W★ING 8/6後楽園ホール「神聖紀開戦」観戦記
■団体:W★ING
■日時:2001年8月6日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ダイス
4月のディファは大盛況だったというW★ING。立ち見観戦の予定だったので少々早めに後楽園に
着くとダフ屋が束でチケットを持っていて、ちょっと引く。気を取り直して正規に立ち見を購入すると
チケットに「5:30ごろ開場、6:30すぎ開始」とか適当なことが書かれている。まあ、多少の遅れに
目くじら立てたりはしないが、ネタとしてちょっとくどいぞ。結局18:10開場。開始は18:57だった。
ロビーでサバイバル飛田発見。

全女今井リングアナのコールで選手入場式開始。「デンジャーゾーン」に乗ってポーゴ以外の全選手
が入場。レザーフェイスとフレディ・クルーガが出てくるとお客さんマジ逃げ。
松永挨拶「俺は言ったんですけどね、調子に乗ると入らないって(場内爆笑)何度めかわからないけど
これが最後と思って頑張ります」確かに南のA席部分だけすっぽり抜けてるんだが、リングサイドは
北のてっぺんまでびっしり入っているし、B席と立ち見もちゃんと入っているというなんだか不思議な
客入り。15〜1600人ってとこでしょうか。

対戦カードとルールの発表。まあ何をやってもいいってことです。試合時間はよく聞き取れなかった
ので適当です。

第1試合 バンクハウスタッグデスマッチ 木村浩一郎&茂木正淑 vs 戸井マサル&三宅綾

茂木当然のようにちゃぶ台持って入場。戸井はどこで傷めたのか、肩にテーピング。試合は当然の
ように場外へ。椅子で叩くとスポンと抜ける、これぞプロレスの基本。椅子を奪われたお客さんは
そのまま椅子無しで観戦。最後は茂木がちゃぶ台の上に三宅を叩きつけた。
試合後の木村「もっといいカード組め、徳田でいいぞ!」に大歓声。

茂木(9分47秒 ちゃぶ台へのフィッシャーマンズバスターから片エビ固め) 三宅

第2試合 ルチャ・デ・コラソン 伊藤薫 vs 脇澤美穂

セコンドの西尾と納見が可愛い。伊藤、脇澤の倍はありそう。脇澤「重いぞチクショー」と連呼しながら
試合。まあ大変なんだろ、いろいろと。なにしろクラッチもまともに組めないような体格差だし。最後は
フットスタンプがマジで入ったみたいで、脇澤セコンドに背負われてリングを降りる。あれだけの体での
フットスタンプは禁じ手にした方がいいような。

伊藤 (15分ぐらい フットスタンプから片エビ固め) 脇澤

第3試合 ジ・ウインガー vs グラン・アパッチェ

当初の予定にはなかった試合。この試合のみ10分1本勝負。背後関係を詮索したくなるが、
アパッチェが見られるのでまあ良し。しかし、アパッチェという事は、開始直後はコールを求めるネタ
合戦となる。アパッチェコールとウインガーコールが何往復かしたところで、テッドが「10分しかないん
だぞ!」と怒る。組み合うとウインガーの頭を平手ではたくアパッチェ、これがまたいい音なんだ。
シリアスな展開になるとやはり両者ともキレのあるムーブを見せてくれる。特にウインガーの対角線を
走ってのコーナー越えトペコンは見事。最後は「残り時間20秒」のアナウンスを全く気にせずに
アパッチェが雪崩式の技を決めるも、当然タイムアップ。
ウインガー「引き分けで延長したいんだけど、茨城さんがお金払ってくれないんで、お金払ってくれたら
延長して決着つけます」場内拍手。
その間アパッチェが何をしてるかというとリングサイドの女性客にキスをねだっているのであった。
あのー、次の選手の入場テーマがかかってるんですけど。

第4試合W★INGエクストリームバンクハウスタッグデスマッチ
邪道&外道with中山香里 vs NOSAWA&菊沢光信

IWGPジュニアタッグ王者が休憩前に出て来るのだから豪華なモンだ。残念ながらベルトは持ってこな
かったが、中山がついているのでまあよし。この試合は銃刀類以外のお客さんが持ち込んだ凶器を
自由に使えるというルール。ゴングと同時に場外へ。リングサイドの仕切りを越えて南の客席まで
やってくる。嬉しそうに傘等を渡す客。そして試合はロビーへ。物販コーナーの机にお互いを叩きつけ
合う、外道とNOSAWA。そんな中でもグッズを売り続ける販売係。邪道と菊沢は西の通路から
バルコニーへ行ったらしく、階段から歓声が聞こえてくる。ひとしきり暴れた後、試合は場内へ。
リングサイドを1周して、凶器を集める外道。洗濯物をつるす洗濯バサミがついたもので殴った後は
ヘルメットで一撃。そしてヘルメットを被ってからヘッドバットの連打。声援を送りつつもなんだか自分の
IQがすごい勢いで落ちていくのを感じる。北側の最上段の壁に互いをぶつけ合っていた邪道と菊沢も
リング上へ戻り、後はまあフツーにプロレスを。スーパーパワーボムは返したが、クロスフェイスが
決まって菊沢タップ。ぜひジュニアタッグの防衛戦もこの形式でやってほしい。

邪道(14分18秒クロスフェイスJADO)菊沢

第5試合 スクランブルバンクハウスデスマッチ ジェイソン・ザ・テリブルvsレザー・フェイス

レザー南の客席から入場。チェーンソーのエンジン音と火花で場内いきなりパニック。とにかく目が
合ったお客さんは全員マジ逃げ。対するジェイソンは入場口の入り口で静かに待っている。この試合
リング中央に置かれた公認凶器有刺鉄線巻きバットをめがけてカウントダウンと共に走り出すという
ルールなので、レザーもひとしきり暴れた後、反対側のコーナーでカウントダウンを待つ。場内総立ち
で、カウントダウン開始。全力疾走でリングに上ったのに、なぜかリング上でバットを譲り合う両者。
結局レザーがバットを手にしてフルスイング。いちいち書くのも面倒ではあるが、戦場は南側客席へ。
チョップ合戦は実にいい音がする。場内総立ちでジェイソンコールの大合唱。みんなのIQは下がる
一方だ。そして戦場は東側バルコニーへ。なんだか疲れたのでそのまま客席で見てると、バルコ上で
人の波が寄せては返している。選手は全く見えないのだが、走り回るお客さん達の楽しそうなこと。
やっと選手の姿が見えた。バルコニーから落とし合いをする両者。邪魔だとばかりに、バットを下に
投げるレザー。もうメチャクチャだ。
リングに戻った二人は有刺鉄線バットを使って殴り合う。ダウンを奪ったレザーはジェイソンの上に
バットを置いてボディプレスに行こうとするが、セッティングに時間がかかりこれはジェイソンがよける。
ジェイソンはそのままみちドラ気味にレザーを有刺鉄線バットに叩き付け、試合終了。
こんな二人も戦い終わればノーサイド。抱き合う二人の姿に鼻の奥がツンとなった。

ジェイソン(13分20秒 片エビ固め) レザー

第6試合 バンクハウススタイルエニウェアフォールタッグデスマッチ
保坂秀樹&田中将人 vs Mr.ポーゴ&ディック東郷

田中と東郷が入っているのでW★ING色はやや薄まっているが、その二人の絡みはマニア垂涎で
あろう好カード。試合はそんな俺の期待を知ってか知らずか田中vs東郷とポーゴvs保坂の二つの
シングルが同時進行。田中と東郷はリングサイドで派手にやり合う。田中が東郷を椅子へ突っ込む。
東郷、椅子をなぎ倒しながら見事なハードバンプ。しかし東郷の表情は素晴らしい。目をカッと見開き
悪党ここに極まれりだ。子供が見たら泣き出すぞ。その間リング上では保坂がポーゴにいたぶられて
いる。ブーツで殴られ流血の保坂、再びブーツを振り上げるとスッポ抜けて客席まで飛ばしてしまう
ポーゴ。リング上に気を取られていると、なにしろこの試合はエニウエアフォールなので、いきなり
局地的に「ワン、ツー!」と歓声が聞こえてくる。サブレフェリーが両手に指を2本立てて場内に
2カウントをアピール。こっちもプロだ。会場を荒らしまわりながらお互いの体をぶつけ合う東郷と
田中。当然のように観客は総立ち。いつのまにか保坂とポーゴもリング上から姿を消した。カラの
リングはなんだかシュール。そしてポーゴが戻ってくると、なぜかザルをかぶっていた。リング上の
ポーゴがバックをかきまわす。ついに武器が出た。鎖鎌の切っ先を保坂の口にねじ込んだ。しかし
保坂もW★INGの看板を任された男だ。武器を奪い取り、ポーゴの額に突きつける。しかし、鎖を
首に巻いたままだったのはまずかった。再び攻めにまわったポーゴがロープにぶら下げたところで
テッドがゴングを要請した。
ポーゴ「保坂、よく頑張ったよ。テメーラよく聞け。これからのW★INGはコイツが背負って立つんだよ
頑張れ、わかったか。このヤロー」と感動的なマイクをするも8/12に対戦が決まったジェイソンに
襲いかかられダウンするのであった。

ポーゴ(13分ぐらい W★ING式絞首刑)保坂

メインイベント 月光闇討ちデスマッチ 松永光弘 vs フレディ・クルーガー

場内の照明が消えて、いよいよメイン開始。と言っても通路の照明はついたままなので、結構見える。
フレディはリングサイドを1周して、場内を荒らす。お客さんは当然マジ逃げ。そのあおりを受け、場内
総立ちの中松永登場。額には有刺鉄線鉢巻き。体にも有刺鉄線を軽く巻き付けている。
場内のボルテージは上がりっぱなし。総立ちのまま試合開始。そしてやはり南側客席にやってくる
両者。松永へのコールは「さん付け」なのが特徴だ。「松永さーん」という絶叫を浴びて戦う両者。
コールの元をにらむフレディ。ひるむ客。薄明かりの中、東側バルコニーへ戦場を移動する両者。
落とし合いを見せるもこれは未遂。二人がリングへ戻るとバルコニーのお客さんが実に嬉しそうに
有刺鉄線を場内に見せびらかしていた。時折焚かれるフラッシュの中で殴り合う二人。なんとも
幻想的な光景だ。そこにバルコニーから鎖を降ろすウインガー。松永はすかさずフレディの首にその
鎖を巻き付け、一気に引っ張る。場内の照明がつくとそこには宙づりのフレディの姿が……。
試合終了後、蘇生したフレディが松永を襲う。どうにか引き剥がした後、マイク。
「W★INGの中で新しい物が生まれるまで来ません。必ず金村との一騎討ちをやります」

松永(10分ぐらい? レフェリーストップ) フレディ

ラストのマイクがいまいち締まらなかったが面白かった。次回は10月ディファ有明だ。




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