蛍光灯が輝く中で…。
■団体:大日本
■日時:2001年8月25日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ほいほい@爆発 (ex:爆発!場外乱闘王

前々から行こうと決めていたものの…前売りを買いに行く機会がなく…。
1日前にローソンチケットで調べたのですが…売ってるはずはなく。(改めて自分のアホさ加減に気付いた)
当日券での入場。思っていたよりも売れていた(当日券が)事にビックリ。
値上がりしてないのが大きな要因なのかなぁ。
場内に入ると…皆がK-1vs猪木軍の話しをしているのには本当に驚いた。
これって…やっぱりな。っていう結果にならなかったからなんでしょうねぇ。
勝敗以上の話題を振りまいた、猪木軍の完勝って見るべきなのかな。
そんな事を考えていた6時半。時間ちょうどに開始。6,7割は入ってる模様。
これから月1で後楽園やるみたいなので…このぐらいの入りだと危ないかも。
とは言っても、毎回後楽園を満員にするのって難しいんでしょうね。知ってる限りでは闘龍門ぐらいのものだもんな。



第1試合 松崎駿馬&死神vsファンタスティック&沼澤直樹

う〜む。この中に入ると松崎が群を抜いて安定している。というよりも他の3人が見てられないというか何というか…。
ファンタスティックは、トペ・アトミコぐらいしか見るべき所はない。
死神なんて…見るべきところというか見られるところがどこにもない。
あまりにも情けな過ぎて目を覆いたくなるほど。死神というキャラがほとんど役にたってない。
あまりのダメさ加減をキャラでお茶濁しという見方は出来るんでしょうけど…。
松崎が若手教育といった様相で沼澤をいじめる。高角度バックドロップからカナディアンに繋げての勝利。
見てる方が情けないと思われる試合して、満足気な表情で帰って行く死神は問題大有りですねぇ。

○松崎(15分28秒 カナディアンバックブリーカー)×沼澤



第2試合 矢樹広弓vs米山香織

やっぱり提供試合というのは無難というか、アップセットがないようなブックなんでしょうか。
フツーに考えて見ればそうですよね。他の団体でそんな事をしても…。
ここ1年ぐらいの間で1番印象に残っている提供試合っていうのは、去年の9月全日本で行われた、
C-MAXvsM2Kなんですよね。勿論、箱の大きさが全然違うのでメリットの度合いに差が出るのは当然なんですけど。
ソレガシは、あの試合を見て闘龍門に興味を持った人って少なくはないんじゃないかなぁ?と思うんです。
そういう意味でのメリットは小さい大阪ベイサイドジェニーで組まれてボイコット。そして武道館で組まれる、
というのは闘龍門にとって凄く意義のある事だったんじゃないか?と。小さな揉め事を除いては。
そんなこんなで、提供試合っていうのは公の場で自団体に他団体のファンを取り込める大きなチャンスだと。
勿論、最低限やって良い事、悪い事。っていうのがあると思いますけど…。
で、この試合ではそういうのは何もなく、ただの消化試合でした。チャンチャン。

○矢樹(8分53秒 腕ひしぎ逆十字固め)×米山



第3試合 関本大介vs大黒坊弁慶

火祭りはなくなったとしても…ZERO-ONEには参戦するのかな?関本。
今回は炎の7番勝負第2戦だそうです。1戦目が誰だったのか…知りません(笑)
今宵の相手は弁慶。関本を二回りぐらい大きくした感じで体格差がありあり。
こんな時って…いきなり突っ込んで行くんだろうなぁ。と思っていたらまさにその通り。
いきなりのスピアー、ラリアットで弁慶をなぎ倒す。しかし、すぐに弁慶ののそのそとしたペヱスにはまっていく。
途中、また攻勢に出た関本、ジャーマンをアピール。「でも、その前にアルゼンチぃ〜ン」
喋りが出来るようになってきたのか。これと同時に純真無垢な一生懸命さに陰りが出てくるんだろうな。
まぁ、いつまでも若手ではいられないから、応用効かせられるようにならないとメンズーにダメ出しされるんでしょうけど。
最後は身体並の貫禄を見せるように、セカンドロープからのボディープレスでピン。
弁慶も…身体以外の芸がないねぇ…。

○弁慶(11分57秒 体固め※ダイビングボディープレス)×関本


第4試合 松永光弘vsアブドーラ・小林

松永が出てくると場内の雰囲気が一変する。それだけの存在感がある。
もし、幻となった…ムタ戦が実現してたらその後どんなロードを辿っていたのか、考えるとちょっと面白い。
サーベルを持ち、頭に有刺鉄線を巻いた松永は観客席を荒らし回りながらリングイン。
小林を急襲するとサーベルで後頭部と額を切り刻む。見る見るうちに真っ赤っか。
もっと血を見せてやろうとサービス精神旺盛な松永、エプロン下に隠しておいた有刺鉄線バット、
チェーンで小林をいたぶる。殺戮ショーの始まりと思ったが、それほどでもない。
WING式サソリを耐えて大声援を浴びる小林だがWING式キャメルクラッチには耐えきれず。
何だか…ここのとこの松永はいまいちはじけないなぁ。と思っていたら、北側で見物していた金村登場。
そして案の定な対戦要求。金村相手ならはじけられるかな。
Mr.デンジャーの威厳をみせつけて欲しい。ソレガシに(笑)

○松永(11分12秒 WING式キャメルクラッチ)×小林


休憩明け、山川と登坂部長のOBAKAトーク。
本日の客席、北側の右半分だけスカスカ。南側はいっぱいに埋まっているのにも関わらず。
ZEROーONE騒動を東スポで知り、ビックリして花瓶の水をこぼしてしまいその北側半分のチケットを、
水でぐちゃぐちゃにぬらしてしまったとの事。けっこう、笑える。多分、ホントなんだろうな。こぼしたっての。
そんなZERO-ONEに関本がお世話になるかもしれないというのに、ざまぁみろと思いましたよ。
と冷酷発言で笑いを取る登坂。まぁ、その気持ちわからないでもないかな(笑)


第5試合 葛西純vs伊藤竜二

プロレスラーなのにアバラの浮き出てる伊藤。見るからに弱々しい。もうちょっと身体作りましょうよ。
一方の葛西。裏切り行為の反動からなのか、あれだけ多かった声援も今は少量。
試合でも何だかシーンと静まる時が多い。葛西が一生懸命盛り上げようとするも、
伊藤のだらしなさも手伝ってか全くヒートせず。今日の葛西はいまいちだなぁなんて思っていたら…。
唐突なジャーマンでフィニッシュ。客席からもえー!?という声がちらほら。
期待も大きい分、裏切られた代償は大きいという事か…。と、勝った葛西は次の試合に登場する、
ペインとカジミアを呼び込みリングを占拠。はさみを持ち伊藤の長い髪を斬ろうとする。
この試合のレフェリーを勤めていた李日韓、ダンナの髪を守ろうと必死に止める。
止めたはいいが今度は日韓が標的にされる。と、毛先だけをちょろちょろっと斬る優しい葛西。
怒った伊藤に加勢するかの如く、テイオー、神風が雪崩込む。
と葛西「おい、メンズー、まるちゃん(神風の事)おめぇらからフォールとってやるから6人で勝負だ。」
う〜ん、どっかで見た事あるような展開だなぁ。

○葛西(6分39秒 ジャーマンスープレックスホールド)×伊藤



第6試合 『神風』&MEN'Sテイオーvsジャスティス・ペイン&ジョニー・カジミア

上記の4人の中にそれぞれ葛西、伊藤を加えての6人タッグ戦へ。
カジミア、ペインが良い味を出す。なかなかみられないなぁ。こういう外人は。
怒り狂った伊藤だが、それがかえって逆効果。ミスを繰り返す。
フィニッシュとなったファイアーバードの決まり具合もいまいち。
しめのマイクも寒い…。これはいけない。葛西の面白さや何から何まで凍りつかせてしまう。
伊藤はREX-JAPANと絡んでるのが1番良いのかもなぁ。
ふと思ったのは、葛西の面白さが活かされてない事。勿論、まるちゃんがゴーグルつけて飛んだり、
とかいう面白さはあったんですが…。自身があまり目立ってない。今は成長過程としてシリアスモードなのかな。
そんな葛西…あんまり見たくないなぁ。

○伊藤(14分15秒 体固め※ファイヤーバードスプラッシュ)×カジミア



第7試合 金村キンタローvsシャドウWX

蛍光灯ボード(5本付き)が2枚と束になった蛍光灯2つがリング内に運ばれる。
殺風景だなぁ…何だかいまいち物足りないと思っていたら両選手束になった蛍光灯を抱えて入場。
でも何だか…と思っていたのは最初だけリングに散らばる蛍光灯の破片を見てしまうとそんな戯言言えない。
エプロンにあった机を持ち出しまずは机破壊。これは蛍光灯が散らばる為の序章に過ぎない。
WXの服の中に蛍光灯をいれて割ったり、椅子でやぐらを作りボードを置きそこに顔面をうちつけるという、
子供には絶対見に見せられない凄惨な攻撃をする金村。
束になった蛍光灯でWXの頭を殴った時は、その音と舞っている白い粉と戦慄に場内騒然。
リング上に散らばった蛍光灯の破片の数々、そして両者が流した血。
恐ろしくグロテスクに見える光景が、ソレガシには新鮮に…眩しくさえ見える。
こういう試合でこんな気持ちで見られるとは思わなかった。面白いし凄い。
どこぞの団体よりよっぽど身体張って頑張ってるなぁ。
蛍光灯ボードにサンダーファイヤーパワーボムを決めた金村の完勝。
だけどそれは…すべて受けたWXの凄まじさからくるもの。これに対し金村も賛辞を送った。
デスマッチがこうもキレイに見えるものだとは思っていなかった。

○金村(13分40秒 エビ固め※サンダーファイヤーパワーボム)×WX


現在のマット界の逆の流れをいってるようにしか見えない大日本。
それが逆に心地良い空間となっている。
蛍光灯で殴り合ってる姿を見て、清々しいとさえ思える。今日、ソレガシはデスマッチの素晴らしさを知った。




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