8/31 真撃
■団体:真撃
■日時:2001年8月30日
■会場:日本武道館
■書き手:ほいほい@爆発 (ex:爆発!場外乱闘王

いつもたくさんの人だかりが出来ている武道館周辺。今日は、人が少ない。
ダフ屋の値下げ方もかなりのもの。グッズ売り場なんて…をぃをぃってぐらい人がいない。
中に入ると…北側はまるまるビジョンで3ブロック解放ナシ。しかもアリーナはスカスカな上に、
非常にゆとりのある…いや、あり過ぎるイスの並べ方。よっぽどチケット売れてなかったのかな。
試合開始時は、4,5割だった入りもメイン時になると7,8割へ。2階席はほぼ満席状態。
これは色々とあった事で惹かれた興味と…大仁田効果なんでしょうねぇ。
橋本は、大仁田に感謝せなあかんです。でも、良かったですね。最初に確保しておいて(笑)

全選手入場式。次々と選手が名前を呼ばれていく。最後にコールされた橋本は障子を日本刀で切裂き入場。
なんだかんだ言っても、橋本の真撃なのね。ZERO-ONEと大差ないぢゃん。
こういう演出してたら、場としての見方は出来ないよなぁ。でも、笑わせてくれるからOKか。
どんな風にであれ、客を喜ばせてこそプロか…。しかし、このカードは…どうなのかな。



第1試合 星川尚浩vsショーン・マッコリー

兄弟喧嘩をしても出場したショーン。義理堅いのかな。ジャスティンは猪木のお気に入りだったみたいだけど、
ショーンの方が結び付き強いと思ってたんだけどなぁ。
両者とも打撃をチョコチョコ。ショーンを場外に落とすと星川はトペ・スイシーダ。
だんだんとプロレスに慣れてきた感のあるショーンは、場外で鉄柱攻撃なんか見せちゃう。
リングに戻るとパンチを織り交ぜた打撃戦。パンチを絡める事で真撃の方向性を示そうとしてるのかな?
ちょっと唐突ではあったが、ショーンのバックスピンで星川KO負け。
う〜む…みんな打撃をもらった後の倒れ方が一緒だな(笑)
せっかくなんだから、もうちょっとひねりのきいた倒れ方してほしいな。

○マッコリー(5分50秒 K・O)×星川



第2試合 佐藤耕平vsイゴール・メインダート

初っ端からフロントスープレックスを連発するメインダート。
空手ギ着てるアマレス出身者っていうのもなかなか面白いなぁ。打撃あんまり見せないのに。
佐藤も逆十字で応戦。メインダートからエスケープを奪う。
あれ?真撃ってエスケープなしなんじゃなかったっけ?それはUFOだけだったかな?
3カウントがないって事ぐらいしか認識出来てない。これも問題だな(笑)
両者ともに身体が大きいので見栄えが良い。
ジャーマン2連発を食ってグロッキーな佐藤。3発目はUWFチックな回転ヒザ十字で切り返す。
そして、足首を固めてメインダートからタップを奪い。プロレス初勝利。
両者のノソノソとしたリズムが妙に噛み合ってなかなか面白い試合だった。

○佐藤(5分59秒 アンクルホールド)×メインダート



第3試合 KEI山宮vs佐藤光留

ヒカル君、昔の若手のような全力疾走で入場。粋の良さは天下一品だなぁ。
それにしても、パンクラスはよく参加してくれましたよね。ステージアとの繋がりがあるとはいえ、
間近のオファーで出てくれるんだもんなぁ。まぁ、勝敗の見分けが簡単についてしまうカードではあるけれど。
序盤から山宮がヒカル君を圧倒。簡単にパスを許すのはどうかと思いますが…山宮も肩固めを極めきれず。
2R、ヒカル君卍固めにトライするも山宮に押さえ込まれる。急なオファーで調子が悪いのか、
あんまりいいところのない山宮。(試合では圧倒してるんですけどねぇ…。)
パスをしてもマウントを取っても拍手一つ起こらないこの空間にパンクラスは不似合いなのかな。
見た目の派手さは全くないけど、なかなか面白かった。極められなかったヒカル君の成長も伺えた。
今日来たプロレスファンは、こんな地味なパンクラスの試合、面白いのか?って思ったでしょうねぇ。
判定王の山宮を出した事がそもそもの間違いだったんじゃないのかな(笑)

○山宮(2R終了判定 20−18)×光留



第4試合 田中将斗vsジェラルド・ゴルドー

こんな異色な対戦があるなんて…やっぱり、これも時代の流れなんですかねぇ。
いきなりのドロップキックで奇襲をかける田中。しかし、ゴルドーにヒラリとかわされパンチを浴びる。
目潰し、ローを食らった田中、これぞ真骨頂か?と思わせるぐらいのセル。さすがだなぁ。
これぞ、プロレスラー魂(笑)ゴルドーがボディに頭突き。その頭を捕まえた田中は、フロントネックロックの要領で
抱え込みながらゆっくりとコーナーを登り、スイングDDT。何だか、面白すぎて…時の流れを忘れそう。
田中がグローブを外すと場内大歓声。みんなして、ロック様のパクリですか…(笑)
するとゴルドーもグローブを外す。ゴルドーが外すとちょいと意味合いが変わってくるのが可笑しい。
グローブを手に持ちながら、ハイキックを出す。と、目の前にはダウンした田中の姿が。
ゴルドーは、キャラ自体に説得力がある。もういるだけで…という感じ。
しかし、まぁ田中もグッドワーカーをまた証明した良い試合だった。

○ゴルドー(4分55秒 K・O)×ゴルドー


休憩明け、パンクラスのテーマが流れる。
これがパンクラスのテーマ曲だってすぐ気付いた人が会場には何人いるんだろう?
ZERO-ONE武道館大会に続き冷ややかなムードで近藤、菊田をお出迎え。
二人が誰だかやっと気付くと、色々な声援が飛ぶ。
中でも多かったのが、火祭りに出てくれー!という声。
こういう事言うから、格闘技ファンに嫌がられるんじゃないのかなぁ。まっ、自業自得ですか。
二人ともあたりさわりのない挨拶で去って行く。


第5試合 高岩竜一vs安生洋二

安生の如何わしくも面白いあの雰囲気、やっぱり良いよなぁ。抜群だわ。
GooD!と書かれたBATTをもじったTシャツを着込み、セコンドには懐かしき200%マシン。(中身はヤマケンだったよう)
安生がおちゃらけモードを高岩をもてあそぶ。両者に見えるのは大きな差のみ。
パンチ、キックを出しながら、そして高岩の攻撃をちょこちょこと受けながら試合を組みたてる。
この辺のうまさはもう天才としか言い様がないな。動きの悪い高岩をリードし続ける。
グランドクロス200、デスバレーとそれぞれの持ち味を出すと、セコンドのマシンがレフェリーを引っ張り込み、
視界をふさぐ。見慣れた反則法だけど、妙に新鮮に感じる。大手企業じゃ見られないからかな(笑)
場外に高岩を落とすと、袋をかぶせてからパンチ。
これまた懐かしいゴールデン・カップスと冬木軍の抗争ではこんなのばっかりだったなぁ。
リング内に高岩を戻すと、決めるぞー!とアピールしてから、パンチ一発。
これまた、高岩も芸のない倒れ方でKO負け。安生の完勝。それ以外言う事ナシかなぁ。
それにしても、高岩にはどんな目的があるのか、何をしたいのかさっぱり見えないな。

○安生(11分03秒 K・O)×高岩



第6試合 トム・ハワードvsリー・ヤングガン

存在感抜群のハワード。ヤングガンの関節にお決まりとなったホフク前進。
ギミックを忠実に活かしてる。まぁ、見るべきところはあんまりなかったけど…。
ヤングガンが打撃を出す時にだす息(シューってやつ)が妙に館内に響き、
まるで天山が出てるかのような空気漏れ状態。これ打撃やる時に必要不可欠なんですよねぇ。
やらないのは、ヤマノリの無酸素ラッシュぐらいのものですよ(笑)
ちょっと呆気なく、ハワードが三角を決めフィニッシュ。異様にぎこちない関節。
グリーンベレー仕込みのみょうちくりんな技で決めて欲しかったな。箸休めだったのか…これわ。

○ハワード(5分55秒 三角絞め)×ヤングガン



第7試合 大谷晋二郎vs大仁田厚

大谷が先に入場。って事わ…?
プロレスマットでは正装のジーンズんいライダース。そして手にはペットボトルと黒いパイプイス。
それにしても何だ?この大声援は。ZERO-ONEファンも恩義を感じてるのかな。
いやぁ、でも出てくるだけでこの喝采。役者が違うとはまさにこの事なんじゃないかな。
ゴング前にライダースで急襲。鉄柵に打ちつけるだけで、やんややんやの大歓声。
一端リングに戻ると手持ちのイスで一撃。見事な底抜け。やっぱり、イス攻撃は底抜いてナンボでしょう。
大谷、リング下でブレイド。大仁田ペヱスは続く。
リングに戻りサンダーファイヤー、そして3カウントを要求する姿はプロレスラーそのもの。
試合の中で真撃のスタイルを否定しているかのように見える。
大谷も顔面ウオッシュ、足4の字で反撃。再度、4の字に移行した時、大仁田の毒霧炸裂。で反則負け。
あくまでも大仁田は大仁田。どこへ行っても変わらずか。凄いレスラーだな。
大仁田「おいおいおいおい!真撃!お前らこんなもんか!」と絶叫し、花道を去って行く。
去り際にも、橋本が出てきた障子に突っ込みめちゃくちゃにする。最後までらしさ爆発。
一方の大谷は…「畜生!どいつもこいつもばかにしやがって…!」とこれまた抜群なマイク。
インパクトでは大仁田だけど、らしさ存在感を見せた大谷も立派。もうお腹いっぱい。

○大谷(7分22秒 反則勝ち)×大仁田



第8試合 橋本真也&藤原喜明vsマーク・ケアー&ベイダーUFO

最初から、あんまり期待出来なかったメイン。期待してた人も少ないと思いますけど…。
ベイダーUFOは出ても良いのか…。と思っていたら、花道で自らマスク剥ぎ。
ザ・プレデターというらしい。あまりのインパクトのなさにかなり引く。
4人が出てくるとケアーが小さく見える。萎んだっていうのも多少はあるだろうけど、
これが元々の身体の作り方の違いなんでしょうねぇ。ケアーちっとも強そうに見えないですもん。
のっけからハイスパートなケアー。タックルで橋本をふっ飛ばす。
橋本、ロープに頭をしこたま打ち付けグロッキー。組長が心配そうにタッチしようとする。
何とか、回復した橋本はケアーのタックルにカウンターのヒザ…とこれから盛り上がるかな?と思った試合、
徐々にトーンダウンしていく。
ケアー…リングに出てない時は休憩時間じゃないんだから、水飲むのはやめなさい(笑)
聖水飲んで元気が出た?ケアー、マウントパンチ、フロントスープレックス、そして今流行りのヒザ攻撃。
猪木祭りでの最悪な印象をちょっとだけ拭った。でも…使いにくそうだなぁ。
これまた、使えなさそうなプレデターに不恰好な逆十字を決め、橋本の勝ち。
試合後、ケアーとマイクで一騎討ちのアピール。
あんまり、期待出来ないなぁと思ってるのは決してソレガシだけではないはず。

○橋本(11分43秒 腕ひしぎ逆十字固め)×プレデター

最後、鈴木をリングサイドまで呼び寄せ、御礼を言う。そして、パンクラスありがとう。と。
やっぱり、心からの思いってのは、グッとくるものがあるなぁと思った一瞬。
そして、それは今後を不安視させるようかの声にも聞こえた。
でも、こう言っては何ですが、次どのような寄せ集めメンバーが揃うのか?楽しみではある。
ピーチちゃんに負けないように頑張るしかないな。報われる時はきっとくるさ。
それまで、団体があればの話しですけれども。




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