現在の新日本の形。
■団体:新日本
■日時:2001年6月6日
■会場:日本武道館
■書き手:ほいほい@爆発 (ex:爆発!場外乱闘王

晴れていたら自転車で行こうと思ってたのに…。行く途中でとうふパン買おうと思ってたのに…。
しょうがない…それは金曜の全日本武道館の時にするか…。
ダフ屋の皆さん口々に余った券買うよぉ〜。ほぅ。こりゃけっこう売れてるのかな?と思っていざ入場してみると…。
かなりガラガラ(笑)平日の6時開始なんて…客足鈍くて当然だよなぁ〜。
何て思っていたら、メイン前にはほぼ満員。何だかんだ前評判は悪くてもお客は入るんだなぁ〜。
これがメジャーのメジャーたる所以なのかな。



第1試合 柴田勝頼&真壁伸也vs棚橋弘至&鈴木健三

北側に設けられた入場ゲート&花道が良く映える。健三&棚橋が堂々と入場するのに対して、
柴田&真壁は走ってリングイン。一昔前の若手なんてみんな入場曲の意味合いもなく猛然とダッシュしてたもんだ。
健三&棚橋の身体持て余しコンビに比べると柴田、真壁のテンポの良い事。
柴田の「もしかしてカシンよりうまいんじゃないの?エルボースマッシュ」やバク宙キックなどで個性をアピール。
健三、棚橋は受けに回るだけで…目立つ事はなく…健三が真壁のロコモーションジャーマンでピン負け。
う〜む。健三はこのままでは身体と口と態度がデカイだけと言われるようになる可能性も…。
逆に真壁、柴田はシャキシャキしてていいよなぁ…このままで通用するのも後二年だと思いますけど…。

○真壁(8分14秒 原爆固め)×健三



第2試合 エル・サムライvs渕正信

ゴング開始直後に渕のバックドロップが炸裂。カウント、ワン、ツー。オー(場内)
次の瞬間サムライがリバースDDT。(かなりモタモタ)カウント、ワン……(で返す渕)クスクス(場内笑い声)
その後、身体にしまりのない両者のネバネバとしたグラウンドが展開される。どうにもスイングせず…。
サムライのダイビングヘッド自爆から渕のバックドロップ7連発でピン。
両者の身体同様…しまりのない内容で…。

○渕(6分32秒 片エビ固め※バックドロップ)×サムライ



第3試合 田中稔vs垣原賢人

垣原UWFのテーマで入場も音割れでうまく場内に流れず。
UWFを愛する気持ちは解らないでもないけど…垣原はUはUでもUインター色の方が強いんだよなぁ。
長井は勿論…リングス色なんだけど。だから、この二人がUWFのテーマを使うのに違和感を感じてしまう。
序盤からプロレス的グラウンドム〜ブ。もちょっとUWF色を出しても面白かったんじゃないかな?と思うけど。
キビキビした動きに場内も沸く。田中はあまりそういう事を意識しなかったのか?いつも通りの動き。
クルッと回ってからのヒザ十字やらジャーマンやら。
いつもならどこかぎこちない部分が見え隠れする垣原だが、相手次第では良い試合も出来る。
しかしながら、自らロープに飛ぶ垣原には、ぎこちなさを感じられずにはいられなかったけど…。
両者の闘いと思惑がスイングしたこの試合は、コブラクラッチ状態から相手を回しての大外刈り。
NEWカッキーカッターで垣原が現IWGPジュニアヘビーチャンプから満足度の高いピンフォール勝ち。
試合後、垣原が解説のやまちゃんのとこに行って握手するのを見た時…ちょっと嬉しかったなぁ。
邪道、外道に成瀬に垣原。これからジュニア戦線が色んな意味で面白くなりそうな予感。

○垣原(6分21秒 片エビ固め※カッキーカッター)×田中



第4試合 飯塚高史vs長井満也

ありゃりゃ…。
ニュートラルコーナーでの蹴りが飯塚にマヂで入っちゃったよ…。
あ〜もうのびてるし…(マヂノビ)
もうこんな状態なのにまた飯塚を起こして蹴り入れてるし…。
あ〜しかも長井勝っちゃったし…。い、いいのかなぁ〜?

○長井(8分00秒 レフェリーストップ)×飯塚



第5試合 中西学vsマイク・バートン

大型選手同士の逆水平の撃ち合いって久々に見た気がする。
んまぁ…逆水平では天龍の右に出る選手はいないと思うけど。
大味な選手の大味な試合展開。バートンがゴールデンレフトを出せば、中西はそんな状態から入るの?アルゼンチン。
中西はスピアーからリズムを掴むと、ジャンピングニーにラリアット。
2発目のラリアットはバートン、横回転のバンプ。デカイのに…ホントに器用な事するな。バートン。
ゴールデンレフトをかわした中西はヘッドロック。グイグイと絞り上げる。
バートンがそのままバックドロップにいこうとするが中西なんとか耐える(笑)
フツーのヘッドロック状態から顔のマットに叩き付け、中西のピンフォール勝ち。
大型選手が闘うと…映える事は映えるんだけど…何だかいまいち物足りない。のは、テクニック不足?

○中西(4分42秒 片エビ固め※ブルドッキングヘッドロック)×バートン



第6試合 小島聡vs川田利明

けっこう面白くなるんじゃないかなぁ〜?という期待はあった。アップセットはないと思ってたけど(笑)
小島の花道からリング内へのノータッチトペコンやドラスク⇒4の字という武藤パターンで主導権を握る。
しかしまだ川田がこの辺の選手に負けるとは思えない(笑)ラリアット、ジャンピングハイキック、ストレッチプラムなどで
反撃に出る。技と技技との応酬がしっかりと噛み合っている。しかも小島はラリアットを温存。
決め技はここ1番の時まで温存するのが吉かな。その方が一発の重み価値が出てくる。
武藤の乱発ドラスク⇒4の字っていうのは…私的には論外なんだよなぁ(笑)
コジコジカッターとラリアットで形勢逆転を計るも川田はまだまだ死なず。
ラリアット、ジャンピングハイキック、パワーボム、ハイキックのハイスパート攻勢で川田がピン。
小島の成長と川田のしぶとさが目立った一戦だった。

○川田(15分16秒 片エビ固め※ジャンピングハイキック)×小島



第7試合 蝶野正洋&天山広吉&AKIRAvs獣神サンダーライガー&太陽ケア&新崎人生

入場時から蝶野はライガーを意識。ゴング前に奇襲攻撃。が、寄せ集め軍もライガーを筆頭にペースを掴ませない。
天山をコバカにするようなライガー、ケアのモンゴリアンで場内の笑いを誘う。
中でもAKIRAの動きが抜群に良い。リープフロッグでの跳躍力やドロップキックを放ったあとのブレイクダンスような立ちあがり。
野上だった頃の面影は今や皆無。心底プロレスを楽しんでいるという感じがする。
終盤、6人が入り乱れる。リング上には人生とAKIRA。この二人のコントラストともなかなか面白い。
人生がAKIRAに輪廻を決めるとすかさず極楽固めという必殺フルコース。
人生が極楽を絞り上げるとたまらずギブアップ。ただの寄せ集め軍BATTが勝ちをおさめる結果となった。
それにしてもまだ新日本は蝶野と武藤の軍団抗争が面白いと思ってるのかな?

○人生(16分51秒 極楽固め)×AKIRA



第8試合 武藤敬司vs X

場内にTWO HEARTSが流れる。う〜む。Xは馳か…。武藤vs馳、一昔前ならメイン級のカードだったのにな。
この二人が闘うという事は、プロレスLOVEとは何なのかを見せ付ける為。だと思われたが…。
意外にも空回りする結果に。20分以上ものグラウンドム〜ブ。時折見せるロープワークで試合の展開を計っているのか?
しかしまだず〜っとグラウンドの展開。プロレス的グラウンドのム〜ブは好きなのだが…。
この試合はあまりにも武藤が動けなさ過ぎた。ヒザの悪さを覆う為なのかはわからないけど、見るからに重そうな上半身。
ついていくのに精一杯という感は否めなかった。これは素晴らしい攻防だったのか?
それは否。もっと激しく長時間に渡るグラウンドの試合はあったが、今日の両者のようなダラダラとした展開ではなかった。
動けない事によりテンポ、リズムが悪いので客を乗せられない。これでは完璧に独り善がりみたいなもの。
馳が途中スープレックスなどで打開しようとするが武藤が拒絶。
う〜ん…プロレスっていうのは元々老若男女誰でもが楽しめるものじゃなかったのかな?
この試合が素晴らしく、この試合こそが本来のプロレスなんだ。と言ってしまったらプロレスというのは、
受け入れられる範囲の狭いものになってしまう。ゴング金沢みたいにこれを素晴らしいって言ってしまう事は、
プロレス界全体の底を下げてしまうような感じがしちゃうんだけどなぁ…。

○武藤(39分08秒 体固め※シャイニングウィザード)×馳


第9試合 藤田和之vs永田裕志

永田は健三を従えて入場。その後ろに一緒に入ってきたのは秋山。花道でガッチリと握手。セコンドにはつかず本部席へ。
藤田は謙吾を従えて入場。健三と謙吾のライバル関係を使ったがいまいち…(笑)
お客はこの試合を見に来た!と言わんばかりの大歓声。しかも藤田はヒール扱い。
試合序盤、大ベビーとなった永田が蹴りなどで藤田を攻めたてる。
ロープにふられまいと堪える藤田に浴びせ蹴り。この辺のテクニックは永田ならではなのか。
しかしながら、藤田のセルがいまいちなので十分には伝わって来ない。
藤田が肩固め、4点でのヒザ攻撃を見せると今までの場内の歓声が悲鳴に似たものに変わってくる。
PRIDEでの効果をうまくプロレスへと還元出来ているという事でしょうね。
猪木の目指しているプロレスっていうのはこういう格闘技っぽいプロレスなのかな。
最後はグラウンドでのヒザ蹴りでレフェリーストップ。思ってたよりは面白かった。
でも、本物の格闘技がすぐに見られる今…こういう試合はどうなんでしょう?
大阪ドームでの藤田vsノートン、橋本vs健介がノールール(笑)と謳った為に、VTとのアホらしい比較対象になってしまった。
プロレスにはプロレスの良さがあり、格闘技には格闘技の良さがある。猪木はそれを融合させようとしているのかもしれないが…。

○藤田(10分57秒 レフェリーストップ)×永田




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ