JWP3/31ディファ大会
■団体:JWP
■日時:2001年3月31日
■会場:ディファ有明
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 昨年、全女との提携のドサクサでZAPに強奪されたJWP認定タッグのベルト、一度は日向・ボリショイ組が反則勝ちで取り戻したんだけど返上してウヤムヤ、活動再開につき今日の興行ワンナイト・トーナメントで新王者決定です。

 ディファの入り口で、B4サイズ、今日のカード・これまでの流れ・見所などが印刷された紙を渡される。NEO式である。それぞれの試合が始まる前に千葉リングアナがそれを読みあげた、これもNEO式。ただNEOは、その紙の半分をアンケートとして記入・回収しているがJWPではそれはなし。

 選手入場式、各チームごとに。先月の冴・米山に加えて、今回は春山・倉垣もハンズで揃えたような仮装で入場。日向・ボリショイがそれを見て笑う。美咲、前に並んでいたデビラッツ×2のシッポを引っ張って遊ぶ。

第1試合 ▽第17代JWP認定タッグ王座決定トーナメント1回戦
 井上京子(NEO)、○米山香織(ジャックナイフ7:30)田村欣子(NEO)、×アキュート冴
 このところ、ファンにも相手レスラーにも評判が良い米山。いつものエルボーアタック、久しぶりに見たムーンサルトアタック(この日はキレイに当った)、冴にWリストアームサルト。田村のWリスト食らっても返す。ただ、いつもよりやや元気がないようには見えた。
 あんまり最近評判がいいので、今日あたり、冴に勝っちゃうんじゃないかと怖れていたら案の定… 京子の超強烈投げ捨てパワーボムからそのまま米山が押さえて勝ち。
 冴、その後しばらくセコンドに出てこれず、2〜3試合してから首に湿布を当ててセコンドにつく。かわいそうだけど、こういう役回りに甘んじるのはまだ早すぎるぞ。
 米山は、すぐ次の試合からもうセコンドに。でもやっぱり疲れ気味のようにも感じた。

第2試合 ▽同1回戦
 ○日向あずみ、コマンド・ボリショイ(ダイビングニー→体固め7:39)青野敬子(LLPW)、×和田部美穂(LLPW)
 LL組のセコンド、『ガチンコ!』出身の大畠。
 攻防の合間、和田部が日向を「久住!」と呼ぶ。ちょっとキレた日向(本名:久住智子)、超高速ジャイアントスイングでブン回し、ボリショイもそれに続く。
 のちにも和田部、ロコモーションジャーマンを先に仕掛けようとする。2発目を防いで日向バックに回り逆にロコモーションを狙う、しかし日向も1発のみで連発できず、ついに和田部のほうが先にロコモーションを決めた。もちろんすぐ同じ技でキツイお返しを食らったが…
 こうした和田部の、意気地の強さ、性格的なアクの強さの、片鱗は出せていたように思う。技もきれい。ただ、感情移入はしにくいタイプである(笑)。
 パートナーの青野、ジャックハマー、夜叉ロックは決めたものの、どうも先入観があるのかもしれないが、人の好さが試合ぶりに出ちゃっているような… 青野は後の天野の試合、決勝戦でもセコンドに現れ、JやNEOの選手と親しく会話を交わす。対して和田部は全く姿も見せず。まぁダメージがあったためと思うが。
 試合は、延髄ニー、というより背中へのニーで日向の勝利。決着後、へたり込む和田部のところへ歩み寄ってボリショイが握手、青野とも。和田部にとってボリショイは、良いお手本となるはず。

第3試合 ▽同1回戦
 春山香代子、○倉垣翼(フブキ・ラナ崩れ→逆さ押さえ込み8:21)吸血鼠魔女デビラッツ(金髪)(夢ファク)、×吸血鼠魔女デビラッツ(茶髪)(夢ファク)
 ハルクラ、新テーマ曲(『地獄先生ぬ〜べ〜』っていうアニメの主題歌らしい)、新コスチューム(各々のイメージカラー、オレンジと緑を交互にあしらったもの)で登場。
 対するデビラッツ、茶髪のほうがいきなり相手のリストを取ってコーナー際トップロープに飛び乗り三角跳び、そこからさらにトンボを切ってアームホイップ。正体を垣間見せる。
 しかしデビラッツ、連係は流石に巧くハルクラを苦しめるものの、さほどに狡いファイト・ラフを見せるわけでもなく、入れ替わり戦法を試すも不発。ネタ?というか、コブラツイストかけられ耳元で春山の声をうるさがっていた(金髪のほう)は面白かったが。
 倉垣がフブキラナ(後ろから跳びついてのフランケンシュタイナーみたいな感じ)で茶髪デビラッツを丸め込んだ。ただ、足のはさみつけが弱くてスッポ抜け。ムーンサルトの目測も甘かったし、倉垣は技の正確さをもっと身につけて欲しい。

第4試合 ▽同1回戦
 ○輝優優、元気美佐恵(NEO)(エルボースマッシュ→片エビ固め14:36)×美咲華菜、カルロス天野(フリー)
 天野、フリーとなって10ヶ月位ぶりに古巣に参戦。輝に握手求め、応じられると間髪入れず飛び付き腕ひしぎ。輝ニヤリとして「あまのー」とつぶやく。
 いつもリング上では楽しそうに振る舞うことの多い美咲、うつぶせの元気の背中で照れ笑いしながら首かしげ「できるかな?」カンパーナにトライ、でも持ち上げられず、すかさずやり返される。ひさしぶりの同期タッグ、天野と考えてきたのか、W・DDT、W裏アキレスをタイミング良く決める。
 やはり輝−天野、輝−美咲の組み合わせはさすがに噛み合う。輝−天野でのヒザ十字エンドレス切り返し合戦だとか… ハルクラの世代はまだバタバタしてて、試合内容の面では比べられないというか…
 美咲のヒザの具合については、試合はなんとかこなしているものの、まだ予断が許されない状況のようだ。

 休憩。HAWAIIさんと話す。ここまでの4試合、どうもいまいち。トーナメントで多いチームは3試合もやらないといけないから、ひとつひとつがどうも薄味になってしまうような。アルシオンなんかでも同様に感じることがままありますが…
 しいて言えば、まあ第2・第4試合が良かったかな。やっぱり内容的には、日向たちから上の世代には保証があるというか。でも今の状況からして、ハルクラ冴ヨネ世代が担わなければいけないものも多いはずなんだが。こなしてきた試合の、数、密度が違い、そこは今後も埋まらなそうだからなあ…

第5試合 ▽同準決勝戦
 日向、○ボリショイ(膝固め4:16)井上京、×米山
 はじめ2人がかりで京子を攻め込み、蹴散らしたあと速攻でヨネからタップ奪う(変形逆エビみたいな形だった)。
 勝ち名乗り後、2人してベルトを巻く仕草を京子にして見せる、想像するに「セコイ勝ち方ですみません、チャンピオンになりますから許して下さい」ってところか。

第6試合 ▽同準決勝戦
 輝、○元気(Gドライバー→体固め6:45)×春山、倉垣
 肩車で入場してきたハルクラ、相手の姿が花道に現れるや逆送、Wでキャメルクラッチにとらえ「ピュアハート」ポーズ!
 連係込みで攻め込む、1回戦でも出したWでのアルゼンチンバックブリーカーを序盤で輝に、コーナートップに座った春山の肩から倉垣ボディプレス、つづいて春山フットスタンプの連係を中盤で元気に。さらに2人おのおのがジャーマンと、元気を攻め込むが、落差のあるバックドロップを2人ともが食らい、流れを変えられる。結局Gドライバーで幕。
 自チームが勝ったのにも拘らず輝のほうから倉垣に突っかかり、もみ合いに。元気は2月大会の借りを返した。

 休憩。次回4/20のカード発表など。

第7試合 ▽同決勝戦
 輝、○元気(スピニングGドライバー→片エビ固め16:39)×日向、ボリショイ
 ※輝優優、元気美佐恵組が第17代JWP認定タッグ王者に
 輝−日向の先発でスタート。いきなりマッハの速さのジャンピングニーで襲い掛かる日向。緊迫したグラウンド戦へもつれ込む。意地の張り合いがビンビン伝わってくる、表情もイキイキしている。
 その後、ハードな場外乱闘あり、ボリショイが元気のノド輪落としを空中で三角締めに切り返す名場面あり、しかしコーナー最上段、元気に何かを仕掛けようとしたが踏ん張れず、もろとも日向が場外へ転落したところで流れが止まってしまった。
 その場はなんとかボリショイがフォロー、元気ををリングに押し込み、日向に肩を貸してWでコーナーからフットスタンプと攻めをつなげたが、終盤に向けてはこのダメージがひびいたか。
 フィニッシュはGドライバー(輝はボリショイに垂直ブレーンバスターで競演)、2度目は切り返してみちドラ(ボリショイも同じく切り返す)、しかしGドライバーさらに連発され、最後は旋回式でトドメをさされた。
 勝ち名乗りを受けて輝、「日向!次はシングルで△※$!…」輝のマイクは声がこもって聞き取りにくい、
 日向「元気!輝!この借りはシングルで返してやる!」意外に日向のマイクはOK、ちなみに現シングル王者は日向。
 倉垣も出てきて「タッグは私たちが…」
 ここで、満を持してリングに上がったのは美咲!「いつまでもピュアハートなんて言ってちゃダメなんだよ。私と輝は先に行く!(どっかで聞いたような…)」
 輝、満面の笑みで美咲と握手。輝+美咲(+元気)× 日向、ボリショイ、ハルクラ の構図、もみ合い、乱闘が続く…

 昨年夏ごろ、輝がボリショイにリストラを勧告、タイトルマッチで敗れた輝に美咲が「一緒に組んで面白いことしよう」と発言、しかしその後両者とも負傷欠場、それどころか団体存続の危機となって、シリ切れトンボになった、流れの続編が始まるようです。これだけ、中断させられても引っ張ってきたのだから、輝・美咲とも、よっぽどコレがやりたいんでしょうね。
 しかし、ひとりひとりがフッ切って役割を演じているかのようで判り易くダイナミックに進んできたNEOのストーリー(誉めすぎか)に比べ、登場人物個々の不器用さ・イイ人ぶりが見え隠れしてしまうJWP、どこまでこの路線を追究していけるのか。それにしてもカギを握るのはやっぱりハルクラ冴ヨネ、だと思います。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ