3.24大阪プロレス、デルフィンアリーナ大会
■団体:大阪プロレス
■日時:2001年3月24日
■会場:フェスティバルゲート・デルフィンアリーナ
■書き手:冗談の突きを喰らう猪豚
デルフィンアリーナのこけら落しと言う記念的興行なんで行って来ました。
デルフィンアリーナのあるフェスティバルゲートは屋内型テーマパーク。
建物の中をジェットコースターが走っていたりして面白いんだけど、早い目に付いたので一杯引っ掛けようと思ってうろうろしていたら建物の構造がややこしくて迷う。
さてデルフィンアリーナ(ココはすぐ分かる)、 問題は酒が売ってるかどうかではなく、見やすいかどうか。
敢えて見づらそうな所にいたのですが、フロアー自体はずん胴なLとTのアイの子みたいな形(元は四角いのだけどショップとバックステージの為に区切られているのだと思う)で、スクリーンが全く見えないところがあるけど(代わりに街頭TVのようなモニターが見られる)、リングを見るのにはさして問題はない。
しかし、太い柱が3本あってこれが問題で場所によってはかなり見づらいと思います。
400人札止でえらいキツキツ(ろくに動けん)。
花道が一度客席(椅子はないんだけど)を横断しており、さい銭とお菓子を効率良く集められるようになってる。

正規軍のメンバーが入場してそれぞれマイク。
5月から読売テレビ(日テレ系)でのレギュラー放送を発表。
また、大阪名物世界一王座のベルトがくいしんぼう仮面に送られた。

第1試合20分1本勝負
大王QUALT vs 和田秀作
試合はカルトの足取り式の変型コブラでお終い(7'11")。
カルトはもっと激しく行くべきだったと思います。

第2試合30分1本勝負
Gamma vs ミラクルマン
事前発表では橘だったがミラクルマンに変更。
ガンマがいきなりの場外戦でペースを握ろうとするが、リング上では何となく噛み合わない感じ。
場外戦になって気付いたのだけど、リングの周りが一段下がっており前の人が立ち上がっても後ろの人はリング上を見るのに特に支障無い(シングル戦じゃあ意味ないけど)。
最後はガンマスラッシュ(ジャックハマー)で決まったが(9'38")、この2試合はLOVのしょっぱい所が出たかな。
まあ日本では多少しょっぱい方が観客のヒートを買えるんだけどね。
フランソワーズはガンマだけでなくカルトの入退場にも付いて来てお得感抜群でした。

試合前にタッグ王座の新設、総当たりリーグ戦の発表(4.8デルフィンアリーナ大会から11大会、5.19マザーホールで上位2チームの優勝決定戦)。
参加チームはS・デルフィン&村浜武洋/くいしんぼう仮面&えべっさん/怪獣Zマンドラ&怪獣Kマンドラ/和田秀作&橘隆志/大王QUALLT&Gamma/ツバサ&Bバファロー/アステカ&ディアブロ(華☆激)

第3試合45分1本勝負
ブラックバファロー、ツバサ vs 村浜武洋、橘隆志
バファローとツバサはブラックとシルバーで統一したニューコスチューム(結構カッコいい)。
これは素晴らしい試合。
バファローとツバサが飛ばしまくり村浜さえもいい所を出せないうちに、バファローがトランク状の箱(結構大きい)を持ち出し(M2Kのブルー
ケースと用途は同じ物だと思います)、それを使ってツバサがコーナーから場外ムーンサルトを食らわす間にバファローがラリアットで橘からピン(4'28")。
このニューチームにとっては最良のスタートになりました。

第4試合60分1本勝負
スペルデルフィン、くいしんぼう仮面、白鳥智香子 vs えべっさん、怪獣Zマンドラ、ポリスウ〜メン
試合前、白鳥の引退が発表(6.8ディファで引退興行)。
それにともないCMLL女子王座も返上された。
実は大阪に出てる女子選手はフランソワーズが男性ファン、ポリスウ〜メンが女性ファンの人気を独占しており、白鳥の引退発表にも同情的な反応以外はなく、それと対応するように試合は何となく低調な試合。
白鳥に華を持たせる展開もなく(あったんか?)、デルフィンのコーナーからのスウィングDDTからのデルフィンクラッチでえべっさんからピン(16'48")。

第5試合時間無制限
バトルロイヤル(女子とデルフィン以外の全選手参加)
(1)最後に入場のLOVにバファローとツバサがリングに入る事なく強襲、場外戦へ、バファロー、ツバサ、ガンマ、カルト(場外カウントアウ
ト)
(2)全員での場外ダイブのトリにえべっさんがスワンダイブを狙うも足を滑らして急所を痛打、でもなぜかZマンドラがフォールされる。
(3)全員で和田にボディースラム連発。橘が止めをさそうとした所を和田が丸め込んでフォール。
(4)しかし和田もダメージが大きくばったり、そのままフォール。
(5)ミラクルマンとくいしんぼう仮面が村浜に十字を極めるとえべっさんが止めの電気アンマ、村浜ギブアップ。
(6)えべっさん、くいしんぼう仮面とつるんでミラクルマンいびってると思ったら、裏切ってくいしんぼう仮面からフォール。
(7)しかしそこをミラクルマンに丸め込めれて(くいしんぼう仮面のアシスト付き)ミラクルマンの優勝(8'11")。
セミでえべっさんが低調だったのはココにネタを取っていたからみたい、まさに八面六臂の大活躍。
ミラクルマンには超豪華景品としてバトルロイヤル王座が贈呈されました(防衛するん大変や)。


こけら落しと言う事でか楽しい試合を前面に出していたけど、しっかりした試合もあってなかなか良かったのではないでしょうか。
でも自販機はあるけどお酒は売ってませんでした(TдT)


ついでにディック東郷の離脱と大阪プロレス自体について私見を。
大阪プロレスと言えばディック東郷の6人タッグとボンクラ記者どもが記事にしていた事があったが、それはプロレスに関する理解の根本的欠落がもたらした評価だと思う。
確かにアレは完成されていたが、完成されているが為にそれを中心にする事は興行団体としては致命的になってしまうと言う事が分かっていない。
何故なら観客に飽きられないために常に以前の完成された試合を超える完成された試合をしなければならないから。
しかしそんな事は不可能なので、最終的には絶対に飽きられるしか道はない。
さらに優れた試合の出来る優れた選手をその為だけに浪費し他にまわす事が出来ない。
飽きられる宿命の物のためにそんな浪費をするべきでないと言う事。
ディック東郷の離脱の経緯と言うのは試合の純度を重視し過ぎたからだと思う。
しかし、どんなに純度を高めてもプロレスはダイアにはならない。
流れのないただの澱みになるだけ。

デルフィンはオブザーバー誌でもウルティモ、長与に次いで評価されているプロモーター。
実際ウルティモ程ではないが新人育成の能力はかなり高いし、特に優れているのはインディーでくすぶっている選手の再利用の能力。
さらにストーリーの展開も計算されていて、週プロなどに先週の展開が載ってから土日の興行が行われ、無理なくストーリーを追えるようになっている。
これの出来ているプロレス団体は日本では大阪プロレスだけ。
またローカルとは言え地上波でのレギュラー放送、さらに専用の会場を獲得するって事の素晴らしさを評価して欲しい。
試合のレベルもかなり高いです(デルフィンはちょっとアレだが)。
まあ関西以外の人にとっては関係ないよって話なんでしょうが。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ