6・24Jd’ディファ大会
■団体:Jd’
■日時:2001年6月24日
■会場:ディファ有明
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 同日のALOHA♪HAWAIIさんの観戦記と併せてお読みくださいませ。

 この日同じディファで昼間JWPがあったので、カードも決まらない早いうちからチケットを押さえておりましたJd’。4ヶ月ぐらいぶりです。
 やはり会場は半分区切り仕様、リングサイドの椅子の置き方はJWPよりもゆったりめだが、それでも同じぐらい入っているよう。
 試合開始前に、アストレス2期生のプロテストあり。東城えみが鎖骨骨折のため受験延期、石川美津穂1人のテストとなりそうだったのが
「ちょっと待ってください!」練習中の東城のケガの原因を作ったという、この日受ける予定ではなかった桜花由美が、急遽テストを受けることに。
 まず筋トレをサーキットで、そのあと受身とロープワーク、最後にスパーリング。2つ目のテスト項目、何度も受身をとったあと、いったんロープワークを経て再度受身の練習に戻ったのだが、この時点で2人ともヘロヘロ、3つ目のスパーリングは押さえ込み合い、フォールの取り合いなのだがグダグダに。
 結果は2人とも不合格。石川も実は故障していて本来の力が出せなかった、桜花はそもそも受験できるレベルではなかった、とのこと。まあ順当なところか。
 受けられなかった東城も含め、3人とも開始前も終了後も涙に明け暮れたプロテスト。私的には売店での対応が良かった桜花に好印象。

 大会開始、まずディファのモニターにこれまでのJd’の流れが映しだされる。BGMはパット・ベネターの『ハートブレイカー』。TWF世界タッグ王座を巡るスーパーテラーズ(以下、STと略)と正規軍との争いから、この大会含む3大会で3番勝負が行われ、先に2勝したチームが勝利する、という仕組み。王者はブラディー&ファング、挑戦者は坂井&武藤、この日まずその第1戦。
 そして唐突にステージに歌手登場。いきなり朗々と歌い上げる。ルックスはそうでもないが歌は上手い。その時には何の紹介もなく誰やらわからなかったのだが、「airnico」というユニットのボーカルで土屋史江さんというそうな。
 そんなオープニングがあって試合開始。

1.松尾永遠デビュー戦〜試練のチャレンジ2連戦 各10分1本勝負
○西千明(体固め7:12)×松尾永遠(はるか)、○亜利弥`(小包固め2:40)×松尾
 1戦目の西戦。ハリ手の応酬から、いきなりドロップキックを連打連打。5発ぐらい?なかなかやるねー。首投げやボディシザースといった基本技で反撃されるも、今度はエルボーの応酬からまたまたドロップキック連打。元気だしかわいいです、松尾。結局西にはロープ間往復フットスタンプから押さえ込まれ、2戦目は既に息が上がっていて、きびしいドロップキック、大きな投げ技から短時間で丸め込まれてしまいました。ちなみに私は亜利弥`=元小山亜矢のファイトを見るのははじめて。予想通り、「う〜〜〜〜アリャ!」の声援が送られていた(元ネタはアジャ)。

 しかしこの第1試合から声援がすごい。松尾の反撃一打一打に「オーイ!オーイ!」と掛け声がかかる。うーんこれが噂に聞くJd’のサ●ラさんたちか。典型的な人が私のすぐ隣に。さほど各選手のことを知らないようなのに、熱烈に大声援、スーパーテラーズにブーイング。選手退場時に駆け寄り体に触りたがる(これはサ●ラさんの特性というわけではなかろうが)。2月の後楽園大会を見たときには、マジメに正規軍の姿勢を批判したりID4の方針を支持したり、引退のかかった阿部ちゃんを祈るように応援したり、そんなファンばかりだったように見受けていたので、あまりの違いにちょっとビックリ。鼻白む思いもあったが、同じ日昼のJWPのマジメでおとなしいファンを見た後なので、すこしうらやましい気もした。単純に場内が盛り上がっている方が楽しいしね、選手もそれがどんな質のものであれ声援は多い方がいいだろうし。
 ただ、サ●ラさんたちのいない興行も見てみたいな。BSの中継の入ってない会場か。道場マッチなんてどうだろう。

2.アストレス第1期生、初のタッグマッチ
○大森彩乃、賀川照子(ジャックナイフ7:09)柏田千秋、×古田圭子
 先日、女子大生の古田が合格、やっと4人揃ったアクトレスだけによるタッグマッチ。デビューの早かった大森を除いては、各アストレスともタッグ初体験だと思います。
 お嬢様っぽい大森が純白のドレス風のコスチューム、ワイルドな風貌の賀川はアニマルプリント柄、大型でアスリートらしい柏田はジーンズのホットパンツにノースリーブのシャツを着用したまま闘い、小柄な古田は従来の女子プロらしいヒラヒラの水着。ちょっとベタな気もするがそれぞれのキャラを生かしていて良いと思う。
 大きい柏田が小さい古田を肩車して入場、後、試合内容はHAWAIIさんが書かれているとおり、練習の成果をなんとか滞りなく披露したという感じ。賀川が相手を捕獲して自コーナーへ、アニメ声で「かわって〜」「つかまえたよ〜」と言ったのが可笑しかった。
 運動能力の高い柏田、他もみな個性的、とにかく素材は良いと思うので、吉本は活用して欲しい。

3.藪下めぐみ、阿部幸江、○KAZUKI(ジャガー式岩石落とし固め11:37)救世忍者乱丸、おばっち飯塚、×山本千歳
 HAWAIIさん同様ぼくもST入りして後の阿部を見るのははじめて。やはり同様に、巨大な茶筅のような凶器に失笑。よくあんなの考えつくよな… ファイトスタイル的には、けっこうヒールに融けこんでいたように感じた。5年間のキャリアでも伊達ではなかったということか。
 藪下のコスチューム、猪豚さんがご覧になったのと同じものかどうか定かでないが(ジーンズのホットパンツ+絞り染め系?ワンショルダーのシャツ)、さほどアレだとも感じなかった。それより、第1試合の松尾と、この試合の山本のコスチュームのほうがそそられました。この種の問題に関しては好みの差異が大きいからな。山本、昼のJWPでも着ていたいつもの黄色系の水着ではなく、水色系を着用。あまりJd’に詳しくないので、この時点では「新コスチュームかな」と思っていたのですが… 試合では、敵軍に捕まりどおしではあったが、昼間の、どこか手探りっぽかった動きとは違ってイキイキとしていた。
 他にはおばっちが、ロープ拝み渡り→大根で殴打、以外のネタを控えてシリアスに戦っていたのが印象に残った。KAZUKIが山本をの足を畳み持って抱えあげ、左右藪下と阿部のエルボーのサポートを得てからバックドロップホールドでフィニッシュ。
 決着後KAZUKIのマイクで、山本がなぜいつもの水着を着ていなかったかわかるという仕組み。山本と同期、現在ST雑用係の丸山が控え室から盗んだらしい(この試合で着ていたのは、坂井の昔のやつらしい)。正規軍側、特に乱丸が怒り心頭、関西弁丸出しで怒りのマイクアピール。山本は号泣。しかし、正規軍への声援、「乱丸」コールやら「山本」コールが凄すぎる(笑)。
 勝てば水着が戻ってくるらしいが、どうなりますことか。

 4.○矢樹広弓(裏アキレス13:05)×ドレイク森松
 森松、一部ファンからの大声援「モッキー!」どうやら先のサ●ラさんたちとも違う層のよう。
 このところ矢樹の試合に厳しい感想を持っていた私ですが、ラフファイトに捕まって押され、少ないチャンスから鮮やかな飛びつき式の関節技で反撃、という典型的なヒールvsベビーの展開になると、やっぱり個性が際立って良いですね。いいレスラーです。

5.TWF世界タッグ選手権3番勝負その第壱番 ノールールフリーウェポンエニウェアフォールデスマッチ 
ザ・ブラディー、○ファング鈴木(体固め32:55)坂井澄江、武藤裕代
 冒頭に書いたとおり、この試合含めあと別会場で行われる計3試合のうち、2つ先勝したチームが最終的な勝利者となる。試合毎のルールは、前の試合の勝者が決めていくらしい。ST軍はラダー、黒塗りのガービッジ・カン、椅子などを大量にセコンドに持たせて入場。
 開始直後、2Fバルコニーが戦場に。坂井、ロープを巻きつけられたまま2階から突き落とされる!!しばらく宙吊り、セコンドは「(下の)椅子をどけろ!」「マット持ってきて!」と大慌て。
 ずっと目がそっちに釘付けになっていたがその間、リング下BSの放送席横では、武藤がブラディーに机からのフットスタンプ、セントーン、机の角度を利用したブラディーEXで痛めつけられている。ようやく救出された坂井が戻ってきてカット。
 リングでも激しいやり取りがあるがすぐに場外へ。こんどは東側(ぼくの座ってたすぐ横)、STがラダ立て掛け何かを狙うも坂井が逆用、さらにディファの壁の梯子に登ってフライングボディアタック、つづいてSTセコンドが準備した椅子盛りの上で攻防、坂井卍、ウラカンラナ。
 リングに戻るが、再々度場外、会場をぐるっと回ってステージへ。またまたラダーを利用しようとしたST軍が逆用され、チョップや抱えあげての投げ捨てで反撃する武藤。坂井はスープレックスを空中後転で躱しまくる。
 花道でスープレックスを打ち合う坂井とブラディー。
 リング上で坂井が手錠をかけられる!もう一端はトップロープ。一人場外で奮戦する武藤、力強い。
 坂井、四方のコーナーマットの金具の紐を解き、ロープごと手錠を外そうとする!場外2人がかりで武藤を攻めているST軍だが、ときどきブラディーが戻ってきて坂井の意図を妨害。やっとのことで全部ロープを外しても、今度はそのロープを全身に巻きつけられた上でのブラディーEXを喰らってしまう。
 ロープに絡まって坂井が助けに行けない間、北側ステージ上で捕まっている武藤、大技返しまくる!連係、机に寝かされラダーからのセントーン!返す、椅子盛りへのファングの高いバックドロップ3連打!返す、しかし最後、大外刈りからFJボム(ノド輪でいったん肩の上に担ぎ上げてからのボム)は返せず… ST勝利の瞬間流れる『ハートブレイカー』カッコいいな… 
 STが緒戦をものに。直後、自称コミッショナーの阿部およびファングから第2戦のルールが発表される。「通常ルール!…ただし、レフェリー阿部。」その瞬間、場内期待の笑いが起こる(サ●ラさんたちはブーイングとかでいろいろ大変)。

 こういった形式をよく研究しているであろうST軍はもちろん、相手の坂井・武藤も良かった。2階から宙吊りおよびそこからの脱出、手錠かけられてロープごと外すの2場面にはビックリ。
 ただ、こういう試合をうまく流れを断ち切らぬよう組み立てていくのが難しいことはわかるが、若干の瑕瑾があった。まず、なぜか阿部ちゃんがロープ外しを手伝っていたこと。もう1つは、救出に行けず坂井を苦しめていたロープの重みが、片付けのとき意外とそれほどでもなさそうに映ってしまったこと。特に前者は、阿部が坂井を助けようとしている→再々裏切り・正規軍復帰?というあらぬ期待が膨らんでしまったので…

 全体を通しては、懸命な新人の姿あり、美少女プロレスあり、山本イジメあり、好試合あり、ハチャメチャなメインありで面白かった。新戦力がなにげにぞくぞくと増えているのもJd’の魅力だと思います。




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