかも分からない広田と長与の二人のユニット”二匹祭。”に中山を勧誘をするが、設定が強引過ぎてもう一つネタはスベリ気味。最近の広田のスクリーントークは笑いが少ない。せっかく”三匹祭。”のハッピも作って来たのだが。ただ、エグかったのは週刊現代をちらつかせる所。結局、週刊現代をリングまで持ち込み、客には見せなかったが、リング上でトミーさんと一緒に中山のヌードを見るあたり、中山はなんともつらかったのではないか。

試合は、完全に広田のお遊びモード。いつもならそれに中山は意地になって真面目モードになり、なんとなくチグハグだったのだが、今日はさすがに笑いながら広田に付き合っていたが、その方が好感がもたれるだろう。特に、あっちむいてホイ裏拳とかは笑えた。キャラとして今迄の広田に翻弄されないように付き合わないというモードもそれなりに重要であったかもしれないが、この日のようにもっと付き合って弾けた方がいいような気がする。まだこれでは十分ではないが。

試合は付き合いわしたものの、それも3分だけよという感じで、中山の強烈なカバージョで終わり。まあ、中山には悪いが広田がこの試合を流す気持ちも分かるが。ただ、中山のカバージョで広田は90度近くそっていて、しゃちほこみたいになっていたけど。

2.○里村明衣子(7分04秒、オーバーヘッドキックから体固め)× 広田さくら

2試合連続の広田の準備のために、場内では先日の大阪での里村vs広田の試合をダイジェストでかなり長めに流す。前半はコメディモードだったのだが、きれた里村に広田も逆キレしてシビアな攻防になり、その時の雰囲気が後楽園の場内にも伝わった。

当然、広田は初めからまじめモードで、試合前の表情からも前の試合を流した理由も分かるというもの。試合は当然激しい展開なのだが、緊迫した場面でも体に染みついた脱力殺法を出したり、変な業師振りを見せ、場内の半分以上の声援を獲得する。ヒップアタックがカウンターで里村のアゴに入った時には、カウント2.98の場面もあり、マジモードでもかなり見せてくれる。

しかし、試合時間5分位からガス欠気味となり、その後はバタバタ状態になってしまい、かなりあっさりやられてしまった。そこそこは見せてはくれたのだが、善戦というところまではいかず、ビデオを見る限り大阪の方が頑張っていたかなという感じ。途中迄いい感じだったなので、少し残念かなという感じ。それでも、控え室に戻る時には、いつにない大きな拍手を受けていたが。

3.○アジャ・コング(10分57秒、ラリアットから片エビ固め)×KAORU

前回の後楽園ホール、大阪でもこの二人はシングルを行なっている。ホールではセコンドのポリスの毒霧を浴びたところをKAORUのアッパーを食らいピンフォール、大阪ではレフリーポリスに足を引っかけられた所を押えこまれたという、アジャとしてはいずれもスッキリしない負け方であった。当然この日はその雪辱戦になるであろう。

KAORUのセコンドにはポリスは勿論だが、尾崎と長与が脇を固める。初めての光景である。二人とも試合には手を出さなかったが。
試合早々、うるさいポリスを関西が場外でラリアット。これがカウンターにハードヒットして、ポリスはピクピクしながら全く動かなくなった。2〜3分経ってから少しまたピクピク痙攣し始めたので、死んではないのであろうが、かなりヤバイ状態に見えた。アジャ、KAORUのいつもの長い場外戦に長与も尾崎もついていってしまったので、誰も介抱に行けず、しばらく一人でうずくまっていたのは、なんか哀れを通り越して少し気の毒であった。

試合時間8分位で、ポリスはようやく起き上がることができるようになり、かなりのダメージを負っているのに、けなげにKAORUのアシストに入るが返り討ちに合い、最後はアジャにポリスが毒霧を吹くところを、机片でシャットアウトされ、突っ込んで来たKAORUがラリアットをカウンターで食らって終わり。つまりポリスが生き返らないとこの試合は終われなかったのである。
なんか、いつもの悪事は出来無いし、試合中には孤独にうずくまっているし、最後は自分の毒霧を浴びるという、ポリスクンはなんとも災難な試合でした。だけど、下手したら今年のGAEAのMVPはポリスになるかもしれないな。

それにしても、少しは加減してやれよ、ダイナマイト・・・下手したらこの試合終わらなかったぞ。

試合後にアジャがKAORUにチャンピオン様様様の挑戦権をどうせ使う気がないなら私に譲れという要求に、その代わり条件を出すよと言うと、
アジャ「また条件かよ。お前ら条件が好きだな。」
KAORU「マイブームなんだよ」だって。

ここで休憩。なんとなく全体的にあっさりした感じ。

4.○里村明衣子 カルロス天野(8分46秒、デスバレーボムから片エビ固め) ダイナマイト・関西 ×山田敏代

今迄、さんざん観戦記でカルロス天野を出してくれと書いて来たから、私の要望を聞いてくれたのかな。読んでないか。

兎も角、天野の参戦は個人的には大歓迎。ホールでは久し振りのタッグの試合。里村とのコンビは多少ぎこちない所もあったが、なかなかいい感じ。二人で山田に膝十字と腕ひしぎをかける連係プレーはこの二人らしいけど、やられた方はたまらない。

まあ、相手が相手なので、それほどの試合にはならなかったけど、天野がやけに楽しそうだったのが印象的。だけど少し試合中のアピールが多すぎるけど。今度長与・尾崎組とかと対戦したら必見だろう。今迄Ozのしらがみがあったので里村と天野がGAEAで組むということはありえなかったのだが、里村の正パートナーは天野が一番ふさわしいかもしれない。今後も天野が参戦すればだが。

5.×永島千佳世 植松寿絵(11分23秒、裏拳から片エビ固め)○尾崎魔弓 長与千種

いよいよという感じの試合である。長与と尾崎が一緒にコーナーに立っているのにはやはり違和感がある。ヒールに転向した長与が尾崎、セコンドと一緒にやりたい放題をやるんだろうなと思っていたのだが、意外にもごく普通の試合。凶器は尾崎の如意棒を折って二人で仲良く使おうとした所くらい。もっとも、これは阻止されたのだが。

尾崎が嬉々として戦っていることやOzポーズに参加する長与以外は、あまりにも普通の展開で会場もどう反応していいか分からないような感じであった。まあ、つまらない試合ではなかったのだが。オーダーしたものと違う料理が出て来て、とまどったという感じかな。だけど、さすがに今迄長与がいない間、チームクラッシュを応援していた長与ファンは困っていて妙に可笑しかった。

チーム的にはすかす尾崎と力ずくの長与でなかなかいいのではないか(あまり力と技とは言いたくないけどね)。連係なんかも披露していたので、ちゃんと事前に一緒に練習もしたのであろう。

試合は長与の復帰戦だから長与に勝たせると思っていたら、好連係からなぜか尾崎が永島からピンを取り、これから長与・尾崎劇場が始まるんだろうなあと思っていたら、試合後のマイクも無しで仲良く4人で四方に手をあげて終わり。


メインに象徴されるように、全体的につまらなくはなかったのだが、なんか肩すかしを食ったような、中途半端な感じ。
長与がいなかった頃の方が面白かったのは確か。どうにかしろ、長与!

それとも自分の復帰戦ということで、わざとおとなしめにやったのならたいしたものだが。




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