NOAH旗揚げ以来最高?の後楽園大会
■団体:NOAH
■日時:2001年4月26日
■会場:後楽園ホール
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 席の近くには秋山の専修大学の後輩・武双山、その同期土佐の海が。永源に力皇が挨拶にきてました。たしか力皇とこの2人も仲がいいはず。デビュー戦を見に来てなかったっけ?
 他に、すぐ後ろにはおそらく丸藤選手の関係と思われる方々が。
 会場は超満員。

1.○マット・マーフィー(9分42秒 羽根折り固め)×パスファインダー
 ハーリー・レイスの弟子マーフィーと、メキシコAAAパスファインダー、ともに今シリーズ開催のGHCジュニア王座決定トーナメントに既に敗退しているもの同士の第1試合。青に金の縁取りのコスチュームのマーフィーになぜか人気があり、同じ2色の紙テープが大量に飛ぶ。
 内容はよく覚えてないんだが、パスファインダーは去年のAAAツアーで見たときの方が良かった気がした。

2.○橋誠、青柳政司(12分58秒 片エビ固め)×ジョーディ・フランツ、BJ・ホイットマー 
サンフランシスコのAPWという団体から来たというフランツ、線は細いけどなかなか。リング対角線助走してのトペ(ノータッチとまではいかなかったが)、ポンとコーナー2段目に跳び乗り→体を捻ってトップへ→間髪入れずミサイルキック、ロープ間往復してとんとーんとコーナーに駆け上り雪崩式フランケン、など。体で覚えたというより頭の中で考えていた動き、って感じで、すこしぎこちない気もしたけど。
 これらの空中弾をしっかり受け止め続けた橋、最後にブリティッシュフォール(ジョニー・スミスの得意技、相手の体を抱えあげてから落とすリバースDDT)から急降下頭突きで逆転勝ち。受けの面で橋は成長していると思った。
 青柳館長も慣れてきたようで、受けも攻めもこなれてきている感じがした。熱戦でした。

3.×百田光雄、ラッシャー木村(10分51秒 ジャックナイフ固め)○菊地毅、永源遥 
菊地が面白かった!永源の前振りで超低空ジャイアントスイング。何発も何発もエルボー打って、百田に1発ハリ手返されただけで吹っ飛んで動けない。アウアウ叫んで変な顔し続ける。でも喋らない。試合後、ラッシャーにマイク渡すときも、途中でラッシャーの肩を物言いたげに叩くときも、喋らない。
 全日末期、悪役商会でばかり試合をしていた頃の菊地を僕はあまり見ていないので、新鮮だったのかな。4人タッグで、1人1人のキャラがより際立っていたこともあるのか、リングサイドで見られて表情やなにかがよく伝わってきたからか。
 永源のチョップ、相変わらず良い音がした。

4.GHCジュニアヘビー級トーナメント2回戦
×浅子覚(11分04秒 片エビ固め)○フベントゥ・ゲレーラ
フービー、入場時頭から水かぶって激しくバンキング水滴散らす散らす。叫ぶ「イッフュースメ〜〜ラララ… なんちゃらかんちゃらクッキ
ン!!」パクリやんけ… 自コーナーの鉄柱にブロマイドを貼り付ける。見えなかったが、勝利後には歓喜のキスを写真にしていた。
 試合でだしからフービー中指立てて挑発しまくり、浅子やり返してからノーフィアーポーズで仕返し。
 はじめからバタバタし過ぎたのか両者とも早くから息が上がる。大技の応酬、やや雑な展開ではあるが、浅子の気合、感情表現がはじけている、表情が良い。先に書いたように僕は、気を入れてみるようになってから新しいので、こんな浅子を見るのは初めて。僕の見た中では浅子のベストマッチ。
 フービー、肘サポーターを投げ捨てロープ間往復してのピープルズエルボーまで見せる。意味がいまいちわからない…
 浅子もブリティッシュフォールみたいな形からのSDA(スペシャルドライバー・アサコ)を見せたりしたが、敵の類似の技(どっちもみちのくドライバーみたいなもんだが)フービードライバーに沈んだ。
 フービーは、どちらかと言えば“雰囲気美人”ですね。

5.○泉田純、田上明(12分12秒 片エビ固め)×川畑輝鎮、本田多聞 
2月の後楽園大会で、このメンバーのうち川畑が雅央に替わっただけの試合を見ている。で、同じような感じ。替わった川畑が特別目立つわけでもなく。
 多聞、出番を終え控えに戻るたび膝を気にしてセコンドの橋に矯正(?)してもらっている。そうとう悪いみたいだ。
 フィニッシュは、泉田のすんごい頭突きを川畑よく返したがこれまたすんごいラリアットで。

6.○佐野巧真(15分36秒 猛虎原爆固め)×スコーピオ
新日でそのレスラー人生の初期を過ごしたもの同士の対戦。だからというわけではなかろうが、きっちりした腕や首の取り合いからスタート。
 スコーピオのコーナーへの突進を佐野トンボ切って躱しソバット、そこから試合が動く。
 きれいな伸身トペ、ミサイルキック、グラウンドでは吊り天井、足4の字。こうしてみるといつも同じ技ばかりだが、メリハリがあるのか安心して魅せられる(変な日本語だな…)。相手のスコーピオも、対峙するだけでそれなりのムードを醸し出すことのできるレスラー。スプラッシュなどで反撃するスポットもあったが、最後は順当に佐野の勝ち。

7.×杉浦貴、大森隆男(15分26秒 体固め)力皇猛、○森嶋猛
 序盤、大森と森嶋の顔合わせでビッグブーツのラリーが、大森と力皇とでハリ手・エルボーのラリーが。W猛、一歩も引かず。
 2月、4月の後楽園大会で杉浦は、いずれも丸藤と組み、2月はノーフィアーと、4月はこの日の相手でもあるW猛と対戦した。いずれの試合でも前半は捕まり、いたぶられ、後半爆発して歓声を浴びている。この日はちょっと違っていて、前半はパートナーの大森が奮戦、杉浦は温存され、後半出てきて大暴れ。リング対角線走ってスピア、中年's リフト(俵返し)、さらに持ち上げてカナディアンバックブリーカー。
 終盤には連係から集中打を浴び、バックドロップ+ノド輪、アメイズインパクト(裏チョークスラム=フェースバスター、森嶋の技)、ラリアット、ここまではよく返したが、最後の森嶋の落差の大きいバックドロップは返せず。
 でもやっぱり、この日もおいしいところを持っていったのは杉浦であった。

8.丸藤正道、○池田大輔、小川良成、三沢光晴(21分10秒 体固め)金丸義信、×志賀賢太郎、斎藤彰俊、秋山準
 セミまで、タッグマッチでも選手各々1人ずつの曲で入場していたのが、さすがに8人タッグでは両チームそれぞれ三沢と秋山の曲でいちどきに入場。秋山軍は客席後方から。
 ジュニア王座決定戦、このまま勝ち進めば当たる金丸と丸藤、互いに意識しあっており、序盤はこの2人の出番が多い。
 4人がかりのストンピングに遭いそうになった丸藤をWAVE軍が総出で救出に出たり、同様の目に遭った金丸を助けられずに秋山が謝ったり。クイックタッチで順番にWAVE軍はヘッドロックで攻め、秋山軍はボディスラム1発ずつの連係ですかさずカバーにいったり。激しい中にも楽しい場面が見られる。
 連係は秋山軍の方が若干上手だったか。丸藤を長く捕らえる時間帯あり。WAVEも三沢−小川お得意のハンマースロー→カニ挟み→エルボードロップの連係に大ちゃんが加わってギロチン落とす。
 両軍大将三沢と秋山、お互いを相手にタイガードライバーとエクスプロイダーを1発ずつ放ったぐらいで、さほど前面に出てこず。
 あと熱かったのが池田と志賀の絡み。大ちゃんのイナズマを躱して志賀、逆イナズマ!さらになんと志賀がラリアット!力強い一撃、大ちゃん吹っ飛ぶ!
 しかしスイング式DDT(もう使うな!)を受け止められデスバレー、これは返したが続く大ちゃんボンバー(ラリアット)で憤死。
 決着後、金丸と丸藤また小競り合い。
 この試合贅沢感あり、8人タッグが良い方に出たと思う。

 橋が頑張り見せた第2試合、ファミ悪 でも笑え、浅子ベストマッチ、後ろの3つもそれぞれ好試合・熱戦で、「NOAH旗揚げ以来の後楽園大会では最高の出来」といろいろなところで評価されているのも頷ける(もっと良くなると思うけどね)。4/26のOne Night Navigation も良かったんだけど、あの日の一番のポイントだった田上の大暴れは試合終了後だったからな。
 お気づきかもしれませんが、この日はデビュー7年(志賀)以下の若手が、橋を除いて全員、セミとメインに出場しています。NOAHならでは、狙いがあるのかたまたまなのか。どちらにしても、外国人登用の道も開け、人材豊富(これに小橋と高山が帰ってくる)、興行の全容としてのバランス・充実は今後も増していくであろうと思います。ひとり前座に出場、以降ずっと練習生とともにセコンドを務めていた橋も頑張ってほしい。




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