2001.9.8 全日本 日本武道館
■団体:全日本
■日時:2001年9月8日
■会場:日本武道館
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

試合前、こちらがあせるくらいのガラガラ。いくら全日本やWARの客は出足が遅いと言ってもこれは無いだろうという感じ。闘龍門やGAEAなんて試合開始前で大体その日の観客は全員来るのに。GAEAは第一試合でもメイン級のカードを持って来ちゃうし、闘龍門の場合はMCコーナーを聞き逃したらチケット代の半分を損した気分になるから。それに比べて全日本の前座なんて見てられないよと言われたそれまでだな。それでも、だんだんと埋まり一応公式発表は12800人。このカードならよしとするしかないだろう。

真撃が2F席が混んでいて、リングサイドは比較的余裕があったのだが、全日本の場合はリングサイドはほぼ満員になりスタンドは空席が目立つ。この違いはなんなんだろうか。

1.● 宮本和志(9分18秒 ブリティシュフォール 片エビ固め) ジョニー・スミス ○

客足がどうであろうが、時間通りに開始するのがメジャーの面子。ということで、時間通りに始まったが、なんか会場がまだザワザワしていてやっている人たちも気の毒だなという感じ。宮本君の試合、前回私が見た馳戦ではグランドのスパーリングみたいな感じだったが、この日はスタンディングのスパーリングという感じ。馳もスミスももう少し攻めさせてあげればいいのに。

2.平井伸和● 愚乱・浪花 (11分31秒 体固め ツームストンパイルドライバー) キム・ドク ○ 保坂秀樹

平井と浪花と聞いただけでなんかうんざりして来るのだが、なんか今日はやけに動きがいいなと思っていたら、保坂が異様に受けてくれるんだね。
なんか久し振りに気持ち良さようにやっていた。考えてみれば、渕も馳も格下相手だとほとんど技を受けないもんね、すかしてばかりで。だからこいつらは伸びないんだなと改めて思った。保坂でもった試合。この試合を見れば田中もどうにかしろと思ってしまうね。

3.○ 馳浩 スティーブ・ウイリアムス マイク・ロトンド (19分09秒  ノーザンライトスープレックス) ジム・スティール ジョージ・ハインズ ● バンピーロ

スミスとバートン以外を1試合にまとめてくれたのは、嬉しい配慮だった。だけど、全然バンピーロを活かしてないよなあ。ここで馳が目立ってどうするんだという感じだけど。これに懲りずにまた来て欲しいな、バンピーロ。馳はなんかいちいち鼻につく。公僕の犬のくせして。

4.渕正信 ●相島勇人(12分23秒 ワキ固め)木戸修○ 棚橋弘至

木戸の入場で場内は異常に盛り上がる。ファン待望のいぶし銀対決だが、別にとりたてて思いれのない私は会場の盛り上がり程テンションは上がらない。ただ、いままでさんざんしょっぱいと思っていた相島も棚橋に比べるとなんかいい動きで期待が出来る。試合はお決まりのムーブで終わるのだが、テンコジにしろ越中にしろ木戸にしろ全日本に来るとなんか溌剌しているのは、目の錯覚か。全日本の選手がしょぼいからそう見えるのか、彼らが全日本だと伸び伸びとやっているのか。今後の解明課題。

5.荒谷信孝 ●奥村茂雄(17分38秒 体固め 嵐ドリラー) 嵐○ 北原光騎

今日お目当てのカード。それにしても何で荒谷・奥村が全日本軍で、嵐・北原がWAR軍なのか。もともとは、荒谷・奥村はインディー出身で嵐・北原は全日本出身ではないか。こういうシュールなシチュエーションが今の全日本らしくておかしい。

奥村は全日本ファンの声援を受ける。嵐・北原は全日本ファンのブーイングを受けるが、わずかなWARファンからは声援が、ヒールに徹しているからこでいい。だけど、全日本ファン、WARファン両方からブーイングを受ける荒谷が不憫で仕方ない。だれか応援してやれよと思うんだけど、あれじゃその気も起きないのも頷ける。

前の後楽園ホールでも思ったけど、嵐・北原はなんか全然変っちゃったね。今更この二人もないだろうと思う人もいると思うけど、なんかいいんだよね。そのうち飽きるかもしれないけど。北原なんてフランケンなんてやっちゃって。これからこの二人をどう使うかが問題だな。安生との絡みもあるし、冬木も来そうだし。

6.川田利明 ●長井満也(17分45秒 体固め ケンカキック) マイク・バートン 蝶野正洋○

入場時と試合前のアピールの格好良さと試合中のへたれさ加減のギャップが一番大きいのは文句なく蝶野だろうな。一時1位になりそうだったマグナムも最近はギャップを埋めて来た。それにしてもこの日は新日本も興行があるのに、武藤と蝶野を貸してしまうんだから太っ腹というか、当てつけなんだろうな。

ギャップ1位の蝶野であるが、全日本に上がる他の新日本の選手の例に漏れず今日は心なしかいい動き。試合前からバートンとぎくしゃくし、試合中も誤爆が多くいつ仲間割れをしてもおかしくない雰囲気を作るところは、上手いところ。このままでは刺し身のツマになりそうな川田だけど、やっぱ面白い。三沢、秋山、天龍にボロクソ言われて、今や武藤恋しの元子さんに見離されても、試合をやらせるとやっぱり川田は面白いんだな。
別に技があるわけでもないんだけど見せてしまう。良く分からないんだけど。ただ蝶野と川田の攻防はスイングしそこねたという感じもするが。それで、結局面白くなりそうだなと思いながらも、なんかスイングしなかった感じで、まあそれほど期待もしてなかったらいいでしょう。

試合後に、蝶野が全日本の外人を取り込んでいたけど、蝶野も全日本に今後も出るのかな。武藤にしろ、今の新日本よりこっちの方が自分を活かせると思ったのかな。ブーもこっちに来ればいいのに。

だけど、こういう流れに断固入らない川田もここまで来ると返ってすがすがしいね。大体が、荒谷と一緒で考えが北向きだから。だけど、元祖北向きは、ニ所の関部屋時代から「北向きのゲンちゃん」と言われていた人がいるから。

7.○天龍源一郎 安生洋二 (20分15秒 片エビ固め ノーザンライトボム)武藤敬司 太陽ケア●

まずは今日来た人のお目当て、PWF会長の入場。自分のテーマで花道から入場。だけど、今迄の選手の入場より一番声援が多いなんて。全日本の猪木みたいな存在なのかね。猪木より賓があるからいいけど。ウィーはやらず。少し物足りないとも思うけど、自分の立場をわきまえた姿勢を評価しよう。誰かさんとは大違いだ。

天龍組は先程アジアタッグを奪取した嵐と北原を引き連れて入場。なんかいい感じ。
ハンセンと天龍は微妙にぎくしゃくして試合は始まるのだが、まず武藤vs天龍でなんか今迄が何だったという、不思議な緊張感と雰囲気。こればかりはどうにもならない。だけど、天龍は右手の指を骨折していて重厚にテーピングをしており、試合のほとんどを安生に任せる。この安生が結構に役に立つ。なにせこの2カ月で安生を見るのはこれで4回目だが、安心して見ていられる感じ。天龍のパートナーとしては最良かもしれない。

まあ、試合はどうってことなかったけど、試合後にハンセンからベルトを貰う時、まだぎくしゃくした雰囲気があったのだが、ハンセンが天龍の肩を叩いて労をねぎらったのが印象的だった。


全体的にはどの試合も試合の組み立てが単調なので、どれも同じ感じで飽きてしまった。だれか、試合の組み立てや中堅の選手用にコーチを雇った方がいいな。過去の武道館の中では低調の部類。




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