楽しい闘龍門観戦。
■団体:闘龍門
■日時:2001年8月14日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ほいほい@爆発 (ex:爆発!場外乱闘王

お盆で人も少なくなっているにも関わらず、後楽園ホールは熱気ムンムンの満員。
試合開始前でこんなにお客の入ってるホールは久々に見る。
2階バルコニーには立ち見客がワンサカ。後楽園を常時いっぱいにしてる闘龍門の人気はやっぱり凄い。
それにしても様々な客層だなぁと感心していると予定通り試合が始まる。
今日は第1試合の後にMCをやるパターンか。



第1試合 TARUvsチョコフレークK-ICHI

相変わらず線の細いチョコ。段々と良くはなってきているものの…何をやっても軽く見えてしまう。
ついでに言わせてもらうと…ちょっと相手に背中を向ける時が多過ぎる。アピールも良いけど程ほどに。
うまく試合を作れないチョコをTARUが一生懸命引っ張る。
チョコカッターやパイナップル・ボムはカウント1で返すTARU。実力の違いをもろにアピール。
M2Kが試合に介入してくると、物凄いブーイング。
しかしまぁいつ見ても思うんですけど、M2Kの両リンに持っていくタイミングとかやり方は抜群。
溜息しかでないでわ。もう。C-MAXも乱入しひっちゃかめっちゃかな状態で見事な両リン。

△チョコ(7分17秒 両者リングアウト)×TARU


モッチーの「大事な後楽園の第1試合で両リン見られると思わなかっただろ?」という声からMCのスタート。
乱入して来たCIMAが「何なら今5vs4でやったろうやないの。」と臨戦態勢を取ると、良いタイミングでTOKYO GO!
がかかる。何やら変なカッコをしている正規軍。すかさずモッチーが「何だお前ら、モーニング息子か?」と突っ込む。
マグナム「ピンチランナーが…云々…。」ソレガシ、良く知らないので…。
マグナムが同意を求めようと新健にふると「いやぁ、俺おニャン子世代だからなぁ。」とナイスマイク。
モッチーが強引に今日のメインの話しをし始める。「3WAYのルール、一晩よ〜く考えた。
けど偏差値40の俺の頭じゃよくわからねぇんだよ。だから、今日はススムのセコンドとして働く。」
すると今度は校長の登場。「望月、お前がそういうと思って大物を用意した。今回の大物は凄いぞ。
男二人に女一人。ミックスドマッチだ。お前らよりなぁ、キャリア長いぞ。」
すると流れた来たテーマ曲は「G.W.D」出てきたのはスカジャンを着たおじチャン、おばチャン。
コントのように崩れ落ち、苦笑いを浮かべるM2Kの面々。そう出てきたのは彼らの親達。
校長「これでまだ驚くな。実はな、クネスのお父さんも来てるんだ。」とクネスのテーマに乗りツノをつけたマスクを
被っているクネス父登場。父の顔を覗き込み父親かどうか確認するクネス。だが、違う違うとアピール。
モッチー「クネスのオヤジ本物なんですか?」校長「そんな事はどうでも良いんだよ。」
続けて「お父さん、お母さん、あなたの息子さん達は闘龍門に多大な迷惑をかけています。
あなた達お子さんにどういう教育をしてきたんですか!?」恐縮しきりのM2K親。
校長「望月、これでもメインやらないっていうのか?」モッチー「分りましたよ、メイン出ますよ。」
と最後、モッチー父のマイクでしめ。今回のMCはまた抜群に面白かった。
この頃、モッチーのマイクが突出してきちゃった感は否めないですが…他に追随する者は出てくるのか?楽しみは尽きない。


第2試合 新井健一郎&ストーカー市川vsSAITO&堀口元気

有明で契りを交わした新健とストーカー。1番星ブルースとウイリアムテル序曲の合体バージョンで入場。
リング上で腕をクロスさせ一升瓶をお互いに飲ませ合う。二人コーナーに上り霧吹き。
堀口と新健の絡みはなかなか見応え十分。これが前座の試合なんだからホントに恐ろしい。
SAITOは得意の倒立のオンパレード。これから、陽の目を浴びる前兆なのか…なわけないか(苦笑)
ストーカーは例のように酔っ払い役立たず。新健真似の飛び出し注意は相手に届かず。
というお約束爆笑スポットをポンポンと小気味よく織り交ぜる。
最後、新健の追突注意の時、相手がストーカーになっているというオモシロスポットの隙をついて、
堀口が三角飛びムーンサルトからサーフィンポーズの体固めでピン。
酔っ払ったストーカー調子に乗ってマイク「おぃ、堀口、そろそろ了を許してやれよ。控え室ではハゲって言ったけどな。」
すると了が登場。「市川さん、ボクは堀口さんの事をハゲなんて言ってませんよ。」
とまた険悪ムード。この遺恨はまだまだ続きそう。決着は大田区なのかな?何にせよ、面白い事には変わらない(笑)

○堀口(10分17秒 体固め※三角飛びムーンサルト)×ストーカー



第3試合 X vs X

T2Pでも出てきて試合するんじゃないかなぁ?と思っていたんですが…。
メキシコVTのチャンピオンホルヘ・リベラ(懐かしいタバコの銘柄だな)とアパッチェによる
エキシビジョンマッチと発表され、場内ちょっと口アングリ。
そこで披露されたのは極上のルチャのテクニック。あまりにも見事なジャベの数々に、
どこがVTなんだ?という突っ込みさえ飛ばない。これなら、最初からルチャの先生って言っておけば良いのに。
その華麗な動きにうまく対応するアパッチェもさすが。メキシコのTOPの面々はどこか一味違う。
アパッチェが3,4回極められ自分の仕事を見事に果たす。
と、校長「いよいよT2Pが日本に上陸します。」と北側にあった幕を下ろし初上陸を宣伝。
遂に大柳二等兵を生で見られる日が来るのか。ルチャリブレクラシカの何たるを見に行かなきゃ!

ホルヘ・リベラ(エキシビジョンの為勝敗ナシ)アパッチェ



第4試合 望月享vsリッキー・マルビン

タイトルマッチという事で両国国歌が流れる。マルビン、アパチェ、リベラは胸に手を当て清聴、しかし国家尻切れ。
一方、王者モチススはメキシコ人のポーズに対抗して敬礼をしながら清聴。こちらの国歌尻切れには失笑。
モチススはどんな時も良い表情するなぁ。試合の組み立てに余裕が出てきた証拠かな。
王者モチスス、徹底した足狙いのいやらしい攻め。こ憎たらしい表情だが全く憎めない。(M2Kファンという事を除いて)
マルビンのスプリングボードエルボー、その他のバリエーションは見事。
しかしながら、単発過ぎて絶対的なインパクトには欠ける。すべてはモチススが掌握しているのか…?
というとそうでもない。マルビンを扱うのに一苦労と言った様子。
最後、横須賀カッター一発でピンフォールを取ったモチススだが、たいしたインパクトを残せず終い。
良い試合になるだろう。という期待が裏目に出てしまった感も否めない。
モチススの王者として…グッドワーカーとしての道はまだまだ険しい…。か。

○望享(12分53秒 片エビ固め※横須賀カッター)×マルビン



第5試合 
CIMA&SUWA&フジvs望成&神田&クネスvsマグナム&キッド&斉藤了

さすがに3軍が揃うとリングがやたらと狭く感じる。が、豪華な事は確か。
選手それぞれの特色と色気が混じり合うリング上。今回ばかりはどんな試合になるのか想像がつかない。
と思っていられたのは試合が始まる前だけ。もしかしたら、コケルんじゃないかな?という不安は一瞬にして吹き飛ぶ。
3軍それぞれの大将から始まった試合は、言葉で現すのは不可能なハイスポット、ハイスピード。
9人入り乱れての対角線上への攻撃、3軍競演のスワンダイブの攻撃。
そして、注目のフジ、了の合体攻撃(お約束付き)や、マグナム、CIMAの連係まで見られる。
9人いたらなかなか出せないものなのかもしれないですが…必殺技ってのはほとんど出ず。
スピードと小技だけでここまで満足感を与えられるんだから、さすが。
クネスが一瞬の隙をつき、CIMAをラ・マヒストラルで丸め込みフォール勝ち。
悔しそうに引き上げていくCIMAの表情がなんとも印象的。磐石だと思ってたのでかなり意外。

○クネス(14分17秒 ラ・マヒストラル)×CIMA

やっぱり、9人より6人の方が窮屈には感じない。当たり前なんですけど…。
圧巻だった9人の時のクオリティーを保つ6人。やありこれぞ闘龍門と言ったところか。
M2Kに攻め込まれながら、マグナムが一人で巻き返す。
バイアグラドライバーから見事なAVスタープレスで神田をピン。
マグナムは乗りに乗っているという感じ。一つのきっかけでこうもいきいきとするとはねぇ。

○マグナム(18分30秒 片エビ固め※AVスタープレス)×神田

試合後、クネスがキッドのマスクを剥がすとそこに現れたのはクネスのマスクを被ったCIMA。
ピンフォールされた腹いせとしてクネスのマスクを剥がしまた乱闘へ。
とそこにモッチー、マグナムが混じり乱闘状態。しかし、リング上にはその5人だけ。
すると校長「もう試合は終わったんだよ。お前達、そこまでやりたいんだったら今度の東京初のビッグマッチ大田区で、
5WAYやれ。しかもこの試合、条件を付ける。金網だ。金網エスケープマッチ。負け残りはマスクか髪をかけろ。」
モッチーがCIMAにお前は一人だから不利だという事を告げると…。
CIMA「言っておくけどなぁ、俺は金網登るの早いでぇー。」とコーナーを素早く上り下りしてみる。
続けて「お前らそれぞれ2人づついるんだ。お前らが二人残るっていう事も有得るんやでぇ。それにキッド、
マグナムは裏切るでぇー。」とマグナム「俺達はな、正規軍と言っても個人闘争だからな。」と裏切りを示唆。
モッチーリングを降りる前にボソッと「クネス、二人になった時はヨロシクな。」
と色々な面白みを交えながら試合は終わった。


ちょっと気になったのがSUWAの元気のなさ。噂によると首が相当悪いみたいなんですが…。
それはもう無茶な受けをしなくなったというのが如実に現れてると思うんですけど…。
少し前に扱いが良くないと嘆いていたのは…本音だったんでしょうか。
あの独特の雰囲気好きなんだけどなぁ。
闘龍門は、試合外の面白さに試合内容が負けない。これこそが強味なんだと思う。
そして、誰も予想出来ないようなアングル。それがまた次見たい!と思わせる面白さ。
今現在、最もプロレスの面白さを誰にでもわかりやすく伝えられる団体じゃないかな。
独自性、華やかさ、努力…すべてを良く考えているのだと思う。
1回見てしまうと、月1の闘龍門の試合がたまらなく楽しみになる。ある意味麻薬のような団体かもしれない。




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