8/26全日後楽園ホール大会観戦記
■団体:全日本
■日時:2001年8月26日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ダイス
なりふり構わずに戦力と話題を全日に投入する天龍。安生とのタッグ。WAR復活、そして神取。
おそらく日本のレスラーとして得られる名誉はすべて得たはずの男がそれでも、なお前へ前へと進む
姿を見ずして、何がプロレスファンか!と、結構盛り上がって後楽園ホールへ向かう。
会場は超満員。各試合の結果はオフィシャルから。

第1試合 キム・ドク vs 平井伸和 vs 愚乱・浪花

ドクはガレたなあ。平井−浪花の絡みをドクが一歩離れて見てると、鬼教官と練習生って感じ。
まあ、しょっきりと割り切って見ればそれなりか。

平井伸和 (9分21秒 ロックボトムから片エビ固め) 愚乱・浪花
ところで、決め技は喉輪落としっぽい技だと思ったんだが、よくもまあぬけぬけと「ロックボトム」とか
吐かしやがるな>平井。

第2試合 長井満也&相島勇人&保坂秀樹 vs ジム・スティール&ジョージ・ハインズ&バンピーロ

例のテーマ曲で保坂、相島も入場。なんだかなあ。あ、そう言えば保坂はリングスの旗揚げ戦で試合
してたっけ。今こそ木村浩一郎とのリマッチを>長井。とか考えているうちに試合は進む。まったりした
試合の中、一人きびきび動いていた相島が新顔相手にお仕事。

バンピーロ (19分7秒 チョークスラムから片エビ固め) 相島

ここで休憩は早いんじゃないの。休憩明けにテリー・ゴディ追悼の10カウントゴング。若干時期を
逸した感はあるが、遺影を持つウイリアムスの来日を待っていたのならやむ無しか。ところで、安生や
WAR勢までリングサイドに並んでたのに川田の姿が無かったような。

第3試合 渕正信&藤原喜明 vs マイク・バートン&ジョニー・スミス

スミスにパートナーが捕まると、バートンが騒ぐように仕向けてレフェリーにチェックをさせて、その隙に
カットするベテランチームは上手いと言うか、何と言うか。それぐらいしか見るところがないのよ。
最後は、渕が丸め込みに行ったところを逆に返されて。ああ今日のテーマはまったりですか。

J・スミス (18分49秒 後方回転エビ固め) 渕

試合後、バートンのマイクアピール(通訳、ウオーリィ山口)子供といっしょに夏休みのつもりだったが
WARの侵略を聞いて居ても立ってもいられずに日本に来たとか、蝶野に勧誘されてるとか、俺の心は
全日にあるとか、でも蝶野を武道館に連れてくるとか。今の川田に誰がパートナーになってくれるのか。

第4試合 馳浩&太陽ケア vs スティーブ・ウイリアムス&マイク・ロトンド

ケア、「あの」ウイリアムスとの攻防でも客の声援はウイリアムスへ集中と言う、あきれるほどの不人気。
まあ、私も嫌いですが。フィニッシュ間際に場外で張り手を交わし合う馳とウイリアムスがなんか笑える。

ケア(15分22秒 ブロックバスターをDDTで返して〜片エビ固め) M・ロトンド

ここまでの4試合は(第1試合はしょっきりということで別枠でもいいが)もう、見てる方がつらくなる
我慢大会のような展開だった。今思い返しても、寝なかったのが不思議なくらいだ。しかし、興行とは
不思議な物だ。終わりよければすべてよし。

セミファイナル 天龍源一郎&嵐&北原光騎 vs 荒谷信孝&奥村茂雄&宮本和志

試合を終えたばかりのケアと馳がそのままリングサイドに残っている。これまで通路奥にいた元子社長
が本部席にやってくる。不穏な空気が場内に流れ、徐々にボルテージがあがる。まずは全日組から
入場。3人ともいい気合だ。そして、「サンダーストーム」が鳴り響き、お馴染みの幟が上がる。WAR組
は、予告通り神取を伴って4人で入場だ。しかし、平井が立ちはだかる、フェンス内には決して神取を
入れさせない気だ。館内は一気にヒート。まあ8割方全日派だが、少数派のWARファンはその分肝が
座ってる。しかし、結局神取は追い返されてしまった。ま、お楽しみはこれから、これから。
全日の先発はなんと宮本。張り手やドロップキックで気の強い所をみせ、館内も宮本を後押しする
ムードが高まる。しかし、泥をすすってでも生き延びてきた北原と嵐は強い。余裕の笑みすら浮かべ
宮本をいたぶる。結局あっさりつぶれて、以降中盤までコーナーでダウン。
全日ファンからは熱い声援を、WARファンからは裏切り者の罵声を浴びて荒谷が行く。今までの荒谷
ではいられないんだ、その決意を見せてみろ…とか書くとかっこいいんだろうけど、やっぱり、荒谷は
荒谷。しかも敵はWARの先輩達、エルボーもぶちかましもなんだか腰がひけてる。
WARの暴虐に渕がエプロンに上がるも天龍の水飛沫であっさり撃退される。WARはついに椅子を
取った、(天龍は本部席の机を取ろうとしたが、これは未遂)。なすすべなくやられ続ける荒谷、奥村。
しかし、宮本が回復した。なんとこのド新人、天龍に張り手をかます。天龍、冷たい目でにらんだまま
2発、3発と張らせるが、ついにその手を振るうと宮本、あっさり吹っ飛ばされる。すげえ。宮本は
再びダウン。しかも試合が終わるまでそのままだった。
結局2対3のハンディキャップマッチのまま、一方的に試合終了。やっぱり団体対抗戦は燃える。

嵐 (16分9秒 ダイビングボディープレス〜体固め) 奥村

試合を終え悠々と引き上げるWAR勢。取り残された全日勢。これからメインが始まるのに心配そうに
宮本を覗き込む川田。しかし、安生はそんなに甘い相手ではなかった。

メインイベント 川田利明 vs 安生洋二

安生、不安気な川田の背後から忍び寄り、ゴングどころか入場テーマも無しにリングイン、いきなり
腕ひしぎをしかける。和田京平レフェリーが必死に振りほどき、いったん離されたところで試合開始の
ゴングが鳴った。
怒る川田、いなす安生というたいへんわかりやすい構図で試合が進む。腕ひしぎの奇襲も効いて
序盤は安生ペース。声援はさっきと同じく8対2で川田。しかし、安生はニヤリ笑いを貼り付けたまま
試合を続ける。そして、強い。なにしろ川田と蹴り合い、しかも蹴り勝ってしまう。川田の蹴りを受け止め
そのまま馬鹿にしたように後ろへたたきつけるとやりたい放題。しかし、今日の川田は天龍直系の
不機嫌丸出しな表情でひたすら蹴る。回し蹴り、顔面蹴り、延髄斬り。途中一度ストレッチプラムを
出したが、本当に蹴りだけで試合をやってしまった。自動的に少数派に着く性格をしているので
試合開始時点では安生を応援していたのだが、あまりにイビツな試合をする川田にすっかり心を
奪われてしまった。やはり不機嫌なレスラーっていいなあ。最後もすごい勢いの顔面蹴りで川田
勝利。ほんとに蹴りだけで試合を組み立ててしまった。

川田 (11分57秒 顔面フロントキック〜片エビ固め) 安生

新日との星勘定見え見えな対抗戦と違い、本当に両者の仲が悪そうなセミとメインは素晴らしい。
しかしアンダーカードのぬるま湯ぶりとケアの不人気はどうにかならんかな。




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