地方の女子プロ巡業の実態
■団体:JWP
■日時:2001年7月23日
■会場:久留米リバーサイドパレス梅光苑
■書き手:フェアレディ

初投稿いたします、フェアレディと申します。どうぞよろしく。
7月23日のJWP福岡・久留米大会を観戦してきました。当初は、軽く感想を書くつもりで転載掲示板に書き、詳しい試合内容は皆無(ほとんど裏話的な内容です)ですので、あらかじめご了承ください。このたびmayaさんの薦めにより、こちらに編集させていただきました。

まず観戦の動機は、知り合いから特リン最前列が3000円で入手でき、これは観なきゃ損だという不純なものでした(^^;)。チケットには「5:45開場」とあり、駐車場取りの事情もあって早めに来場。しかし、6時まで開場されず、猛暑のクルマのなかで待たされるハメに(死ぬかと思った)。
会場はいわゆるパーティ会場みたいなもので、学校の体育館程度の広さ。チケットを渡し入場するなり、いきなり美咲選手とバッタリすれ違い。写真をとってもらおうとお願いする間もなく控え室に消えてしまいました。
会場の隅には売店があり、若手が大声を張り上げて営業活動。とりあえずパンフを買うが、他に買う人はあまりいなかったような。パンフ2千円というのは、地方ではまだ割高なのだろうか。あと、リングサイドはたったの5列。これなら特リンも立ち見もあまり変わらないのではと矛盾を感じた。
試合は6:30開始予定が、リングサイドが埋まる6:50に試合開始。が、リング真上にはライトがなく、会場両端のライトをつけたままで試合。少し違和感を感じた。

1.米山香織 vs タニーマウス
試合がはじまってもなかなか湧かない会場に、マウスが一生懸命沸かそうとアピール。「こいつの変な顔を見せてやる!」と米山をロープにくくりつけ顔面をクシャクシャにし、客笑う。すると反対側の客が「こっちこっち!」結局、米山はリング四方に変な顔をさらすハメに。試合よりも客をのらす作業の方が大変そうだった。

2.米山香織 vs (?)
負けた米山がそのままリングに残り、もう一人の若手と試合。試合表には予定になかったので、相手の名前もよくわからなかった。

3.倉垣翼 vs 市川狐火名
パンフにも載っていない市川とかいうマスクマン(アキュート冴らしい)。歌舞伎風のアクションを見せるが、会場の反応は失笑という感じ。倉垣というのは、まあまあ平均的な選手だった。試合は明らかに体力の差が出て倉垣の勝ち。

4.元気、田村 vs 京子、宮崎
この日、一番沸いた試合。やはり京子は役者が違う。客も京子はテレビで観たことがあるようで、パワー殺法とお笑いにヤンヤの歓声。あと、この日はネオ勢の体のデカさが目立った。JWPは大型の選手がいないのが、今ひとつ迫力に欠けるところか? 試合は京子が田村を逆転ピン。それにしても、私の観戦席の目の前に京子がコーナーに待機していたので、あのデカいお尻のために試合が見にくかったことをつけ加えておきたい(^^;)。

ここで休憩。なぜか、会場の冷房が切れてしまう。試合再開時にはムシムシだった。ボリジョイが売店でサイン会してたが、10人もいなかったのでは?(観客は200人くらいだったかな?)

5.美咲華菜 vs 輝優優
本日のベストバウト。美咲はO・F・グローブをはめ、輝に裏拳の乱れ打ち。輝はモッチー風のハイキックでお返し。まるでストロングスタイルのような展開に、客はジッと見つめる。試合は25分以上の熱戦となり、輝の勝利。試合後、美咲の引退報告に驚く。試合中、ひとりハイテンションで「美咲ーー!!」と叫びまくるオッサン(周囲の客、笑う)がいたが、そういうわけだったのか。あのオッサン、もしかしたら「追っかけ」かもしれない。メインはほとんど観ないでカメラや電子手帳とにらめっこしてたし。
で、実は美咲が引退することは知りませんでした。試合前にはメイン以外の選手がみんなリング下に集まり、異常なテンションで応援していた。客の声援よりも選手の声援の方がうるさかったくらい。 フィニッシュ直前は、輝が涙目だったし、試合後は美咲と輝がグッと抱き合う。「これがピュアハートか〜」なんて思っていた直後の引退報告でした。ただ、客は「はあ?」と呆気にとられたらしく、反応は今一つ。最後は二人仲良く同じ花道で退場。田村選手は二人が控え室に消えるまで、ジッと見送っていました。
しかしこういうのは、せめて試合前に発表してもらいたい。そしたら、客ももっと沸いたはずなのに。凄い試合を魅せてくれた2選手がちょっと気の毒に思った。

6.日向あずみ vs 春山香代子(JWP無差別級選手権)
なんと、選手権試合が観れるとは思わなかった!試合前に、歌い手をリングにあげて「君が代」を斉唱。客は全員起立。まさか女子プロのリングで君が代斉唱とは。
日向はWOWOW中継時代に応援してた時期があったが、相変わらず地味である。レスリングは堅実でうまいのだが、なにかもう一つ物足りない。試合中はなぜか春山に声援が集中(おじさんに人気があった)。中盤、場外で観客席に飛ばされる日向。が、なんとその最前列に赤ちゃんを抱えた二人の主婦の姿が!!主婦は赤ちゃんを抱えて素早く避難し、大事には至らなかったが、一瞬ヒヤッとした。後半はトぺコンでペースを掴んだ日向がピン勝ち。試合は10〜5、6分と、ちょっともの足りず。
で、決着の瞬間、観客の大半が一斉に席を立つ。おいおい、せめてベルトを巻くところまで観ていったら?日向、可哀想。で、日向はマイクで「あさって下関で、そこにいる春山とタッグのベルトに挑戦します。見に来てください・・」しかし、平日に久留米から下関まで観に行く人なんているのだろうか?明日も隣市で興行があるのに。でも天然キヨシ、面白い。また応援しようかな。

客層はいかにも招待で来てたスーツ姿の中年や子供連れが多く、私のような若い男性ファンは予想よりは少なかったですね。途中で席を立つ中年や主婦もいた。だから、客のノリも悪かったのだろう。
しかし、試合終了後、わずかに残った観客にもかかわらず、売店に立つ田村&元気には、なんとも哀愁を感じてしまった。売店に近づくと、田村さんがニッコリ笑って「Tシャツ、どうですか?」。つい「買ってあげようかな・・」と思ったり。結局買わなかったけど(^^;)。ゴメンネ、田村さん。
あと、日向さんともご対面したかったけど、やはり「王者」か、ついに一度も売店には現れず(当たり前か)。
試合後に、希望者は選手と一緒に後片付けというサービスも。私はきつかったので、サッサと家路につきました。

興行としての満足度は、甘くみても65点くらいかな。段取りも悪かった。はっきりいって京子らネオ勢がいなかったらとんだ地味な興行だったのでは?意地悪な言い方をすると、パーティ会場でのアトラクション的な感じだった。日向にしろ他の選手にしろ、もっと個性がほしいところだ。
休憩中、リングアナがマイクで若手募集を説明していたが、はたしてJWPの未来はあるのだろうか?

あと、余談になりますが、久留米にはプロレス好きのマスターがやっているスナックがあって、チケットも彼に半額で譲ってもらいました。で、この日の夜、日向、美咲、輝、元気ら6人の選手がプロモーターと繁華街に飲みにきていたらしく、ヨソの店で飲んだ後に、飛び入りで店にやってきた(夜中の1時ごろ)。マスターから電話があったが、私はすでに熟睡していた。来るとわかっていれば、私も寝る間を惜しんで行くんだった!・・が、選手達はかなりデキあがった状態で、マスターもカクテルつくるだけでほとんど話すことができなかったという(^^;)。
しかし、美咲も輝も試合ではけっこう後頭部を打っていたのに、お酒飲んで大丈夫だったのかなと、ふと思ってしまった。11月にはLLPWが巡業、神取、貴子ら選手が来店予定(来店歴あり)。その時は、チャンスがあったら女子プロの裏話とか聞いてみたいと思います。

◆福岡・久留米リバーサイドパレス梅光苑

○タニー(パロスペシャル6:37)×米山
○ボリショイ(フィッシュストレッチスリーパー4:00)×米山
○倉垣(ムーンサルトプレス→片エビ固め15:25)×市川
○井上京、宮崎(逆さ抑え込み19:37)元気、×田村
○輝(片エビ固め25:53)×美咲
▽JWP認定無差別級選手権
○日向=王者(片エビ固め16:09)×春山=挑戦者 




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