『え〜ナンパしないんすか。』
■団体:闘龍門
■日時:2001年8月18日
■会場:名古屋市体育館
■書き手:SMAP

8月18日の午後、俺と手下の会話
俺 『おい、今から市体(名古屋市体育館)行って来るから、後よろしくな』
手下『えっ!また、プロレスですか。この前県体に行ったばっかりじゃないっすか。』
俺 『今日は新日じゃねーよ。闘龍門なんだよ。』
手下『でも、どちらにしてもプロレスじゃないっすか。この前の神戸以来癖になってるんじゃないっすか?』
俺 『いーじゃねーか、別によぉ。それに今日は「特別御優待券」も貰ったんだし。』
手下『あっ!それって、俺んちの新聞広告の中に入ってたやつじゃん。散々これ見て笑っていたくせに…でも【プロレス界のジャニーズ軍団ご当地に登場】ってなキャッチコピーはヒドイっすよね−』
俺 『しかも、ビックフジがスモ−になってるし、チョコフレークk−ICHIがチョコボールKOBEになっているし…笑っちゃうよなぁ。』
手下『それ持って行くんすか、市体に?』
俺 『そうだよ。』
手下『でもあそこ交通の便が悪いっすよ。』
俺 『だから車で行くんだよ』
手下『え〜車で〜?留める所ないっすよ。』
俺 『名古屋名物、路上駐車だよ。』
手下『名古屋は路上駐車が多いっすからねぇ。』
俺 『兎に角行ってくるからな。』
手下『行ってくるからって…この後の事どうするんすか?』
俺 『だから、よろしくなって言ってんジャン。じゃあな!』
手下『あっ!だったら俺も連れてってくださいよ。闘龍門て女の子が沢山来るんでしょ。』
俺 『あのな〜俺はプロレスを見に行くんだよ。ネーチャン見に行くんじゃねーんだ。でも…まあ確かに、他の団体と比べたら女の子が多いし、結構イケテルねーちゃんが多いよ。』
手下『しかも、女同士が多いってこの前言ってたじゃないっすか。うまくいったらナンパできるかも…』
俺 『バカか!プロレス見るのにそんな暇ねーんだよ。』
手下『良いじゃないっすか、それに闘龍門て、俺みたいな素人衆でも解かりやすいんでしょ。そう言ってたじゃないっすか。』
俺 『確かにそうだよ。テメーみたいなプロレスオンチでも十分楽しめるよ。』
手下『だったら連れててってくださいよ。』
俺 『この後どうすんだよ…う〜ん、しょうがねーなー。わかったよ。さっさと行くぞ。』
っと、誰かの観戦記みたいになっちゃうんでここまでにしとくが…兎に角、俺と手下は市体に向かった。
この名古屋市体育館。名前は立派だが、かなりボロく、しかも小さいと来ている。
その会場を2/3にしきって1000人前後で満員になるぐらいの広さになっている。
客入りは当初70%,最終的には80〜85%強の入り。当初の予測より多かった。
客層はやはり女の子が多く4(女):6ぐらいの割合。年齢層は20代〜30代前半が圧倒的で、新日などで良く見かけるうるさい中坊や高校生が少ない。
それと他の団体と違ってファミリーが良く目立つ。小さい子供結構いた。
俺と手下は「特別御優待券」を使って当日券を購入。
前から5列目をGET。でも、意外と見にくかった。
グッズ売り場を覗いて見ると何故かモー娘。などのアイドルうちわが売られていた。
その疑問は会場に入って納得した。冷房が効いていない。兎に角蒸し暑いのだ。その暑さしのぎにうちわが売られていた。
そんな蒸し暑いなか,8分遅れで試合開始。

第1試合
堀口元気×斉藤了・リッキーマルビンひとCIMA・ビックフジ・SUWA○
(16:21 FFFからの体固め)

MCなしでいきなり第1試合が開始。
まず、JAPAN勢が一人ずつ入場。元気が入場。
近くで良く見ると元気って阿部寛に似ていて良い男だなぁ。でもあの頭はキツイなぁ…それさえなければ。
続いて了が(ここは名古屋弁で)ケッタ(自転車)をこいで(に乗って)颯爽と登場。しかしその間元気は了を無視。終始ふてくされ顔。そして
リッキーが入場。
続いてC−MAX(withTARU)4人がまとめて入場。いつものファキンで客を煽る。特にCIMAの声援は多く、女性の声が多い。しかしC−MAXが第1試合とは…
そんなこんなで試合開始。
この試合の焦点は言うまでもなく、了・元気・フジの微妙な三角関係。特に了と元気の関係がミソとなってくる。
試合は5分までそう言った絡みでスタート。当然了と元気の仲が噛み合わない。間に入ったリッキーが戸惑う。
5分経過後試合がスピーディーになる。特にリッキーとCIMAの絡みは追いかけるのが精一杯。兎に角早いしうまい。予測していたとは言えこれは凄かった。
それと了とフジ。この二人の絡みも噛み合っている。見ていて良い意味で安心する。
そして8分前後、了がCIMAを捕まえて自軍コーナーに押し込む。
了が元気に連携攻撃を誘うが無視する元気。そこにリッキーが元気に了との連携を薦め,ファンも元気を後押し。
ようやくリッキーとファンに押される形で元気と了がCIMAに連携攻撃。
その事に気を良くした了。何を思ったかフジに対し『藤井さん連携です』とフジに連携攻撃に入るよう薦める。フジも調子に乗って連係攻撃に参加しようとするが,寸での所で思いとどまる。
あの了の『真面目天然キャラ』は益々いたについてきて良い感じになってきた。
そして今度はC−MAXの連係。ここでCIMAが先程の了の真似で『藤井さん連携です』とフジに一言。
このCIMAのアドリブ(恐らく)感覚はいつもながら感心する。
10分経過後元気がC−maxに責め込まれる。
そしてその後この試合のハイライト。了→CIMA→元気→リッキーの順でプランチャ&トぺを敢行。
その後,JAPANが3人同時のエビ固め。C−MAXが3人同時のバックドロップからの体固めがあり、試合がクライマックスへ。
リッキーとCIMAの絡みがあり(これまたスピーディー)最後はお約束通り了のミサイルキックが元気に誤爆。そしてSUWAがFFFの後元気をピンし終了。
試合的にはC−MAXが引っ張っている印象。C−MAXの試合ははずれ無し。この3人のバランスが良いのだろう。兎に角面白い。

ここでMCコーナーになる。
まずフジが了と元気に『お前ら仲良くやれよ。』と一発。更に元気に『堀口、お前先輩なんだろ。許してやれよ。』
続いてCIMAが『オイオイこんなんで正規軍大丈夫か?』
そこえ『TOKIO!!!!』のSEに乗ってマグナム登場
マグナム『オイオイ控え室で出会い系サイトで遊んでいたらこの始末。でもなあご心配なく。うまくやっているんだよ。でもなぁ了、お前空気読めよ。』と一言。ここで『空気よまなあかんのはお前じゃ』とツッコミをいれたかったのは俺だけじゃないはず。
ここでは感じないかもしれないけど、現場ではマグナムのMCは滑りっぱなし。村上ショージ以上に滑りっぱなし。もう少し何とかしないとな。
そんな中CIMAが『オイ!どうでもエエけど,C−MAXが第1試合とはどういうこっちゃ。客が納得せんやろ。なんなら後楽園の続きで今から6人タッグマッチをやったるぞ。』
それに乗っかる正規軍。『オーー!ボーナストラックか?』とここで客がいっせいに沸く。
そこへM2Kが入場モッチ−『オイオイお前らだけで盛り上がるなよ』
CIMA『お前らも仲間に入れたる。後楽園の再戦や』とM2Kを挑発。
それに続いてマグナム『オイそんな暑いスカジャンなんか脱いじゃえよ。ついでに会場の女の子も脱いじゃえ』とまたまた大スベリ。
モッチー『なんでここでやらなきゃならねーんだ。オイC−MAX、お前らとは明日だよ(大阪大会)でもなぁ明日は後楽園で全日があるんだよ。そっちに出ようかなぁ。明日は大阪には出ないかもしれないぞ。代替カードを考えとけよ』
っと変な間があき、CIMAが『ハイわかりました!』とC−MAXが引っ込む。
これにてC―MAXは本日のお仕事終了。
その後本日のメインを張る、モチススとキッドがそれぞれ挑発しあう。
その後モッチ−『今日のメインとセミは2連勝してやるからな。』とまたまた客にヒントを与える。『あれ、今日は両リンじゃないんだ。』
っとそんなこんなでMCが終了
全体的にイマイチ。はっきりいってキレが悪いしテンポが悪い。変な間が所々あってどうも乗りきれない。掛け合いのタイミングをもう少し考えないと学園祭の素人劇になりかねない。

第2試合
ストーカー市川×VSTARU○
(11:25 タルコプターからの体固め)
神戸とは違い今回は二人とも通常バージョン。
でもTARUってのは近くで見ると迫力あるなぁ。
試合はお決まりの、ストーカーが攻めるもTARUには効かずってなパターン。
内容的には決して悪いわけじゃないが,もう一つって感じ。なんだか客も慣れちゃっている感じ。もう一工夫欲しい所。まだマンネリとまでは行かないけれど…もう一つだったなぁ。

第3試合
アパッチェ○VSチョコフレークK―ICHI
(6:22 両者リングアウト)
アパッチェが笑顔で入場。
でもアパッチェの笑顔って良いなぁ。男前じゃないけど,凄く良い笑顔をする。この笑顔が一番印象的だった。
試合は完全にアパッチェが引っ張った試合。チョコも悪くは無いけど良くもない。動きもアパッチェのほうが全然きれていた。
本場のルチャドーラーはやはりメリハリが良い。
攻めるにしても受けるにしてもメリハリがきいている。
試合は場外戦でカウント18でアパッチェがリングに上ろうとしたところ、セコンドのモッチ−が青箱をアパッチェにぶつけ両者リングアウト。
まあ、お決まりと言うか納得と言うか。実質的にはM2Kの勝利。
試合後モッチ−が『俺達は両者リングアウト推進委員会です。これからも頑張ります』とマイクアピール。すると会場からは拍手が。
このM2Kの両リン大分ファンに浸透してきた。

エキジビションマッチ
校長の紹介で「メキシコVTチャンピオンのホルヘ・リベラ氏によるエキジビジョンマッチを行ないます」との事。
元気を相手にこのリベラ氏次から次へとメキシカンストレッチを流れるように元気に決めまくる。しばし見惚れる。
5分間のエキジビションだが元気が2分前後でへとへとになる。
その為,元気への声援が出る。
更に決めまくるリベラ氏。『3分経過』のアナウンスに『まだあるの〜』と元気。更に元気に対して声援が飛ぶ。
最後に肘を決める技(これが何が何だかわからないすごい技)で終了。
ここで校長が『このような技を取得したT2Pが11月13日後楽園に上陸します。そして僕の地元名古屋でも11月18日に連れてきます。』との事。見に行かなくては。

セミファイナル
マグナムTOKYO・SAITO×・新井健一郎VS望月成晃・神田裕之・ダークネスドラゴン
(14:34 垂直落下式ブレーンバスターからの体固め)
最初にJAPAN勢それぞれ入場。
SAITOに始まり、続いてアラケン入場。
どうでも良いが,トラックドライバーキャラで酒を飲みながらの入場はまずいよ。あれじゃあ飲酒運転じゃん。業界から文句言われるぞ。あっ!白ナンバートラックキャラだろうから大丈夫か。
そしてマグナムが何時もの様に入場。
やはりこの入場が闘龍門の売りの1つ。会場が一気に盛り上がる。このマグナム喋らずに踊りまくってたほうが闘龍門のためになるよ。
次にM2Kがキックボードに乗ってまとめて入場。しかし神田の頭が益々凄くなっていたなぁ。何処まで行くんだろう。
試合はM2Kがコール直後にいきなりしかけスタート。
神田VSアラケン、SAITOVSクネス、マグナムVSモッチ-でそれぞれ展開。
その後、JAPANはSAITO、M2Kはモッチーが、主に相手の標的となる。
この後も主にこの二人が受けを担当するが…SAITOの受けっぷりは圧巻。かなりえげつない攻撃を受けまくる。
神戸でも感じたけどSAITOって良いレスラーだな。今の闘龍門にとってなくてはならないレスラーじゃないだろうか。
5分前後からそれぞれ連携攻撃を開始。
まずM2KがSAITOを。続いてJAPANがモッチ−を、それぞれ攻撃。
その後,M2Kお馴染みの青箱を使った攻撃がありMKが優勢に試合を進める。
10分後マグナムが大技を連発するも中々決定打にはならず。
そうこうするうちにモッチ−のえげつない蹴りがSAITOに襲い掛かり、最後は垂直落下式のブレーンバスターにて決着。
試合全体はM2Kの良さが目立った試合。特にモッチ−。こんなに貫禄があるとは…それと神田の顔が良い。マジでヤバそうだもんなぁ。
その後またまた軽いMCタイム
モッチ−『宣言通りセミは勝ったからな。メインもこのまま行くぜ。』
これを受けてスベリ王マグナム『勝ったからっていい気になるなよ。メインはキッドが勝つよ。それより今から錦(名古屋の歓楽街)に踊りに行くぜ。』と地元ネタでようやく湧き上がる。

メイン(NWAウエルター級選手権)
望月亨○VSドラゴンキッド× 
(16:33横須賀カッターからの体固め)
いよいよメイン。やはり地元出身のキッドへの期待が高まる。
まず、キッドが入場。セコンドにはJAPAN勢がつく。やはり声援はかなり多い。
続いてM2Kが全員で入場。ここで気ががりなのはモッチ−。かなりしんどそうだったなぁ。
そんなこんなで試合開始。立ち上がりはタイトルマッチらしく静かにスタート。
やはり会場の声援はキッド一色。と言うよりキッドONLY
それをモチススが敏感に察知。自ら『キッド―――』っと声援を真似攻撃をする。
5分前後二人がスピーディーに動き出す。正直書ききれないほど色々に技が展開。
その後モチススのロープを使ったダーティーな攻撃を展開。そしてキッドの右足を中心に攻撃。
10分前後今度はキッドの攻撃。様々ウラカンラナを繰り出す。しかし決定打にはならず,カウント2.8で返される。
15分経過後M2Kお馴染みの青箱を使った攻撃が展開されるも、これまたキッドがカウント2.8で返す。
今度はキッドがラ・マヒストラルやスクールボーイでモチススを追い込むも決まらず。
最後はモチススの横須賀カッターの連発で終了。
正直、会場は地元出身のキッドの勝利を望んでいたため『あ〜あ〜』って感じになる。
それを察知してかモチススが試合後のマイクアピールで『オイ!キッド!テメー勝つって言ったじゃねーか。俺が勝っちゃったもんだから盛り上がらねーだろ』とガチなマイク。
ここらはモチススの感覚で盛り下がった会場を救った感じ。
試合としては77点の試合。後半の動きが落ちたのが減点材料。
でも、モチススは相変わらず良い顔していたなぁ。

俺と手下の帰りの会話
手下『面白かったっすね。』
俺 『ああ確かにな。だけどこんなもんじゃなかったぞ神戸は。』
手下『でもこの料金なら合格っすよ』
俺 『確かに地方興行にしては合格だな。各選手の個性が出ていたしな。』
手下『11月も行きましょうよ。』
俺 『そうだな、ってテメーもはまったな。』
手下『ええ。だって結構良いネーチャンが多いんだもん。』
俺 『バカかテメーは!さっさと帰るぞ。忙しいんだからな。』
手下『え〜ナンパはしないんすか?』
俺 『そんな暇ねー!!帰るぞ。』




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