世紀の一戦 野良犬の吠えた夜
■団体:全日本キックボクシング連盟
■日時:2001年9月7日
■会場:後楽園ホール
■書き手:おかっぴき
9/7 全日本キック後楽園ホール大会

<メインイベント 日本・タイ国際戦 62.5kg/5回戦>
WKA世界ムエタイ・ライト級王者
WPKC世界ムエタイ・ライト級王者
 小林聡(藤原)
   対
 ラジャダムナンスタジアム・ライト級王者
 テーパリット・シットクグォンイム(タイ)

ここのところ外人選手相手に3連続KOと絶好調の小林、しかし今回ばかりは
相手が悪い。なんと現役のラジャのライト級チャンプなのだ。
Jrウェルター以上では外国人のランカーやチャンプが現れているが、ライト級以下は
外国人が入っていけない聖域(NOT性器)となっている。
師匠の藤原敏男が巻いたベルトを持つ男に野良犬がどのようにいどむのか?

試合開始前、テーパリッドによるワイクーの披露、その間も小林はもくもくとシャドーを続ける。
早く試合が始まってくれ、気合い十分の表情だ。
ワイクーが終わり小林はセコンドの藤原会長、後藤龍治にグローブをあわせコーナーを飛び出る。

1R 開始のゴングがなると小林は飛び出し、強烈なローをたたき込む。
必死の表情で挑む小林、ロー、右ストレート、フックと攻め込む。
一方のテーパリッドはいきなりこられてしまったため、ちょっと様子見の雰囲気

2R テーパリッドも動き出す。低い小林のガードを破って、顔面へ強烈なパンチを
たたき込む。しかし全然怯む様子のない小林、パンチの応酬になる。
ここでテーパリッドの右額、小林の頭部カット、テーパリッドにドクターチェックが入るも続行

3R テーパリッドはロー、パンチ、首相撲、肘、膝と攻め立てる。
小林もさがらずパンチで応戦するも首相撲になるとさすがにちょっと不利の様子
遂にムエタイの本領が発揮されてしまうのか、しかしそこへ小林の右ストレートが
炸裂しテーパリッドがフラフラとなる。更に小林はパンチで追い込み、
フックの連打で遂にダウンを奪う。客席は大絶叫、総立ち状態である。
立ち上がってきたところなおも攻め込むがゴングがなってしまう。

4R 小林はダメージの残ってるテーパリッドに猛然と襲い掛かる。
そしてパンチのラッシュからダウンを奪う。このダウンはかなり強烈なダウンで
レフリーが手をかざし試合終了。野良犬が世界一に勝ってしまったのだ。

4R 21秒KOで小林聡の勝利

大喜びでセコンドがリングに入ってくる。藤原会長もうれしそうな顔をしている。
ふと気が付くと俺も涙を流しそうになっていた。これで小林もランカーになるのだろうか?
師匠の藤原敏男の巻いたベルトが近付いてきたが、これからどうなっていくのか非常に楽しみだ




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ