君も代表取締役になろう
■団体:闘龍門
■日時:2001年7月7日
■会場:桂スタジオ(埼玉県越谷市)
■書き手:リー監督 (ex:リー監督の「た・い・く・つ」

 闘龍門を観ると幸せになれる。これは凄いことだ。

 7/1、神戸の闘龍門はハッピーエンドで、観戦者は大満足だった模様。その前のハッピーエンドが年末興行のストーカー市川の初勝利とすれば半年振りか。今度はマグナムTOKYOの進退を賭けた戦いだから、マークとしてその喜びは大きい。エルヌメロウノで望月成晃を優勝させたのもこの収束を見据えてのことだったのかな。

 さて、今回は越谷の桂スタジオ。蒲生駅から歩いて15分。女性の足なら20分かな。闘龍門をディファと後楽園以外の会場で観るのは初めて。地方での興行の雰囲気が少しでも味わえれば、というのが観戦の私的ポイント。地方じゃないけど。9割は入っている。

 「皆さんこんばんは」と望月成晃(以下、モッチー)のさわやかな挨拶から始まる。観客、ずっこける。マグナムに勝ってベルトを防衛したなどと、分かりやすい嘘を付く「まあウソはマズイな」。なぜ「マグナムに勝ちを譲ったのか」を説明し始めて大笑い。なんでも、マグナムTOKYOが辞めた場合に備えて他の団体に受け入れを打診したところ、受入先がなかったからとのこと。

 そこへ正規軍が登場。何だかんだとマグナムはモッチーに勝ったことを誇示する。これくらいの力関係がほど良いバランス。司会進行役はモッチー。「そんなことはともかく」と話題を変える。M2Kのメンバーに「お前らでUWAのベルト取ってしまえよ」と、現在C-MAX所有の伝統ある6人タッグのベルトの話へ。

 当然のようにC-MAXの登場。CIMAが、神戸での勝ち方に納得できず、ベルトを返上するという。ありゃ。少し客が引く。このベルトを巡るストーリーを始めたいらしい。校長が登場して、すったもんだがあって返上を認める。早速、明日のディファでタイトル戦をやることが決定。神田・モチスス・クネスとフジ・SUWA・TARUかな。一番笑ったのが神田の鶏冠頭を指差して、CIMAが「ベルトに失礼やろ。寝かせてこい」。ここで校長とM2Kが退場。

 さあ、斉藤了が堀口に嫌われてしまって、それにフジが絡んでいくという新しいタイプの抗争は順調に推移中。了が「絶対仲直り」をアピールして前振りはお終い。UWAのベルトは最後までリング上に残されたままだった。

 第1試合。SAITO・リッキーマルビン・ドラゴンキッド 対 ダークネスドラゴン・神田・モチスス。レフェリーはタマキン。私的には大期待のカード。キッドとクネス、キッドとモチススの絡みは最高。モチススとSAITOの丸め合いも技術が高い。また、空中戦ではキッドの動きは相変わらず恐ろしいが、マルビンの動きも凄い。人間ではない。一体どうなっているのだ。異常だ。宇宙人だ。全体的には、M2Kの素晴らしい連携と正規軍の驚異の個人技との対決。最後は15分59秒、クネスがSAITOを垂直落下式ブレーンバスター2連発でSAITOをピン。さすがSAITO、信頼されている。これはメイン級の、レベルの高い試合だった。

 試合後リッキーマルビンが「モチヅキどうたらこうたら」とマイク。それをキッドが直訳。要するにベルトに挑戦したいってこと。それにモチススが応える「訳さなくたってオレもメキシコにいたんだから分かるんだよ」。ぐはははははは。タイトルマッチの件は「会社に任せます」と優等生発言。

 第2試合。TARU 対 ストーカー市川。名勝負数え歌。今回TARUは通常モード。対するは、タイガージェット市川。サーベルを加えて遊んでいる。しかし、真似は入場だけ。レフェリーはテッド。まずは各コーナーに登って応援の反応を競い合う。TARU優勢。テッドがストーカーに「お前は人気ないな」。次はストーカーの耳を端緒にして、2人とも次々に凶器を出してテッドに怒られる。最後はストーカーがホウキ。TARUがチリトリ。テッドに注意されると、2人は仲良くリング上の掃除を始める。ぐははははははは。試合は数多くのギャグを散りばめながら、最後は12分54秒、ストーカーを田植の機械に見立てて「田植式エビ固め」でTARUの勝ち。面白い。

 第3試合。といってもこの試合がセミ。CIMA・SUWA・フジ 対 斉藤了・堀口元気・アパッチェ。レフェリーはタマキン。了の自転車をリングに上げる時、自転車が堀口に接触する。遺恨が増えた。試合開始後、クレイジーマックスの3人に追い詰められサーフボードを踏んでしまう。また、遺恨が蓄積された。同士打ちを何度もさせるC-MAXの巧さは絶品。それでも堀口と了は好い連携を魅せてくれたが・・・。最後も了によるソバットの誤爆をきっかけにして、18分50秒、FFFでSUWAが堀口をピン。フジが堀口に「斉藤了はお前の事を『ハゲ』って悪口言っているらしいぞ」。堀口、静かに怒る。明日のディファで了とのシングルマッチを宣言。うきー。明日も観なければ。

 メイン。チョコフレークK−ICHI・望月成晃 対 新井健一郎・マグナムTOKYO。レフェリーはテッド。間の取り方はモッチーが上手い。
CIMAよりも上手いかもしれない。これは経験なんだろうなあ。誰もがよくやるギャグだが、モッチーがアラケンにヘッドバットして、自分が倒れるのは絶妙の感覚。別の場面では重厚な側面も魅せ、「おらどうした、チャンピオン」とマグナムを片エビで痛めつける。チョコも復帰後かなり良い感じまで勘が戻ってきているようだが、まだメインの荷は重い。M2Kには、セコンドに巧いのがいるから問題ないけど。最後は16分過ぎにツイスターでアラケンをピン。試合後も暴れまくるM2Kたち。そこへ岡村社長がハイキックの嵐で乱入。しかし、結局ポリ箱で迎撃されてしまう。正規軍が乱入して来るもリングを制圧したのはM2K。最後の締めはモッチーの素晴らしいマイク。「おい、明日のディファ有明、オレはチョコと組んで、マグナム、ボケ社長組とやるからな。明日で岡村退職させて、オレが代表取締役社長になってやる」ぐははははははははははははははははははははははははははははははははははははは。・
 
○TARU(田植式エビ固め12:54)×市川
CIMA、○SUWA、フジ(体固め18:50)斉藤、×堀口、アパッチェ
○望月成、K−ICHI(体固め16:00)マグナム、×新井




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