8/15修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2001年8月15日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

例によって仕事を残したままダッシュで下北沢へ向かった僕。これ以上ないという乗り継ぎでしたが
北沢タウンホールに到着したのが18:30。ちょうど会場入りした時、第1試合終了のゴングが
鳴り響いていました。観客はしっかり埋まってました。

てなわけで早速観戦記。

【第1試合】ウェルター級 5分2R
○小島直人(日本/パレストラTOKYO)69.9kg 判定 3-0 ●松下直揮(日本/ALIVE)69.5kg
※ 鈴木[メイン]20:18 浦[サブ]20:18 菅野[サブ]20:18

1R スタンドの打撃の打ち合いが多かったらしい。やや小島選手が打ち勝ってたらしい。

2R 差し合い続くも膠着。離れてはノーガードの打ち合いだったらしい。終盤執念で小島選手が
マウントを奪い、パンチラッシュ、スリーパー狙いだったらしい。

小島選手、4年前に随分見たなー。で、いきなりの復活。そして35歳にして見事復活勝利。
素晴らしすぎます。それにしてもなんで急に復活したんですかね?
松下選手またも見れず。コメント出来ず・・・。


【第2試合】ライト級 5分2R
●REDスレイヤー・がい(日本/総合格闘技夢想戦術)64.0kg 判定 0-3 ○田村彰俊(日本/格闘結社 田中塾)64.8kg
※ 鈴木[メイン]18:20 浦[サブ]18:20 横山[サブ]18:20

田村赤スパッツで登場。日章旗と不動心の文字が踊る。さすが田中塾・・・。
田村友人が多数来場。南側の席に陣取り声援を送る。

1R ゴングと同時に飛び込んで右ミドルを放つ田村。ガイ受け止め差し合いに。ガイ両差しになるも、
田村首投げでテイクダウン!ハーフに。コツコツパンチを落とす。ガイ、スペースを作って立つ。
今度はコーナーで差し合い。田村はガイの腿にヒザを入れる。ガイ、タックルも、田村がぶって潰して
サイドに。ガイまた立つもがぶられ下に。田村はパンチを落とす。ガイ立とうとするが田村にバックを
取られる。ガイ前に落としてインサイドに。得意のコーナーに詰めてのパンチを放ちゴング。

2R ガイ、タックル。田村アームロックで切り返し、そのまま投げる。そして腕十字へ!ガイは腕抜いて
パンチ落とす。ガイ、ハーフに。そしてパス!しかしそこから打撃が出せない。すると田村エビから
立ち上がる。ガイすかさずタックルに行くも、バランスを崩し下に。ハーフに。田村はインサイドから
立ち上がり上から強いパンチを打ち込む。そして足を越えマウントに!ガイはスタミナ切れか、
目に力がない・・・。そして田村はバックマウントの状態で、パンチ連打。ガイはガードが精一杯・・・。
そしてゴング。当然判定は田村。

田村やや粗い感じは相変わらず否めないが、グラウンドパンチを中心としたアグレッシブな攻撃はGOOD。
ガイ、勝ち星はないものの最近は光るものがあった。だけどなんかこの試合は・・・。なんだか心が
折れてしまったようにも見えた・・・。デビュー以来見続けているものとしては寂しい。
うーんもう一皮むけないと念願の初勝利は遠いか・・・。


【第3試合】ウェルター級 5分2R
○鈴木洋平(日本/パレストラTOKYO)69.5kg 判定 3-0 ●倉持昌和(日本/無所属)69.7kg
※ 鈴木[メイン]20:19 浦[サブ]20:19 菅野[サブ]20:19

1R スタンドでの打撃の牽制が続く。お互いロー、パンチを放つ。鈴木はバックステップ等の
フットワークを使い、自分の距離を取り、明らかにカウンターを狙っている。やや鈴木の打撃が優勢に。
組んでコーナーでの差し合いに。倉持テイクダウン狙うも鈴木が凌ぐ。

2R このラウンドになるとますますスタンドでは鈴木のペースに。倉持のパンチも当たり、鈴木も
鼻血が出るが、鈴木は徹底してカウンター狙い。そのカウンターがかなり当たりだし、倉持がぐらつき出す。
そして差し合いからダメージのある倉持をテイクダウン。ハーフに。倉持立ち上がり、鈴木は立ち上がり際に
ボディへヒザを入れる。相変わらずスタンドは鈴木ペース。差し合いになっても顔面にヒザを当てる。
スタンド打撃の最中、鈴木の頭が倉持のアゴに当たり中断。再開後、倉持が前に出て勝負をかけるが、
鈴木は落ち着いて捌き、ゴング。2Rのスタンド打撃が評価され判定は鈴木に。

以前からジム内では評価されていたスタンド打撃の巧さを見せつけて鈴木が久々勝利。本当に打撃が
素晴らしかった。総合であれだけカウンター狙いの戦い方が見られるとは。総合打撃新時代突入か。
倉持選手、現在無所属らしいけどどこで練習してるんだろ。


【第4試合】BJJマッチ・ガロ級・紫帯

●泊(パレストラ東京)アドバンテージ3−0 ○山田武志(P大宮)

泊セコンドは和道、早川兄。山田セコンドはプーさん、シッシー、カツ吉田。
泊は頭ギ(スペーヒーモデル)。山田のギは確認できず。だれか教えて。

すぐ山田引き込む。山田は右手で泊の右襟、左手で泊の左足をつかみコントロール。
デラヒーバも狙っていく。泊はベースを保ちながら、両裾を抑えてパス狙い。
泊は激しくパスを狙い続けていたが、その隙を突き、山田はバックへ!泊も意地で足は入れさせなかったが、
絞めはかなり長く入る。泊やっと絞めを逃れ上に。
この一連の動きで山田がアドバン2つゲット!(絞めとバック?)
やや不利になった泊はますます猛烈にパスを狙い続ける。コーナー際でかなりいい体勢になるシーンも
あったが、見事に山田が足を利かせ、戻してくる。またも隙を突いて山田が立ち上がりタックルに。
なんとか泊は倒れないように逃げまくるが、その展開のあとまたもバックから絞めを狙われ、山田が
3つ目のアドバンゲット。このまま終了。ポイント差はないも、アドバン差で山田の勝利。
過去3度泊に敗北していた山田。見事に完封でリベンジ達成!次は世界か?
リベンジを許してしまった泊、復讐に燃えるか。

ここで休憩前にリング上から坂本さんより、三島さん大阪大会欠場のお知らせとお詫び。
7月分MVPはトイカツ。
ベストバウトは野中VSパーリング 
アマベストバウトは橋本VS朴


【第5試合】北斗旗マッチ
○山崎進(2001北斗期体力別超重量級優勝)延長・腕十字●滝田巌(2000北斗旗無差別特別賞)

今回も簡単なルール説明あり。レフリーは今回も加藤さん。今回は道着バージョン。かっこいい・・・。

お互いローで攻める。そしてお互い掴んでのヒジ!そして頭突き!うーん相変わらず凄い・・・。
山崎フック当てる。そして下がりながらの道着掴んでのヒジが良く当たる。
そして背負いで投げて滝田が崩れたところを山崎が強烈な打ち下ろしのヒジ打ち!!ダウン!
滝田が3秒ほどで立ち上がったため、ポイント的には有効となる。滝田も投げを狙うが山崎は崩れず。
技あり以上のポイントがなかったため延長戦へ。
滝田打撃で押す。滝田投げて、山崎下に。山崎冷静にオープンガード。そして相手をコントロールしながら、
下から殴る殴る!そして下から滝田の顔面を蹴る!蹴る!蹴りまくる!そしてひるんだ滝田に下から
腕十字!滝田タップ!すんばらしい戦いぶり!山崎選手最高!
マイクを持った山崎選手。「12/11の世界大会にご来場下さい」と挨拶。
うーん素晴らしい山崎選手。これぞ実戦。これぞ大道塾。これぞ北斗旗。これぞ空道。これぞはみだし空手。
とにかくその実戦性を持った独特の技術体系。格闘技好き、総合格闘技好きなら見るべし!
10/23パレ興行下北大会では軽量級の達人小川選手登場決定!対戦相手は小野選手とのこと。


【第6試合】フェザー級 5分2R
○松根良太(日本/パレストラMATSUDO)59.9kg 判定 3-0 ●梅村 寛(日本/ALIVE)59.9kg
※ 鈴木[メイン]20:18 浦[サブ]20:18 横山[サブ]20:17

梅村新品のグレーのBADBOYスパッツ。

1R 松根いつも通り吠える。スタンドで距離を取って見合い。お互いフェイントをかけながら打撃を出す。
松根飛び込んで右フック!梅村かろうじてかわし、横へステップしながらすかさず片足タックル。
松根はアームロックで切り返しを狙う。梅村は両足を抱え、コントロールを狙うが、松根も手をついて
踏ん張り意地で倒れない。梅村が動いたところを松根アームロックで投げ、上に!上四方の形に。
梅村体を起こしすぐタックルに。松根がぶって小さなパンチ落とす。

2R 梅村タックルから両差しに。梅村のヒザが松根のファールカップに当たり中断。
再開後パンチで踏み込んだ松根に梅村のカウンターのハイキックが当たる!倒れる松根だが、
ダメージなくすぐ立ち上がったためダウンと取られず。梅村陣営からもダウンだ!と声が挙がったが、
難しいところ。梅村本人もダウンと考え、このとき攻め込めなかったのが結局チャンスを逃すことに。
本人もこれを悔やんでいたようだ。松根すかさず距離を詰めタックル。そして持ち上げるように
テイクダウン。松根は上からパンチ。梅村はヒザを入れてガード。そしてしつこく三角狙い。松根凌ぐ。
終盤松根の上からのフック系パンチが当たり出す。そしてゴング前はロープ際で松根がパンチラッシュ!
梅村は防戦一方。ガードが得意な梅村だが随分殴られていた。文句なく松根判定勝利。

松根選手前回初黒星を喫したが、今回はスタンドもグラウンドも相変わらずの生きの良さを見せた。
これでクラスA入りか。ランカーとの対決が楽しみだ。
梅村選手修斗では最近星に恵まれていない。差し合いからテイクダウンを取られているのが原因か。


【第7試合】フェザー級 5分3R
○吉岡広明(日本/パレストラTOKYO)58.7kg 判定 3-0 ●今泉堅太郎(日本/SKアブソリュート)60.0kg
※ 鈴木[メイン]30:28 浦[サブ]30:29 菅野[サブ]29:27

吉岡新しいのグレーのスパッツ。髪も金髪から黒髪に。
今泉いつも通り赤いサンボ着で登場。耳を覆うように頭にテーピング。美しい顔が隠れてしまっている。
でも某WEBマスターが指摘していたが、打撃ありの試合で顔面にテーピングはいかがなものか。

1R 今泉右ハイ。そしてロー。吉岡もローを返す。吉岡体を振りフェイントをかけながら打撃を
出していく。吉岡の右ストレートがカウンター気味に当たり、今泉倒れる!しかしダメージはなく今泉は
近づいた吉岡にすかさずタックル!吉岡ガードに。吉岡は今泉の踵を掴み、デラヒーバ風にコントロール。
今泉は上からパンチもダメージは与えられず。吉岡は下から顔面蹴り上げを狙う。そして相手の腿に
パンチを打ち込む。今泉がインサイドから上体を預けてきたとき、吉岡は得意の抱え腕十字の体勢に。
今泉もすぐ潰して抑え込み、吉岡のボディにヒザを入れる。しかし吉岡体を伸ばし、
完璧な抱え十字の体勢に!今泉、腕が伸びるも耐えたところでゴング。

2R このラウンドになると吉岡のスタンド打撃の巧さが顕著に。フェイントからのパンチ。ローが
かなり当たり出す。ローは数発きれいに入り、今泉の腿が赤く腫れ上がる。足が流れていたところを見ると、
効いていたか。今泉タックルに!吉岡はギロチンで対抗!かなり絞り上げるが今泉冷静に頭を抜く。
今泉は細かいパンチ入れる。今泉立ち上がり上からキック、パンチ。吉岡は1Rと同じように下から反撃。
今泉がまた突っ込み、抑え込んだ状態でゴング。

3R 吉岡打撃で押す。そしてタックル。吉岡差し合いからバックに回ろうとしたところを今泉は
アームロック狙い。吉岡はクラッチを離さない。今泉そのまま引き込むようにグラウンドに。
吉岡取られた腕を極めさせないように股に挟み、空いた右腕で今泉の背中、側頭部にパンチ。
今泉立って差し合いに。そしてお互いヒザ。今泉少し距離を取り得意の首相撲からヒザ連打!
距離が離れパンチの打ち合いに。やはりパンチは吉岡優勢。今泉のパンチをかわしてすぐ自分の
パンチを叩き込んでいく。完全に吉岡が打撃のペースを握ったところで吉岡が右ハイ。しかし足を滑らし
転倒。アリ・猪木状態そしてガード。今泉上から攻めあぐねる。
素晴らしい技術戦を制した吉岡選手が判定勝利。

マイクを向けられた吉岡選手「今回負けたら、もう上の選手と当ててもらえないと思い、頑張った。
野中選手もフェザー級に降りてきたし、体をもっと作って頑張りたい」とのこと。

吉岡イズム爆発の素晴らしい試合。スタンドでの上下打ち分け。パンチもローもハイも
全てが素晴らしかった。寝技でも得意のガードで相手を翻弄。ある意味ベストバウトか。
正直体格的に勝り、技術もある今泉選手には苦戦するかと思ったが、見事技術でクラスA対決を制した。
そんな吉岡選手を寝技で圧倒した秋本選手。ライト級から来て暴れまくっているジャッカル総帥・大石選手。
そして圧倒的な強さを持つ無敗の王者マモル。上はかなりの強敵ばかりだが、
持ち味を磨いてトップ戦線に食い込んで欲しい。
今泉選手とうとう初黒星。修斗フェザーもかなりの層の厚さということか。
まあポテンシャルは抜群だろうし。一段と強くなって、まだまだ上に上がってくるであろう。

今回は軽量級の選手が多かったため小粒の試合が多くなると思ったが、おもしろい試合が多く
かなーり楽しめた。やはり一番に印象に残ったのは鈴木選手、吉岡選手に見られたスタンド打撃の
技術戦。修斗でカウンターやコンビネーションはもうすぐ当たり前の時代になるか。
いやーいいもの見た。実は打撃好きの僕(元大ボクシングファン)はかなり満足。

さあ、残念ながら目当ては、なくなったがカリスマ達に期待したい大阪大会。
そして史上まれにみる素晴らしいカードだけで第1試合からメインまで埋まった9/2後楽園大会。
修斗ファンはお腹いっぱいになりそうでうれしい悲鳴が出る月間に突入していく。ホント楽しみ。




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