リングス久々の爆発。
■団体:RINGS
■日時:2001年9月21日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ほいほい@爆発 (ex:爆発!場外乱闘王

前回の有明での不入り。今回は後楽園ホールという…まぁ団体の注目度を測るのにはうってつけの場所。
そして、ラインナップされた豪華とは言えないが、見る者を唸らせるようなマニアックなカード。
これを見にいったいどれだけの観客が集まるのか?興味津々だった。
蓋を開けて見てビックリ。雨が降っているにも関わらず、7,8割はうまっている。
あれだけ豪華なメンツが揃った有明…そして、知る人ぞ知る的なカードが並んだ今回。
両方に共通しているのはどちらも選手の知名度に欠けるという事と外様が多いという事。
どうしてもこういつも選手の売り出し方が下手なんだろう?リングスってのは…。
アターエフだって煽ればそこそこ名前知れ渡ったんだから…その辺のケアが不足し過ぎているような気も。

試合前、代々木の宣伝&シーザー武志と緒形健一の参戦表明。
とりあえずこの代々木は鬼門だろうな。トンコフは見てみたいけど…バラチンスキーの二の舞になりそうな…。



第1試合 小谷直之vs所英男

第1試合からとても興味深い好カード。今やリングス軽量級の顔となった小谷。
そして、アマ大会を総ナメにした、POD(ヤマケンジム)所属の新星、所。
この両者の創り出した試合は、一級の芸術品。見ている者を飽きさせないグラウンドでの攻防。
小谷のギロチンに、所の足関節。異常なまでに素晴らしい。
ラウンドインターバル中にお捻りを投げ入れたくなってしまうほど。
そしてアッという間に3R15分が過ぎた。判定は小谷についたものの…。
この試合に関しては勝敗なんていらないんじゃないか?と思ってしまうほど息詰る攻防があった。
この大きな可能性を秘めた両者には今度も大注目!!

○小谷(3R終了判定 2−0)×所



第2試合 矢野卓見vs小林悟郎

骨法のテーマで入場し、いきなり観客を手玉に取るヤノタク。
リングインするとオーバーマスクならぬオーバースパッツを脱ぎ、そしてはめてきたOFGをはずす。
ヤノタクの作る独特な神秘の世界にひきずりこまれ、その一挙手一投足を凝視せざるを得ない。
小林もU-FILE所属って事を考えると多少の注目度はあるはずなんだけど。
それをすべて忘れさせるヤノタクは、エンターテイナーだな。
パンクラスでやった時のように、半身に構えサイドキックで距離を作る。
思いっきり背中向けちゃってるものだから、場内から笑いが少々。
組み付くとスルスルスルッとバックを取りチョーク。ホントにうなぎだ(笑)
あっさりと小林を絞め落としたヤノタク。落とした相手に喝を入れ蘇生させると勝ち名乗り。
最初から最後までヤノタクの独壇場。これで東洋の神秘の露出度はドンドン高くなるだろう…。

○ヤノタク(1R3分14秒 チョークスリーパー)×小林



第3試合 伊藤博之vs門馬秀貴

山本魂を如実に現そうとする伊藤。テーマ曲は山本の旧テーマ「BORN TO THE PAIN」
そして山本と同じような白スパッツ。ケツには「心は山本 技は金原 体は和田」と書かれている。
何だか、こちらがプッと吹き出しちゃいそうだ。
そしてゴング前からいきり立ち、ゴング前に仕掛けてしまう。この闘争心は見てて気持ち良いぐらいだったんですけど…。
いきなりテイクダウンされた伊藤、しがみ付くだけで何も出来ず。
2R、やっと上を取った伊藤は、ニーインザベリーでマウントを探ろうとすると…あっさりスイープされる。
ホントに柔術やってたのか?と疑ってしまいたくなるほどのダメっぷり。
何もここまで山本魂を受け継がなくてもいいと思うんですけど…。
一方の門馬も肩固めの形には入るもののいまいち決め手に欠け、この後ヘロヘロになってしまう。
両者ヘロヘロになった3R、今まで攻勢だった門馬もあまりのヘロヘロさで安易な引き込みの連続。
だらけてしまった両者には、もはや試合をきめる力はナシ。
泥試合は、結局判定で門馬の勝ち。和製アローナなんて誉め過ぎだよなぁ…。

○門馬(3R終了判定 2−0)×伊藤



第4試合 横井宏考vs小島正也

パンクラスでは70`台で試合していた小島、それに対してナチュラルで90`以上ある横井。
いくらアブソリュート級とは言え…ミスマッチ過ぎなんじゃないのかな?
体格差に勝る横井は圧力をかけてテイクダウン。
パスしてサイドに回ると、アームロック狙い。何度か外されるものの最後は腕がひん曲がるほどの
ストレートアームバーできっちり勝利した横井。次は同体格外国人選手との試合を切に願います。
小島も悪い選手じゃないんだけどなぁ。ちと勿体無い。WKはちょっと刺身のつまにされてる傾向があるな。
でも、今1歩抜きん出ないのも事実。悔しさをバネに這いあがってくれ!

○横井(1R2分12秒 ストレートアームバー)×小島



第5試合 須藤元気vsブライアン・ロアニュー

手足に鎖を巻き、デストロイヤー風のマスクを被って入場するロアニュー。
一方の元気は、白いガスをプシューっと出しながらの入場。
入場だけで選手の試合に対する意気込みが伺える…かな?(笑)
いきなり、胴回し回転蹴りを見せる元気。やっぱり、オランダの打撃力侮り難しだったのでしょうか。
それを見せ技にしてから、素早いタックルでテイクダウンを奪うと、ジャイアントスイング狙い。
だが不発。今度はとばかりに飛び付いてからの三角狙い。
場外に落とそうとするロアニューだが、それはレフェリーに止められグラウンドになった時点でガッチリきまり、
THE END。元気、久々の日本での試合を勝利で飾る。
元気も客の乗せ方は抜群ですねぇ。今日は見るべき選手っていうのが多いから勿体無い気がしないでもない。

○元気(1R2分17秒 三角絞め)×ロアニュー



第6試合 滑川康仁vsデクスター・ケイシー

リングスへの期待を一心に背負うかのような大歓声に包まれる滑川。
リングインするやいなや相手にガンを飛ばす姿に、昔のいまいち殻を破れなかった頃の滑川はいない。
脇を差されているにも関わらず強引に投げテイクダウンを奪うとあっさりパス。
そしてすぐさま逆十字へ移行。今の滑川、メインイベンターとしての風格が漂いつつある。
この現状を打破すべき為に、アブソリュート級トーナメントの優勝を誓う。
今のリングスには強いとわかっている金原や高阪ではなく、滑川がリングスの存在感を示していかなくては
いけないと思う。リングスの希望の光は今や滑川にかかっていると言っても過言ではないだろう…。

○滑川(1R1分14秒 腕ひしぎ逆十字固め)×ケイシー


久々のリングス大爆発と思えるほど良い興行だった。
こんなに良い気分で帰れるリングスは2月以来か…。
と良い気分な所に、降って湧いたようなリングスのルール改正。
今日の興行を見て思い直したりはしなんだろうか…。ロストポイント制か…。
今じゃ懐かしい気さえするが、これはUWFスタイルをやる時だけにしてもらいたい。
一つの興行に色んなルールがあるっていうのはわからないでもない。
だけどそれによって、見るほうがつらくなり、狭き門になってしまうような気もする。
賛否の判定は、次の代々木で行われるだろう。




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