JWP板橋産文ホール4/20大会
■団体:JWP
■日時:2001年4月20日
■会場:板橋産文ホール
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 明日、同所でNEOの興行があるためでもあるのか、久しぶりに(1年ぶりぐらいか?)NEO勢抜きの大会である。NEOとの差異化といえば大げさかもしれないが、純JWPの特徴がより示されることになるのかもしれない。
 売店に、練習生みたいなのがいた。いかにも不器用そうな風貌(って風貌だけで決めつけちゃいかんな)の子でした。また、出場する山本についてJd’の西、腕を吊った丸山が来場していてチケット売り、試合中はずっと観戦してました。
 客席、南側最前列がゴソッと空いている。金曜日とはいえ平日、厳しいのかな… その箇所も進むに連れポツポツと埋まり、最終的にはそこそこの満員になりはしたが…
 入場式の最中、携帯が鳴る。代々木第二、リングスの会場にいる友人から。招待券が二枚手に入ったので見に行ったらしい。そういうことは早く教えてくれよとも思うが、思えばこの日のチケット、2月の再開1発目の日に購入済みであったので、もし誘いがあったら迷っていたかも。

 カードと「見所」を印刷した紙は今回も配ったものの、前回あった千葉リングアナによる試合毎の「見所」の紹介は、今回はナシ。やらないよりはやったほうがいい、と思うが。

第1試合 ○倉垣翼、アキュート冴(12:50ムーンサルトプレス)納見佳容(全女)、×藤井巳幸(全女)
 いろいろと評判のよくない藤井ではあるが、しばらく見ないうちに腰回りや太腿のあたりがぐっとたくましくなったような気がする。よく練習してるのかなとも思うが、動き自体は以前とさほど変わっていないような。
 藤井に限らず試合全体も、なにかバタついたような感じで、細かい動きのミスが目立ってしまう。倉垣…
 ひとり頭一つ抜けているかと思わされたのが納見、控えにいる時のアピール、味方へのゲキの飛ばし方からして違う。倉垣も控えで声を出そうと努めるのだが、発声がくぐもりがちなんだよなぁ。思えばこの2人、元いた団体への出戻り、という点で共通点あり。パートナーの藤井と冴もルックスがやや類似しているか?(無理やりか…)
 フィニッシュは、J組のファンタスティックフリップ式フットスタンプが藤井に決まり、場外ダイブで冴が納見を釘付けにしているうちに決まる。冴は今日も下働き。それが(僕の中では)メインへの小さな伏線となった。

第2試合 ○カルロス天野(フリー)(12:57ヒザ十字)×美咲華菜
 1日2試合もやって大丈夫?カナちゃん。といきなりネガティブに見てしまうのだが。
 美咲のセコンドは前回興行の流れから輝、天野にははじめLLの青野がついてきたがすぐ引っ込み、ハルクラがつく。輝・美咲ユニットへの対抗を意識してのことか。そしてニュートラルの下で見守るのが日向。
 序盤から火花散るやり取り、さすがにこの世代のシングルは保証付き… と呑気にかまえていると、いきなり飛んできた天野のフライングラリアットで場外に落ちる美咲。ヒザを気にして固まる。うっ…
 リングに戻っても、ローキック、レッグロックと攻められ苦しむ美咲。その後、倒立しての雪崩式フランケン、半ひねりセントーン、カナちゃん投げ(クロスWリストアームサルト、“K−ショック”ってコレでしたっけ?)と得意ムーブを続けて出す場面もあったが、ときおり動きが止まってしまう。ハイキックをロープ越しに捕まえられたり…
 それでもめげずにハイキック(捕まれた瞬間ストレートパンチで返したのは見事だった)、エプロンから場外へのセントーン、マヒストラルの連発、裏拳とせいいっぱい攻め込むのだが、結局はヒザ関節の餌食に。
 やっぱり噛み合った、好試合にはなったのだが、美咲に不安は残る。

第3試合 ▽ミニモニバトルロイヤル
○コマンド・ボリショイ(10:37オーバー・ザ・セカンドロープ)×和田部美穂(LLPW)
 ※その他の参加選手(退場順)ミス・ブッダ子(=ミスター・ブッダマン(全女))、冴、米山香織、山本千歳(Jd')、チャパリータASARI(フリー)
 身長 153cm 以下の選手にしか参加資格がないので、入場時には身長計測が行われた。ルールとして特筆されるのは、オーバー・ザ・セカンドロープ、真ん中のロープの上から場外に落とされた場合は失格。入場曲は『ミニモニ。じゃんけんピョン!』。
 アイウエオ順で入場してきたのだが、最初の冴のあとからいきなり全女のミゼット、ブッダマンがいやらしく登場。いったん断られたものの、口紅を塗ってきてしつこく出場をねだる。
 しょうがなしに出させたはいいが女子選手たちが逃げ回り試合にならない。(後にも、対角線に何人も選手が走り、先頭の選手が身を躱すとコーナーからダイブが降ってくる、お約束の動きがあったが、この、ちっこい子たちがチョコチョコ走り回る絵が面白かった。)
 ブッダマンへの全員によるダイビングフット、その後にこれまた全員が次々に放った場外ダイブなど、しきって指示出し、試合を引っ張ったのがASARI。
 ホスト側の冴、米山がなんということもなくすぐに退場、山本も特になく退場。残り3人、ボリショイ、ASARI、和田部、となってからが少し面白かった。例によって、ボリショイもASARIも、残る1人を味方に引き入れて2対1の状況を作りたいのだが、その間を和田部がスイスイとすり抜け、キレとタイミングの良い技・切り返しで湧かせる。いやあ和田部良かった。
 最後は、まずボリショイが初代タイガーマスクのロープワーク(トップとセカンドを両手でつかみクルリと回るフェイント)を見せ、「私だってできるわよ!」と和田部が真似したところにボリショイ突進、もつれたところで、アルシのPIKAがたまに使うセカンドロープ越しの背骨折りのようなかたちで下に落とし、ボリショイ優勝。次週、PIKO・PIKA双子の登場をそこはかとなく予感させるフィニッシュであった。優勝者ボリショイに退場者が寄ってたかってストンピング。皆さっさと引き上げたが、残らざるを得なかった米山、叱られるかと思いきや2人で「カッカッ」(『じゃんけんピョン!』のフリ)ポーズでシメ。この時点で、ボリショイこのバトル1試合だけの出場予定だったので、優勝もおそらく順当なところだと思ったが…
 こう書いてくるとずいぶん楽しそうだったみたいですが、実際にはさほどでも(笑)。先に書いた、集団で走り回ってたところと、和田部くらいかな。翌日のNEOのネタ満載“30人バトルロイヤル”がメチャクチャ面白かったらしい(見れなかった…(涙))が、そういうのに比べたら、全然でしょう。
 あと、気にし過ぎかもしれないが、最後のお約束の場面にも冴はひとり参加せず、さっさと引き上げてしまった。

 休憩。5月22日大建工事主催興行のカードが、手書きで発表されている。ラスカチョ vs 京子・春山、輝 vs アジャ、豊田 vs 中西、日向・ボリショイ・倉垣 vs 田村・元気・宮崎、大向・J vs GAMI・PIKO、矢樹 vs 天野。

メイン (予定)日向あずみ、倉垣、春山香代子 vs 輝優優、美咲、米山 →(変更) 
日向、ボリショイ、春山、○倉垣(18:09ムーンサルトプレス)輝、美咲、×冴、米山
 前回大会で日向・ハルクラに「ピュアハートなんて言ってるからダメなんだよ」と言い放ち輝と手を組んだ美咲。さっそくその流れからのカードです。
 入場時からずんずん輝・美咲に歩みより、胸をぶつけて挑発するハルクラ。分けられてコーナーに戻るが、輝になにやら耳元で囁かれたセコンドの冴が、唐突にハルクラに食ってかかる!同期の3人、1年くらい前まではお互い勝ったり負けたりだったのが、急速に差をつけられ、冴としてもいろいろ鬱憤があったのかもしれない。相手組のほうはおもむろにボリショイがコスチューム姿となり、8人タッグとしてゴング。
 いさんで出ていった冴だが、相手連係につかまりボコボコに。その後も米山、美咲と標的を変えながら攻勢を続ける。日向・ボリショイは一歩引き、中心はハルクラの連係、とくに序盤の春山は“女・大魔神”といった風情で当たるを幸い敵をなぎ倒していた。
 もういっぽうのほうも、輝・美咲は要所にしか出てこず、ボコボコでハチャメチャ、荒っぽい展開のうちに、よく粘っていた冴(いちばん出番が多かった)もとうとう力尽き、フォール負け。
 決着後、ノーマイクで倉垣「JWPはずーっとピュアハートでやってきたんだよ!」とガナる。対して美咲、米山が走って持ってきたマイクを手に、やっぱり「ピュアハートなんて古いんだよ」「お前(冴)もやられっ放しじゃ気がすまないだろう。来週は6人タッグだ!」と言って退場。カード変更?日向、倉垣、春山(ボリショイ?)vs 美咲、元気、冴か?
 最後にマイクを握ったのは日向「美咲!あんたが『先に行かせてもらう』って言ったの、見せてもらうからね!(かまわず美咲が引き上げるのを)ちょっと!聞いてるの!?」「(観客に)本日はありがとうございました。また来週もディファで試合がありますので見に来てください」意外なことだが、日向のマイクはけっこう良い。

 メイン、今のJWPからNEO色を除くと、こうしたバチバチ系の試合になるのだと思った。しかし、今日のメインではバトラーツ程度のバチバチでしかないような… せめてこれを、従前のJWPがそうであったような旧全日レベルにまで引き上げ、ゆくゆくはNOAHレベルまで、持っていって欲しい。(引き合いに出した各団体のファンの方、ごめんなさい。個人的な感覚で、あまり根拠も、おそらく妥当性も(笑)ありません。許して。)
 そしてそのカギを握るのは冴。とふたたび個人的に断言して終わります。失礼しました。




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