7.14 全日本
■団体:全日本
■日時:2001年7月14日
■会場:日本武道館
■書き手:ほいほい@爆発 (ex:爆発!場外乱闘王

やはりというか予想通りというか…武道館へ行く道聞こえてくるのは「割引券あるよー。」の声。
それなりの人出ではあるが…招待券をばら撒いたから…なのだろう。
しかしながら、入って見ると凄惨な客入り。6,7割といったところか。
まぁ、このカードじゃしょうがないよなぁ…蝶野にふられたのが1番大きいんだろうな。
それに頼らざるを得ない全日本はやはり禁断の果実を食べてしまったというか…食べざるを得なかったというか…。
ソレガシは、ただ安生と天龍のタッグが見たかったというだけだったのだが…。
つい最近までどうしようか悩んでいたのは事実。大箱をいっぱいにするには面白いカードが、少なくとも2つは欲しいかな。



第1試合 渕正信vs愚乱・浪花vs平井伸和

いつ見ても平井の首って細いんだよなぁ。見てるだけでヒヤヒヤするんですが…。
3WAYダンスねぇ。まだまだ、イロハをわかってない感じがありありと見える。
グダグダのなぁなぁ。見てる方が辛くなってしまうんだから(苦笑)
浪花をコーナーで逆さ釣りにしてから、渕のバックドロップで平井をピン。
こうなってしまうと、第1試合の重要性もなにもあったものじゃないなぁ。喝ッ!

○渕(6分00秒 片エビ固め※バックドロップ)×平井



第2試合 タイガーマスク&MEN'Sテイオーvsグラン浜田&西田秀樹

みちのくのだけのカードがあるなんて…これはみちのくから出向した浪花の効果なのか。
お客をつかむにはこの試合の方が何10倍も適してると思うんだが…やはり他団体に第1試合は任せられない。
といったところなのでしょうか。これが第1試合だったらかなり印象が変わると思うんだけどなぁ。
テイオーは全日本出場をいう事をかなり意識しているようでクラシックな腕の取り合いなどで観客を魅了する。
こういう地味だけど味わい深い攻防だけで観客の目を引きつけてしまうテイオーはさすが。
それに負けじとタイガーもきれのある動きを見せる。今日の西田、浜田が完全な引きたて役。
みちのくの面白さを伝えるにはタイガーやテイオーが適任。といったところか。
最後は、バックの取りあいから鮮やかなタイガースープレックスでタイガーが西田をピン。
みちのくとしては良い宣伝になったんじゃないかな?

○タイガー(12分13秒 猛虎原爆固め)×西田



第3試合 藤原喜明&相島勇人&土方隆司vsジョージ・ハインズ&ショーン・ヘルナンデス&ケイシー・ガイヤー

ダブルアイアンシーク…最後までどっちがどっちだかわからなかった…^^;
組長、ホントに元気いっぱい。この年齢でこうも様々な団体を渡り歩けるのだからさすが。
相島も段々とよくなってきる。やっぱり経験がものを言うのかな?
しかしながら、寄せ集めの6人という事は払拭出来ず…。
ソレガシ、試合終わった直後というのに誰が誰をピンしたのかどんなフィニッシュだったのかさえ覚えていなかった(爆)
試合後、藤原が引き上げた外人組を走っておいかけて行ったのは…、
試合内容を吹き飛ばす為だったのかもしれない(ないない)
開始から1時間たってないのに…こんなとこで休憩入れるなよ…。

○ハインズ(10分42秒 原爆固め)×相島



第4試合 新崎人生&モハメド・ヨネvsマイク・バートン&ジム・スティール

なかなかのカード。だけど、焦点はヨネのBATT入りなるかどうか?だと思っていたんだけど…。
ずぅ〜っと攻められっぱなしのヨネ。何とか人生にタッチし、大反撃(笑)
曼陀羅捻り、極楽、念仏パワーボム(川田式エビ固め)でスティールをピン。
新日本にしても全日本にしても人生を凄く重宝しているようだ。
それに比べると、いまいちバートンの扱いが悪いなぁ…。もうちょっと良くしてもいいんじゃないのかな?
前述したようなBATTに関するスポットは何もナシ。
武藤は、もうBATTに飽きたのかな?(笑)

○人生(12分49秒 エビ固め※念仏パワーボム)×スティール



第5試合 長井満也vs奥村茂雄

凄いシングルマッチだな。もうほぼ何でもありな全日本。
今まで全く接点のなかった選手のシングルが実現する。ある種、夢の舞台となっている。
長井の蹴り奥村のエルボーとまぁそれなりの打撃戦となる。
打撃では一日の長がある長井。コーナー際に追い詰めると高山ばりなヒザ、ヒザ、ヒザ。
やはり、飯塚との試合でやってしまった轍は踏まないよう蹴りは出さなかったようだ。
そんな長井ぴったりの豪快なハイパーニー空牙で決着をつける。
長井に成長の後が感じられたが…まだまだ。技を出してすぐフォールとか…そのフォールが甘過ぎるから…、
ソレガシの周りは失笑のうずだった。長井、あともうちょっと…!!

○長井(10分09秒 片エビ固め※ハイパーニー空牙)×奥村



第6試合 川田利明vs荒谷信孝

最近、何かと評判の荒谷。どう変化してきたのかちょっぴり楽しみにしていたんだけど。
いやぁ〜、ほとんど何ら変化ナシというのが印象かな。
試合の組み立て悪いし、ムーンサルトに頼りすぎなのがありありと見えるし。
やっとこさで当てた(4回目かな?)ムーンサルトは川田の腹にヒザがモロ当たってしまうという…。
これにけっこう怒った様子の川田はあっさりとストレッチプラムで荒谷を下す。
川田…天龍よりは優しいなぁ。もっといたぶっても良いと思ったけど…さすがにそれじゃ引いちゃうか。

○川田(10分50秒 ストレッチプラム)×荒谷



第7試合 太陽ケア&ジョニー・スミスvs天龍源一郎&安生洋二

久しぶりに聞く「James Brown Is Dead」にちょっと興奮。何と言っても、安生洋二を見に来たのですから。
安生の一挙手一投足、すべてが面白い。ベルトをいちいち吟味する事なんて安生以外やらないだろう。
そして何より、この何も接点のなかった組み合わせにグーパンチ論争を起こす事で、
注目、そして接点を持たせてしまった、天龍、安生っていうのはやっぱり素晴らしいですよね。
それに和田京平レフェリーまでもが首を突っ込んでしまうんだから…ホント、プロ中のプロですわ。
試合はというと、安生がグーパンチをフェイントに、細かい足攻め、腕攻めを見せる。
こういう細かい技に安生なりの面白みを付け加えるのが良いのだが…。あんまり受け入れてもらえなかった様子。
天龍がグーパンチを出し始めると試合が大きく動く。異常なまでに抗議するケア、スミス。
その時がチャンスと言わんばかりに攻めたてる、天龍、安生。キャリアの差が見えてしまったような…。
天龍がケアを場外に連れて行き、安生vsスミスという1体1の状況を作る。
久々のプロレスにヘロヘロになっていた安生だが、グランドクロス200などを見せると、最後は、
水車落としのように抱え上げて、前に落とすスパインバスターでスミスをピン。
意外な技の結末と王座移動に静まり返る場内。しかしその静けさは後の大混乱の前兆だったようである。
ヒートした女性客が本部席のマイクで「そんな卑怯な事して勝ちたいのかよーッ!」と絶叫。
それに悪乗りした男性客はリング内にイスを投げ入れる。
といつの間にかリング上では何故か怒り狂っている天龍が自分のベルトやトロフィーをケアに投げ付け出す始末。
こりゃ、ヤバイと思ったのか安生はその天龍の投げたベルトやトロフィーを拾い笑いを取りながら、
場を和ませようとする。しっかし…何でこんな事する人がまだ場内に残ってられるんですかね?
つまみだすような若手選手がいないってのが現状なんでしょうけど…。
こういうナチュラルに起こった事が面白いのは面白いんですけど…許される事じゃないですよね。
それにしても面白い試合だった。タッグのベルトも門戸解放で色々な絡みを見てみたいな。

○安生(22分58秒 エビ固め※スパインバスター)×スミス



第8試合 武藤敬司vsスティーブ・ウイリアムス

武藤、初防衛戦の相手は煮ても焼いてもなかなか食べにくいウイリアムス。
気になるのは1点だけ。武藤がウイリアムスをどう調理するのか。だけである。
序盤、5分足らずでもう武藤は必殺のシャイニングウィザード。
しかしこの一撃でヒザを痛める(?)ここからは、武藤のセルのオンパレード。
自分の欠点であり弱点であるヒザ、セルによって観客を自分に引きつけそれすらも利点として使ってしまう。
武藤の技術ってのはホントに素晴らしいの一言。これは海外で培ってきたものなんだろうねぇ。
ウイリアムスが、巧みなヒザへドロップキック(ええ、全然巧みではありませんでしたが…)や、
ドクターボムなどで攻めたてるとバックドロップ狙い。今や、バックドロップの態勢に入っただけで盛り上がるのは、
ウイリアムスか後藤達俊ぐらいのものだろう。どうにかこうにかきりぬけた武藤は、ムーンサルトへ。
隣の方「武藤!ヒザ痛いのにムーンサルトなんてやるな!バカ!」もうこれがすべてを物語ってるでしょうね(語ってないない。)
それほど、観客は武藤の手のひらの上に乗っていたという事。
そして、最後はシャイニングウィザード6連発。というちょっと冷めてしまうフィニッシュ。
必殺技っていうのは一撃で終わらせて欲しいと常々思っていますので…6回も出すのはちょっとという感じでした。
3カウントがウイリアムスのキックアウトと重なってしまったため、ちょいと複雑な場内。
中身の入ったペットボトルが飛び交う。中身が残っているなんて…勿体無い(笑)
じゃなくて、危ないから穏便に…紙コップにしましょうね。
武藤敬司、似ても焼いても食えないウイリアムスを見事、揚げて食べた。(ちょっと胸焼け気味)

○武藤(18分52秒 片エビ固め※シャイニングウィザード)×ウイリアムス

いまいち乗り気じゃなかったカードだけど、行って見るとかなり満足出来る。
今の全日本には意外性がある。勿論、それは受け取り方次第ですが。
傾きかけた全日本ももう1周年。
次はどんな驚きが待っているのか?全日本という団体は今はビックリ箱になっている。




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