結局俺の心を奪ったのは美濃輪・・・そんな感じ。
■団体:PANCRASE
■日時:2001年8月25日
■会場:梅田ステラホール
■書き手:#ソフビ (ex:♯ソフビ資料館♯

とりあえずにわか格闘技ファンの俺は今大会の対戦カードに「はぁ〜・・・」って感想しか持ってなかった。「ヤノタクがメインだな」、なんて勝手に決めつけていた。とりあえず一緒に観戦することになったUGKに各対戦カードのテーマみたいなもんを教えてもらった。これがまたなかなか感情移入できるテーマを与えてもらってちょっと当日の楽しみがアップ。これが大会前日のことであった。

もう一つ悩みというか考えなければならないことがあった。当日はなんと美濃輪、菊田、近藤というパンクラストップ3のサイン会があるというのだ。何を着ていこうか。菊田のサイン入りグラバカTか。大好きな美濃輪Tか。悩む・・・(近藤Tは持ってない)。とりあえずサインTに袖を通すのはもったいないってことで美濃輪Tにしよう!いやまて!この前の菊田のアブダビクローズドサーキットで、菊田が俺の顔覚えてたらどうしよう!「なに美濃輪Tきてんだよ!」とか思われたらどうしよう!!!・・・すべてが妄想である(笑)

当日、UGKは「Tシャツ買う金ないからサイン会参加できへんし」と大阪ドームでやってる近鉄vs日ハムかなんか見に行き、ギリギリで来るというので一人で梅田ステラホールに。とりあえず場所しらなかったのではやめに家を出たが、前日ネットで調べた地図通りすすめば速攻着いてしまった。とりあえず中に入るとまだ来てるのは数人ってところ。サイン会参加資格であるTシャツを買う前に会場限定販売である美濃輪リストバンドを探してると・・・ない!どこにもない!!!そんな!あれ目当てで来たみたいなところもあんのによ〜・・・と思ってると美濃輪がいきなり登場!!!「めっちゃカッコイイなぁ・・・」とボーッとしてるといってしまった。まあサイン会あるからええねんけど。改めて美濃輪リストバンドあるかどうかスタッフにきくと「う〜んちょっとありませんね〜」と。何故だ!あとTシャツ壁にかけたりして全体のデザインとか見せてくれ!ちょっと広げて見たりするとすぐさまスタッフが飛んできて、目の前でたたみ直しはじめる。とりあえず美濃輪Tシャツを購入するが、Sサイズないのか!?パンクデザインな美濃輪TシャツはSサイズつくるべき!謙吾T・シャツはSあったのに!え?お前がやせすぎなだけって?そいつぁ関係ない、うん。先着100人限定のパンクラスリストバンドをもらう。ダサすぎる!いらん!!!

5時15分頃、トップ3登場。サイン会が始まる。人がたかってる中、「まず会員の方からどうぞ〜」とスタッフが。とりあえず俺は菊田のアブダビイベント参加で会員になってるのだが、どこにサインしてもらおうか迷う。色紙なんて用意してないし、TシャツにサインもらうとまたグラバカTみたいに滅多に着れなくなる・・・。そこでグッズを購入するとそのグッズを入れるパンクラスマーク入りの袋がもらえるので、それにサインしてもらうことに。とりあえず美濃輪のところへ向かうが、ちょっと気になったことがあってスタッフに尋ねる。
♯「これって一枚Tシャツ買っただけで全員のサインもらえるんですか?」
スタッフ「三選手分のサインが欲しい場合は三選手分のTシャツをお買い上げ頂くことになっております。」
えーーーー!???マジかよぉ!たしかに「各選手のTシャツをご購入頂いた方」とは書いてるけどさぁ〜。会員は特別にとかないのかよ!とりあえず美濃輪にサインしてもらう。握手時、「菊田戦頑張って下さい!」と声かけると「あ、ありがとうございます!」と美濃輪。かっこええなぁ。

開場時間になるがUGKの到着をしばらく待つ。ほんとは別の目的もあって、サインを終えた他二選手の帰り際、握手してもらうという姑息な作戦である。サイン会の模様を眺めていると、美濃輪、菊田がせっせとサイン書いてる中、近藤の手が止まっているという寂しい場面も。とりあえずTシャツを売り終えた近藤がやってきたので握手だけしてもらい、いろんな意味で「頑張って下さい」と声をかけた。菊田は美濃輪が帰ったあとも、試合開始直前までサインを書いてあげていた(Tシャツ売れてないからとかではないと思う)。ちなみに美濃輪Tシャツに美濃輪サインまとって「菊田さん美濃輪戦頑張ってください!」なんて言っても説得力0なので声はかけなかった。

6時半。試合開始直前にUGK到着。普通にBALZACTシャツかよ。一番安い席で見にくそうだったので、後ろで立って観戦することにした。キャパは300人〜400人ぐらい?全体的にうまっていたと思う。NGKと同じ感じだけど雰囲気はこっちのほうがいいかな。BGMとともに興行スタート。まずはラウンドガール登場でその露出度に場内どよめく(笑)


第一試合 北岡 悟vs宮川 順也
5分2R。宮川はワンショルダーのアマレススタイル。ネオブラ予選にはでたが今回が正式デビューの宮川。でも応援すんのはやっぱ同じ奈良県奈良市出身北岡だ。

宮川はハイキック等、蹴り打撃で攻めまくり。その右のハイをしっかりつかんだ北岡が組みつき、ロープに押し込む。逆に宮川にロープに押し込まれた北岡はそのまま押し倒そうとするがうまく返されて下になってしまう。起き上がるとすかさず宮川がミドルキックを放つが、北岡しっかりつかむ。するとなんと宮川、プロレスでよく見られるもう片方の足での回し蹴りをやってのけ、北岡の顔面に見事にヒットさせて場内わきまくり!そのまま倒れこむと北岡が上になって宮川ガード。しかしすぐさま反転してスイープ!宮川上になると猪木ーアリに。サクキックを繰り出しまくり、北岡が立った瞬間ハイキック!ブラジリアンハイキックなども繰り出すし蹴りに自信ありか?北岡がさしたままテイクダウンし、ボディ、顔面へパンチを振り下ろしていく。宮川も下からパンチを返していき残り一分。宮川立って逃げようとするも北岡逃がさずそのままバックとってチョーク。宮川しのぎきって反転して1R終了のゴング。

2R、宮川のロー→ハイから始まり、北岡が足つかんでグラウンドに持ち込もうとするが宮川させず。コーナーに押し込んだ北岡は差し合いから首投げ失敗した宮川のバックにうまくまわってチョーク。しかしこれはすべってしまい宮川上の猪木ーアリ。コーナーへの押し込み合戦から宮川が首投げ。不完全だったが強引にテイクダウン。北岡が下から仕掛けにでるといったん宮川離れ、またくっついたと思ったら速攻十字!!!しかしこれはすべり、逆に北岡に足関節を狙われることになるが時間切れ。判定はドローに終わったが、宮川ずっと攻めていたしなかなかいいデビュー戦だったと思う。北岡はきめなきゃ駄目なんじゃ・・・。

第二試合 矢野 卓見vs吉信
5分2Rでヤノタクの打撃あり試合!打撃系の吉信の攻撃をかいくぐって寝技で一本ってのをお願いしたいが。それにしてもヤノタクのTシャツ脱いだ姿新鮮。吉信入場時逆立ちなんかして精神統一(?)

ヤノタクは左手を前に伸ばし、重心をやや後方においた、なんかボブ戦の高田っぽい構え。トラースキックみたいな蹴りを連発し、さらに回し蹴りや飛び蹴り、奇妙なカポエラみたいな動き(骨法なのか?)までみせるがしょぼい(笑)後ろ回し蹴りを放った後バランス保てずぐらつくヤノタクに失笑。対する吉信はかたい。重いローを何発も放っていく。ヤノタクの蹴りが吉信の急所に入っていったんストップ。再開後、ヤノタクはサウスポーに変えてみたりすぐに戻してみたりの動きを繰り返す。グラウンドの展開になり、吉信がパス狙ったりしたあと猪木ーアリ。ヤノタクは後ろ向きの無防備な体勢からすっと立ち上がり場内拍手と笑いが。直後ヤノタクが飛び蹴りとみせかけて飛びつき、ひきこんでフロントチョーク!しかしきまらないと見たのかすぐに首にまきつく腕をはなすヤノタク。クロスガードのヤノタクに対し、顔をうずめたまま吉信全く動かなくなる。ロープ際で吉信上から少しパンチをおとしたところでゴング。

2R開始早々吉信が飛び込んでパンチ、強烈なローキックで攻める。ここでまたヤノタクの蹴りが急所に入ってちょっと嫌な雰囲気に。ヤノタクが水面蹴りをはなち、猪木ーアリ。吉信はサクキックを連打しまくる。立ったヤノタク今度は浴びせ蹴り!んで猪木ーアリ。また後ろ向きのまま立ったヤノタクはまた飛び込んでひきこみフロントチョーク!今度は結構ヤノタク絞めあげてるっぽいがきまらず、吉信は頭ぬくとヤノタクをコーナーにもたれさせて顔面殴りまくる!ヤノタクはいったん密着してクロスガードに戻し、たくみに足を使って中に入れさせないようにするが、それ以上なにもできずゴング。判定では一人20−19で吉信につけるも残り二人がドロー判定でドロー。微妙な判定だが、どちらにしろ今回ヤノタクは「おもしろいだけの選手」にしかなれなかった。ギロチンは燃えたが。

第三試合 伊藤 崇文vs柴田 寛
5分3R。伊藤はここ最近キャッチでは好調。RJW柴田はレスリングスタイルでくるだろうと思われ、そこに打撃がどう絡むか、とUGKは語る。

伊藤いきなりのパンチラッシュ→首相撲膝にいくも、柴田にうまくバックに回られてしまい、そのままグラウンドへ。反転して逃げようとする伊藤だが逆にマウントをとられてしまい、いきなりピンチ。ブリッジで逃げようとする伊藤のバックにまわる柴田。伊藤が回転して膝十字をこころみるシーンもあったがきまらず。互いに尻餅をついた状態で伊藤は柴田の腕をつかんでディフェンスし、しばらく膠着・・・のあと突然伊藤が暴れ出すが柴田逃がさず。そのまま柴田チョーク狙いだが、必死に伊藤ディフェンスしてなんとかゴングに救われる。

2R、いきなり伊藤が右ハイ。互いにタックルのフェイントを掛け合いながら柴田がタックルにでる。きった伊藤は柴田をさしたまま投げ、そのままバックとるが柴田うまく動き回って逃げる。このあと柴田の強烈なタックルが今度は見事にきまってしまい、テイクダウンされる伊藤。いったんなんかストップかかったあと柴田がパス狙う。しかし伊藤が下から足をとって足関節合戦みたいになり、しっかりアンクルで伊藤が一本!!伊藤ほえまくる。ちょっとカッコイイぞ!

第四試合 渡辺 大介vs鶴巻 伸洋
5分3R。パンクラスの門番大介が鶴巻を迎え撃つ。佐々木、郷野同様簡単に通してしまうのか?鶴巻は全然知らんが寝技が凄いらしい。ここで試合を終えたヤノタクがすぐ横にくる。そして「つるまきぃーーーーー!!!」と叫びだす。

大介が不用意に中途半端な右ミドルを放ってしまい、鶴巻につかまれる。ヤノタクが「どんどんおしてけ!!」と叫ぶが、大介なんとかバランスを保ち、逆にコーナーに押し込む展開。「腰おとして!」「いれかえろ!」とヤノタクの激がとぶ。空間あけて膝、顔面に鉄槌などをおとしていく大介だったがブレイクがかかる。リング中央で再開後、大介が打撃で攻め、左フックをヒットさせる!タックルもきり、がぶってコツコツ殴り左脇からさしてひっくり返した大介がそのままハーフをとってチョコチョコ殴るがゴング。鶴巻打撃には対応できずか?

2R、いきなり大介の右ストレートがクロスカウンターぎみに入り、鶴巻がダウンぎみに倒れる。大介がレフェリーに「ダウンじゃないのか?」みたいにアピールしたあとサクキックを連打し、そのまま意識朦朧の鶴巻にニーオンザベリーパンチ(っていうのか?)連打でレフェリーストップ!久しぶりの最高な形での勝利で大介コーナーに上がってガッツポーズ。ヤノタクが肩を落として去る。

〜休憩〜
まわりを見渡すと人だかりが。ん???エンセンだ!!!そういえば京都にいくって言ってたがまさか観戦してるとは!「・・・のチャットで」なんて言おうとしたが、休憩終了間際に気付いたのでなんかくすぶってたら握手にもいけず。無念。

第五試合 鈴木 みのるsKEI 山宮
キャッチの5分1R。はっきりいってこの試合俺にはテーマが見えず。俺の中では打撃系のイメージが強い山宮が何故キャッチ?UGKは、層があつくなってきたライトヘビー戦線でもういちど王座に返り咲くためにとりあえず初心に戻って・・・などと素晴らしいテーマを与えてくれたのだが、いざ試合となってもピンとこない。

みのるはタオルをかぶって入場。コール時もとらず。「タオルとったらスキンヘッドってか?」なんて思ってたら短髪の金髪に変身していた。
ちょっとどよめくがすぐにみんな慣れる。

かっちり握手かわして試合スタート。静かな、それでいて激しい展開に赤ん坊が泣き出す(笑)場内に響き渡る泣き声。スタンドでの攻防が延々と続いたあと山宮が足とってテイクダウン狙うもみのるさせず。互いに一歩もゆずらない展開が続いて2分30秒経過。山宮が胴に組みついて足をひっかけテイクダウン。しかしみのるもすぐさま立ち上がってみせる。またも山宮が胴タックルでロープに押し込むもみのる倒れず。残り10秒、延々と続くスタンドでのレスリングの攻防で盛り上がらない空気を感じたのか、みのるひきこみ、十字を狙うもゴング。しっかり最後に見せ場はつくったみのるであった。三者ドロー判定。やっぱりセミでやる試合ではなかったと思う・・・。

第六試合 高橋 義生vs稲垣 克臣
稲垣のセコンドにはもう鈴木がついてる。高橋には近藤だ。さあぶっちゃけてこの試合も稲垣の復帰戦言われても稲垣に思い入れ全くないからモチベーションあがらん。しかし「パンクラス大阪のために一年半休んでいた稲垣がここ最近調子あがってきた高橋とやる」ってテーマをUGKに与えられ、「おぉ!そんじゃ稲垣応援だ!」って雰囲気に。

いきなりミドルキック二発を繰り出す稲垣!しかし高橋はあっさりパンチからテイクダウンをうばって中腰の体勢からパンチを振り下ろしていく。高橋逆エビ狙いで足をひねり、そのままサイドにまわって袈裟固めの体勢。んで肩固めに移行したのかな?がっちりきまってレフェリーストップ。
高橋容赦ないな(笑)

稲垣が「俺はまだまだ全然燃えきれてません!これからどんどん試合でていきます!よろしくお願いします!」とマイク。


なんかセミ、メインは気付いたら終わってたというか・・・。なんか盛り上がりきれないまま終わってしまったが、それでも予想以上に楽しめたと思う。なんつってもサイン会あったってのが強いんだけど。もう俺の注目は横浜文体にいっちゃってるけどパンクラスはこれからも楽しみだやっぱ。




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