8月10日新日本観戦記。
■団体:新日本
■日時:2001年8月10日
■会場:両国国技館
■書き手:ほいほい@爆発 (ex:爆発!場外乱闘王

会場入り口に入っただけで客入りがわかるっていうのも何だか怖い。
スカスカもいいとこ。新日本の9000人は明かに水増し。6,7割の入り。
このカードでこれだけしか入らないのかぁ。新日本も厳しいなぁ。
それにしても、客が増えるのを待たず定時通りに試合開始。ソレガシの席の近辺だけ混んでる…。(2階の1番後ろ)
スカスカだとこういう状況下に置かれてもすぐ移動出来るっていうのは嬉しい限り(笑)
でも…こうだと盛り上がるものも盛り上がらなくなっちゃうな。



第1試合 真壁伸也vsドルゴルスレン・セルジブデ

ド、ドルゴ…。言えません。ええ、言えませんよ!舌噛んじゃいましたよ!(ガチ)
言えないので、モンゴラーと呼ばせていただきます。ハイ。失礼ですけど…。
赤いブッチャー型のシューズ着用、モンゴル帽子に、モンゴル衣装(どうにも表現出来ないほど)を身にまとい入場。
怖いぐらいのモンゴル色。これが朝青龍の七光りなのか?重宝され過ぎ。
真壁相手に第1試合らしいグラウンドの攻防。優しい真壁が受けに回る。
と、調子に乗るモンゴラーが、炸裂させたのは…エクスプロイダー。
おぉおぉ。VIP待遇だな、こりゃ。
頃合を見計らってから、真壁の失敗式スピアーからジャーマンでピン。
自分の得意の決めパターンを失敗してたらまだまだ…。メキシコでフィニッシュの大切さを学んでくるベシベシ。

○真壁(8分02秒 ジャーマンスープレックスホールド)×セルジブデ



第2試合 越中詩郎&吉江豊vs鈴木健三&棚橋弘至

う〜む。新日本は吉江をオーバーさせるつもりはないだろうなぁ。
見た目悪くて、試合も面白くない…そして、華もない。これじゃぁ……ねぇ。
若手組は、全く若さを感じられず、越中が若く見えるぐらいの老ファイト。
ヒップアタックを出すタイミングをじらすのは、キャリアの成せるわざか?それとも普段通りのテクなのか…。
投げっぱなしパワーボムから、河津落としのヘンテコな連係で越中が棚橋をピン。
イキイキとした試合をしない、棚橋&健三はどこへ向かっているのだろう…。

○越中(9分58秒 片エビ固め※河津落とし)×棚橋



第3試合 獣神サンダーライガーvs西村修

入場から無我テイスト満載の西村(ソレガシの先輩)に相対するのは、上半身をあらわにしたライガー。
赤白ライガーの上半身見せ見せっていうのは…ちょっと異様なものがありますねぇ。
西村がライガーを無我の世界に引きずり込む。と言ってもライガーはこういう方が好きなんじゃないかなぁ。
両者のインディアンデスロック合戦から始まり…今になると懐かしい技がテンコモリ。
そんな中でもライガーのセルんは抜群。あんまり効いてなさそうな西村の脇固め足ロック付きに静まる場内を、
あっという間にヤバイんじゃないか?と思わせさせる。試合中盤にさしかかると、西村の徹底した足攻め。
お決まりの4の字から、スピニングトゥーホールドへと繋いでいく。
そういえば以前、西村がスピニングトゥートールドで勝った事を鼻で笑うように言っていた人がいましたが…、
これって最近の大技フィニッシュしか受け付けない人が多くなったという事を現してるんですかねぇ。
今日の西村を見てて思ったんですけど…西村ならボーアンドアローもフィニッシュとして使えると思いましたし。
まぁ、これが多くの人に受け入れられるとは思えませんけど…。こういう色は面白いと思うんですよぉ。
平成に吹き荒れる昭和の嵐…。何て謳ってね…。何て考えていたらもう残り時間は僅か!
グラウンドコブラなどでピンフォールを取ろうとする西村だがうまくはいかず、あえなく時間切れ終了。
この試合で30分は長過ぎるけど…西村の在り方を考えてると少な過ぎる時間だなぁ。

△ライガー(30分時間切れ引き分け)△西村



第4試合 中西学vs田中稔

ゴング前から中西に歩み寄りガンを飛ばす田中。やる気は十分。しかしながら、身体の厚みが違うこと違うこと。
それでも、田中のグラウンドム〜ブにばっちり付き合ってしまう中西。
付き合うのは良いんですが…受け方が何とも無様。中西の不器用さを象徴しているかのような…。
軽い選手と試合する時の中西のスポットであるプランチャ受けとめは見事に失敗。
中西の優しさと、ミスの多さが新日本が、オーバー(王者にっていう意味で)させない一因なのかなぁ?
中西はアルゼンチンをスリーパーで交わさせてしまう程の優しさ。
これはプロレスラーとして致命的な欠陥なんでしょうか…。
と、フィニッシュはアルゼンチン。ジュニアvsへビーだとどうしてもヘビーが割を食っちゃうな。
んまぁ、中西は当分お預けですね。

○中西(9分47秒 アルゼンチンバックブリーカー)×田中



第5試合 村上一成vs安田忠夫

コールされながらツカツカと安田に向かい歩いていきパンチを浴びせる。
おぉ、これは…ケンカの間合いだ。何て思っていたら、安田に跳ね飛ばされる。
場外では鉄柵をオーバーする勢い。村上は…ドンドンプロレスラーらしくなっていくなぁ…。
リングに戻ると怒り狂ったような猛攻撃。コーナーに追い詰め倒すとダブルフットスタンプのような踏み付け。
レフェリーを突き飛ばす村上に、反則裁定が下るんじゃないか?と喚き出す場内。
そして、レフェリーと小競り合いをしていると安田のドロップキック、タイガードライバーを食らってしまう。
典型的、古典的なヒールになりつつあるなぁ…村上。イメージ改革時期到来なのかなぁ…。
しかし、それを跳ね返すと安田に左ストレート一閃。追撃のパンチを放つとおもむろに片エビ固め。
頭を指指し頭脳プレーをアピールする村上…。
そこにはソレガシの好きだった村上の村上たしさは微塵も感じられなかった…。

○村上(3分48秒 片エビ固め※パンチ連打)×安田



第6試合 藤波辰爾vs永田裕志

至ってフツーなレスリングな展開。バックの取りあいなどなど…。
見所がなさ過ぎて何も言葉が浮かんで来ない。観戦中もアクビは止まらず…。
むぅ…もう今日のこれまでの試合でけっこうレスリング的な展開って見ちゃってるんですよねぇ。
西村vsライガーの30分なんてのもあったわけですし。それに勝敗も見えちゃってるんだから…。
藤波がもうちょっと気転を利かせるような事しなきゃぁ。変なパーマなんてかけてないでさぁ…。
コメントとかその他諸々でトンパチぶりは世間に浸透しつつあるんだから、もうちょっとそれを活かすように…、
ストイックになって欲しいなぁ(笑)勿論その辺は、自分の意図してない所で思われてるだけだから、
何とも言いガタイのですが…。そんなこんなでバックドロップホールドで永田のピン勝ち。
世間の新日本の評価を見事に現したような試合だったなぁ。

○永田(11分30秒 バックドロップホールド)×藤波



第7試合 武藤敬司vs蝶野正洋

今までのノローユターリとした雰囲気を察知したのか、ゴング開始前から仕掛けエンジン全開ファイト。
こういう気転のきかせかたを藤波にもしてもらいたかった…キャリアも長いんですし。
武藤のドロップキックの先制から始まったこの試合、すぐに場外乱闘となる。
蝶野が場外でSTFをかけると武藤は場外で4の字。両者リングアウト!?と思わせるような、
試合のメリハリの付け方はさすがとしか言いようがない。
そして武藤は意表をつくシャイニング・ウィザードの連発。スペース・ローリングエルボーを放った後、
マンハッタンドロップを食らった後、そしてフィニッシュとなったムーサルトに以降しようと上ったロープを降りた後。
必殺技の乱発は個人的に好きではないんですが…こう応用をきかせればまぁ可かなぁ?と(笑)
これからのシャイニング・ウィザードの使い方を自ら難しくさせているのは事実だと思いますが…。
今更ながら武藤敬司のグッドワーカーとしての資質っていうのを改めて痛感した試合でした。

○武藤(8分14秒 体固め※シャイニングウイザード)×蝶野



第8試合 小島聡vs天山広吉

ん〜、今日ははっきりいって…アクビが止まらなかった。
とまぁ、メインの試合を書く前に総括してしまったら、しょうがないんですけど…。
天山vs小島。一言で言ってしまえば、いつか見た天山vs小島だった。
勿論、出す技やタイミングは以前とは比べ物にならない程、重みを増してはいるんですが。
それを1歩突き抜けられないというか…行動が読めてしまうというか…。
ブッカー蝶野が新しい世代にメインを譲った、というのが足枷になってしまったのでしょうか…。
それとも単純に技量が足りなかっただけなのか…その辺はわかりませんけど。
最後はTTD2連発からのムーンサルトで天山が小島をピン。
この二人なら思ったか思ってなかったは知りませんが、ブッカー蝶野の思惑とは違った方向にいってしまったようです。
う〜む…先が読めてしまう予定調和の試合を見せてしまったとしかいいようがないな。
次の両者のシングルの時は、それらを打破するような試合を見せて欲しいです。

○天山(20分53秒 片エビ固め※ムーンサルトプレス)×小島

リーグ戦も最終になってくると星勘定が見えてしまう。
それは最初からわかってるから…それを覆すような試合内容に期待したのですが…。
どうもそこまでには至らなかったようで。可も無く不可もない興行に面白みは感じられない。
これなら、不可になったほうがよっぽど良いとさえ思える。
何度もいうようで悪いんですが…いくら平日とは言えこのカードでスカスカとなると…ヤバイ。
これは新日本に限った事ではないですが…これはどんな種のお客もアッと言わせるような事をしない限り、
打破出来ないような気がする。




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