5/13パンクラス後楽園ホール大会観戦記!
■団体:パンクラス
■日時:2001年5月13日
■会場:後楽園ホール
■書き手:雅 (ex:格闘技の部屋

昼の興行はいいね。移動も楽だし終わってからもブラブラできるから。
渋谷の相手がティム・レイシックからデニス・ケインに変更となりテンションの落ちたファンも多かっただろう。ま、そんなのはどーでもよくなってしまう興行だったのだ。
12時開始の予定を遅らせることなくスタート。開場はほぼ満員。立ち見も結構いたなあ。このカードでこれだけ埋まるんだから凄いよね。ファンの期待が窺える。

最初はアブダビで優勝した菊田選手からファンへの報告。世界一を連呼し本当に嬉しそうだ。リングを降りる前にTシャツを何枚か客席に投げ込むサービス。その後はUFC32に参戦が決定した近藤選手から挨拶。喋りは相変わらずだ(笑)もうチョット練習しようぜ。

<第1試合キャッチレスリング5分1R>
○伊藤崇文(判定3−0)佐々木恭介×
(パンクラス横浜)  (U−FILE)
佐々木選手はプロデビューか?見るからに練習生丸出しの風貌とナチュラルボディーが伊藤の楽勝を予感させたが、なかなかの動き。
佐々木選手は開始早々に飛びつき三角?十字?を狙うも失敗、そのまま下になるが簡単にはパスさせない。
後半になるとスタミナが切れたのか伊藤が本気を出したのかマウントを奪われたりサイドから腕を狙われたりと防戦一方。
結局最後まで攻め続けた伊藤が判定で勝利。

そろそろ名のある強豪を呼んでもらって対戦してもいいんじゃない?勝てるかどーかは別として。

<第2試合ライトヘビー級5分3R>
○渡辺大介(3R判定3−0)石川英司×
(パンクラス横浜)  (パンクラスグラバカ)
ネオブラッドの再戦、前回は渡辺の延長判定勝利。
開始から石川はリスクのあるスタンドの打撃には手を出さず距離を詰めて差してコーナーに押し込むという戦法。
お互い差し合いの状態からテイクダウンを狙う攻防は何度か見られたが、両者倒れる事を頑なに拒否し続けた為に膠着。観客から結構野次が飛ぶ。
途中、石川のコーナーでの膝が金的に入りイエローカード。これが唯一の有効打(渡辺にとってのだが)
スタンドではやや押し気味の渡辺だったが決定打が無く、大きな展開が見られないまま判定へ。

終始コーナーでの膠着だった。実力が拮抗していると仕方ないんだけどね。グラウンドの攻防も見たかった。

<第3試合キャッチレスリング5分1R>
○鈴木みのる(2分46秒、アキレス)矢内純一×
(パンクラス横浜)       (SAW総本部)
タオルを被ってリングインの鈴木。タオルを取ると金髪だ!場内チョットざわざわ。
開始から組み合い足をバシバシとキックのように払う両者。
ラウンド中盤、タックルでTDを奪った鈴木がアキレスを逆エビ風にねじ上げてタップを奪い試合終了。

久しぶりの1本勝ちに絶叫でファンにアピール!ファンも対戦相手のレベルは横に置いておいて大熱狂!
最後に「今日、僕の友人の山田学が引退します。彼は派手なのが好きなので、大・山田コールで迎えてください」とマイク。

<第4試合無差別級5分3R>
○渋谷修身(3R3分45秒、バックからのチョーク)デニス・ケイン×
(パンクラス横浜)               (カナダ)
ティム・レイシックから対戦相手が変更された試合。相手のケインは鈴木を破壊し、山宮を追い詰めたなかなかの選手。
渋谷はUFC推薦してもらう為にも内容のある勝利が必要だ。
開始からキレの良い打撃を出すケイン。渋谷は無理に手を出さず、相手の大ぶりのフックに合わせてタックルを狙う。1,2Rは押して押されて
チョットだけ渋谷有利といった感じ。
3Rに入ると徐々に実力の差が見え始める。渋谷はTDを奪い、マウントを奪うと上からパンチの連打。ブリッジなどでバランスを崩して脱出を図るケインを見事にコントロール。そのまま肩固め→マウントパンチ→うつ伏せにさせチョークと基本コース。結構耐えたケインだが最後は天井見上げてタップアウト。

序盤、打撃でヒヤヒヤした場面もあったが自分のスタイルを崩さずに見事勝利。サラサラヘアーは爽やかで良いが試合に邪魔だったらもう少し固めた方がいいぞ!

<セミファイナルミドル級5分2R>
○ネイサン・マーコート(1R1分45秒、下からの腕十字)小島正也×
(コロラド・スターズ)                 (和術慧舟會関東本部)
以前に美濃輪との対戦で参戦経験のある小島。
結構あっさりTDさせてもらった小島だが、マーコートの両足がするする上に上がってきて十字であっさり。

マーコート、どんどん強くなってます。あとはチャンプとしての貫禄か?

<メインイベントライトヘビー級5分3R>
○美濃輪育久(3R25秒、リバースアンクル)佐々木有生×
(パンクラス横浜)            (パンクラスグラバカ)
アマでの対戦経験のある両者。その時は佐々木が判定で美濃輪に勝っているそうな。
開始からキレの良いパンチを繰り出す佐々木。美濃輪はチョット固いかな。
TDを奪ったのは美濃輪だが、佐々木の下からの攻めに押され気味。すると何を思ったか、インサイドから下の佐々木を持ち上げ、助走をつけてコーナーに叩きつける!業界初の荒業に場内爆発!コーナーに押し込んだままパンチを連打!終了間際、ポジション奪われ上から殴られる美濃輪だが残り時間少なく決定打を許さなかった。
2Rに入ると佐々木の技術が光りだす。美濃輪のタックルをがぶってバックに素早く回り首を狙ったり腕を狙ったり。しかしこのピンチを何とか逃れた美濃輪はまたも荒業で会場を沸かす!インサイドガードの状態から佐々木の腰に手を回しクラッチ。そのまま力任せに佐々木を持ち上げてマットに叩きつける!ラウンド終盤間近、足関の取り合いになるがタイムアップ。
3R、あんだけ持ち上げたり叩きつけたりしてスタミナは残ってるかな?と思ったが、結構疲れていたみたい。不用意なタックルに行く美濃輪をあっさりと切る佐々木。2R同様に素早くバックに回りチョークを狙うが、バックを取られた美濃輪は前転しながら佐々木の足を捕らえる!しばらく耐えた佐々木だったが限界点を超えたところでタップ!

場内は割れんばかりの大歓声!リングの4方のファンに向かって「オイッ!オイッ!」と新日の中西ばりにファンの声援を煽って両手を高々と上げ叫ぶ!
正直、今回こそは光を消されて消化不良で終わるんじゃないかと思っていたんだけど、そんな心配を見事に払拭してくれた!
会場で飛んだ「佐々木落ち着け〜」「美濃輪落ち着くな〜」というファンの声援があったが、まさにその通り。落ち着いた美濃輪なんて見たくない。自分の理想とするプロレスラー像に向かって突っ走れ!

そして最後は山田学選手の引退エキシビジョンマッチ。相手はかつて修斗のリングで共に戦った戦友、奇人朝日。
パンクラスの会場に篠原涼子の曲が流れる(笑)知らない人もいるんだろうね。キョトンとしている人が結構見られた。
流れるような当り障りの無いスパーを終えると来賓がリングに上がり山田選手を労う。現在も修斗を支える大物ばっかしだ。
その後、小学校4年生から糖尿病を患い、病気と闘いながらの格闘人生だったと衝撃の告白。以下アドレス参照。
http://www.so-net.ne.jp/pancrase/enter/movie/051301.ram
10カウントのゴングの後に、選手達から胴上げされる山田選手。本当にお疲れ様でした。

選手達の熱い試合が会場のファンを感動のラストへと導いてくれた!自分の見てきたパンクラスの中では最高の興行だった!!
先日のネオブラもそうだが、だんだんパンクラスという団体の垣根が無くなってきた感じ(元々あったかどーかは分からんけど)
様々なジムから選手をリングに上げ、現役シューターまでリングに上げたパンクラス。行き着くところまで行っちゃってくれ!
そーいえば、スネークピットの宮戸とビル・ロビンソンが来ていたなあ。何しに来たんだろ?





本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ