社長は大変なんだよ
■団体:闘龍門
■日時:2001年7月8日
■会場:ディファ有明
■書き手:リー監督 (ex:リー監督の「た・い・く・つ」

 何の因果か、昨日に引き続き今日もまた闘龍門。色々な方に「監督はパンクラスより、こっちの方が好きでしょ」と言われてしまう。そうかもしれないが、それほど簡単なものではない。金曜日は飲み屋で朝まで大騒ぎ。土日は闘龍門で大爆発と、ストレスの発散は充分。しかし、再度ストレスを溜めていく過程が待っていると思うと、怖いな。

 本日もいつものように若い女性が素晴らしい格好をして集う。その点だけ夏が好きだ。男の子は・・・ええと、どうだったかな。とにかく活気があって、若い空気を堪能できる客層だ。深呼吸深呼吸。当然のように満員。立ち見もごった返していた。

 望月成晃「みなさんこんばんは」。昨日と同じような台詞が続くが、よく聞くとかなり洗練されている。7/1は「わざと負けてやったんだよ」にマグナムTOKYO登場。ひとしきりやり合った後、セミの話題はおしまい。メインの話題へ。M2Kの面々に「最近お前ら影が薄いからよ。きょうは頑張ってくれ」と仲間を励ますモッチー。そこへクレイジーマックス。伝統のベルトの返上をした理由を説明をした後、CIMA「神田、凄い頭してますね」。モッチー「それは言われてもしょうがない(髪型をしている)」と認める。CIMA「お前タイトルマッチやぞ。60年からの伝統があるベルトや。何だよその頭」と神田の頭髪にクレーム。モッチー「きょうのタイトルマッチの鍵はこの髪型が握っているからな」。そこへCIMAのモッチーへの逆襲「お前にも言いたいことがあるんや。お前さっき何言った。『皆さんこんばんは』やと。今何時やと思ってるんねん」。そう言えば、まだ午後の3時過ぎです。ぐははははははははは。しばらくの沈黙の後、モッチー「きょうはやられた。帰ろう」。と素直に退場。モッチーは押し引きのバランスがホントに上手い。CIMA「皆さん、久し振りに勝ちました」ぐはははははは。

 その後フジが、きょう自分のカードがないのはどういうことだ、と怒り出す。対戦カードではなく「取組表」と言ったのはご愛嬌。校長が出てきて、第3試合の堀口元気対斉藤了のレフェリーに任命。最初は嫌がっていたが、ユニフォームを着せられてすっかりその気になってしまう。フジ、まさに役者だ。

 そこへ、斉藤了「藤井さん、そのシャツとってもお似合いですよ」。昨日と同様、簡単にやり合った後、堀口、怒って帰ってしまう。最近は斉藤了が前振りを締めるケースが多いな。

 第1試合。SAITO、アパッチェ 対 リッキーマルビン、ドラゴンキッド。レフェリーはタマキン。この試合は予想通り高いレベルの空中戦が連発して、観る方も大変だ。本場のルチャにもひけを取らないだろう。凄すぎる。また、しっかりとバンプを取り続けるSAITOも立派。自分のポジションをよく理解していて素晴らしい。道場長としての責任感により、自分を捨てても試合を作っていこうという姿勢になっているのがよく分かる。16分06秒、マルビンがSAITOをピンして終了。試合後、M2Kが乱入して、マルビンがモチススとのタイトルマッチを訴える。なるほど。乱入の意味はそういうことね。

 第2試合。TARUがメインに出るので、新井健一郎 対 ストーカー市川。レフェリーはテッド。市川のコミカルな動きで笑いを取りまくった後、アラケンの酒吹きで市川がふらふらとダウン。2分44秒酒気帯びのためアラケンの反則負け、とコールされる・・・。ええええっ。アラケン「洒落しゃれ」と言って何とか試合再開。市川がアラケンにヘッドバットをやって、逆に倒れてしまう。これは昨日のモッチーもやっていた。そのまま市川がダウンしたのでアラケンが押さえ込む。1分43秒アラケンの勝ち。アラケンは8月に同期の市川と組むことをマイクで宣言。会場アットホームな雰囲気に。しかし、盃をかわすとまた市川倒れてしまう。アラケンにおんぶされて退場。ええ話やないか。涙がでる。なんちゃって。

 第3試合。堀口元気 対 斉藤了。レフェリーのフジ、やる気満々。レフェリーチェックは堀口だけ細かいし、堀口のサーフィンポーズは真似するし、カウントのスピードは相手によって滅茶苦茶だし、場外カウントは「11」から先は日本語だし、押さえ込み合戦になると「やってられるかよー」と暴れ出すし、細かいギャグのめじろ押し。一体、この抗争はどうなっていくのだろう。またM2K乱入で12分04秒ノーコンテスト。今度は神田が「おいビッグ。チャラチャラ邪魔してんじゃねーよ、こら。まともな試合せんかい、こら。ぶち殺すぞ」とマイク。こんなに喋った神田のマイクは最近では珍しいかも。第1試合後のKIDとモチススのマイクといい、第2試合後のアラケンと市川のマイクといい、短いながらも皆にマイクで喋らせようとしているな。

 休憩。

 第4試合。望月成晃、チョコボールK-ICHI 対 岡村社長、マグナムTOKYO。レフェリーはテッド。スタミナの問題があるので、社長のY字バランスは早めに出していた。モッチーの、社長に対するアキレス腱固めから膝十字、4の字固めのじっくりとした足への関節は珍しい展開。マグナムの動きはまあまあ。モッチーの三角蹴りは社長の下からの蹴りで迎撃される。しかしポリ箱が出て三角延髄、ツイスターでピンかと思いきや、今度はマグナムがポリ箱で邪魔。逆に社長がスモールパッケージでモッチーを押さえ込む。12分25秒、社長の勝ち。なんということだ。くっそー。モッチーが代表取締役社長になれなかったじゃないか。当たり前だけど。

 モッチー「おい。おい岡村ああ! いつのまにスモールパッケージなんか覚えたんだよ。お前にまさかプロレス技ができるとは思わなかったよ」ぐははははははは。「それとマグナム。お前みたいにブルーボックス使って、試合に勝とうとする極悪非道なヤツには英連邦のベルトを渡しておけねーんだよ!」っておいおい。マグナムはリターンマッチを受けるとのこと。マグナム「きょうは良い気分なので、もう一度踊っちゃいまあああす!」で会場爆発。もちろん、モッチーファンの私は、ひたすらブーイングだ。

 メイン。UWA認定6人タッグマッチ。ダークネスドラゴン、神田、望月享 対 TARU、SUWA、CIMA。レフェリーはタマキン。楽太郎師匠によるタイトルマッチ認定の儀式の最中にM2Kがベルトを強奪して試合開始。実はSUWAの首の状況を知る機会があったので、SUWAが動く毎に一々心配してしまう。しかしSUWAは微塵にもそれを感じさせない。素晴らしい。また、モチススとCIMAの絡みが実によく出来ていたのには感動する。CIMAは勿論そうだけど、モチススも誰とでも凄い試合ができるのは、昨日と今日で理解できた。とにかくスピードがあって闘龍門らしい凄い試合。モチススに対するSUWAの股間エルボーとTARUの股間かかと落としで有明の女性客は悶絶・・・してなかったな。みんな喜んでいたぞ。この野郎、じゃないや。このアマ。痛いんだからな、あれは。SUWA「モヒカーン」と叫んで顔面ニー&ジョンウー。ひいいいい。15分経過。クレイジーマックスの3人がM2Kの3人をそれぞれ押さえ込んで決まりかとおもったら、モッチーがレフェリーのカウントを妨害。19分03秒 最後はクネスがCIMAをピン。しかし、CIMAのバンプも凄いな。間違いなく、闘龍門はCIMAがエースだ。

 M2Kがベルトを獲得したことに対して、試合内容に不満を持つマグナムやCIMAが文句を言うも、モッチーは「何を言われても返上しません」。そりゃそうだ。ここで返したら、M2Kはルードではない。8月の後楽園で6人タッグの3wayをやるらしい。ええと。9人タッグとでも言うのかな。言わないよな。

 楽太郎師匠によるベルト授与では、指を伸ばして「気を付け」の姿勢で待つM2Kの姿が印象的。M2Kは、正規軍には負けるがクレイジーマックスには勝つという、ジャンケンの構図がしっかりと出来ている。基本が磐石な団体は、ストーリーの展開が容易であることを再認識させてくれた興行だった。いやあ、お見事。拍手拍手。


○斉藤(無効試合12:04)×堀口
マグナムTOKYO、○岡村(小包固め12:25)×望月成、K−ICHI
▽UWA世界6人タッグ王座決定戦
望月亨、神田、○ドラゴン(片エビ固め19:03)×CIMA、SUWA、TARU




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