Jd’:4月8日ディファ有明大会の観戦記
■団体:Jd’
■日時:2001年4月8日
■会場:ディファ有明
■書き手:ALOHA♪HAWAII(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 再び行って参りましたディファ有明。今回もJd’でございます。今大会の目玉はセミの藪下vs井上(京)ぐらいで、カード自体はおとなし目の大会でございます。
 さて、会場に試合開始30分前に到着。ダフ屋は一人で通常レート(1000円引きぐらい)で営業されていました。会場は半分仕切っての中規模開催。フロアは9割強、南定席は4割ぐらいで、全体で7割ぐらいの入りでした。

 まず、おばっちのトークで前説、この大会の中継陣と、対戦カードをアナウンス。そして、4月15日NGK大会にて復帰を告知。
 次に、ID4からお知らせ。骨子は、ブラディー「TWF世界タッグのベルトをロゼッタ・フレイア組に持ち去られたままでは納得がいかないので、私たちID4が取りに行く。」 めぐ下「4月29日後楽園ホールの5周年記念大会で、ブラディー・ファングvs坂井・藪下組で次期挑戦者を決める。TWF世界タッグはこの2組のどちらかがチャンピオンであるべき。」
 そこに、“旬の女”の阿部ちゃんが威勢良く介入。「あんた達、いつも勝手だよね。勝手なことばっかり言っているよね。4人でいつも決めちゃってさ。なんなの? 何でいつも決めちゃうの4人で? でも今回はあなた達の言っていることも一理あると思うんで・・・、ちょっと正しいかな?と思ってさ・・。それでさ、ロゼッタとフレイアとやってもしょうがないと思うんで、やるんならあんた達ちとやりたいし、今回はあんた達4人でやってください。お好きなようにやって下さい」と結局よく分からないマイク。ブラディーも笑いながら「あんたさ、最近自分のことよく分かってるね。阿部がそう云うんで、阿部の許可を貰ったので、5周年記念はID4で締めさせて貰います」
 続いて、再び阿部ちゃん「今度は私からの主張。私のデビュー5周年試合の相手に、三田選手とやらしてください。どうしてもやりたい。お願いします。」と主張。卯木代表は三田選手と交渉すると約束。


○乱丸(フロントスープレックスホールド7:14)×西
 今日は2列目で観戦だったので、結構選手を間近で見られた。そこで西選手の体づきに気づいた、脹ら脛と太股が立派なのである。ゆっくりであるが西くんは確実に成長していた。
 と思いきや、試合開始直後の乱丸選手に対するキックは遠慮がちでまだか弱い。同じ蹴りでも乱丸のキックは切れ味が鋭く、足も伸びて綺麗である。西くんは胸板へのエルボー・ドロップキックはまぁ見られるようになったので、今度はキックの成長を見てみたい。
 で試合は、西くんは、問題のキック、バックドロップ(?)。フライングボディアタック。地団駄フットスタンプ。ボディスラムと繰り出すと、乱丸はライングメイヤー、ヘアー投げ、逆エビと、西くんを虐めるが、首投げ→袈裟固めにおいて、西くんはヘッドシザースで切り返す。うんうん、やはりグラウンドも少しずつであるが成長している。で、最後は、乱丸がフロントスープレックスでピン。


○大森(ボディースラム→体固め7:27)×賀川
 アストレス賀川のデビュー戦であり、アストレス同士の初対決である。まず、賀川が先にホワイトタイガーの模様のミニスカートっぽいセパレートで入場。緊張と云うよりニコニコして花道で花を貰ってでの入場。デビュー戦でこんなにニコニコしている選手は初めてである。一方大森は引き締まった面持ち。真っ白のワンピース風のコスチューム。両者コスチュームはなかなか似合っている。さて私は、このアストレスと云うモノをまだよく分かっていない。アクション女優育成の一環としてプロレスを学ぶらしいが、このニコニコ顔と、大森のレディゴンでの清純派ピンナップを見ていると、全く「???」である。
 たた、試合を開始すると、試合前とは全く印象が変わる。まず、賀川の背中の筋肉がたくましい。ドロップキック5連発も新人特有のか弱さはない。打点が高くキッチリ足が伸びている。対する大森もリング上では清純派路線を捨てて、意識的にがに股で力比べを挑む。両者なかなかよろし。新人を「笑うしかない」「見ていられる」「湧かせられる」という風に大雑把に評価を分けるなら、両者十分「見ていられる」レベルには達している。
 試合は大森がキーロック、ジャックナイフ、リバースのインンディアン。賀川がスクールボーイ、逆エビ、フライングボディアタック。ただ、ミニスカートぽい水着が体にピッタリである為か、体が動く度にたくし上がり、それを試合中何度も何度も手で直すのは見苦しい。次回の試合時にはは腰の横にスリットを2つ入れて欲しい。最後は大森がボディスラムからの体固めで賀川がピン。試合後感激で泣く賀川を、大森が手を繋いで花道を戻る。


○黒姫(十字架固め9:19)×月丸
 月丸は一人で入場。黒姫はKAZUKI、ドレイクの露払いで入場。個人的には一番楽しみな試合である。
 黒姫は相変わらず所作が綺麗である。特に月丸のドロップキックを受けて、勢いで場外に転げ落ちる際のほんの一瞬の流れであるが、黒姫は全く持って流れに無理がなくスムーズである。コレだけ観ただけで私は幸せである(相当変な客である)
 試合は、黒姫がアキレス腱固め、膝十字、4の字固め、リバースでの4の字固め、裏アキレス、コーナートップからの浴びせ蹴り、パワーボム等々と、引き出し多さで月丸を圧倒。月丸はトペコン(?)、バックドロップぐらいで、あとは、4の字を返すぐらいで効果的な技を出せず。最後はラ・マヒストラルに似た十字袈裟固めで黒姫がピン


森松、○KAZUKI(タイガードライバー→エビ固め17:23)阿部、×山本
 この試合が一番面白かった。ただ、試合は良く覚えていない。
 まず、先に赤コーナーの阿部ちゃん、山本組入場。次にKAZUKIはチェーンとイス、森松は黒バットを持って入場。試合は阿部・山本組が、スーパーテラーズのバックドロップをコンビネーションで首投げで切り返して試合開始。先鋒は山本vsKAZUKI、山本はKAZUKIと森松に二人がかりのラフ攻撃で一方的にいたぶられる。そしてなかなか阿部ちゃんにタッチさせて貰えない。しかし決してか弱くはない。隙を見ては、フライングメイヤーや、スクールボーイで切り返す。山本はデビュー一年満たないが、今回、動きは大変良い。そして私が見た前回2月より遙かに積極的である。コレも先程みたいに、新人に対しての大雑把な評価をすると「湧かせられる」レベルに達している。
 試合は中盤、阿部ちゃんに変わり、森松相手に、4の字を掛けているときに、乱丸、おばっちが乱入、コーナーからフットスタンプを決行、軍団抗争を仕掛ける。そして西くんも乱入しようとして、頑張ってコーナーに登るも、KAZUKIに叩き落とされてしまった(あともう少しだったのに・・・) その後、阿部ちゃん場外ではKAZUKIのイス攻撃を受けるも、リング上ではライガーボム、バックドロップ等で反撃。また受けにも安定感があり、金網以来一皮むけたように好印象。試合は終盤、森松が阿部ちゃんを抑えるなか、KAZUKIのタイガードライバーで山本をピン。
 試合後、KAZUKIと乱丸のマスクを掴んでやり合う。


 休憩前、港ヨコハマのスゲェー奴がお知らせしたいことがあるとアナウンス。鳥居「鳥居、鳥居竜童、二等兵、とりゐは、体力の限界と気力の限界を感じて、4月15日の大阪のNGK大会を最後に引退いたします。東京の皆様にはコレが最後になりますが、ありがとうございました(骨子)」と挨拶。HAWAIIはJd’の初観戦の初目撃が鳥居選手の「おばっちvs二等兵戦」だっただけに、個人的にちょっと寂しい。


○鈴木(SBS※新技スーパーバウンサースペシャル→ 片エビ固め10:34)×ブラディー
 現在Jd’を実質引っ張っているID4同士の対戦である。
試合は、前半戦はファングが優勢で進む。手四つの力比べから、ファングはバックドロップ、釣り天井側頭部への激しい素手での殴り合い、場外でのイス攻撃、喉輪落とし、STO×2、パワーボムと大技連続で、前半戦を優位に進めるが、変形ブラディーEXを転機に、徐々にブラディーペースとなる。ブラディーはコーナートップからの得意のセントーン、重いファングを投げきるジャーマン、そして雪崩式のジャーマンとコチラも大技の連続。そしてラッシュでファングを畳みかけようとしたその時、場内は一面真っ暗闇、誰もが停電と思っていたところ、青コーナー付近で、凄い大きなフラッシュの閃光。その2秒後に場内は明かりを取り戻した。場内のほとんど誰もが「???」と思っている一瞬の隙に、ファングが訳の分からない技でブラディーを固めてピン奪取。

 試合後、両者マット所に座り込んで未だ納得がいかない様子。観客もざわついている。
ブラディー「お前らいい加減にしろよな! 私たちの試合にそんなインチキして勝ちたいのか、正々堂々いけぇーーおらぁーーー! いい加減にしろぉぉ! 何考えてんだよぉぉ!」
とメッチャ立腹。そこへ、青コーナーにKAZUKI登場
KAZUKI「鈴木、シングル初フォールおめでとう。あたしのコレのお陰(と云って、こぶし大の黒い機械を示す。フラッシュらしい)」 それを見ると、ファングはKAZUKIに掴みかかる
ブラディー「おい、お前らいい加減にしろよ。お前らのくだらない喧嘩に私を巻き込むなぁぁ!」と再び怒髪天を突く。「でも、KAZUKI、お前頭使ったな。使えば使えるもんだな。お前の頭もな。鈴木! この負けは一生忘れないよ。見たいよな! この続きの決着みたいよな、お客さん。こんな屈辱、覚えてろよ」(この辺りから柄の悪い兄チャンのヤジが五月蠅い)そしてブラディー退場
ファング「KAZUKI、お前最悪。私がブラディーとのシングルにどれだけ全て掛けてやっているか分かる?」
KAZUKI「そんなの分かるワケないじゃん。て云うかさぁ、私とのシングルが先じゃないかな、何で先にやってんの?」
ファング「お前さぁ、私(の視界)の中に入ってきてないの。全く、欠片も、爪の垢ほども。だけど、ブラディーとの試合を壊されたことむかつく。(客もむかつく) 客もむかつくよなぁぁ!」
KAZUKI「おまえよぉ、いい加減にしろよ、シングルか、やってやるよ。お前にヒールとして勝ってやる。(ヤジ騒然)ウルサーーーーィ」
ファング「でもさぁ、お客さん、ブラディーと早いうちやって、またコイツがパシッ(フラッシュ)とかしたらヤじゃない? だから5周年の前に、お前と必ずケリ付けて、お前に恥ずかしい思いをさせてやるよ。ヒールとして私に勝つ?出来るモノならやってみな。


▽セミファイナル
○井上(ナイアガラドライバー→エビ固め11:14)×薮下
 2月に続いて、NEO勢の登場である。それも大将の京子さん。西くんを出して京子さんが帰ってくる(そんなわけないか) さて、めぐ下&京子と云えば半年前のReMix。グンダレンコを挟んで、京子は負け、藪下は勝った。ある意味面白いカードである。
 試合は手4つの力比べから始まる。京子はめぐ下より2回りデカイ。京子はそのまま払い腰、袈裟固めと、めぐ下への挑発なのか柔道技を繰り出す。めぐ下は腕ひしぎ、揺さぶりの脇固めの連続に終始する。ある時は飛び付き、またある時は切り返しで、手を変え品を変え何度もしつこいぐらい腕十字を狙いにいくが、京子はすんでのところで腕が伸びると、なんとかロープに届くと云う位置を常にキープして、腕にダメージを受けながらも難を逃れる。それでも藪下は腕十字狙いはやめない。
 試合は中盤から、京子はキャメルクラッチ、アルゼンチン、DDTを繰り出せば、めぐ下はジャーマン、雪崩式ブレ−ンバスター(大迫力)、スワンダイブのミサイルキック、バックドロップ、そして腕ひしぎと大技小技ののオンパレード。されど、それでも試合は、京子のコントロール下にあったように印象を受ける。それほど京子に危なげはなかった。そのうえ、先程からのヤジのムチャクチャ五月蠅い観客付近で場外乱闘を仕掛け、ビールをぶちまけると云う芸当までもする。だてに赤いベルトは3回も巻いていない。最後はパワーボム、ナイアガラドライバー→エビ固めでピン。

 試合後、京子は腕ひしぎ狙いのめぐ下のあまりのしつこさに肘を押さえながら、「こんな事ばっかり、いつか潰されるよ」と一言文句を言いたそうな風情であった。が、
めぐ下「(息を弾ませながら)京子さん、今日は自分の為に試合してくれてありがとうございました。凄い、今日の試合で、大きい人と当たると云う凄い難しい課題が出てきたと思います。今度また当たる機会があれば、今日よりひとつでも二つでも多く技を出して頑張りたいと思います。(拍手) それと京子さん、ご結婚おめでとうございます。(大拍手)Jd’を代表しまして、この人から花束を贈りたいと思います。ジャガーさん宜しくお願いします」
花束を持ってジャガー「京子、おめでとう! 先越されたのはいっぱいいるけれど、一番最後があんただよ。いまんところ。コレはめでたいことなんで、早く子供生んで、親子でタッグやんな。親子ペアできるよね。京子なら。ホントおめでとう! 幸せに」と祝福モードで終わる。コレでは人の良い京子では文句は言えず。


▽メインイベント QOR/AWF2冠ダブルタイトルマッチ LSD2001秒マッチ
△坂井=王者(時間切れ引き分け0−0)△武藤=挑戦者
※坂井が初防衛に成功
 さてこの試合、まず立会人として大森ゆかりが紹介される。
 入場は当然挑戦者である武藤が先、2ヶ月ぶりの試合である。金髪、銀の太めのパンツと銀のジャンパーがなかなか似合う。後は坂井、いつものFC東京のユニホームを着て登場。後ろにブラディーとファングを従えている。ブラディーの左手にはなにやら電光掲示板らしきモノを持っている。
坂井「武藤! どうせやるならとことんやろうぜ。LSD2001 33分21秒、試合が終わった後に、フォール勝ち・ギブアップ勝ちの勝利数の多い方が勝ち」
えっーーーー、マジかよ。現在でも9時は過ぎているのに、これから33分21秒だと? この試合形式を聞いてHAWAII結構ブルーになる。喜んだ客、落胆した客半々ぐらいであった。そうであろう。ココは東京の地の果て有明。また明日は月曜。仕事がある人もいるだろう。かわいそう。などといろいろ考えは巡る。

 さて試合は序盤から中盤に掛けては、基本的に武藤が攻めて、坂井が受けると云うスタイルで流れる。武藤は復帰以前よりふてぶてしさが出てきて、おニューのコスチュームと相まって、大物らしさが感じられる。そして序盤に坂井に出した、滞空時間の長いブレーンバスターで、大柄選手と云うスタイルの方向性を観客に印象づけた。その後、胴締めスリーパー、カナディアンバックブリーカー、アトミックドロップ、逆エビ、蛙掛け×2、アルゼンチン、パワーボムと、ほぼ一方的に攻めまくる。坂井は、卍固め、コブラツイスト、コーナートップからのフランケンシュタイナー、ミサイルキック。そしてめぐ下と同様に腕十字を狙っていくが、今回は攻め込まれていると云うより、敢えてチャンピオンらしく受けていると云う印象を受ける。
 試合は後半、坂井のブランチャから、坂井の攻める機会が多くなる。ジャーマン×2、フィシャーマンズバスターなどを決めるが、結局両者決め手を欠き、ピンもギブアップも取ることなく時間切れ引き分け。

試合後
武藤「大森さん、今日は勝てなくてどうもすみませんでした。坂井さん、自分は坂井さんを正規軍に戻すために修行してきて、大森さんにチョップを習って、絶対坂井さんから(タイトルを?)取って、正規軍に戻そうと思ったんですけれど、今日で変わりました気持が。私は自分の為に坂井さん倒したいです。今日は倒せなかったですけれど、取ってもプロレスが楽しかったです。どうもありがとうございました。」
坂井「今日はどうもすいませんでした。」
 セレモニーが終わって、一段落突いたところ、再びあの“旬な女”の阿部ちゃん登場!
阿部ちゃん「坂井!なんなのちょっと。 5周年の相手は三田選手に決まったんだけどさ、大阪の5周年まだ決まってないんだ。あたしとやんない? 次の大阪でやんない? シングルで」
坂井「やりましょう」
阿部ちゃん「いいの?」(場内爆笑)
阿部ちゃん「あんたさぁ、私のこと甘く見ているんじゃないの? そんなさぁ、すぐ答えだして良いわけ?」
坂井「そんな自信満々の阿部さんとやってみたいなぁと思って、ダメですか?」
阿部ちゃん「あんたさぁ、昔の私だと思って甘く見ていると、取っちゃうからね」
両者握手


総括
終了時間は遅かったが、まぁまぁ面白かった。特に武藤の大物振りで帰ってきたことは、これからのJd’には大変期待がもてる。現在正規軍が手薄だったが、これでそれなりの陣容が整った。これからのJd’は楽しみである。
それと、第5試合の「暗転→フラッシュ」のネタ(公式掲示板では否定的に「茶番」と云われていた)であるが、私は7試合もあれば、そう云う試合は必ず一つは入れて、因縁作りはしなければいけないとさえ思っているので、私的には全然OK。ただ、たぶんハイビジョンテレビの画面ではフラッシュ機器がバッチリ映っているかも知れないが、会場ではよく見えなかったし分からなかった。どうせやるなら、バルコニーに森松を立たせ、コンビネーションで会場の観客にも分かりやすく説明風にやって欲しかった。




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