2001.7.14 全日本 日本武道館大会
■団体:全日本
■日時:2001年7月14日
■会場:日本武道館
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

マ「は〜い、mayaです。」
殿「は〜いちゃうわ。なんや今日は。昨日のはもうまとめたからな。」
マ「さすが、殿、仕事が早い。」
殿「あんたに褒められても何も嬉しないわ。それより人の手を借りんと自分でちゃんと原稿を仕上げてくれ。」
マ「あ、ちょっと聞こえないんですが。」
殿「だから、・・・まあええわ。どうせ都合の悪い事は聞こえへんのやろ。それで今日は何や。」
マ「全日本武道館です。」
殿「ちらっとカードを見たけど、あんなんよう見に行くわな。」
マ「自分も,メインのウイリアムスなんて60分やるとか言ってましたからね。拷問のような時間だろうという覚悟で行きました。」
殿「せやせや、そんなん言うてたな。」
マ「ただ、この間の後楽園ホールに行かなかったら、行った知人が試合が終わった後にすぐに電話してきてくれて、荒谷が大ブレークしたと連絡して来てくれたんですよ。その後の週プロでも大きく扱われていたし、日刊スポーツでもやる気まんまんのコメントが載っていたし、これは見に行ってあげないといけないなと思って。」
殿「荒谷、目当てで行ったん?」
マ「まあ、そういうことなんですけど。」
殿「世の中いろんな人がおるんやなぁ。それで荒谷はどうやったの?」
マ「まあ、順番に行きませんか。」
殿「せやなぁ。客は入っていたの?」
マ「最終的には6〜7割りですかね。公式発表は12800人ですけど。今日は思いっきり外は熱かったですから、冷房が良く利いてよかったです
よ。」
殿「まあ、満員だと冷房も利かんしな。夏向きのカードや。」

マ「第一試合は渕、浪花、平井のトリプル・スレッド・マッチです。」
殿「3 way dance ということやろ。」
マ「そうです。思わず試合が決まった瞬間『つまんねぇ〜』と絶叫してしまいました。それ以上言い様がない。」
殿「また、バカ息子がやりおったか。」
マ「それでも平井は盛り上げようと頑張っていたんですけど。渕がねぇ。渕はこういう小洒落たセンスが全く無いというのを改めて感じたというか。人気は異様にあるんですけど。」
殿「だから全日本では人気があるんやろ。」
マ「まあ、そうなんですけど、なんだかなぁという感じですね。今の全日本も渕がマッチメーカーじゃ無ければもう少し面白くなるのにねえ。」
殿「愚痴はええわ、次いこう。」
(○渕正信 片エビ固め 6:00 平井伸和× )

マ「第二試合はみちのく提供試合ということで、MEN'Sテイオー、タイガーマスクvsグラン浜田、西田秀樹です。またみちのくですよ。この間の闘龍門で懲りて入るのに。しかも浜田が出るし。お年寄りの割りには元気なのには敬服しますけどね。ただ、救いなのはこの間みたいにセミに迄しゃしゃり出ないのとサスケの代りにテイオーが出て来たことですかね。」
殿「mayaさんはテイオーが好きやからな。うちの去年のAWARDSでも技能賞にしてたもんな。」
マ「うん、それで試合がテイオーのスポットオンパレードになりました。テイオーのクラシカルなスタイルが全日本には妙にマッチするんですね。隣のタカハシさんが『これを馬場さんに見せたかった』と言ってましたよ。」
殿「それなら見れるな。ある意味テイオーのスタイルは一番昔の全日本向きかもしれないな。」
マ「なんか、結構いい雰囲気になりましたね。テイオーはなんか古臭いスタイルなんですけど、それで見せてしまうという感じで、この試合は大満足かなという感じです。」
殿「それで、西田はどうやった?」
マ「やっぱ殿はそこが気になるんでしょうね。まあ、サルの時には一人前だったのに、人に戻って半人前になってしまったという感じですかね。」
殿「せやろうな。」
(○タイガーマスク MEN’Sテイオー 猛虎原爆固め 12:13 グラン浜田 西田秀樹× )

マ「第三試合は藤原、相島、土方vsハインズ、ヘルナンデス、ガイヤーです。」
殿「ヘルナンデス、ガイヤーというのは知らんな。」
マ「アイアン・シークというらしいですよ。だからシークみたいにアラブのコスチュームで出てきましたね。しかし、この試合土方以外全員スキンヘッドで、これでバトルロイアルをやられたら何がなんだか分からなくなるでしょうね。」
殿「それで、アイアン・シークはどうやったの。」
マ「あんまり良く分かりませんでした。ただ、ガイヤーという名前だけで私的には応援ですね。1文字違うけど。」
殿「だから、あんたのそういう小ネタはどうでもええんや。うっとうしいだけで。」
マ「だって、名前だけで応援してあげようと思ったのに何もしてくれなかったんですもん。そんな怒らなくてもいいじゃないですか。」
殿「あんたとの会話はとっくの昔に怒りなんちゅうのは越えてるからええわ。」
マ「さすが、殿ですね。」
殿「ワラワラ。早よう続きを喋れ。」
マ「それで、試合で目立ったのは組長ですね。この日はやけにヤル気満々でした。動きも早いし。昨日、おとといとZERO-ONEにも出ていたのにやけに元気でしたね。どうしちゃったの?という感じで。試合中にしょっぱい土方にカツまで入れてましたよ。」
殿「組長も今度はハンともやらなアカンし忙しいな。」
マ「なんか、ヤル気満々の組長というの見ている方も疑心暗鬼になっちゃうんですけど、一応最後まで続いたし妙に面白かったですね。」
(藤原喜明 ●相島勇人 土方隆司 10分42秒  ジャーマン・スープレックス・ホールド ジョージ・ハインズ○ ショーン・ヘルナンデス ケイシー・ガイヤー )

マ「次はバートン、スティールvsモハメド・ヨネ、人生です。」
殿「しかし良く何の変哲もないカードが並ぶね。mayaさんも良く行くね。ある意味エライわ。」
マ「まあ、ただ、私はジム・スティールの正しい見方を発見しましたから。前の観戦記に書いてありますでしょう。」
殿「あの、無駄な動きを楽しむというやつやろ。」
マ「そうそう、それでヨネもこれがまた無駄な動きが多いんですよ。」
殿「それなら、無駄な動き対決やな。」
マ「そういうことですね。だけどこの中にいる人生は得をしていますね。無茶苦茶出来るように見えますね。まあ、考えてみると人生に限ったことじゃないし。相変わらずスティールは笑わせてくれましたね。まあ、バートンは多少しょっぱくても・・・」
殿「いい男は好きだということやろ。もう聞き飽きたわ。」
(マイク・バートン ×ジム・スティール エビ固め 12:49 新崎人生○ モハメド・ヨネ )

マ「ここで休憩です。」
殿「ここまで面白そうやん。」
マ「まあ、まあまあですね。」

マ「第5試合が長井vs奥村です。私は奥村が勝つと思っていたんですけど。」
殿「奥村は見映えが悪いからな。」
マ「見映えから言うとどっちもどっちですよ。」
殿「まあ、せやなぁ。」
マ「それで試合はというと思いがけない好勝負という感じで。お互いほとんど打撃技ばっかでしたけど。先日長井は飯塚と試合をして飯塚を病院送りにしてしまいましたよね。今だに飯塚は歩くのがやっとという状態らしいですけど。」
殿「あれは、アカンな。下手やからな。」
マ「それで奥村との打撃戦に妙な緊張感が生まれたんですね。天龍の弟子はどんなにしょっぱくても打たれ強いですからね。試合はほとんど殴り合い蹴り合いでした。ただ、長井はしょつぱいながらもいいですよ。前の文体での川田戦も面白かったし。変にスタイリッシュにやるより、全日本の雰囲気が似合いますね。簡単には壊れない選手が多いから。奥村は試合中に間合いを取り過ぎるというか、休み過ぎですね。もう少し休まないでやればそこそこやれるような気がするんですが。」
殿「ワシは奥村に関してはイマイチやな。」
マ「しかしこの試合、声が枯れましたよ。奥村を応援して。」
殿「相変わらず物好きやな。」
(○ 長井満也 10分09秒 片エビ固め (ハイパーニー・空牙) 奥村茂雄 ●

マ「いよいよ私の心のメイン川田vs荒谷です。」
殿「それでどうやったの?」
マ「話が違うという感じで。いつもの荒谷でした。」
殿「しょっぱかったんか。」
マ「何だかなぁというか、期待した自分がバカだったというか。」
殿「期待したmayaさんがバカだったんやろうな。冷静に見ると。」
マ「まあ、そう言われるとそうなんですけど、もう少しどうにか出来無いかなと思っちゃいますよ。試合の組み立てが目茶苦茶だったので川田も付き合ってくれませんでしたし。その付き合わない川田が妙に面白かったりして。私的にはさんざんですね。」
殿「考えてみると二人とも天龍's boy やないか。」
マ「そうなんですよそれだから余計見てて複雑というか。それでも、受けないわがままな川田というのは、やっぱ面白いですね。川田は性格が悪いとよく言われていますけど、それが思い切り出た試合かなと。だけど、私的にはその性格の悪さを十分楽しませて貰いましたが。」
殿「師匠共々、一緒に仕事をしたくない奴やな。だけど、そういう奴がプロレスではオモロイんやな。」
マ「まあ、私的には奥村とか荒谷とかしょっぱい奴を応援しなきゃいけないから疲れちゃいますよ。」
殿「もう見離した方がええんちゃう。」
マ「それでもね。結構あのしょっぱさが快感だったりして。」
殿「よう、分からんわ。」
(○ 川田利明 10分50秒 ストレッチ・プラム 荒谷信孝 ●)

マ「セミはスミス・ケアvs天龍・安生の世界タッグです。」
殿「これは安生がどうするかだな。」
マ「さすが、殿、お目が高い。」
殿「あのなぁ、そんなの誰が見ても分かるんや。それで安生はどうだったんや。」
マ「これが、また真面目にやっているんですよ。それで普通ああいうキャラが真面目になるとつまらないんですけど、これがまた妙に面白かった。男・広田という感じですね。」
殿「まあ、安生は上手いからな。」
マ「それで序盤から結構はりきっていて、それじゃぁ後半ガス欠するだろうと思ってみていたら、最後迄スタミナも持ちましたね。はっきり言って安生は美味し過ぎですね。それでもう一つ可笑しかったのは、殿が前の会報で天龍は凄いけど、一緒に仕事をしたくないと書かれてましたでしょう。」
殿「あぁ、あったなぁ。」
マ「それで安生なんですが、これがまた天龍のパートナーとして絶妙で。さすが安生だぜという感じで妙に感心してしまいました。もう私は安生にぞっこんですよ。」
殿「mayaさんは惚れやすい質なんやな。」
マ「天龍と一緒に仕事が出来るのは安生と阿修羅くらいでしょうね。だけど、天龍が言っていた大物を連れて来るといのはチャイナのことだったらしいですけど。」
殿「無茶苦茶やな。」
マ「京子は冬木と組んだからそのうち神取か飛鳥と組むんじゃないですか。使えない男と組むよりよっぽどマシですね。それで試合は真面目モードの安生がスミスとグランドの展開から。5分位やっていたんですがこれが妙にはまりました。天龍は自分が早く出たくてコーナーでイライラするほど安生は頑張っていました。」
殿「ある意味、前の敵より後ろの味方の方が怖いやろうからな。いつ後ろから何か飛んで来るか分からないもんな。」
マ「そうそう、背中の味方と戦っていた感じで。その点、良くやっていましたよ。それで前半にスミスとグランドの展開になったんですが、これがなかなか面白かった。スミスも最近回りが下手過ぎて自分の持ち味を出せなかったんですが、久し振りにジョニー・マジックを披露出来る相手が見つかったかなという感じですね。」
殿「確かに最近のスミスはパッとしてなかったからな。」
マ「ただ、試合の方は途中からグーパンチになりまして。」
殿「そういえば試合前にグーパンチ禁止令とか言うとったな。」
マ「そうなんですよ、禁止と言われると使いたくなるのが人の常であって。天龍も途中迄はいつもより威力の大きい逆水平を使っていたんですけど、業を煮やして使い始めるとグーパンチ合戦になってしまいました。」
殿「それは、あかんのとちゃう?」
マ「まあ、だけどほとんどテーマが無い試合にテーマを作った意味では上手かったんじゃないですか。ただ、それでワリを食ったのはジョニー・スミスですね。もう途中で天龍のパンチを食らって伸びてましたよ。」
殿「天龍は大人気ないからな。」
マ「その位で驚いていたらダメですよ。」
殿「もっと、なんかやりおったのか。」
マ「試合後に観客の女性が本部席のマイクを奪って天龍に『そんな汚い勝ち方で恥ずかしくないのか』と言って、違う客も椅子をリングに投げ込むし。天龍も試合後にやたら熱くなってベルトやトロフィーをケアに投げつけるんですね。なんか、何が起っているのかという感じでした。」
殿「おもろいやんけ。だけど、何で天龍はそんなに怒っているの。」
マ「良く分からないんですよ。そこが天龍らしいところいうか、思い切り大人気なかったですね。それで、普通ベルトやトロフィーを相手に投げつけるなんて冒涜というか、やっちゃあいけないことじゃないですか。それを天龍なら許されるというか、いちいち安生が拾いに行って場を和ませようとするんです、やたらいい仕事をしていましたね。なんか、本当に剛と柔というか、扱い憎い上司と気が利きながらも自分のアピールを忘れないしたたかな部下という感じで、いいコンビでしたよ。」
殿「なんだかんが言いながらも全日本はいろいろあるわな。」
マ「なんか試合後に何が起っているのか分からない所も全日本らしいですね。」
殿「天龍は訳分からんな。だけど、mayaさんはそういう所が好きなんやろ。」
マ「まあ、面白すぎですよ。いつもなにかやらなきゃ気が済まないんでしようね。」
(太陽ケア ●ジョニー・スミス 22分58秒 エビ固め(スパイン・バスター) 天龍源一郎 安生洋二 ○ )

マ「メインは武藤とウイリアムスの三冠戦です。ウイリアムスは60分戦ってやるとか言っていましたから、拷問のような時間になると思っていたのですが。これまた思いかけず面白かったですね。なんか、最近の武藤は下手な奴とやらせた方が面白いような気がしますね。」
殿「そうかあ。」
マ「天龍もそうですが、ドン・フライとかの方が。この間の馳戦もかなり評判悪いし、前にドームでやっていた蝶野戦もてんででしたよ。永田とはどうにかなっていましたけど。上手い奴とやるとムーブが当り前過ぎちゃうんじゃないですか。昔の動ける時ならいざ知らず。この日の試合なんて目茶苦茶動きがトリッキーで先が読めませんも。ウイリアムスは無理するから。これが人生なんかが相手だとそこめでやる事無いんじゃないのという感じがするんですけど、武藤ならその位やってもいいかなという感じで。」
殿「なるほどね。」
マ「ただ、武藤は試合中にシャイニング・ウイザードを打って膝を痛めましたね。あれはマジだと思いますよ。ロープに振られても走れない程でしたから。どうやって決着をつけるのかウイリアムスが困っていましたよ。そこが変に面白かったんですが。だけど、武藤の試合が面白くなるのは相手によりけりという感じがしましたね。」
殿「そこは、あまり同意できんけど。」
マ「しょっぱい相手でも面白い試合を出来るんじゃなくて、しょっぱい相手の方が面白いと思うんですけど。砂糖と塩が交じって味つけが出来るというか、砂糖同志だと甘過ぎて食えないという感じかな。」
(○ 武藤敬司 18分52秒 片エビ固め (シャイニング・ウィザード) スティーブ・ウイリアムス ● )

殿「全体的なはどうやった。」
マ「後楽園ホールでもそうなんですけど、カードだけ見ると全く食指が動かないというか、あまり面白そうではないんですが、いざ行って見るとそこそこ満足できるという感じですか。」
殿「わしもこの間神戸で見た時そんな感じやったな。」
マ「まあ、馴染みの定食屋でラーメンやチャーハンを食べる感じですね。とんでもないご馳走ではないんだけど美味しいという感じで。殿的にはお好み焼き屋というところですか。」
殿「あほ、お好み焼きは関西ではご馳走だわ。それに関西はヤキメシというねん。」
マ「あと、安生が今後も出るのならある意味美味しいですね。ほとんどサビついていませんでしたよ。そう考えると夜も眠れません。」




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