ついに爆発JWP、というか春山!
■団体:JWP
■日時:2001年4月28日
■会場:ディファ有明
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 いや〜面白かったです。ただ、ちょっと文章で再現する自信がないので、お伝えできるかわかりませんが…
 観客 300 人ぐらい。

第1試合 ○チャパリータASARI(フリー)(4分52秒、サルト)×米山香織
 最近、対戦した井上貴子に、HP上でも激賞されたり、なにかと評判のいい米山。しかし「大技より小技を大切にした方がいい」という意見もどこかのBBSに出ていたり。
 ぼく自身は、米山、エルボー、ドロップキック、ダイビングボディアタック、ムーンサルト、Wリストアームサルトぐらいで、ムーンサルト以外は基礎技の範疇内で、むしろ少ない技を大事に使ってるという印象でした。
 が、今日は、試合が単調に感じられてつまらなかった。その原因が次の試合(冴−天野)を見ていてわかったと思いました。
 米山の場合、「大技に頼りすぎ」なんじゃなくて、「小技が無い」。ヘッドロックとか首4の字とか、女子に多い技で言えばヘアー投げとかキャメルクラッチとかダブルレッグロックとか(体格的にふさわしくない技もあるでしょうが)。
 小技がなくて、使う技が限られているので、間がとれず、やられる→頑張る、耐える→爆発する、はじける→やられる、ねばる という繰り返しが、「ねばる」と「はじける」の落差が大きい時は面白いんだけど、今日みたいにわりとアッサリ負けちゃう時には単調にしか感じられないような。
 ただ、とくに女子の場合、男子とはやや違って、小技や間にあまり頼らないまま大成する人もままいるような気もするので、米山も自分にあったスタイルを模索していけばいいと思うんですが。
 フィニッシュは、相手脇の下に頭を入れての反り投げ(ノーザンライトSPXのようにホールドしない)。
 日向が、この試合から第3試合まで、ニュートラルでセコンドについている。入場式での挨拶もしっかりしていたし、こうした全体を見守る姿勢、表情も明るくなった気がするし、日向は頼もしくなった。

第2試合 ○カルロス天野(フリー)(13分29秒、腕ひしぎ逆十字)×アキュート冴
 素晴らしかった!ぼくはJWPを見はじめてまだ1年ちょいですが、その間の冴のベストマッチでした。
 冴、ニュー水着、こころなしか太腿のあたりすこし肉がついたような(少しだけだけど…贔屓目かな)。天野のセコンドにハルクラ。前回大会での冴との因縁からであろう。
 天野のスタイルがよく噛み合うんですね。素早いグラウンドの動き、飛びついての腕十字の取り合い、脇固めの切り返し、ヒザ十字、取り合い切り返し合いが目まぐるしくて。
 合間、天野はフライングラリアット、冴は渾身の(いつもよりよけい力が入っているように見えた)ミサイルキック、ダイビングフット、一本背負い、過剰な大技は出ず。
 結果的に負けはしたものの、メインの6人タッグ出場に向け、期待を抱かせるのに十分な気合いの入り具合の冴でした。

第3試合 ○春山香代子(11分0秒、雪崩式パワースラムから)×和田部美穂(LLPW)
 145cm 45kg、世界最小女子レスラー和田部に、身長こそ 158cm だが体重はおそらく 80kg ぐらいありそうな春山。先日LLの九州巡業で実現したというシングルマッチの再戦、そのときは和田部が勝ったらしいのだが今回は果たして。
 花道、入場途中の春山を和田部が急襲、フライングボディアタックで飛びかかる。
 リングに入っても、飛びついて丸め込んだり突っ込んでくればレッグシザースで倒したり、でかい春山を翻弄しまくる。
 和田部がローリングクレイドルを仕掛けようとしたところで流れが変わる。いくら踏ん張って転がそうとしても「回してみろ〜〜」と言い放つ春山ピクリともせず(笑)。逆に春山がクレイドルを仕掛け、さらに「はんたい〜〜」と叫びながら逆回転へ。
 その後しばらく春山が攻める。体当たりで吹っ飛ばす、ミサイルキックで吹っ飛ばす、スノーボム(裏返しライガーボム、顔から落とす)、スパインボムなどボム系の技。
 終盤には和田部もふたたび丸め込みやレッグシザース、切り返しを多用、また卍固めを仕掛けたのにも驚いたが(やっぱり吹っ飛ばされた(笑))、最後には春山がLLの大会の雪辱を果たした。
 デブ(失礼!)とチビ、体格の好対照が大変に際立った、それを最大限に生かした、いい試合でした。
 和田部のセコンドは、人妻大畠。

第4試合 ○ザ・グレート・タケル(IWAジャパン)(10分45秒、ムーンサルトプレス)×アジアン・クーガー(フリー)
 タケルの、トップロープ立ってからのプランチャ、クーガーの高速トペコンヒーロ(トップとセカンドロープの間から)、またトップロープ越えのギロチンを、エプロンの端から首を出しているタケルに決めたのはすごかった。
 以前にもあったが、女子の興行の合間に男子のゲストの試合が1つ入ると違和感を覚える場合もあるのだが、今日は、全体の1つ1つの試合が充実していたためか、良いアクセントになった感じがした。
 フィニッシュは、タケルのスパイダージャーマン+忍者ポーズからムーンサルト。
 なおこの試合、セコンドはなんと米山だけ、場外乱闘が多かったのだが、1人で観客を誘導しまくっていた(笑)。

第5試合 PIKO(ReDRAG)、○PIKA(ReDRAG、アルシオン)(12分56秒、合体キャメルクラッチ)宮崎有妃(NEO)、×倉垣翼
 個人的に待望の、ReDRAG 双子の姉妹のJWP登場。この2人だけのタッグを見るのは始めて。
 期待通り、2人揃ってのトペスイシーダ、タイガー・フェイント(初代タイガーの、トップとセカンドロープ掴んでくるりんと回るやつ)、同時トップロープ拝み渡り出会ったところでタッチ、合体関節技(相手を背中合わせ半腰で固定、双子が各々相手の膝に乗り、お互い遠いほうの相手にサーフボードストレッチを決める)、などで湧かせてくれる。
 流石の宮崎も今日は引き立て役にならざるを得ない。コーナー上の双子2人まとめてのフランケンシュタイナー(!)を狙ったのだが股間打ち(!!)で返され、その上双子に、鼻をつまんでの「クサックサッ」ポーズまでやられてしまう。
 ただ、宮崎&倉垣組、どこがどうというのでないが、雰囲気がいいですね。同じコーナーからのムーンサルト連弾(相手がコーナーに近過ぎて当たりが浅かった、倉垣はコレがよくあるので注意)にトライ。
 対角線コーナーからの同時ムーンサルトはかわされてしまい、そこをすかさずまたまた合体関節技(うつぶせにされ、2人の足をインディアンデスロック状に固定され、動けなくされてのキャメルクラッチ)で敗れましたが、こっちのチームもまた見たいなぁ。

休憩。新JWPホールでの初試合が発表される。6/4(月)。

セミ ○井上京子(NEO)(13分33秒、ナイアガラドライバーから)×輝優優
 いきなりハードめの場外乱闘でペース握る輝、稲妻、ステップ式の延髄斬りなど各種キック、もちろんエルボー、スリーパーなど固め技、で攻めこむ。田村っぽい攻め方に感じた、ただし輝は打撃主体。京子、DDTやラリアットをときおり返すも単発になりがち。
 しかし輝、花道で「ハイ垂直!」と予告したブレーンバスターをDDTに返されたのが痛かった。その後、リング内で何度も挑戦してなんとか成功はしたものの横投げっぽくなり効果薄し。
 ほぼ互角に近く戦えていたように思ったが、やはり体力差か、またラリアットを食らったあと輝がアゴを気にする仕草が多くなったのも気になった。

メイン 日向あずみ、○春山香代子、倉垣翼(23分8秒、スパイラルボム)元気美佐恵(NEO)、美咲華菜、×アキュート冴
 3月のディファ大会で“ピュアハート”に反旗を翻した美咲と輝。その大会のタッグトーナメントで優勝した輝のパートナーが元気。さらに元気は昨年のNEOの大会で春山の鎖骨を叩き折り、リベンジに向かってきた倉垣を返り討ちにもしている。
 因縁が輻輳する組み合わせ、さらに前回4/20板橋大会でハルクラへの対抗心から突如反乱軍に加勢した冴を加えての6人タッグ。
 日向組、入場時にハルクラが日向を担ぎ上げてポーズ。ハルクラは、先に出場した際の個人用?水着からタッグ仕様のそれに召し替え。
 試合は前回同様、ハルクラの連係を中心に正規軍が押し気味にはじまる。ハルクラ、バタバタしたところもあるが、それでも少しずつ、こなれてきていていると思う。
 美咲組、ペースを変えようと場外乱闘に持ち込む。これが凄かった。間近で見ているせいもあるのだろうが、体格で劣る冴に対して倉垣が「もっと打って来いよ!!」と圧倒、冴も吹っ切れてボカンボカン!
 ぼくから見えなかった反対側でいつのまにか春山大流血!グッタリとしてやられまくる、冴のニュー水着返り血でベットリ。
 しかし蘇ってからの春山がまた凄かった!大暴れ、体当たりで相手を吹き飛ばしまくり、冴にスノーボムやらライガーボム、ボム系の技を乱れ打ち、ついに仕留める。
 冴は、第2試合とうって変わって、6人タッグでの乱撃戦、自分の役割をうまくこなせずどう動いていいかわからずアタフタした場面もあり、最後もねばれず。
 (メイン、展開が激しくて、ほとんど文で再現できません。すみません)

 敗れた冴を、カナちゃんがナント足蹴に!美咲のヒール指向は肝が座ってる。マイク「春山!血が出たぐらいでなんだ!こんなもんじゃすまねえぞ」返す日向「お前ら何がしたいんだ?!」そのマイクを横から春山が奪い取り(!)「ピュアハートはこんなもんじゃねえんだよ!美咲とシングルをやる、そして潰す!みんな、私についてきてください!!」この日の勢いを見ていると、美咲戦勝利もあっさり現実になりそうな気にさせられる。

 今日ぐらい試合のクオリティが充実、バラエティも豊か、それを保ってくれれば僕としては言うことありません。




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