有料入場者の何倍まで、主催者発表は許されるのか・・・
■団体:全日本
■日時:2001年8月29日
■会場:岡山市卸売りセンターオレンジホール
■書き手:ノリリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

2001/08/29 全日岡山卸売り センターオレンジホール

岡山卸売りセンターオレンジホールは・・・という場所の説明は3月の闘龍門の時にしたからいいか・・・平日・6時半・失業率は全国平均以上、繁華街でも8時すぎたら人通りの少ない岡山。なかなか興行には厳しい町だ。試合開始直前に行ったのに50台ほどの駐車場はぎりぎりセーフ。なかなか厳しい入りだ。会場に全部椅子を並べたら1300人くらい入れられるが、すかすかの椅子を800程度並べて半分ほどの入り。500人くらいか。招待客も多数。お年寄りやスタッフの知り合いが多い。 主催者発表は1500だから有料入場者の5〜6倍を発表しているな。

第1試合
平井 vs 宮本和志@おそらく全日最後の新人
アームホイップとかボディースラムとかを出しながら新人の出る第一試合らしい展開。5分過ぎくらいに平井が逆エビ固め、それを宮本がロープに逃げると、バックフリップやら、ラリアットやらをやり合って、最後はまた平井が逆エビでタップアウト。8分37秒
確か2w程前のファン感謝デーでデビューしたての宮本。まあまあ評判がいい。しかし、まあ当然と言えば当然なんだが、アームホイップのタイミングが合わずに空気投げになってしまったり、ワザが当たらなかったり・・・こんなもんなんだろう。
客がレスラーをみるための試合じゃあなくて、宮本に客を見せるための試合だ。300人ほどの地方の第一試合なら東京の大会場よりよく見えるかも。 見えてなかったかも知れないが・・・

第2試合
バンピーロ・Jスミスvs保坂・キムドク
トップロープからのダイビングセントーンはかわされたが、バンピーロがキック、フライングニールキック、chokeslamで保坂をピン。19分39秒
終わってみたら、一言で言えばバンピーロの一人舞台。しかし、一言でまとめれるようなまとまった試合ではなくて散漫な試合だった。バンピーロをどういう路線で使うかはっきりしてない・・・と言うか決める人が全日にはいないため、実際の印象は中途半端。早く決めるべし。儂なら、バンピーロをムタのコスチュームとテーマミュージックで入場させて、武藤と対戦させる→激怒する武藤という具合に使うんだが・・・
Jスミスはoverweight&motivationなし、キムドクはoverage、保坂は印象なし。
長い20分でした。
会場の後ろからアホが「キムタクぅ〜」と叫ぶ。うけなかったから何回も叫ぶ。儂は息子に、『1回言ってうけなかったら言い直すな。説明もするな』と厳しくしつけているが、あのアホにはオヤジがいなかったのか・・・ともかく一人のアホの声が良く通る試合だった。

第3試合
長井満也vsJスティール
Jスティール、いつみてもなかなかいい体格をしている。全身を上気させて汗だらけで入場。対して長井はいつもの顔で入場。
前の試合と違って、ドン・バ〜ンと音の出る打撃戦があり、トップロープからの攻撃あり、鋭いバックドロップがあり、しまった展開だ。長井も随分プロレスになじんできた。場外で、『この、筋肉お化け〜』と叫びながらスティールを場外にたたきつけ、勝負あり。リングに戻ったスティールに、長井はトップロープからスワンダイブ式のニーアタック(ハイパーニー空牙)でピン。12分43秒。場内大喜び。タッグも含めて、武道館の試合も含めて、知る限り長井の試合の中では最高。ところで、10人ほど横で試合を見ていたおばあさん@80歳以上&招待券が、長井がスティールのトップロープからのドロップキックを食らう直前に『ああぁ! よけにゃあ・・・』と本当に心配そうに叫んでいた。長井は結局食らっちゃったが・・・・・おばあさん、貴方が日本のプロレスを支えています。でも今度は息子か孫のくれた小遣いで券を買ってきてください

で、休憩。今日はブッチャーのTシャツを買おうと思っていたんだが、なかった。代わりにハンセンの携帯ストラップをかった。

第4試合
ハインズ・バートンvs淵・荒谷
バートンは相変わらず入場人気がある。リングをファンと握手しながら1周。たっぷり時間をかける。その後夏休みサービスだそうで、ハインズ・バートンのサイン入りフリスビーを投げ入れるという中途半端な企画で、すっかりベビーの外人組。後から入場する淵・荒谷はどう見ても悪人顔。しかし、試合はバートン@悪役が反則をして、怒った淵@ベビーが拳を固めてコーナーに追いつめ、殴ろうとするとレフェリーが制止。しかし、隙を見て体勢を入れ換えたバートンがバーンと凄い音のチョップ。このこてこて古典的なシークエンスを3回ほど繰り返す。怒った淵はバートンを後半で遂にパンチで制裁。さらにハインズをグランドで押さえて、頭にパンチ乱打・・・しかし、レフェリーが見ると手をひらいて禿頭をペチペチと
また、こってり古典的な展開。淵は6月に来たときも別の古典的シークエンスを使ってた。一日千秋・・・儂は好きだが・・・最後は怒ったハインズが・・・怒ったからって特にどうしたと言うことはなかったが、淵の首固めを切り返して、首固めでピン。意外なfinishでした。 15分23秒
荒谷がなにをしたかは良く覚えてないんだが・・・いたのか?

第5試合
川田・奥村vsウイリアムス・ロトンド
エースだったはずなのに、何となく2番手から、何となく支流→傍流へ。 川田絶対やる気がないはず。と思っていたら、案外まじめに試合をやっていた。しかしそこは川田とウィリアムス。試合に流れというものは得にない。まとめようもない。バーン。どたどた、ばし。場外フェンスへドーン。一人リングサイドの観客@招待券のおじいさんが吹っ飛んでた。最後はロトンドのブロックバスターで奥村がピンされる。
川田の試合はそれだけ自分でマッチメークしているものと思うが、今の立場は面白くないはず。でも儂は身の丈にあった立場なんじゃないかと思うが・・・

第6試合
天龍・北原・嵐 vs ケア・馳・相島
すっかり悪役が板に付いてる天龍。しかしもともと不機嫌で横紙破りが天龍の味。いい味だ。
試合は何故か遺恨があるケアvs嵐で始まったが、すぐに天龍がでて、チョップ。会場を沸かせる。北原とスイッチしてコーナーに戻った天龍が究極のイスを使う。リングサイドから椅子を取り出すと、もう早くもイス攻撃か!しかし場外でイスを広げると親切に嵐にイスを勧める。気配り天龍だあ。眼帯をしている嵐は素直に座って試合終了近くまで試合を見るだけ。嵐は眼窩を骨折しているらしい。
全日軍のリーダーは勿論馳。天龍にジャイアントスイング23回転。いろいろと指示を出す。手はあまり出さない。場外乱闘して天龍がイスを投げたりしているうちにリングに二人残った北原が相島をジャーマン2連発でピン。まさか全日でジャーマンが決まるとは・・・

前回6月に来たときには面白かった全日だが、今回は興行の流れが平板だった。ブッチャー・キマラ・サブーが死の恐怖をまき散らして中盤を光らせた前回と違い、今回は単調だった。大きな原因は、相島、奥村、荒谷がいないも同然なこと。外人が人相風体こそ違え、キャラクター分けが不十分なこと。全体に責任を持つグランドデザインをする役の人がいない(またはいないも同然なこと)こと、後楽園なら出る安生とか藤原とかが出ないことが原因だな。特に最後の点は地方は寂しいな。
儂の中で全日の株は5円下がった。




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