神戸ワールド記念ホール大会速報!
■団体:闘龍門
■日時:2001年7月1日
■会場:神戸ワールド記念ホール
■書き手:ノリリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

神戸ワールド記念ホールは神戸ポートピアにある。8〜9000人収容のアリーナ、座席も急でなかなか見やすい。ポートピアについては東京の人はお台場を想像してもらえればいい。海の上に作ったうつろな町だ。日本経済の失速のためなのか、震災の為なのか、2キロ西に出来たハーバーランドのためなのか、ゴーストタウンと化している。アクセスもDiffer有明同様悪い。バスと単線のポートライナーしかない点ではさらに悪いかも知れない。と言うわけで会場がいい割には観客動員が難しい会場かも知れない

会場に着いた時点でまずビックリしたのは、ダフ屋がくたびれたじいさん1人しかいないこと。しかも割引券を売るという中途半端な奴。VIP席が欲しかった儂は『ないんかい?』と聞いたんだけど、もっているのは自由席だけだった。今人気急上昇中の闘龍門もダフ屋には人気薄だ。

最初は客の入り3−4割。会場はよくクーラーが効いていて過ごしやすい。南の端から長目の花道を仕立てていた。最終的には5−6割。ノリリンの公式発表は少し増えて、4822人、ただし少々ペーパーあり。

4時から、PPVの放送が始まる。PPVの放送は始まるが興行は始まらない。これはよくない。PPVでみると、この部分は最悪だった。何故かというと解説の週プロ記者が何故かひそひそ声、ゲストが中途半端。特に週プロの記者のロートーンは観戦意欲を1/3まで下げさせる。この後レスラーがスポット満載で試合を展開していくのに何故放送席が何故No sell, No spotなんだ!?・・・単にそれだけの人材がいないわけだが儂が思うに、放送席と本部席を分けるのは古い。本部席と放送席を同じブースにすれば、緊迫感が増すはずだ。

まず最初にC−MAX登場。UWA認定世界タッグの対戦相手予定のサスケ・タイガー・東郷のトリオがみちのくの都合で組めなくなったことに文句を言う。CIMAは『東郷の変わりが北海チンやとぉ!』とみちのくをけなしまくり、相手が誰になってもサスケとタイガーのマスクをはぐことを約束すると宣言・・・そこへ、ゆうたろを先頭に・・・もとへ、内輪受けはいけない・・・テッド田辺を先頭にサスケ・タイガー入場。テッドは会場にわびた後、「みちのくの秘密兵器Xはこの人だ!」とG浜田を紹介・・・客がひく。CIMAが「オイオイ、おっちゃん、G浜田かあ!あたりまえすぎやんか」と文句を言う。確かに・・・でもCIMA?、そんなにG浜田に文句を言って大丈夫か?とちょっと心配な儂。G浜田はなんだかやんちゃな孫を見るじいさんのような顔・・こりゃいかん。
CIMAがさらに『D東郷はみちのくにはでれても闘龍門にはでれないというんか?』と文句を続けると、D東郷が296と登場してくる。大阪プロレスで連れていた奴だと思うが・・・兎も角ここら辺はなんもいうことなし、文句以外。ヒールという点ではM2kとかぶるし、服はC−Maxとかぶるし・・・絡みにくいことこの上なし。
そのあとクレージーファッキンでCIMAが締めてC-Maxのシークエンスが終わり。いつも思うが、このときのCIMAは何故か不機嫌そうだ。

次に、闘龍門のテーマで正規軍5人が入場。一人ずつ入って来るので長い長い。マグナムが当たり障りのない3周年の挨拶をしたところで、M2k登場。モッチー『どうでもいいけど微妙な距離だなあ』とマグナムと他の4人の距離を指摘する。要するにこの距離が今日のテーマだ。マグナムと正規軍4人の間に距離が出来、追い込まれたマグナムは負ければ、闘龍門を去る、または踊りを封印&M2k入り。
しかしその距離を埋めるように正規軍の一人一人がマグナムに着ていたTシャツを託して去っていく。この後M2kのミニコントがあったが、文字で書いも面白くないので省略。

やっと試合が始まると思ったら、校長が現れて試合変更のお知らせ・・・後で登場することを考えたら、リングアナにさせておいた方がよかったのでは?と思うし、急にカードを変更するので焦って調整する校長をPPVの方で映しておけばもっと流れがいいと思うが。

とうとうというか、やっと、第1試合
堀口 元気 ○新井 健一郎 vs グラン・アパッチェ SAITO×
(14分30秒 ダイビングヘッドバット〜体固め)

グランアパッチェは酋長じゃなくて禿げた陽気なピザ屋のおっさんに見える。このアパッチェは相手を殴ったときの音が異常にいいのだ。だいたい、顎を殴って音がするか?それでもパチ〜ンと音がする。素晴らしい。胸へのチョップの音なんか効果音かと思うくらいだ。絶対自分の体をあいた方の手で叩いているに違いないのだが・・・
PPVの方ではちゃんと音が拾えて無くてアパッチェの怪しさが半減、残念。
アパッチェは目立っていたが、予想通りSAITOが新井のトップロープからのダイビングヘッドバッドでフォール負け。儂は古くからあるワザの名前を勝手に変えてしまう様な悪いことはせんぞ!
長い長いMCタイムが終わって試合が始まったということを何より評価したい。

第2試合 キャラクター対決(20分1本勝負)
 ○多留ティモ・ドラゴン (14分6秒 ラ・マヒストラル) ストーカー(蝶野)×
正洋中味をどうこう言う試合ではなし。マンネリも笑いには重要な要素だし、それもいいか
今の時代コントがシュールに成りすぎたり、自分勝手な袋小路に入り込んだりしがちなことを考えてみれば、ストレートなコントもいいのかも。これがメインで数千円払う気にはなれないが・・・
多留ティモ・ドラゴンはよく特徴を捉えていているのだが、その重さは校長をバカにしているようにしか見えない。ストーカーがnear fallを何回か返したあと、ラマヒストラルでフィニッシュ。記念大会で力が入ったのは分かるが、ちょっと長かったかも。とくに市川が意味もなくnear fallで返すのは感心しない。後の試合のワザが嘘くさくなっちゃうぞ。

試合後にウルティモ校長がでてきて、てっきり怒られると思ったTARUとストーカーがあわてるが、校長は二人と握手。校長は「来年は復帰はしたいです!」と力強く宣言、まぁ復帰したいと思うことは誰でもできるが・・・ おそらく復帰は出来ると思う。でも今の闘龍門のレベルについていける状態まで戻るとは思えない。そこの葛藤をどうするつもりなんだろう?

第3試合 (30分1本勝負)
 ドラゴンキッド ○リッキー・マルビン 斎藤 了 (16分くらい 体固め) 望月 享× 神田 裕之 ダークネスドラゴン 

斎藤了が受けまくり キッドが回りまくり マルビンが無重力の飛びっぷり。なんといっても着地のときに 音がまったくしない!信じられない。しかし マルビンは本調子とは言いがたい。 他の五人とまだ馴染んでない様子 まぁしょうがないが・・・
出番少なく 見せ場を抑えていた感じ 試合中二分くらいしか出番なし
しかし 最後はシューティングスタープレスのような形でキッチリとピン勝ち。これから手が合ってくると大ブレークするでしょう。顔は悪人面なのだが・・・
対比をうまくつけたM2kの受けっぷりもよかった。この日のベストマッチだ。マルビンが回りになじみだしたら、この試合はどうなることだろう。
この試合後リング上に集まった正規軍がリング下のマグナムに上がってくるよう促すが、そのまま消えてしまう。

第4試合
○ディック東郷 (7分5秒 ダイビングセントーン〜体固め) チョコフレークK−ICHI×

相手はK1だし、普通に考えれば、2−3分で東郷が勝つと思うでしょ?儂なんか最初のラリアートで終わりかと思ったよ。ところが、凄いことに中盤からK1が反撃して、大技を入れる。東郷のインパクトのある闘龍門登場より試合の出来に重きを置いた試合展開だ。この興行でひとまず東郷と闘龍門の絡みは終わりと言っているようなものだな。
普段なら確実にリング上にちょっかいを出すはずのM2kセコンド陣は何もせず。笑っちゃいました。ディック東郷とM2kが一瞬だけスレ違った、というだけの試合だった。

休憩:便所が混んでいる。

セミファイナル UWA世界6人タッグ選手権試合(60分1本勝負)
○CIMA SUWA ビッグフジ (16分秒 マッドスプラッシュ) グレート・サスケ× タイガーマスク グラン浜田 

サスケがレフェリーに誤爆したあと ディック東郷が乱入 サスケのDセントーン
グロッギーとなったサスケにCIMAのマッドスプラッシュが炸裂
みちのくから対戦相手だけじゃなく乱入要員・遺恨まで借りた「借り物マッチ」。当然第3試合のように、全ての選手の能力が発揮された試合というわけでもない。
しかし、このみちのく勢のグレード感のなさはどうだ!?借り物マッチをしても特に観客動員に貢献したわけでもない。なにか”いつもの”みちのく勢という感じしかしない。いつでもどこでもいるので、ありがたみがないのだ。何とか考えろ!サスケ。
闘龍門の選手を見ても、みちのくの選手を見ても、いいんだ。いいんだが、何か足りない。スウィングもしていない。もはや闘龍門は闘龍門同士でしか、面白さが炸裂しないほど進化した・・・もしくは、特化してしまったのかも知れない。決していいことは断言できないが・・・
C−Maxが結果に満足せずに王座を返上したのも当たり前の帰結だったのかも知れない。

メインイベント 英連邦Jrヘビー級選手権 (60分1本勝負)
×望月 成晃 (20分秒 AVスタープレス) マグナム・TOKYO○

と、文句をつけながら書いてきたものの、ほぼ満足のいく興行(儂は行った興行を面白くなかったと言って帰ることはほとんどない)であったが、なんといっても興行はメイン。
メインが一番大事。メインがダメなら全てダメ。

メインは一説にいうサムサム大王・マグナムTOKYO vs モッチー。一抹の不安はある。ガオラで見た4月のディファの決勝戦は後半ぐだぐだだった。この因縁はエースCIMAを脇に置いてマグナムをメインに据えて3ヶ月引っ張ってきたのだから、最後は最高の締めにならないといけない。マグナムが一時消えるにしても、輝くにしても。この心配は儂だけじゃなく会場みんなの心配だろう。
ディファー決勝を捌いた闘龍門の兄ちゃんは事情で記念試合のレフェリーを任せてもらえなかった。

試合はそんな心配を、さかなでるようにモッチーの猛攻で始まる。マグナムはほとんど反撃できない。M2kの面々は余裕満々で試合を見るのみ。事前に望月が宣言したとおり手を出さない。一方的だからそれほど沸けない。会場とセコンドのイライラがの方が沸きだしたところで、マグナムの反撃が始まる。蹴りや跳びワザで一進一退。遂にM2kが乱入。青いポリボックス、総攻撃などなどでマグナムがピ〜ンチ。正規軍が乱入するが蹴散らされる上に、テッドが当然正規軍の方だけをチェックするのでM2kやりたい放題。マグナムピ〜ンチ。そこへ登場したのは岡村社長。M2kを蹴散らして、望月にまじめにやれと命令。試合はマグナム対望月の1対1に戻る。しかし、試合は一進一退。望月の3角蹴りやマグナムのバイアグラドライバーもでるが、勝負はつかない。トップロープの上でもみ合いをしても勝負はつかない。
業を煮やしたM2kが再びマグナムをポリバケツで殴ろうとするところを、マグナムがかわして望月をポリバケツに、望月が直撃を直前で避けたところへ、マグナムが後ろから攻撃。遂にポリバケツを食らうモッチー。そこへバイアグラドライバーからAVスタープレス。遂にマグナム激勝!前半のだらしなさと後半のM2kの悪役ぶりのおかげで場内爆発!素晴らしい。会場はまだ踊っている。まだ踊っている。ダンサー2人も入ってまだ踊っている。
望月がマイクをとって『おめでとう。おまえにはこのタイトルを取る価値があるよ。』
会場に、おー大円団か?と言うどよめき。『イヤーでもワザと負けるのも苦労するよ。おまえM2kに入れ』と正規軍を蹴散らしてマグナムに迫る。両脇を神田望月に押さえられながらも拒否するマグナムに、さらにリンチを加える望月。その時後ろから現れたのは再び岡村社長。ハイキック一閃。転げ落ちるモッチー。
マグナムは社長と堅く抱き合って、正規軍全員にTシャツを返す。そして、再びマグナムのダンスとともに会場は大円団を迎えたのであった・・・

やっぱりハッピーエンドは最高!会場も満足。儂も満足。
ただハッピーエンドはなにも生まないから今後が難しいけど

一応ケチもつけておくと、
(1)無駄な繰り返しが多い:
校長が2度登場→おかげで第2試合の終了後の大事な方の登場がかすんだ。
岡村社長が2度登場→おかげで最後のハイキックの意外性が・・・
メインの14分以降は同じムーブの繰り返し。
・・・もしかしてこれがルチャのはやりなのか
(2)メインラインがM2kvs正規軍の時にはCIMA達が余ってしまう。
(3)望月はハイキックの受けがいい加減




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