プライド13
■団体:PRIDE13
■日時:2001年3月25日
■会場:さいたまスーパーアリーナ
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 このところ仕事が忙しく、と言っても会社ではPCで遊んでしまうので、夜と土日に自宅で主に仕事、この日も埼京線・京浜東北の車内でゲラを読みながら、抑鬱気味で行きましたPRIDE13。

 PRIDE生観戦は初めて、PPVも去年のグランプリ決勝(5/1)を見たことがあるだけ、なんとなく勝ち馬に乗りたくない・判官びいきな性格なので、これまでいまいち反感を持っていたのですが…
 なにか開始前に踊り子さんたちがトランポリンで飛んだり跳ねたりしてなかなか始まらないようなことも聞いていたので、やや遅れ気味に会場についたのですが、既に各選手紹介が済んでいて慌てて席に着きました。
 メジャー感バリバリの場内ですね。自分は 7,000 円のスタンド席でしたが、「でっかいイベントに来たなぁ」という気がする。プロレスなら、ドームでも「プロレスに来たなぁ」と感じるんですが。

○ビクトー・べウフォート(1R4分9秒チョーク)×ボビー・ソースワース
 ベウフォートがテイクダウン、ガードとって腕を抱えたいボビー、抜こうとするベウフォート、巻き返し合いがしばし、身体離したベウフォートバックに回りチョーク。
 横に座っていた女子2人組の会話、ビジョンに映るベウフォートに「アレ、ちょっとカッコ良くない?」「ん?フツー。」 桜庭のファンらし
い。
○ガイ・メッツアー(1R2分25秒KO)×イーゲン・井上
 メッツアーの“膠着大王”って、場内でけっこうウケてましたね。
 打撃で勝負しようとしているように見えたメッツアー、組みたいイーゲン、けっきょくメッツアー勝ち。
 終了後メッツアー「俺がきょう闘いたかったのはエンセン。引退したなんて信じられない」とマイク、セコンドのエンセン握手には応じたものの「バカなことを言ってる。復帰するとしたらナチュラルな形でしたい。メッツアーはメチャクチャ」と怒っていた。
○ヒース・ヒーリング(1R22秒V1アームロック)ソボレフ・デニス
 あっというま。ヒーリングって“テキサスの暴れ馬”なのか… ならば入場テーマ曲は「サンライズ」か「スピニングトーホールド」にすればい
いのに、と、帰途たまたま一緒になった友人が言ってました。
○ダン・ヘンダーソン(1R1分40秒KO)×ヘンゾ・グレイシー
 横に座っていた女子2人組の会話、セコンドのハイアンを「あれ?見たことある。」 私は「ハイアンなんだか可愛らしい顔してるぞ」と思いました。
 タックル切ってヘンダーソン、がぶった体勢からショートフック、でKO。
 ここまで終わってまだ6時前、なんだ話に聞いてたのと違うじゃんか、でも早く帰って仕事しなきゃだから助かったな、しかしこんなふうに考えちゃうというのは如何なものか、そもそもこういう短時間決着ばかり見せられて試合そのものをあまり面白く感じていない自分に気づく、やはり総合格闘技を楽しむための資質が自分には欠けているのだろうか、思いは千々に乱れる。(というほどのことでもない。)
 30分の休憩も、たまたま出くわした友人と世間話でうまくつぶれる。

 休憩後猪木登場、大人気。もちろん、横に座っていた女子2人組も大イノキ・コールを送る。よく思うのだが、二十歳そこそこぐらいの人が猪木に盛り上るのって何故だろう、とすこし変な感じがする(私は36歳)。まぁ、わかると言えばわかるんだけど。
 挨拶の途中で藤田と橋本を呼び出す。カシンが2本、ベルトを持ってきていて、1本(初代IWGPヘビー級)は藤田に(4/9新日本大阪ドームを宣伝)、もう1本(WWFマーシャルアーツ、後のグレーテスト18クラブ)を次の試合の勝者に贈呈するとのこと。

○マーク・コールマン(1R1分19秒レフェリーストップ)×アラン・ゴエス
 がぶってグラウンドにつぶし、相手頭頂部に膝蹴りを連打で突き刺してコールマン激勝。ベルトもらう。

○安田忠夫(3R、判定2-1)×佐竹雅昭
 安田は“猪木からの第4の刺客”らしい、藤田、石沢、もう1人はシャノン・リッチか?
 とにかく佐竹に間合いを与えないように安田突進、コーナーに詰める。けっこう組み際に貰ってもいたが3R20分コーナーに押し付け続けて安田の勝利。
 いつも30秒ぐらいで電池が切れていた安田がとにかく20分全力を出し(デビュー戦以来の頑張りか?)、準備の時間が無い中であれしか出来なかった、説得力あるものとしてはあれしかやらせられなかった、戦術で押し切った。技術に対応しきれないプロレスラーの取る手としては有りでしょう、プロレスファンの僕には面白かった。安田について言えば、次回以降もあれより進歩はしなさそうだけど…
 場内はブーイング多し、猪木が上がってきてもやまず。そこへ石沢も上がり、ハイアンを呼び出し、「再戦が決定しました」と唐突に告げそそくさと降りる。
 安田は大泣き。
 PPVを見た友人によれば、橋本のセコンドが「ヤス!」「ヤスゥ!!」「ヤァスゥゥゥゥ!!!」の連呼で、とても可笑しかったそうです。

○トレイ・テリグマン(3R、判定3-0)×イゴール・ボブチャンチン
 テリグマン、パンチも見せながら組みに行きテイクダウン、上を譲らない。同じ展開を3R繰り返し判定勝ち。ボブチャンチン元気無かったですねぇ。
 テリグマンは健気!すごいなあの身体で。

○ヴァンダレイ・シウバ(1R1分38秒レフェリーストップ)×桜庭和志
 シウバ、パンチ、ヒザ、桜庭ダウンしつつ踵にタックルにいく、シウバ蹴る!桜庭カメ、シウバ蹴る蹴る!でレフェリーストップ。
 とくに桜庭に思い入れも無いので、「いやぁ良いもん見れたなぁ」って感じ。競技として考えれば、そりゃずっと勝ち続けるわけにはいかず、負けることもあるでしょ。そんなもんでしょ。
 しかし、その世界だからこその重い1敗でもあり、興行を続けていく上での重い1敗でもあるのでしょうか。
 横に座っていた女子2人組にとっては、この負けはどう映ったんでしょう。話しかければよかった…

 ま、安田の頑張りと、桜庭が負けたのが見れて、そこそこ気分は回復、家に帰って徹夜で仕事しました。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ