大日本を食す。
■団体:大日本
■日時:2001年7月27日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ほいほい@爆発 (ex:爆発!場外乱闘王

ノアと大日本。どちらに行こうか?散々、悩んだ結果…出した答えは大日本。
理由は、葛西とCZW勢。1回あ見ておかないと…。と思っていたから。
あとは暑い日が続いてたから…武道館に行ったら暑さに殺られてしまうんではないかなぁ?と。
と思ったら、当日はめちゃくちゃ涼しい。こりゃ、まいった。前売り買わなければ良かった。と一瞬思ってしまった。
ホールに入ると…もうガラガラ。最終的には5〜6割埋まった。という感じ。
まぁ、それは致しかたナシなのかも。目玉になるようなカードがないのだから…。



第1試合 大黒坊弁慶&伊藤竜二vs篠原恭司&石倉正徳

篠原、石倉というのはREX・JAPANという総合系の団体(道場?)の選手らしい。
弁慶に比べると子供みたいだ。迫力なんて全然ない…。フーム。
総合を謳っているだけにタックルからというム〜ブは見せるものの弁慶のパワーにすべて飲まれてしまう。
弁慶に子供のようにパンチを出していく姿には情けなくて波だがちょちょぎれた。
最後は弁慶の逆エビにどっちかがタップ。(終わりまで両者の見分けがつかなかった。)
いやぁ〜、つまんない事してるな。という感じ。面白くない新日本の二番煎じとなりゃつまらなさは倍増する限り。
しかし…第1試合の重要性ってもうないのかな?選手がいない。ってのが現状なのかもしれないけど。

○弁慶(9分54秒 逆エビ固め)×石倉



第2試合 沼澤直樹vsネイト・ヘイリッド

ヒョロヒョロとした体系の沼澤。一方のネイトはホークのようなペイントをしてハイテンションで入場。
実力差をみせつけるように、ネイトが大技連発するもカウント2で自ら相手を引き起こす。
それが3,4回も続くものだから、もう見てられない(苦笑)
もういい加減終わらせてくれ。という思いが通じた時に終わり…。
う〜む…面白さが微塵も感じられない。最近見た団体の中で最悪な1,2試合。
本当はこんな事は言いたくないんだけど…。目も当てられないというか何と言うか…。

○ネイト(3分48秒 片エビ固め※ツームストンパイルドライバー)×沼澤


ここで、山川副社長が踊りながら入場。ペンライトがちらほらで寂しいなぁ。
山川「え〜。こんなにもノアのお客とかぶってるとは思いませんでした。」
これにはソレガシ耐えきれずに大爆笑。それぐらい寂しい入りだった。
少なからず影響はあるんだろうなぁ。
この後、ビッグマッチ横浜文体への布石で、WXとウィンガーがCZWvsBJWの7対7のメンバーに入るとか
入らないとかというさむぅ〜いすったもんだあり。
WXにはもういいよ。寒いから帰れ!という厳しい野次が飛ぶ。
この辺のアングルの組み立て方は、いまいち…どころかこれならやらない方が良いんじゃないか?と思うほど。
やっぱり、プロレスって難しいなと痛感する。


第3試合 保坂秀樹&関本大介vs松崎駿馬&ファンタスティック

松崎駿馬…身体が長州と昔の吉江を足して2で割ったような体系。カッコ悪い…(ボソッ)
ファンタスティックは、本当にファンタスティックだった。
リング内への三角飛びのアトミコを仕掛けると、ロープから足を滑らせ顔面から落ち自爆。
ミサイルキックを放てば、距離が届かない。(相手はちゃんと倒れてくれましたが…。)
という、見るに耐えないハイスポットの連続(笑)を、どうにか保坂がカバー。
前半の3試合見ただけ…帰ろうかと思っちゃいました。これってお客に見せられるものなのかな?

○保坂(15分59秒 エビ固め※ビルディング・ボム)×ファンタスティック



第4試合 MEN'Sテイオー&葛西純vsシャドウWX&ジ・ウィンガー

今、1番大日本で人気のある(と思っている)葛西。
自分のキャラクターを活かしきれてるというのは凄い才能だと思う。
テイオーと葛西が組むという事である程度注目されていた試合。
テイオーが1歩引き葛西をリードしていく。これがまた面白い。
逆エビをかけられた葛西を見るやいなや、馬に人参…猿にはバナナ。バナナをテーピングで巻き、
葛西に力以上のモノを引き出させるように、ロープへ這わせる。
バナナを見る度に興奮し、技を出す度に奇声を発する。こんな選手…見てみたいと思いませんか?(笑)
テイオーに対し、ダブルでの攻撃を仕掛けようとするWX、ウィンガー。
ロープへ走ったWXの足元にはバナナの皮。葛西の頭脳プレーでWXを転ばせる事に成功。
これでぺヱスを掴んだテイオー&葛西。テイオーのエルボー、葛西の入場時につけていたゴーグルをはめてからのプレス。
大技を叩き込むと最後は葛西の一瞬のサムソンクラッチでウィンガーをピン。
ウッキーポーズではしゃぎまわる葛西に、皆大爆笑。しかし、葛西というのは喋らせても面白い。
葛西「前に約束してた、1年分のギャラのバナナを持って来いー。」
それを持ってこさせると今日の勝利を祝いテイオーとバナナで乾杯(お互いのバナナを食べさせあう。)
葛西「おい、メンズー。横浜文体、ミーとタッグを組むのならシッポを付けて来い。」
試合中も試合後もすべて良いところを葛西が一人じめ。やっぱり、あくが強過ぎると思っちゃいますか?
是非、一度葛西純と言う選手を見てみて下さい。面白い事は間違いないです。きっと虜になるはず…。

○葛西(15分10秒 エビ固め※サムソンクラッチ)×ウィンガー



第5試合 BJWヘビー級選手権試合 『神風』vs田中将斗

隣のおいちゃんも言ってたが、この試合は田中vs大谷戦と必ず比べられる。
そうなると、必然的にレベルが見えてくる。(どちらも)しかも比べられる選手が神風と大谷。
メジャー経験のある神風だけど…知名度から何まで大谷の方が上に見られるのは間違いない。
という事で…いつになく気合が入っていた(笑)神風は、前半の10分間ねちっこく田中の右腕だけを集中して、
攻めて行く。田中はエルボーで展開を切り開こうとするが神風の執拗な攻撃にぺヱスを掴めない。
神風のサスケスペシャルから試合が一気に動き出す。両者、今までのグラウンドがなかったかのように
大技のオンパレード。神風のめちゃくちゃ綺麗なカンクーントルネードのようなスプラッシュが決まる。
神風は身体が大きいのに、空中技はジュニア選手よりもきれがありキレイという、けっこう凄い選手。
試合の組み立てが下手なのと、いまいち地味なのとでパッとはしなかったけど…(マスクかぶってれば良かったのに)
これで終わりか!?と誰もが思ったが、田中は返す。ここから田中の猛反撃、ダイヤモンドダスト、サンダーファイヤー、
クロスフェイス・オブ・ジャドウ、そしてローリングエルボー。今度こそ、終わった…と思ったらゾンビの如くゆっくりと
肩を上げる神風。これは明かにノアを意識してるとしか思えないような攻防。
そして、田中のエルボーと神風のラリアットがあいうちになると、両者立てず、無常にもゴングが鳴ってしまう。
予想もしてなかったの両者の好勝負に拍手の雨。勿論、ソレガシも手を叩かずにはいられなかった。
はっきり言って…田中vs大谷戦より面白かった。両者の意地、負けられないプライドが好勝負を生んだ。

△『神風』(24分46秒 両者K・O)×田中



第6試合 ザンディグ&金村キンタロー&アブドーラ・小林vsワイフ・ビーター&マッドマン・ポンド&アシッド

前にあんな良い試合があると次に出てくるのは…厳しいんじゃないかな?と思っていたんですが…。
明かに毛色が違いすぎて比べようがない。金ちゃんのブリブラダンスに小林も乗る。
一方の外人組、ビーターは芝刈り機のようなものを持って入場。尋常じゃない乗りが面白い。
試合は、全員が入り乱れ場外乱闘し放題。裏に連れて行き血を出させ放題。
中でもアシッドという選手。何やら場外でセコセコとイスを並べている。
そこに金村を寝かせると、トップロープに上り自殺…自爆…と言いたくなるような自虐的ダイブ。
そしてもう一つ、凄かったのが、ビーターの芝刈り機で小林の背中を一撃。瞬く間に背中から血が迸る。
見てはいけないものを見てしまったような…目を手で隠してるけど、指の間からこっそり覗いてしまっているような気分。
こなってしまうと、凄いナァ、怖いナァ。という気持ちしかない。
こういうスタイルを嫌いな人も多々いると思いますが…こういうスタイルほど、色々考えて身体を張らなくちゃならない。
(まぁ、長持ちはしないでしょうが…。)見てて単純に凄いな。と思えたのは久しぶり。
プロレスっていうのは、ホント幅広く奥深くて面白いものですね。ますますはまっていきそうです(笑)
と感慨にふけっていたら、唐突な金村のジャーマンで終わってしまった…。
人間っていうのは、欲張りな物で…ついさっきまで凄いな。なんて思ってたのに、もっとやれよ!!と
言ってしまうんだから…手の施しようがない。いや、でもこの続きが見たい。と思わせてくれただけで十分か。
勝利のブリブラダンス。金村のポジションをコソッと入ってきた葛西が奪い最後まで美味しいところをかっさらっていった…。

○金村(8分21秒 ジャーマンスープレックスホールド)×アシッド


前半は何の面白みもなかったけど、後半3試合で元は取れた。
この微妙な食べ方が良いのかもしれない…まずいものを食べれば、美味しいものがより美味しく感じると…。
しかしながら、好き好んで自らまずいものは食べたくない。ので…前半戦の重要性をもちょっと考えて欲しいものである。
最後に…もし、何かつまらない。と思ったら、葛西純を見るべし。です。あなたの心を潤してくれるでしょう。




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