7・13ZERO−ONE
■団体:ZERO−ONE
■日時:2001年7月13日
■会場:ZeppTokyo
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
 R君と行く諸団体観戦シリーズ4回目はZERO−ONE。
 青海駅で待ち合わせしていると、DDTに出場している橋本友彦とアルシオンを辞めた前田美幸が通りかかる。JJAでの練習仲間、佐藤耕平の応援だろう。しかし前田がいまでも練習を続けているかどうかは不明、見かけはただの、デカくて太った目付きの悪い女でしかない。
 さらに元WARの石井智宏の姿も。週プロのフミ・サイトーのコラムによると高岩の“フレンド”らしいが、どういう関係?
 会場に入るとアルシの小川社長がいる。ZERO−ONEのリングアナは元アルシ所属のはずで、それだけでもないつながりがあるのかも。この日、前田と顔を合わせたのだろうか。
 入りはZepp7〜8分、数百人てとこでしょうか。

 第0試合 ○橋本真也(8:56スリーパーからレフェリーストップ)×アレクサンダー大塚
 当初発表になかったこの試合、大塚の強い希望ということで実現。
 橋本が一方的にチョップチョップ蹴り蹴り。相手の技を効かないフリ。まあエキジビションというかオマケの試合だったことでその要素が増したんだと思うが、復帰後の橋本の試合はますます無骨なゴツゴツしたスタイルに限定されていき、使う技はほぼ袈裟斬り、ミドル、DDTのみ。橋本が思うところの“強さ”を単純に反映させたスタイルなのかもしれないが、観客の視線はもっと先にいってるかもしれない、そこがどうもズレているように感じられないでもない。

 第1試合 ○高岩竜一(12:42逆エビ固め)×佐藤耕平
 高岩が叩き潰すというコンセプトだっただろうと推測されるこの試合。しかし、張り手合戦にしても、佐藤は思い切り頬に食らっているのに対し、高岩は自分で受けるほうにまわると体をナナメにしてスカシ気味。どうなんだ?佐藤くんはよく受身をとり、ブレーンバスターなど技も出して奮闘するが、高岩コーチの元では巧くはならないだろうし強くもならなそうな気が… JPWA〜ZERO-ONE と、さ迷いのレスラー生活となってしまった佐藤くんの明日に祈りたい。

 第2試合 ×日高郁人、臼田勝美(13:8エースクラッシャーみたいなのから片エビ固め)○スティーブ・コリノ、マイク・ラパダ
 ガイジン組のおかげで、プロレスらしいプロレスが見れた。ラパダはたんに元ウルフ(現スティール)に似ていたという印象しか残っていないが、NWA王者のコリノが肩書きの通り、フレアーばりの「ちょっと待って」や大げさなやられっぷりのアピールなどを見せる。日高がよく受けまくり、よく粘り、この中では異質な臼田のU風な持ち味も活かされた。個人的には、この日いちばん内容的が良かったと思う。

 第3試合 ■村上一成(2:2マスク剥ぎで反則)□ザ・コブラ
 村上の例のアレ。僕はコレ、もう飽きてるんですが、G1ではなにかスタイルの変化、あったんですか?>村上

 第4試合 ○大塚(7:36ドラゴンスープレックスからレフェリーストップ)×星川尚浩
 第0試合に続き、アレクがやられまくる試合。アレクって、結局、どういうのがやりたいんでしょうか?少なくともこの日の2試合からはわからなかった。

 セミ ×藤原喜明、石川雄規(11:2ネックロックからレフェリーストップ)○トム・ハワード、ショーン・マッコリー
 藤原・マッコリーと揃うと、どうも猪木祭テイストが漂い、噛み合っていないようで流れていく格闘プロレスが展開される。その中でもやはりハワードの個性は際立っていて、デカイ、ゴツイ、匍匐前進はもちろん、PRIDEで流行のグランド膝蹴りを取り入れたり、石川の延髄斬りに倒れず咆哮してみせたりと、プロとして必要なものを既に身に付けていると思う。

 メイン ○大谷晋二郎(17:37スパイラルボムから片エビ固め)×田中将斗
 田中がスピア、エルボーで先制、早くも大谷ダウンして、グッタリぶりをアピール。反撃は低空ドロップキック、裏アキレス、逆エビなど足攻め、田中も顔を大きくゆがめ声をあげる。顔面ウォッシュ合戦もあり。
 その後、田中はダイアモンドダストだのショットガンだの、エースクラッシャー改造の大技、フロッグスプラッシュ、大谷はスワンダイブだのドラゴンだのパワーボム、大技合戦、合間合間で両者ともダウン時間がたっぷりある、ダウンこそが見せ場か?
 まあ、“いい試合”をすることで定評のあるこの2人らしい熱戦だったと思うが、言い換えれば単なる“いい試合”にすぎなかった。
 田中はまだ ZERO-ONE に上がるんですよね?大仁田と組んだりして。

 さて、第0試合の箇所で書いた通り、橋本が観客に提示しようとしている「プロレスの強さ(もしかすると他格闘技と比較してのそれ)」が、すでに観客の多くからは10年ぐらい遅れているような気はしていた。ミニ猪木祭というか拡大版バトラーツというか、他の選手はともかく橋本自身のスタイルはそれに適応するには古臭い。ただ、もともとからの橋本ファン(90年代新日ファン)の求めているのはそれなのかもしれないが…
 僕自身少数派なのかもしれないが、個人的に面白いのはこの日で言えば第2試合のようなものであり、それにうまく橋本の嗜好を織り込んだものを作って欲しい。だからNOAHとの復縁も僕的には歓迎だし、相手が全日であっても面白いと思う。

 試合後、Zeppの出口のあたりで、観戦記ネット用の速報を大声で電話しているとき、近くに高岩がいたらしく、「自分だけ張り手を入れて相手のは受けない」云々のくだりでこちらを振り返っていたらしい(R君談)。

(8月30日記、9月20日補記。R君の観戦記はこちらの掲示板で)




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ