8/30真撃日本武道館大会観戦記
■団体:真撃
■日時:2001年8月30日
■会場:日本武道館
■書き手:ダイス

逆境とはすべてが思い通りに行かない不運な境遇のことを言う。で、そっから這い上がるのが
プロレスの醍醐味だろ。そりゃ武道館に行かねばなるまい。すごい勢いで割引を絶叫する
ダフ屋の群れを適当にあしらいちょっとお安く買った席はX列って、これはてっぺんですね。
まあいいけど。開始10分前には招待券受付所に長蛇の列。場内は北に花道とモニターを
作り、北西〜北東までは全席つぶしてる。最終的には2階席は埋まってたが1階とアリーナは
空席が目立つ。いろいろ事情があるんだろう。
館内に放送席からコメントが流れる。アナウンサーの「不可能を可能にするのが真撃」と
ケンファー佐藤の「プロレスファンはやさしいですねえ」の発言に苦笑。俺は別にやさしくないし
剥き身の「不可能」を見に来たようなもんだしねえ。
全選手入場式のレーザーショウはなかなか。最後にステージに組まれた障子を日本刀で
切り破って橋本登場。

パンクラスの試合以外はすべて無制限一本勝負。ルール説明無し。試合結果はスポニチwebより。

第1試合 星川尚浩 vs ショーン・マッコリー

格闘技を名乗るならセコンドぐらいつけようよ。そういう所を手抜いちゃいかん。
星川いつもと同じ試合。おそらくサスケやTAKAやくいしんぼうもやられたであろう蹴り足とられて
から逆足の延髄斬りを食らうマッコリー。座り込んだところにロープの反動を利用しての
低空顔面ドロップキックを食らうマッコリー。あまつさえ場外転落してトペまで食らうマッコリー。
そしてそのまま場外で殴り合う二人。しかし、プロレス独自の技で優勢だった星川だがパンチは
マッコリーの土俵。だんだん劣勢に。そしてリング上に戻り、ジャーマン狙うもこれは星川ロープを
つかんでこらえる。だがマッコリーはこのスキを見逃さず、そのままハイキック。これでペースを
握ったマッコリー。後はやりたい放題。後ろ回し蹴りでダウンを奪い、さらに頭を踏みつけて
堂々の勝利。すげえ、第1試合からいきなり真撃の神髄を見せ付けられる。

○ ショーン・マッコリー (5分50秒 K O) 星川 尚浩 ×
 
第2試合 佐藤耕平 vs イゴール・メインダート

メインダート、道衣つけたまま試合開始。一本背負いから腕ひしぎをくらってるのに、そのまま
空いてる腕で上から殴ってる。佐藤がプロレスに馴染んでない分、前の試合とは違った不思議な
ムード。て言うか俺はこれを知っている。こりゃ初期リングスだ。最後もそれまでバックをとっては、
後ろに放り投げられてはダウンを繰り返していた佐藤が、3度目の正直でサンボ式の回転して
足を取った。ああ、このムーブが最先端だった時代もあったんだよなあ。

○ 佐藤 耕平 (5分59秒 かかと固め) イゴール・メインダード ×
 
第3試合 パンクラスルール5分2R KEI山宮 vs 佐藤 光留

パンクラスを見るのは鈴木vsシャムロックとかやってた頃以来。今はこんな風になってるんですね。
場内歓声はないのだが雑談のザワザワが止まらない非常に悪い雰囲気。最後は「つまんねーぞ」の
野次に拍手が沸き上がったりする。まあ気持ちはわからんでもないけどなあ。

○ KEI山宮 (判 定2−0) 佐藤 光留 ×
 
第4試合 田中将斗 vs ジェラルド・ゴルドー

心のメイン。ゴングと同時に対角線ドロップキックを放つもかわされ、パンチ連打を浴びる田中。
体勢を立て直し、ハイキックをかわしてそのままタックルからグラウンドへ移行する田中。
しばし膠着の後立ち上がるとなぜか目を気にする田中。すげえ、ほんとにこのギミックを使った。
その後ゴルドーのミドルを肘で迎撃し、自慢気に見せ付けると今度はロー連打であっさりダウン。
ゴルドーそのまま打撃のラッシュでコーナーヘ追い詰め、さらに妙に不自然な頭突きを腹に入れ
ようとしたところを田中がゴルドーの首をかかえた。フロントネックロック?いや田中はコーナーを
上がっていく。出た、雪崩式スイングDDT!沸き上がる場内。しかし、立ち上がり、再びコーナーで
もみ合う二人。そしてブレイクされるとやっぱり目を抑える田中。業を煮やした田中、とうとうOFGを
はずす。場内大歓声って、小島がラリアットの前にサポーター外したのとは違うだろ。でも、ゴルドーも
OFGをはずして持ったままハイキックでKO。場内の大歓声に押忍で応えるゴルドー。二人とも
なんのためにOFGはずしたんでしょうか。

○ ジェラルド・ゴルドー (4分55秒 K O) 田中 将斗 ×

サクサク進んで休憩。パンクラス菊田&近藤ご来場。菊田のマイクは達者。近藤は…。あまり真撃に
近付かない方がお互いのためでは。(除く、鈴木&謙吾)

第5試合 高岩竜一 vs 安生洋二

安生セコンドに200%マシン(中身はヤマケン)を伴って入場。高岩はOFGつけたままケサ斬りチョップ。
安生はそれを適当にいなす。安生のムーブは大変クラシカルなプロレス。しまいにゃ、セコンドを
レフェリーに絡ませてる隙に、場外で高岩に袋をかぶせて目隠しして殴ったりとか、こういうの好き
なんだろうな。高岩もなんとかデスバレーは出したけど、本当に彼は何のために新日を出たのだろう。

○ 安生 洋二 (11分3秒 右ストレート K O) 高岩 竜一 ×
 
第6試合 トム・ハワード vs リー・ヤングガン

ハワード、ベルト付きで入場もなんのベルトか説明なしい。ヤングガン、戦っているうちにだんだん
ズボンがずれてきて、セクシーなスタイルに。リタみたいとか言えばわかりやすいけど、怒る人が
いそうだな。リーが蹴りを出すときの気合(?)の「シー」が受けて館内から「シー」の響きがこだま
する中、いつのまにか三角絞めが決まってました。

○ トム・ハワード (5分55秒 レフェリーストップ) リー・ヤングガン ●
 
第7試合 大谷晋二郎 vs 大仁田厚

「ワイルドシング」が流れる中、皮ジャンに黒のパイプ椅子を持ってペットボトルの水を撒く。ただ
それだけで武道館は大仁田の物になった。とどめは会場に放り投げたOFGやっぱり物が違うな。
しかし最近の大谷は一本ネジが切れてしまってるので、大仁田一色にはしないのではとの期待も
あった。だが、選手コールをしたところで、大仁田、皮ジャンを投げつけ、顔を覆い、そのまま場外へ
連れ出す。場内大歓声。やっぱり客を喜ばせる選手がいちばん正しいよな。場外4面すべてを使い
かなり奥の方まで闘いの場を広げる、大谷あっという間に流血。
リングに戻ると結構マジメな試合。大谷はサンダーファイヤーを食らってダウン。フォールを取りに
行くが、これはルールで認められない。後はまあ大谷と大仁田のフツーの試合。二人とも誰が
相手でもいつもと同じ試合ができるってのはスゴイことのような気もする。
最後は大仁田の毒霧で反則負け。まあこうするしかないわな。

○ 大谷晋二郎 (7分22秒 反 則) 大仁田厚 ×

試合後のマイク「オイオイ、こんなもんかよ真撃さんよ」「ちくしょうどいつもこいつも馬鹿にしやがって」
今の大谷なら関本どころか葛西とやってもいろんな意味で大丈夫そうだな。

メインイベント 橋本慎也&藤原喜明 vs マーク・ケアー&ビッグ・バン・ベイダーUFO

ベイダー入場するなりなにやらマイクアピール。彼の名前はなし崩しに「ザ・プレデター」になりました。
いいのか、それで。試合はよく覚えてません。もともといちばん期待してない試合だったが、何と言えば
いいのか、3週間のシリーズ中盤の地方のなんちゃら体育館(一応TVつき)で最終戦でタイトルマッチ
が決まってるシリーズエース外人とのお茶濁しタッグマッチというか、8時50分で延髄斬りが決まって
場内大騒ぎになってるところを、親父の晩酌のツマミで残った枝豆をくわえながら見てた試合、その
枝豆の味を思い出すというか、ええと試合自体の印象は一晩たったら何も覚えてません。はい。

○ 橋本慎也 (11分43秒 三角絞め) ザ・プレデター ×

名物のメイン後の乱闘もなんだか規模が小さくなってしまったが、それでも組長と鈴木の握手は
ちょっとホロリとさせられてしまった。




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